株式会社スイセイの魅力を、もっと沢山の人に届けたい。そんな思いからスタートしたメンバーインタビュー。今回は取締役COOの星耀介さんにインタビューを実施しました。星さんのこれまでのキャリアや現在の役割から、事業成長の鍵となる「人」への向き合い方、そしてスペシャリストが集まるスイセイの魅力まで、詳しく伺います。
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プロフィール
株式会社スイセイ 取締役COO 星 耀介
青山学院大学を卒業後、2013年4月に株式会社ボルテージに入社。ソーシャルゲームのディレクター、マーケティング、広報を経験。2016年9月に株式会社シューマツワーカーを松村と共同創業し、取締役COOとして主にビジネスサイドを管掌し、複数の新規事業立ち上げを経験。2024年8月末にシューマツワーカー取締役を退任し、株式会社スイセイを共同創業。
1990年、宮城県仙台市生まれ。趣味はサッカー観戦。
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新規開拓とオペレーション構築、COOとして描く事業の未来
──最初に、これまでのキャリアとスイセイ創業までの経緯を教えてください。
星:2013年にボルテージへ新卒入社し、スマホ向けゲームの企画・ディレクションを担当した後に、マーケティングや広報といった部署を渡り歩きました。2016年にボルテージで同僚だった松村さんと、副業マッチングサービス「シューマツワーカー」を立ち上げ、2024年8月まで事業に携わっています。
スイセイの立ち上げは、僕から松村さんに退任後すぐに声をかけさせてもらいました。というのも、当時シューマツワーカーを退任した時、「時間をあけたら、ビジネスの最前線に戻ってこられないかもしれない」と感じたからです(笑)。
これまでを振り返ると、ボルテージ時代もシューマツワーカー時代も、休みなくぶっ通しで働いていました。一切仕事をしない時期を過ごした経験がなく、退任時に「数ヵ月休む」という感覚が、改めて考えてもわからなかったんです。
また、休んだ後にもう一度ビジネスで挑戦しようと思っても、気持ちの糸が切れて戻ってこられない可能性もあると思い、松村さんにすぐに声をかけ、もう一度一緒に事業創業をすることになりました。
──スイセイではCOO(最高執行責任者)として、どのような役割を担っていますか。
星:主な役割は、新規顧客の開拓と制作オペレーションの構築です。事業立ち上げフェーズということもあり、セールスとオペレーション構築が半々の割合を占めています。現在は、松村さんが資金面とセールスを中心に、僕がセールスと制作サイドを担いながら進んでいます。
──もうすぐ創業1期目を走り切るタイミングですが(インタビュー時、2025年8月)事業運営の中で感じていることや、手応えを教えてください。
星:手応えとしては、第一弾サービスである「事例のプロ」が、想定以上にニーズがあるということです。この1年で、約130社以上の企業様とお取り引きをさせていただきました。非常にありがたいことですし、提案をしていても、常に「導入事例記事」のニーズの高さを感じます。
それと同時に、BtoBマーケティングにおける多くの課題が、未だ多くの企業に残っていることも、改めて肌感覚で知ることとなりました。
一方で、この1年で色んな難しさも感じました。例えば、オペレーション構築については、BPO事業特有の難しさを痛感しています。「事例のプロ」はAIを活用しているとはいえ、ディレクターやインタビュアー、ライターといった、人に依存する割合が高いビジネスモデルです。
初期は採用基準の見極めが不十分だったことで質のばらつきが発生し、サービス品質にも影響しました。この経験から、今では採用時の見極めや、採用後の育成の重要性を意識し、組織運営に活かしています。
スイセイで叶える、事業成長と個人の専門性向上
──「事例のプロ」のサービスは人に依存する割合が高いビジネスモデルとのことですが、どういった点に普段気をつけているか、詳しく教えてください。
星:BPO事業においては、成果物となる事例コンテンツの品質だけでなく、各メンバーによるオペレーションそのものがサービス品質を構成する重要な要素です。SaaSのように、サービス品質をプロダクトで補える部分が限られているため、個々の対応力や成果が、サービス全体の評価に直結します。
そのため私たちは、ライティング精度の向上といった成果物の品質改善にとどまらず、お客様とのフロント対応力を含め、メンバー全員のクオリティ向上に重点的に取り組んでいます。
今後は第二弾サービスもリリース予定ですが、こちらも「事例のプロ」と同様にBPO事業となっています。「事例のプロ」で得た知見を活かしつつ、「BtoBマーケティング×AI」企業として、さらに成長を加速させていきたいですね。
──日々メンバーと接する上で、大切にしていることは何ですか。
星:スイセイでは業務委託メンバーが多いため、日々のコミュニケーションにおいては「モチベーションの維持」と「成長実感の提供」を特に重視しています。
なかでも意識しているのは、各メンバーが「何にやりがいを感じているのか」「どこにモチベーションの源泉があるのか」を理解することです。単にビジョンを共有するだけでなく、「ここで働くことでスキルが伸びる」「新しい経験が得られる」と実感できる環境づくりが重要だと考えています。
仮に、こちらから成長や付加価値を提供できていないと感じた場合には、その都度、必ず改善策を検討するようにしています。一方で、自ら成長意欲を持ち、積極的に貢献しようとするメンバーは、事業をともに前進させていく上で非常に心強い存在です。
スイセイで叶える、事業成長と個人の専門性向上
──COOとして、スイセイの魅力や強みはどこにあると感じていますか。
星:スイセイの魅力は、多様な分野のスペシャリストが集結し、スタートアップならではのスピード感を持って事業に取り組んでいる点にあります。現在は業務委託メンバーが中心ですが、厳選されたプロフェッショナル人材が、各領域で主力として活躍してくれています。
そうしたスペシャリストたちと肩を並べて事業を推進していけることは、個人にとっても非常に刺激的で貴重な経験になるはずです。さらに、私たちの事業は日々スピード感をもって進化しており、その変化の中に身を置くこと自体が、大きな成長のチャンスにつながると考えています。
──今後ジョインする方には、どのような姿勢を期待しますか。
星:単に導入事例コンテンツを制作・納品するのではなく、「自分たちの働きかけが、顧客のビジネスにどう貢献できるか」という視点を持ち、価値の最大化を目指して取り組んでいただける方を歓迎します。
たとえばセールス職なら、受注にとどまらず、顧客課題を深く理解し、事例コンテンツの制作を通じてどのような価値を提供できるかまでを提案できる方。ディレクター職なら、コンテンツのクオリティを追求するだけでなく、顧客のマーケティング戦略全体を踏まえた、より効果的なコンテンツ制作に取り組める方をイメージしています。
いずれの職種でも、それぞれの職務を果たしながら「このサービスをどうすればより良くできるか」という視点を持ち、主体的に関与いただける方だと嬉しいです。
──これからスイセイで働くことを考えている方へ、最後にメッセージをお願いします。
星:スイセイはまだ発展途上の組織であり、あらゆる業務にフラットに関われる機会があります。セールス職やディレクター職で入社しても、他チームとの連携や事業全体のプロセスに触れる場面が多く、幅広い経験が詰めるため、ご自身の成長スピードを加速させられます。
スイセイの現在の主力サービスは「事例コンテンツの制作」というニッチな領域ですが、だからこそコンテンツマーケティングにおける専門性を深く磨けます。マーケティングやコンテンツ制作に強い関心を持ち、専門性を高めながら事業成長に直結する役割を担いたい方にとって、非常に魅力的なフィールドです。ぜひ一緒にサービスを成長させていきましょう。