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Human Resource Designのフルリモートが与えてくれた、故郷での暮らしとキャリアの両立。

このストーリーのポイント

  • 就活時の悩みを解決できる仕事に共感
  • スタートアップには会社も自分も成長する面白さがある
  • リモートワークでも伝わる社風の良さがスキルアップを後押し

自分の生まれ育った場所で仕事ができるフルリモートワークという働き方に惹かれ、Human Resource Designへの入社を決めた。自身の就活体験も踏まえ、学生の役に立つ仕事でキャリアを切り拓きつつ、将来の地域貢献も視野。スタートアップ企業らしい社員間の距離の近さを実感しながらインターンとして研鑽を積んでいる。

PROFILE:村尾 勇真
インターン(2023年4月入社予定)/営業部/国際商経学部卒/兵庫県出身
高校時代は陸上競技と、学年トップを継続できるほど勉強に打ち込んだ。大学入学後、学園祭の実行委員や軟式野球部の活動に加え、都市部での一人暮らしを満喫。一方、新型コロナウイルス流行以降は部活動の機会が減り、家にいることが多い生活に。「何が起きるかわからない」「これまでの常識にとらわれない生き方を」との考えも芽生えた。大学時代のこれらの経験や思いが、その後の職業選択にも大きな影響を与えている。

「脱都会志向」を加速させたHuman Resource Designの働き方

出身は兵庫県新温泉町。人口1万2千人ほどの自然豊かな小さな町です。娯楽施設がなく、高校時代にいつも友達と話していたのは「この町はだめだなあ」という文句ばかり。地元愛なんてありませんでした。だから大学進学に伴い神戸市で一人暮らしを始めると、都会に来られたワクワク感で、駅や商業施設などあちこち歩きまわっていました。

ところが就職活動を始めた大学3年の時には、都会への憧れがまったくなくなっていました。神戸に出てきた最初のころは、あれもある、これもあると発見ばかりで楽しかったのです。しかし、実際に都会で暮らして、楽しいと感じるあらゆることに手を出しているかと言えば、当然そんなことはありません。都会は刺激も多いけれど、実は人混みが苦手なのです。地元は人が少ないし静かだし、そう考えると生まれ育った場所がやはり落ち着きます。結局、地元で暮らしても何も問題ないということに気づき、高校時代に地元の悪口をさんざん言っていた自分が恥ずかしくなりました(笑)。

ただ、現実問題として就職を考えると地元に帰るのは難しいと思っていました。多様な業界に関われる広告業界に興味があったのですが、行きたいと思う企業があるのは都市部ばかりだったので。

大学3年の終わりごろ、偶然参加したHuman Resource Designのオンライン説明会で働く場所を選ばないフルリモートワークを採用していると聞きました。コロナ禍でフルリモートという働き方が登場していたことはテレビのニュースなどを通じて知ってはいましたが、自分にはまったく関係ないと思っていました。しかし、フルリモートなら都会に行かなくても地元で仕事ができます。しかも人材広告などを扱うという意味でもやりたい仕事ができる。自分が望んでいた仕事と働き方の両面を実現できそうだと、Human Resource Designに興味を持ちました。


企業選びは人選び「この人たちと一緒に働きたい」

Human Resource Designの事業内容を詳しく調べると、さらに興味がわきました。Human Resource Designは社員の働き方や仕事の魅力をストーリー形式で伝える採用メディア「Good Story」を展開しています。これはやりたいと思いました。就活で最も苦労した点は、例えば広告業界で調べても、とても多くの企業が存在し、それぞれの特徴や何が違うのかがすぐにはわからなかったことです。Good Storyならばこの課題を解決して学生と企業の出合いの場を作るとともに、学生が企業の特徴をきちんと把握し、考え方に共感できる企業を探せます。「この媒体は学生にとってメリットが大きい」と惹かれました。

3回の面接を経て無事内定をもらいました。とはいえ当初、Human Resource Designへ進むことは躊躇していました。友達はみんな大手企業への志向が強く、社員6人(当時)のスタートアップ企業に就職することには漠然とした不安がありました。しかしこれからの時代、何が安定で何が不安定になるかは誰にもわかりません。現時点での会社の安定性や規模にこだわるのではなく、今後の企業の成長への期待が大きかったのです。社員の少なさもデメリットではなく、逆に自分が会社の成長に深く関わることができるし、貢献する機会も増える。やりがいが大きいと考え入社を決めました。

実は高校時代まで他人と比較しがちで、すごい負けず嫌いだったのです。狭い世界で暮らしていたので余計に周囲が気になったというか。それが大学入学以降は変わりました。都会は関わる世界が広くなるので、人と比べてもしょうがないと思うようになって。今思えば、他の人の選択や就職先とわざわざ比べる必要はないと考えられたので、自分の中で冷静に判断できたのでしょう。

Human Resource Designから内定をいただいたのと同じ時期に、別の企業で最終面接に進みました。そこでは「入社を承諾してくれるなら内定を出す」と圧力をかけられました。就活終われハラスメント、いわゆる「オワハラ」だと思い、何かを強要するような人とは働きたくないと感じて断りました。一方、Human Resource Designは「不安があるのは当然なので、ゆっくり考えて結論を出していい」と言ってくれました。企業選びにおいて人の大切さを改めて知った感じです。

入社を決めた要素は他にも。「一緒に働きたい人たちなのかどうかで決めよう」と思いました。面接から内定後におこなった社員との面談を通して、みなさん優しくていい人たちでした。代表である松村と今後の事業について話をしたときに、大学生と企業の出合いの場の仕組みを応用した、高校生が大学選びの参考にできるような新しいアイデアなどが話題となり、共感できる点が多いなと感じました。この会社でやっていきたいとの思いは強くなりました。

知識の足りなさ痛感、インターンとして学びの日々

2022年6月から有償インターンとして仕事を始めました。神戸の自宅からリモートで週2日、一日5時間程度働き、オンラインの商談に同席しています。もう1人インターンの学生がいるので、一緒に商談のロールプレイでスキルを高めるトレーニングもしています。

商談の時に自己紹介はさせてもらえるようになりましたが、本筋の議論に加わるには当たり前だけど知らないことが多くて。最近まで就活していたので人材業界の知識はある方だと自負していましたが、就活の全体像、例えばそもそも就職を希望している人がどれくらいいて、どのくらいの求人があるかなど、基本的知識がまったくなかった。でも、毎回実際の商談に同席させてもらえることで、自分に足りないことがわかり、何を知らないといけないか実感できます。もちろん勉強していますし、先輩社員の手が空いている時間には直接教えてもらっています。

フルリモートと対面での働き方にギャップがあるかもと不安になりましたが、オンラインで社員の方と話す機会が多く、孤独を感じることはありません。毎週1回、全体ミーティングがありますが、自分を入れて全社員が9人しかいないので、和気あいあいとしています。


仕事で活躍し故郷に貢献できる日を夢見て

フルリモートで働き、地元で身の丈に合った生活をしたいと思っていましたが、最近はどうすれば地元に貢献できるかということをよく考えています。地元の友達と話すと、過疎化が進んで若い人がいない、町が消滅する可能性もあると言われているようなので、そんなことにならないようにしたいですし、何かしら地元のためになることに取り組みたいと思いますね。

具体的にはまだわかりませんが、大学時代にアルバイトで塾講師をした経験を生かせるのではないかと。勉強を教えるのではなくて地元の良さや魅力をうまく伝えて、将来地元に残る子どもが少しでも増えるように貢献できないかと考えています。さらに、仕事がないことを理由に地元を離れていく人も多いので、フルリモートの働き方を知ってもらうことで、同じような働き方が広まることにつながればいいなと思います。

Human Resource Designで働きながら、さまざまなプランを模索したいと思います。でも、まずは自分が一人前になり会社に貢献できるようにならないといけません。入社後、営業部に配属される予定なので、企業と商談して契約を取って、さらに、学生にもっとHuman Resource Designを知ってもらい、Good Storyももっと見てもらえるような取り組みに、関わっていきたいと思っています。

働き方は自分で決められるので、来年入社したら、2〜3年は東京で仕事しようと考えています。都会でしかできない経験もあるでしょうから、自分のものにして地元に持ち帰りたいと思っています。Human Resource Designで活躍しながら、地元に貢献していく―。そんな未来を描いています。

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