こんにちは!ホライズンテクノロジー広報担当のカワノです。
このたび、ホライズンテクノロジー株式会社(以下「ホライズンテクノロジー」)は、Bless International株式会社(以下「Bless International」)と経営統合し、同じグループとして新たなスタートを切ることになりました。
「なぜ統合するの?」「今後の事業はどうなる?」。そう思った人もいるのではないでしょうか。
そこで、Bless International代表取締役の佐藤光男氏と、当社代表取締役の大谷祐司に、統合を決めるまでの話を聞きました。
右:Bless International代表取締役 佐藤光男氏
左:当社代表取締役CTO 大谷祐司
目次
始まりは、Neokyoの技術支援から
両社の関係が深まったきっかけは、Bless Internationalが運営する越境ECサービス「Neokyo(ネオキョー)」でした。Neokyoは、海外に住む人が、日本のECサイトの商品を購入できる購入代行サービスです。
大谷「日本の良さが海外に伝わり、日本に興味を持つ人が増えていく。Neokyoは、私たちが掲げる『未来の世代に、強い日本を取り戻す』にも通じる事業だと感じました。受託先の一社としてではなく、本気で事業の価値を高めたいと思って関わってきました」
ホライズンテクノロジーが担ってきたのは、依頼されたシステムを開発することだけではありません。「Neokyoが事業として成長するために何が必要か」というところから、Bless Internationalと一緒に考えてきました。
佐藤氏が感じていたのは、提案や開発の範囲を超えたホライズンテクノロジーのコミットメントでした。日々の相談を重ねるなかで、私たちは次第に「なくてはならない存在」になっていったといいます。
佐藤「何か一つの出来事だけではなく、一つひとつの相談に丁寧に向き合ってもらいました。事業について幅広く相談するようになり、長く一緒に取り組んでいく姿が自然と見えるようになりました」
NeokyoのWEBサイト
一緒に仕事をするなかで、見えてきた次の形
経営統合の話が具体的になったきっかけは、いつものように2人で食事をしていたときの会話でした。
大谷「AIの進化は、ホライズンテクノロジーにとって新しい価値を生み出せる大きな機会です。一方で、市場や技術支援会社に求められる役割は、今後さらに変わっていくだろうと思っていました。では、僕らはこれからどうやって価値を高め、このチームでより大きなインパクトを生み出していくのか。そう考えるなかで、他社との提携も選択肢の一つとして考え始めていたんです」
そこで大谷の頭に浮かんだのが、これまで一緒に仕事を重ね、仕事以外でも交流を続けてきた佐藤氏でした。事業の可能性だけでなく、佐藤氏の人柄や考え方への信頼があったからこそ、率直に相談できたといいます。
一方、Bless Internationalはこれまでも着実に事業を成長させてきました。さらに大きな成長を目指すなかで、事業を支える技術面をこれまで以上に強化したいと考えていたと、佐藤氏は話します。
佐藤「経営メンバーの間でも、『大谷さんみたいな人に入ってもらえたら、ありがたいよね』と冗談半分で話していたんです。まさか本当にそうなるとは思っていませんでした(笑)」
佐藤「現在のエンジニアチームもしっかり活躍してくれています。そのチームにホライズンテクノロジーの力が加わることで、システムや事業の成長に、さらに勢いをつけられる。これからもっと大きな流通を目指していくうえで、プラスしかないと思いました」
こうして両社の考えが重なり、経営統合に向けた具体的な検討が始まりました。
実は大谷は、この話をする少し前に、こんな夢を見ていました。
大谷「ブレスさんの経営に関わる夢を見たんです。スピリチュアルを信じるタイプではないんですが、結果的に正夢になりました(笑)」
仕事以外でも会食を重ね、一緒にモーターショーへ行くこともある2人。大きな決断について率直に話せたのは、普段から気負わずに話せる関係があったからかもしれません。
大谷「5年、10年先を考えました。どういう形ならメンバーが幸せに働き、それぞれの力を発揮し続けられるのか。今の関係からもう一歩踏み込む必要があると考えました」
別の取材でも仲の良さそうなお2人
同じ組織で育った、共通の価値観
佐藤氏と大谷には、インテリジェンス(現・パーソルキャリア)で働いていたという共通点があります。在籍していた時期は異なりますが、2人とも、当時インテリジェンスが大切にしていた「5DNA」の考え方に共感していました。また、「社会に価値ある何かを残す」という言葉も、2人の中に今も残っています。
同じ組織を原点に持つことは、会社を離れてそれぞれ経営に携わるようになった今も、2人の大きな共通点になっています。
佐藤「根本にある細胞が同じ、という感じなんですよね。価値観がすごく合っているから、これからいろいろな課題が出てきても、一緒にクリアしていけると思いました。事業として見ている方向も近いので、大きくブレずに進んでいけるんじゃないかなと」
大谷「僕も『社会に価値ある何かを残す』という考え方がすごく好きでした。今の両社が掲げる理念は違いますが、根本にある価値観は近い。社会や未来にどんな価値を残すのかというところでは、同じ方向を見ていると思います」
両社が掲げる理念や、大切にしてきた文化がすべて同じというわけではありません。それでも、仕事を通じて社会にどのような価値を残したいのか。その根本にある考え方が近いことも、2人が一緒に進む決断を後押ししました。
インテリジェンス時代から佐藤氏が今も大切に持ち歩いている「5DNA」の小冊子
不安も、置き去りにしない
両代表とも、経営統合の決断には早くから前向きでした。ただ、経営者の一方的な決定にはしたくなかった。そのため、さまざまな社員の意見を聞きながら時間をかけて検討を進めました。
ホライズンテクノロジーでは、大谷がVPoEの望月をはじめ、マネージャーや社歴の長いメンバーに相談しました。反対意見があれば、いったん立ち止まるつもりだったそうです。
大谷「最初の段階で望月さんに話しました。もし反対だったら、いったん立ち止まって考えようと思っていましたが、『ぜひ』と言ってくれて、すごく後押ししてもらいました」
Bless Internationalでも、経営メンバーや各チームに段階的に話をしてきました。
佐藤「私自身、統合することへの迷いはありませんでした。ただ、Bless Internationalにはホライズンテクノロジーのことをまだよく知らないメンバーもいます。なぜ一緒になるのかを一人ひとりに丁寧に説明し、統合後にお互いの良さを生かせるよう、しっかり向き合っていく必要があると思っています。今いるエンジニアにも、これをチャンスに、これまで以上に活躍の場を広げてほしいと期待しています」
一方、ホライズンテクノロジーは、統合後もこれまでのクライアント業務を続けます。そのため大谷は、現在の事業が続けられなくなるといった不安はなかったと話します。
大谷「今のお客さまへの支援は、これまでと変わらず続けていきます。そこに不安はありませんでした。そのうえで、Bless Internationalの事業に深く関わる経験を、今のお客さまへの価値提供にも生かしていきたいと思っています」
統合は、発表して終わりではありません。社員への説明を続けながら、一緒になったことで仕事や事業が良くなったと言える状態をつくっていく。ここからが新たなスタートだという考えは、2人に共通していました。
事業と技術が、もっと近くなる
ホライズンテクノロジーのメンバーにとって大きな変化は、実際の事業に中長期で関わる機会が増えることです。システムをつくるだけでなく、「事業を伸ばすには何が必要か」という段階から考えられるようになります。
大谷「これまで経験してこなかった領域で、いろいろな挑戦ができることにワクワクしています。実際の事業に深く関わることで、メンバーの視野も広がると思っています」
一方、Bless Internationalはこれまでも着実に事業を成長させてきましたが、さらに大きな成長を目指すうえでは、技術面が一つの課題になっていたと佐藤氏は話します。
佐藤「僕らはECと物流を軸に事業を行っています。そこにホライズンテクノロジーのITや新規事業開発の力が加わることで、これまでの延長線上にはない成長を目指せると思いました。Neokyoだけでなく、抹茶事業にもシステム化が必要な業務があります。そうした事業も、一緒に伸ばしていけるチャンスがあると感じています」
事業の幅が広がることは、両社の社員にとって、新しい仕事へ挑戦する機会にもつながります。
佐藤「今後は物販だけでなく、リアル店舗やインバウンドに関わる事業など、これまでとは違う領域にも取り組んでいきたいと考えています。そこにホライズンテクノロジーの技術や事業開発の知見が加わることで、新しいアイデアも生まれると思います。お互いのメンバーにとって、これまで経験したことのない仕事に挑戦し、視野を広げながら成長できる機会が増えるのではないでしょうか」
すでにBless Internationalのデザイナー・セールスメンバーにも、仕事の視点が広がった例があるといいます。制作物だけでなく、「お客さまの事業を伸ばすために何が必要か」という観点から考える機会が増えているそうです。
佐藤「デザインという観点だけでなく、マーケティングやお客さまの視点を持つことで、『もっとこういうサービスができるよね』と自分たちで考えられるようになってきました。これまであまり経験してこなかった考え方に触れ、成長を実感している、仕事が楽しいという声も出ています。事業の現場に近いところで仕事をすると、見えるものも変わってくるのだと思います」
ホライズンテクノロジーにとっては新しい領域に挑戦でき、Bless Internationalにとっては事業を支える技術面をさらに強くできる。両社が一緒になることで、事業と技術をこれまで以上に近い距離で動かせるようになります。
経営統合後、変わること・変わらないこと
今回の経営統合によって、ホライズンテクノロジーとBless Internationalは同じグループになります。ただし、社員の働き方や日々の仕事が大きく変わるわけではありません。
雇用条件や勤務場所、所属部署、担当業務、上司・業務上の報告先は、現在の体制を継続します。両社のミッションステートメントも、それぞれ残していく予定です。
また、これまで大切にしてきた考え方や文化を尊重し、技術方針や採用、組織づくりについても、それぞれの会社が主体性を持って意思決定していきます。
ホライズンテクノロジーは、これまでのお客さまへの支援を続けながら、Neokyoをはじめとするブレスグループの事業にも、これまで以上に深く関わっていきます。今の仕事が別のものに変わるのではなく、挑戦できる領域が広がることが、今回の統合による大きな変化です。
経営統合を通じて、両社が目指すこと
1.Neokyoをさらに成長させる
Bless InternationalのEC・物流の事業基盤と、ホライズンテクノロジーの技術力や新規事業開発の経験を生かし、Neokyoをより良いサービスへ育てます。
2.既存事業のシステム化を進める
抹茶を始めとする日本の良いものを海外に届けるグローバル事業など、Bless Groupが手がけるほかの事業にもホライズンテクノロジーが技術面から関わり、業務やサービスの改善につなげます。
3.社員が挑戦できる領域を広げる
両社のメンバーがこれまでとは違う仕事や役割に挑戦し、互いの知識や経験を学び合える機会を増やします。
これまで大切にしてきた働き方や仕事を続けられる安心を土台に、社員がこれまで以上に思い切って挑戦できる会社にしていく。大谷は、今回の統合をそのための選択だと考えています。
福岡・九州から、世界へ
Bless Internationalは、越境ECを通じて日本の商品を海外へ届けてきました。ホライズンテクノロジーは、「未来の世代に、強い日本を取り戻す」というビジョンを掲げ、福岡を拠点に技術と事業づくりに取り組んでいます。
2人が描いているのは、福岡・九州にいながら世界につながる仕事に挑戦できる会社です。
佐藤「福岡・九州、そして日本には、まだ海外に知られていない魅力がたくさんあります。日本の商品や文化、技術を世界につなぎ、将来的には日本と海外だけでなく、海外と海外もつないでいきたい。ヒト・モノ・お金・情報が国境を越えて循環する仕組みを、福岡・九州からつくっていきたいと思っています」
大谷「面白い仕事を求めて東京へ行くしかないのではなく、福岡にもワクワクする選択肢をつくりたい。一度東京へ出た人にとっても、福岡に戻って挑戦できる。そんな場所にしたいですね」
一緒につくる、ここから
佐藤「今回の統合はゴールではなく、新しいスタートです。お互いの強みを掛け合わせながら、福岡・九州から世界に挑戦し、新しい事業や価値を生み出していきたい。そして、ここで働くメンバー自身がワクワクできる会社を、一緒につくっていきたいと思います」
大谷「これまでたくさんの挑戦の機会をいただきました。今後は同じグループの仲間として、さらに深くコミットしていきたいと思っています」
両社の具体的な連携方法など、これから話し合いながら決めていくこともあります。だからこそ、一緒につくっていく。今回の統合は、その始まりです。