新たなココロザシの投資"受託開発事業の立ち上げ"を担う指揮官の展望とは|社員インタビュー② | 株式会社ココロザシ
突撃!ココロザシ社員にインタビュー!リアルな声をお届け設立して4期目を迎えた同社ココロザシ。ここからさらに採用を強化していくということで、今回Wantedlyを開設することになったそうです。これ...
https://www.wantedly.com/companies/company_299137/post_articles/420120
こんにちは!採用担当の吉井です🦄
今回は、受託部門のPMとして活躍している二人にインタビューを実施しました!
立ち上げからこの3年間で成長を遂げてきた受託部門の取り組みや、今後の展望などをご紹介します!
まず、改めてココロザシの事業を紹介させていただくと、
・クライアントワーク(SES)
・受託
現在はこの2つの事業を展開しています。
受託事業は過去のインタビューでも登場した大谷さんが入社したタイミングで立ち上がった事業部で、2022年4月から大谷さんを含め数名のチームでスタートしましたが、現在は20名近くの規模に拡大をしており、急成長中の事業です。
(👆受託部門 大谷さんの過去のインタビューはこちらからCHECK!)
今回は立ち上げを担った大谷さんと、2023年11月から受託にジョインしている村上さんの二人に、
現在の受託事業について詳しくお話を伺いました!
ぜひ最後までお読みください🌸
まず、受託部門でのお二人が主にどんな業務を行っているか聞かせてください!
(大谷):主な業務は、お客様との新規商談や提案活動です。お客様がビジネスの中でどのような課題を抱えているのか、どんなものを求めているのかを丁寧にヒアリングし、それに基づいて提案していきます。その際には、単なる御用聞きにならないよう業務内容の整理を一緒に行いながら本質的な課題解決につながるような提案をすることを意識しています。また、提案などの顧客折衝だけでなく、進行中のプロジェクトの進捗管理など、マネジメント的な役割も担っています。
(村上):私も基本的には大谷さんと同様に、新規の商談などを担当しています。ただ、私の場合は実際のプロジェクト内で手を動かす業務、つまり開発や設計といった実務に携わることが多いです。現場での作業を通じて、お客様とのやり取りの中で見えてきた課題を、具体的な形に落とし込むことが多いですね。
村上さんはココロザシに入社されてから約1年後に受託案件に参加されたと伺っていますが、
受託でのやりがいについて教えてください!
(村上):一番のやりがいは、自分のイメージに沿った構成や技術スタック、そしてお客様の規模感に応じた提案ができる点です。受託案件では、企画や提案の段階から携わることができるため大きな魅力を感じています。
これまでも要件定義に関わってきたことはありますが、受託ではまだ何も決まっていない状態からスタートすることが多く、ゼロから企画・提案し、それを実際に形にしてリリース・運用まで一貫して関われる点が特徴です。
やりがいがある反面、SES案件に比べて責任も大きく、業務範囲も広くなるため大変さもあります。特に中小企業のお客様が多いため多人数の編成を組むことが難しく、少人数の体制でプロジェクトを進めるケースが多くなります。そのため、セルフマネジメントが非常に重要になりますし、自分の作業が案件全体に直接影響するという緊張感もあります。やりがいと大変さは、まさに紙一重ですね。
大谷さんは現在の受託事業立ち上げを経験されてきたと思いますが、
立ち上げ当初と比較して、どのような変化を感じていますか?
(大谷):立ち上げ当初と比べて、技術選定の幅が大きく広がったと感じています。以前はAWSやGCPといったパブリッククラウドが主流でしたが、現在ではManaged ServicesやPaaS、BaaS(例:VercelやSupabase)を活用してサービスを構築するケースが増えました。これにより、インフラ構築にかかる初期コストやランニングコストを大幅に削減することができています。ココロザシでも、VercelやSupabaseを積極的に取り入れた開発を行っており、より効率的な運用が可能になりました。
また、AI技術の進化も大きな変化の一つです。調査や検討にかかる時間が短縮され、エンジニアの生産性が飛躍的に向上していることを実感しています。
この1年間で受託事業が飛躍的に成長したと伺っています。
その要因はどこにあると感じていますか?
(大谷):提案の「方法」と「頻度」を見直したことが、大きな成果につながっていると考えています。これまではオンラインでの打ち合わせが中心でしたが、昨年からはできる限りお客様のもとへ直接訪問し、対面での商談や提案を行うようにしました。
実際に訪問することで、お客様の会社の雰囲気や業務のリアルな様子や話を肌で感じることができ、オンラインでは得られない気付きが多くあります。また、直接お話しすることで会話が良い意味で脱線したり、業務とは一見関係のない話題から、意外な課題や本質的なニーズを引き出せることもあり、より深いヒアリングが可能になったことで、提案内容の質も大きく変化・向上したと感じています。
(👇受託部門の案件一例)
受託事業が順調に成長している中、
現在の受託部門に感じている課題について聞かせてください。
(村上):やはり一番の課題は「人手不足」だと感じています。受託では大人数でチームを組むことが難しく、1人で対応しなければならない小規模案件も多くあります。そのため、業務範囲が広く、自走できるエンジニアが求められます。クライアントとの折衝、スケジュール管理、タスク遅延時のリカバリーなど幅広い対応が必要で、こうしたスキルを持つ人材の確保は非常に難しく、そこが今の大きな課題だと感じています。
(大谷):私も村上さんと同じ意見です。この1年間で受託事業は急速に拡大しましたが、それに比べて体制がまだ整っておらず、脆弱さを感じています。受託ではより一層、一人ひとりに幅広い業務が求められるため、単に開発ができれば良いというわけではありません。自走力はもちろん、現場をリードする経験も必要になります。今後は教育体制の整備と人材採用の強化に注力していく必要があると考えています。
「人手不足」というキーワードが共通して挙がりましたが、
受託部門におけるプロジェクトマネージャーには、どのようなスキルが求められると考えていますか?
(村上):私が大切だと考えているのは、「完璧を求めすぎないこと」です。たとえば、ある作業にこだわりすぎて全体の2割しか進んでいないというような状況では、納期も守れず成果も出せません。そうではなく、まずは7~8割程度の品質で全体を一通り仕上げ、そこからクライアントと一緒に「ここを改善していきましょう」と対話を重ねながらブラッシュアップしていくような進め方が重要だと考えています。
(大谷):私は「クライアントの潜在的なニーズを引き出す力」が求められると感じています。システムのご相談を受けた際、クライアントが「欲しい」と思っているものと「本当に必要なもの」は必ずしも一致しませんし、また、「あったらいいな」と思っている機能と「絶対に必要な機能」も異なります。クライアントの理想や要望が膨らみすぎてしまったり、複数の部門の声を拾いすぎて本質を見失うこともあります。そうした中で、現行業務の可視化と整理を行い、的確な提案をすることでプロジェクトを正しい方向に導くことがPMの重要な役割だと考えています。
受託事業の今後の方向性や目標があれば教えてください。
(大谷):受託部門の設立から丸3年が経過して、ようやく立ち上がった感じがしています。今後はより体制を盤石化していくという目標を持ちつつ、下記のようなことにも取り組んでいきたいと思っています。
① AWSアドバンストティアサービスパートナーを目指す
② 生成AIを活用した関連開発案件を受注案件の柱にしていく
③ Devinなどを活用したAIコーディングを取り入れていく
これらを通じて、より価値あるサービスをクライアントに提供できる体制を構築していきたいと考えています。
ありがとうございます!では最後に受託にはこんな人が向いてる、
ジョインして欲しいというお二人の考えがあれば教えてください!
(大谷):「すべてが平均的にできる人」よりも、「どこかに強みがある人」が向いていると思います。たとえば、バックエンドのスキルはやや弱くても、フロントエンドは飛び抜けて得意、というような何か一つの分野に特化したスキルを持つ方は、受託の現場で非常に重宝されます。
また、社内にも優秀な若手エンジニアが多く在籍していますが、その若手をリードできるようなマネジメント経験者や、プロジェクトをまとめあげるリーダーシップを持った方が不足している状況です。そういった経験をお持ちの方には、ぜひ応募していただきたいと考えています!
(村上):私は、「自己解決力のある人」が向いていると感じています。受託ではどうしても小規模なプロジェクトが多く、都度誰かに相談して進めるというよりは、自分で考え、判断し、行動する力が必要になります。もちろん、相談しやすい環境は整えていますが、まずは自分で一歩を踏み出せる方に、ぜひ加わっていただきたいです。
大谷さん、村上さんありがとうございました!
受託事業ははまだまだ成長途中のフェーズですが、その分チャレンジの機会や裁量も多く、自分の強みを活かして活躍できるフィールドが広がっています。少しでも受託事業の求人興味を持っていただけましたら是非ご応募ください!!
(文・吉井秀実)