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【社員インタビュー】ドズル社やファンの方にとって必要だと思うグッズは作っていきたいです<IP事業部:みかんさん>

こんにちは。株式会社ドズルインターン生のさんちゃんです。今回は2023年12月20日にドズル社公式noteにて公開された、社員インタビューの記事をご紹介いたします。IP事業部でグッズの企画・制作を担う”みかん”さんにお話を伺いました。ぜひ最後までお読みください。

※部署名や各制度、社員に関わる情報、チャンネル登録者数などの情報はインタビュー当時のものです(2023年12月:インタビュアー・文責 ponta)



WEBメディア企業での経験を経て、2023年2月に株式会社ドズルに入社したみかんさん。初年度からグッズの企画から制作、販売まで一手に担う彼女に今回はインタビューを行った。

株式会社ドズルの視聴者さんの推しグッズはどのように生まれているのか?それはどんな人がどんな想いで作っているのか?今回は、そのあたりを伺ってみた


みかん
2023年株式会社ドズルに中途入社。入社後は、IP事業部でEC(電子商取引)を中心としたグッズの企画や販売を担当している。

株式会社ドズルに入るまでと入ってから

――こんにちは、みかんさん。今日はよろしくお願いします。

みかん
よろしくお願いします。

(ニックネームの由来は「入社したのが2月だったのですが、実家でみかんばかり食べていたのでそうなりました」。とのこと)

――みかんさんはいま、株式会社ドズルでどんなお仕事をされているんですか?

みかん
IP事業部で、ECを中心にグッズの開発や販売を担当しています。

――前職でも、グッズの仕事をされていたんですか?

みかん
はい。前職でも、キャンプ系YouTuberのキャンプグッズや、Vlog系配信者のキッチングッズなどを企画したり、販売したりしていました。

――そこからなぜ、株式会社ドズルへの転職を決めたんですか?

みかん
フルリモートワークだったからです。前職ではコロナが明けてから、週に1日の出社日が設けられたんですが、会社にいても別に誰としゃべるわけでもなく、オフィスでなければできない仕事があるわけでもなく。これだけのために東京に住むのは合理的ではないなと思ったのが、転職のきっかけでした。

――なるほど。東京は家賃が高いですからね…。その点、株式会社ドズルはフルリモートワークにこだわっているので、みかんさんの希望にドンピシャだったんですね。

みかん
はい。いずれは東京以外の場所にも住んでみたいなと思っています!

――じゃあ、YouTuberグループとしての“ドズル社”の熱烈な視聴者だから応募した、というわけではないんですね。

みかん
もともとドズル社のことを知ってはいました。ドズぼんのヘビー視聴者だった時期もあります。

――実況者として認知はしていたけれども、とりわけ労働条件が決め手だったというわけですね。

みかん
はい。

――みかんさんは応募した時点ですでに「グッズの企画をやるぞ!」という形でのエントリーだったんですか?

みかん
いえ。私は当初、グッズの企画担当での採用になるか、動画の企画担当での採用になるかどっちになるかは未定だったんです。ただもともとグッズ企画はやっていましたし、前々職でもSEO関連の仕事をしていて数字は慣れていたので、どっかには引っかかるかな、とは思っていました。

――なるほど。結局、入社当初はどんな仕事をされていたんですか?

みかん
私が入社したのは2023年2月で、ちょうどドズル社チャンネルが100万人を達成した時期だったので、急ピッチで“ドズル社ミュージアム”の企画を進めるのが初めての大きな仕事でした。それから4月に入って自社ECに注力していくというミッションが決まり、いまに至るという感じです。

――現在のお仕事のやりがいや醍醐味はどんなところにあるかおうかがいできますか?

みかん
自分の企画したものが世の中に出て、どれくらい売れるか、数字として出てきたときが楽しいですね。年間の売上目標や粗利目標が大元にある中で、それに対してどうやって達成したらいいかの手段を考えて実行していくのが面白いです。

――入社1年目なのにも関わらず、裁量が大きいんですね。

みかん
はい。数字目標はあるんですが、それを達成するための手段は決まっていません。なので、どのマーケットに対して、どんな種類のグッズを作成して、イラストのテイストはどんなふうにするかまでを自分で企画、決定することができます。

――それなら、グッズに関してのファンの皆さんからの反応をエゴサするのも、楽しかったりするんじゃないですか?

みかん
それでいうと、私はエゴサが苦手です。ネガティブな意見を過剰に意識してしまうからです。むしろ、売上数字を見る方が好きです。なぜかというと数字の方が、購入してくれた方の意思を正確に反映していると思うからです。もちろん、エゴサをしないだけで、ファンの皆さんからの反応やご意見は大事にしています。

――定性ではなく定量のほうをより重視しているんですね。

みかん
私の場合はそうですね。

――数字は面白いですか?

みかん
そうですね…。私が担当しているECという領域は、蓄積されたデータを見ながら、いまのステータスを分析した上で、何を作れば何個売れるという読みをたてるお仕事です。ただ実際に制作してみたら、当初の想定より売れたなとか、新規で買ってくださるお客さまにはこういうものが人気なんだなとか、データには意外な気付きを与えてもらっています。

働き方と仕事内容について

――みかんさんの平日の働き方を教えてもらっていいですか?

みかん
だいたい8:30くらいに起きて、9:00くらいから仕事を始めています。午前中はチームのミーティングを行うことが多いですね。基本的にはひとつの企画に対して1人の担当で対応しているので、それぞれの進捗の詳しい部分は担当者しか知りません。なので、このミーティングで情報共有をしたり、意見交換を行っています。午後はそれを踏まえてパートナー企業や取引先とのミーティングを実施しています。基本的にはリモートですが、実際にメーカーさんのところに足を運んで、サンプルを一緒にチェックすることもあります。

――どれくらいの頻度で外出するんですか?

みかん
最近は、週に1、2回、外で打ち合わせをしています。

――けっこう、ありますね。フルリモートに惹かれてドズル社に転職したみかんさんとして不満は生じていないですか?

みかん
現状は、パートナーのメーカーさんのところに直接うかがってサンプル確認をできるほうが効率的なため、都内在住で良いと思っています。ただ将来的には商品企画にとどまらず、EC全体の戦略立案や施策実施の仕事にも注力していきながら、都心以外にも住みたいと思っています。

――なるほど。そうやってメーカーさんのところに行って「思ってたのと違うなあ」なんてことはあるんですか?

みかん
はい、よくあります。

――どんなところを修正するんですか?

みかん
実物を見てからの修正でいちばん多いのは色味ですね。ドズル社メンバーのカラーが、もともとの設定の色から大幅に違っていないかのチェックをして、修正指示を行うことが多いです。

――なるほど。ドズル社のブランドを守るために、そういう繊細さや厳密さはとても大事なんですね。

みかん
はい。

――みかんさんはそつなく仕事をこなしていらっしゃる印象ですが、監修系のお仕事で困ったことはありましたか?

みかん
それでいうと、サンプル校了後、グッズの納品直前にイラストの反転が発覚したことがありました。間違った商品を世に出すわけにはいかず、メーカーさんと話し合ってデザインから作り直して製造をやり直しました。

――なるほど…。ただ、エラーは誰でも起こりうることだと思っていて、そこからのリカバリーが、個人やチームの地力だと思っています。そのときはどのように対処したんですか?

みかん
発覚したのが夜中だったのですが、チームメンバーがすぐに反応してくれて一緒に対応策を考えてくれたり、製造メーカーさんも夜分遅くまで対応いただいたりと、周囲のみなさんが迅速に動いてくれたのがとても助かりました。

――ふだんは一人一人で活動しながら、いざというときは結束して動けるチームになっているんですね。

みかん
はい。

――みかんさんのチームについておうかがいしていいでしょうか?働きやすさなどはいかがでしょうか。

みかん
はい。私のチームは女性が多いチームではあるんですが、みんな自立していてめちゃくちゃ仕事ができる人たちが揃っています。こんなに仕事ができる人ばっかりが集まってるチームは珍しいなと思います。

――“仕事ができる”というのをもうちょっと詳しく聞いていいですか?

みかん
私たちのチームは複数の案件を1人で同時にこなすことが多いんですが、それをスケジュールどおりに進行しつつ、効果を最大化するにはどうするかを常に考えているところがすごいなと感じます。あと、みなさんお忙しいとは思うのですが、忙しさで機嫌が悪くなったりすることが一切なく、いつも優しいところが本当に素敵です。

――ありがとうございます。では先ほどとは逆に、仕事をしていて楽しかったエピソードについて教えてもらえますか?

みかん
そうですね…。つい先日、“おさんぽドズル社”グッズのリリースだったんですが、これを企画するのは特に楽しかったです。

――というと?

みかん
これまでのドズル社のグッズは、キャラクターを全面に押し出したいわゆる「推し活グッズ」が多かったんです。それはもちろん素敵なんですが、今回、日常的に使いやすいシンプルなデザインにすることで、これまでグッズを買ったことない人でも買いやすいようなグッズを制作できたのは良かったです。

――それはみかんさんだからこそできたこと、ですか?

みかん
はい。私がドズル社に入る前のいちファンだったとき、ドズル社ストアの商品はアクスタや缶バッジなどがメインで、飾る以外で使えるものが少ないなと感じました。なので入社前から「ほしいな」と思っていた、日常的に使えるというコンセプトのグッズを実現できたのは良かったと思っています。

――商品を企画するときは、ご自身で欲しいとか、やってみたいとかのエゴを反映しているんですか?

みかん
いえ、それよりもマーケティング志向の方が強いです。いま流行っている他社IPが出しているものは作りたいなとか、文房具などちょっと原価が高くても定番品としてあったほうが良いよね、といったところをを起点に企画しています。おさんぽドズル社もそのように発想しました。

ドズル社パスポート秘話

――最近だと、みかんさんが企画した“ドズル社パスポート”がファンの皆さんの間でも話題ですが、それってどんなものか教えてもらっていいですか?

みかん
ドズル社の各イベントごとに発売される限定ステッカーを貼って、コレクションできるパスポートです。ファンの方が、ドズル社との思い出をコレクションするためのアイテムを作りたいなと思って企画しました。

――素敵ですね。

みかん
発端は、ぱるぱるさんの 「ドズル社ランドごとに参加者がコレクションできるものが欲しい」という声でした。それを受けて製造メーカーさんと話し合ったんですが、「ランドだけだと1年かけて数個しか集まらないから、少し寂しいね」という話が出ました。

「それなら“イベントごとに集められるステッカー帳”が良いのではないか」ということになりました。

――ステッカー帳ですか。最初はパスポートではなかったんですね。

みかん
ただ、「ステッカー帳だと面白味があまりないよね」となって、最終的には遊園地の“入園パスポート”とかけて“ドズル社パスポート”が生まれました。

――“ステッカー帳は面白味がない”というのはどういうことでしょう?十分面白いと思いますが。

みかん
なんていうか「ドズル社らしさがなくて面白くないな」と思ったんですよね。“ステッカー帳”というと、幼少期のころに流行っていた、集めたシールを貼る“シール帳”っぽいイメージがあって、推し活と結びつかない印象を持ちました。それよりは、“パスポート”というシックかつ、これからの冒険を想像できるような世界観を感じられるものの方がよりふさわしいと考えました。

――いいですね。これからも記念ステッカーはどんどん制作されますか?

みかん
はい。ステッカーはドズル社パスポートに貼るものだとわかるようにきちんと共通のデザインで出していきます。各ステッカーには、イベントナンバーのようなナンバリングも付与します。ランドだけではなく、何か記念のタイミングでファンの方の記念になるようなものを作っていく予定です。

ドズル社の商品企画を担う上で、必要なスキルとマインドは?

――そんなお仕事をされているみかんさんが所属するIP事業部は、スタッフを募集されているんですよね。

みかん
はい。絶賛募集中です。

――IP事業部で働くうえで、必要なスキルセットって何か教えてもらっていいですか?

みかん
いま、どういうグッズが求められてるか、ファンのニーズと照らし合わせながら、なおかつまだ存在していないものを作れる、新しい挑戦をしてみようと思える人かなと思います。

――言い換えると、マーケティング能力とか、ファン心理に対する理解度とか、企画力ですね。

みかん
そうですね。あとは、一緒に製造してくださるメーカーさんを探してコンタクトを取りつつ、自分たちのやりたいことを正確に言語化して伝えられるコミュニケーション能力でしょうか。グッズの制作から販売までにはメーカーさんだけでなく、デザイナーや倉庫運営の方など関わる人々が多いので、認識の違いがでないようわかりやすく物事を伝える力が必要だと思っています。

――なるほど。必要なスキルセットについてはわかりました。では、マインドの方はどんな人がIP事業部にフィットしますか?

みかん
目標に対して言われたことだけをやる人は合わない気がします。今何が求められているかを自分で考えて実行できる自走力のある人が合うと思います。

――なるほど。ほかにどんな人が、より力を発揮できると思いますか?

みかん
そうですね…。プライベートで、“好きなキャラ”や“推し”のいる人の方が、グッズを作るという意味で有利かなと思います。私ももともと、VTuberや、芸人さんとかが好きだったんですが、コンテンツに対しての興味がいま、役立っています。

――なるほど。ちなみに、みかんさんのその「好き」の原体験についてお伺いできますか?

みかん
私は中学生のころはお笑いがむちゃくちゃ好きで、よくグッズを買っていたんです。あとはかわいいものが好きですね。とくに株式会社ドズルに入ってからは、“サンリオグッズ”や“ちいかわグッズ”を研究も兼ねて買うようになりました(笑)

――“中学生のころからのグッズ好き”というみかんさんの素地が今に活きているんですね。

みかん
そうかもしれません。

株式会社ドズルの課題と人事制度について

――そんなみかんさんは、株式会社ドズルが3社目とのことで、就業経験が豊富です。他の会社と比べて、株式会社ドズルのアップデートが必要な部分、未熟なところについて教えてもらえますか?

みかん
それでいうと、今の会社の規模感(2023年12月現在、正社員18人)だと問題になっていないところなんですが、これから人数を増やしていく中でこのままだとお互いにしゃべるタイミングが減ったり、コミュニケーションが足りなくなる弊害が出てくると思っています。そういうフェーズになったときに、フルリモートワークでも社員それぞれが孤独を感じたり、孤立しないような仕組みに今後はアップデートできるといいなと思っています。

――なるほど。社員が増えた際のコミュニケーション不全という点を懸念されているんですね。リモートワークの欠点といえば、あとは育成面がよく言われますが、貴社は整っていますか?

みかん
育成についても正直、これからの会社だと思っています。

――詳しくお伺いできますか?

みかん
前職で私は新卒の人のメンター(指導者、育成者)だったんですが、隣の席に座ってもらっているだけで、「パソコンをどういうふうに使っているのかな」と横目で見たり、「いま困っているな」といったことを雰囲気で察することができました。でもフルリモートだと、新卒側から聞くことはできても、メンター側が気づくのは難しそうなので、工夫が必要だなと思います。

――なるほど。育成についても、フルリモートワークの欠点がまだ克服されてないというわけですね。ただリモートだからこそみかんさんという優秀な人材を株式会社ドズルは獲得できたわけで、そこは悩ましいですね。

みかん
個人的には、いまのフルリモートワークという働き方がとても気に入っています。

――そして、そういうアップデートが必要な部分を補うために、貴社ではHR事業部(人事部)が最近できたと伺いました。人事の評価制度のほうは、整備されていると思いますか?

みかん
はい。期首に会社と合意した数字をもとに、やれたかやれなかったかを定量で正確に評価される仕組みになっているので、フェアな評価制度だなと思います。

――人事評価の際に、結果に納得感がないとか、そういう不満はないですか?

みかん
ないです。もともと、チーム内でこれは良かったよねとか、もうちょっとだったよねとかの振り返りを常に新鮮な状態でできているので、半年に1度の最終の評価のところでも認識のずれは発生していません。

商品企画に対するこだわり

――最後になりますが、商品企画という仕事をしていく上で、みかんさんのこだわりについて教えてもらえますか?

みかん
私のこだわり…。私は最初に数字を重要視していると言いましたが、逆に利益がなくてもドズル社やファンの方にとって必要だと思うグッズは作っていきたいです。

――必要だと思うグッズって例えばどんなものですか?

みかん
ドズル社が日本一になるために必要なグッズです。ライトなファンの方でも買える、買いやすい、これがないとおかしいよねというか。例えば、ペンとかハンカチとか靴下とか、何個あっても困らないし自分でも使いたいんですよね。でもメンバーは5人いるから合計で凄い数をつくらないといけないし、在庫的な観点でいうと粗利率はデータ的に低く見えるんです。それでも新規層に届く商品は出していかないといけないと思っています。特にECは新規ファンよりもコアファン向けのグッズが多くなってしまいがちなので、ドズル社のことをちょっとだけ好き、というライトな人にも買ってもらえるものを増やしていきたいです。

――なるほど。みかんさんが視野広く、視座を高く、ドズル社グッズの制作に携わっていることがよくわかりました。本日はありがとうございました。

みかん
ありがとうございました。

いかがだったろうか。みかんさんはインタビュー中、問いに対して少し長めに考えたあとは、よどみなくロジカルに回答してくださって、とても聡明な方だなという印象を受けた。

彼女はチームメンバーを「めちゃくちゃ仕事ができる」と評していたが、ご本人こそまさにその通りの人材であるように感じられた。

株式会社ドズルが成長していく中で、入社希望者に求められるレベルは日に日に高くなっている。しかしこのインタビューを読んで自分もみかんさんと一緒に働きたい、と感じた方は是非下記からエントリーしてほしい。



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