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eスポーツも野球と同じ 人の可能性を広げる一つの手段だ【代表インタビューVol.2】

ゲシピ社代表 真鍋拓也への連続インタビュー企画。当社が手がける「eスポーツ英会話事業」と「eスポーツジム事業」にまつわるインタビューをお届けしています。

eスポーツも野球やサッカーと同様、「人の可能性を広げるための一手段」と話す真鍋。本サービスを通じて今後作りたい世界観についてお話いただきました。

ー真鍋さんは今、どんなことを原動力に事業を動かしているのでしょうか?

創業以来ずっと思っているのは「やはりゲームというのはすごくいいツール」ということなんです。
僕、よく思い出す言葉があるんですよ。昔、野球のことを”棒と玉を使った球遊び”と言われていた時代があって、当時は「また”球遊び”なんかして。」とよく言われていた、と教えてもらって。今でこそプロ野球もあるし「小中高12年野球やってました!」なんて言ったら、苦楽を共にして、精神的にも肉体的にも成長した良き青年になって、というイメージが根付いていますよね。ひと昔ふた昔前、”球遊び”だった野球がそれを通じて人間として成長するツールになっているのならゲームも同じだよね、と。「12年間ゲーム真剣にがんばってきました!」と言ったらすごく成長すると思うし、逆に言えば「ゲームを通じて成長できた」と言えるのが当たり前になる世界を作りたい、そんな想いがあるんですよね。

ー先日、東京メトロと共同のeスポーツジムをオープンされましたね。そこにもそんな真鍋さんの想いが詰まっているのでしょうか?

そうですね。6月末にeスポーツジムをオープンしまして、そこではゲームのテクニックとか戦術を教えるんですが、ただ教えるだけなのならこのジムは要らないと思っています。

僕らがなぜeスポーツジムを作ったかというと、もちろん戦術やゲームのテクニックも教えるんですが、それ以外のことをもっと提供したいと思ったからです。具体的には、この場所を”コミュニティ”にしていきたいと思っています。ゲームって正直、家ではひとりでやってて、教わるとしてもオンラインで教わって終わったらハイおしまいさようなら、みたいになってしまっていますが、ジムに来ることで仲間を見つけたり、ライバルと切磋琢磨することができます。僕はそこで得られる人間関係が重要だと思っていて、つまりはeスポーツジムを通じて人間関係を豊かにする仕組みを作りたいんですよね。

ーゲームってどこか閉じている感じがありますよね。

そうですね。でも本当は皆で集まってわいわいやる方が楽しいに決まっているし、その方が新しい発見や成長のチャンスがあるはずなんですよね。

ーeスポーツに「人の成長の可能性」を見いだせるということでしょうか?

eスポーツ自体の競技性がどんどん高まっている背景もあるので、単なる遊びではなく、練習の成果を発揮する場を提供できるのが、eスポーツジムの理想形です。
eスポーツ英会話でも、別に英語という語学自体を教えるつもりは全然ないんです。英語はあくまでもツールの一つで、本質は外国人とコミュニケーションを取ったり、スポーツマンシップやマナーを学べたりする場になればと思います。
自宅でゲームをやっている時、嫌なことがあればリセットボタンを押せば終わり。でも、皆で一緒に競技としてやる以上、例えば先に自分が負けて仲間が残っているなら、仲間を応援して自分にできることをする、そういう空気感ってすごく大事だと思います。eスポーツ英会話では、それをしっかり教えるようにしています。

ー真鍋さんはeスポーツを通じて子供たちがどんなふうに成長していくと思いますか?

eスポーツ英会話においてはグローバル人材が育つと思います。グローバル人材って言われると、なんかキラキラ人材で、飛行機使ってニューヨークに出張行ったりとか、外資系企業に入ったりとか、そんなイメージがありますよね。でも僕は、全くそんな風に思っていない。例えば、高知県の地元の古い旅館の窓口で、そこを訪れる海外の人に存分におもてなしをしたい、という人もグローバル人材だな、と。どこにいても海外の人とフラットに当たり前に繋がっていると感じられる、そんな感覚を培っていけると思います。

eスポーツジムでは、仲間とか人との繋がりがキーになってきます。ゲームに真剣に取り組む過程で、人との付き合い方や他人と自分の関係性の構築力を培えるようになれたらいいな、と。

ー今後事業を伸ばした先に、どんな世界を描いていますか?

野球やテニスって、公園に行けばよく見る光景ですよね。僕は、それぐらいeスポーツを当たり前にしたいんです。僕の家の近くに大きな公園があるんです。そこにテニスコートが10面ぐらいあって、土日になるとプレーした親子やおじちゃんおばちゃん達が、帰り道こぞって駅前のサイゼリヤでご飯を食べて帰るんですよね。すごいいいなと思って、そのシーンが。
同じ様に、週末親子でeスポーツジムにプレイをしに来て、「お父さん、今日勝てなかったね。」みたいなことを話しながら、帰りにサイゼリヤでご飯食べる。
eスポーツをそういうカルチャーにしていきたいと思っているんですよね。

一貫して「eスポーツにおける人の可能性」を信じる代表の姿勢がとても印象的でした。eスポーツが日常にとけ込む世界の実現が、今から楽しみですね!

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