こんにちは!iGrusの佐久間です。
今回は【CHRO COLUMN】シリーズ第4弾。今回のテーマは「仕事の向き不向き」。所謂、天職という言葉にも関係するテーマです。
このシリーズでは、iGrusのCHRO佐久間が、仕事や企業、キャリアや自己成長等についての情報をコラムとして共有します。
持てる限りの知識を余すことなくお伝えできればと思うので、是非読んでみてください。
目次
自分は〇〇に向いているか?
「自分はエンジニアに向いているでしょうか?」
「Webデザイナーに向いている人って、どんな人ですか?」
SESで採用の仕事をしていると、こうした相談をいただくことがあります。
新しい仕事に挑戦する時、「自分に向いているか」が気になるのは当然だと思います。
不得意な仕事よりかは、得意な仕事を選びたい。
できれば仕事選びを失敗したくない。
自分に合わない仕事を選んで、時間を無駄にしたくない。
そう考えるのは自然です。
ただ、採用やキャリアに関わる中で、私は少し違うことも感じています。
それは、「仕事は最初から向き不向きが決まっているものばかりではない」ということです。
むしろ、経験を積みながら、その仕事に「向いていく」こともある。
私はそう考えています。
最初から得意だった人ばかりではない
今、エンジニアとして、Webデザイナーとして活躍している人たちは、最初からその仕事が得意だったのでしょうか?
もちろん、中には子どもの頃からプログラミングが好きだった人や、デザインが得意だった人もいると思いますが、全員がそうではありません。
最初は誰だって専門用語は分かりませんし、、コードを見ても何を書いてあるか分からない、デザインを作っても何度も修正される、それどころか質問の仕方さえ分からない…
そんなところから始めた人もいます。
そこから、一つ覚えては一つ失敗して、教えてもらってまたやってみて、少しずつできることが増えていきます。
その繰り返しの中で「この仕事、意外と自分に合っているかもしれない」と思うようになることもあります。
「向いているか」を考えすぎると、一歩目が遅くなる
何かに挑戦する前に「自分に向いているか」を完璧に判断することは難しいものです。
なぜなら、まだ経験していないからです。
例えば、エンジニアの仕事に向いているか知りたいけど、一度もコードを書いたことがない。チームで開発した経験や、お客様の課題をシステムで解決した経験なんてもちろんない。
そんな状態で「向いているかどうか」を100%判断することはできません。
実際に作ってみて、フィードバックを受けて、改善を繰り返す。
「プログラミング」を「仕事」として誰かに届ける。
そこまで経験して、初めて分かることがあります。
だから私は、向いているかどうかを考えることより、まず小さくやってみることの方が大切だと思っています。
「苦手」と「向いていない」は同じではない
苦手と向いていないは、よく混同されるところです。
最初にうまくできなかったから、自分には向いていないんじゃないかな…
本当にそうでしょうか?
初めてやることなら、できない方が普通です。
プログラミングを始めてみたら、エラーがたくさん出る。意味が分からないことだらけ…
それは「向いていない」のではなく、まだ知らないだけかもしれません。
デザインを作って、修正をたくさんもらう。それもセンスがないのではなく、まだ判断基準を知らないだけかもしれません。
質問がうまくできないことや、仕事が遅いこと、報告するタイミングが分からないことなども、多くは経験によって改善できます。
だからこそ、最初の「できない」を、すぐに「向いていない」に変換しないでほしいと思っています。
適性よりも、「改善できるか」を見たい
採用する側としても、私たちは「最初からできる人」だけを見たいとは思いません。
それ以上に見たいのは、フィードバックを受けた後、どう行動するかです。
分からないことを調べ、失敗した原因を考え、指摘されたことを直す。同じミスを減らす。次は前回よりも少しだけ良くする。
こうしたことが続けられる人は、最初は不得意だったことでも、少しずつ得意になっていきます。
iGrusでも、専門案件へ進むために技術力だけではなく、コミュニケーションや業務姿勢、検索・調査・質問力など、日々の行動を大切にしています。
つまり、「向いているか」だけではなく、「向いていける人か」を見るということです。
好きだから続く場合もあれば、続けたから好きになる場合もある
「好きなことを仕事にしよう」という言葉があります。
それも一つの考え方だと思います。
でも、好きなことが最初から見つかっている人ばかりではありません。
何となく始めた仕事だった。最初は特別好きでもなかった。
でも、できることが増えた。人から頼られるようになった。
成果が出た。お客様に喜んでもらえた。
そうするうちに、その仕事が面白くなってきた。
そんなキャリアもあります。
つまり、「好きだから上手くなる」だけではなく、「上手くなったから好きになる」こともある。
仕事のおもしろさは、経験の中で見つかることもあるのです。
未経験転職では、「完璧な職種選び」をしなくてもいい
未経験でIT業界へ入ろうとすると、
「エンジニアかWebデザイナーか」
「開発かインフラか」
「フロントエンドかバックエンドか」
など、たくさんの選択肢が見えてきます。
そして「最初に間違えたらどうしよう」と不安になることがあります。
でも、キャリアは一度決めたら二度と変えられないものではありません。
まず基礎を身につけ、仕事を経験してみて、自分の得意不得意と、興味がある領域を見つける。
そこから少しずつ方向を調整していけばいいんです。
iGrusのロードマップでも、最初の数年を土台づくりの期間とし、その後に技術領域や役割、働き方などの選択肢が広がっていくキャリアを想定しています。
最初に選んだ選択肢で、人生すべてを決める必要はありません。
大切なのは、「何になりたいか」だけではなく「どう成長したいか」
キャリアの相談では「何になりたいですか?」という質問をよくします。
皆さんにも、どんな人になりたいか考えてみてほしいと思います。
自分で課題を解決できる人、専門性の高いスキルを持っている人。
誰かから仕事を任せてもらえる人。チームから頼られる人。
学び続けられる人。
働き方を自分で選べる人。
こうした目標であれば、職種が少し変わっても意味を持ち続けます。
技術も市場も変わります。
なんなら、仕事の名前だって変わるかもしれません。
だからこそ、職種だけではなく、自分自身の力を育てる。
それが長いキャリアでは大切なのだと思います。
「向いている仕事探し」だけではなく、「向いていく経験」をする
もちろん、明らかに合わない仕事を無理に続ける必要はありません。
価値観、得意不得意、健康、生活…さまざまな事情があります。
ただ、最初につまずいただけで「自分には向いていない」と決める必要もありません。
少し続けてみたり、人に教えてもらう。一度やり方を変えてみて、得意な部分を探す。
そうすることで、最初には見えなかった自分の可能性が見えてくることがあります。
キャリアは、自分にぴったり合う仕事を探す旅だけではなく、自分自身を仕事に合わせて成長させていく過程でもあると思っています。
会社側にも、「向いていける環境」をつくる責任がある
もちろん「本人が頑張ればいい」だけではありません。
未経験の人が挑戦するなら、会社にも役割があります。
成長への道筋を示し、相談できる人を付け、挑戦できる機会をつくる。
挑戦の先で成長した人には、次のステージを用意する。
本人だけに努力を求めるのではなく、努力が成長につながる環境をつくることが会社の役割だと考えています。
人が仕事に向いていく過程を、会社も一緒に支えていく。
私たちはそういう組織でありたいと思っています。
まとめ
「自分には何が向いているんだろう?」と悩むことは、悪いことではありません。
でも、今答えが出なくても大丈夫です。
キャリアの最初から自分に完璧に合う仕事を見つける必要はありません。
最初から自分にぴったりの仕事を見つけられる人は多くないでしょう。
まずやってみて、学んでみて、失敗して、改善する。
できることが増えていく中で「これなら続けられそう!」「もっとやってみたい!」というものが見つかることがあります。
だから私は、「向いている仕事を探す」ことと同じくらい、「仕事に向いていく自分をつくる」ことも大切だと考えています。
できなかったことが、できるようになる。
苦手だったことが、少し得意になる。
分からなかった仕事が、面白くなる。
そうやって、人は仕事に向いていくことがあります。
だから、「向いているかどうか」だけで可能性を閉じないでほしいと思っています。
まず一歩やってみて、昨日の自分より少しできる自分になり続けることで、その積み重ねが、いつか「自分の仕事」をつくっていくのだと思います。
最後に
iGrusでは、IT業界で働くことに「向いていきたい」人たちが成長しやすい環境を整えています。
自分の思い描く「理想の自分」へ近づくために毎日コツコツ頑張る人を、これからも応援し続けていきます。
iGrusという環境で成長したい!働きたい!と少しでも思っていただいた際には、是非一度お話しに来てください。