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就活よ、いつ終わる? いつ終える? 就活の悩みを内定者と考えてみた Round.2

就活生のみなさん、こんにちは!
今回は、内定者と実施した「就活の悩み座談会」(2023年2月28日実施)の模様をお届けする第2回です(第1回はこちら)。
インフォバーンの新卒採用担当として、就活生の悩みを聞く機会の多い松永隆志の発案で始まった座談会。就活が長期化したときに、落ち込まないためにどうしたか? 「ここに入社する!」と決断するまで、就活のやめどきをどう考えていたのか?……前回に続き、就活で経験した悩みについて、インフォバーン2023年度内定者のうち、岡本未来さん、佐々木七海さん、冨川詩音さんに集まってもらい、赤裸々に語っていただきました。

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「就活終了」と納得して終えた理由は?

松永:今はやろうと思えば、ずっと就活を続けられるじゃないですか。だから逆に、辞めどきが難しいんじゃないかなと思っているんですよね。あるいは就活期間も人によってまちまちなので、内定がないことに焦ったりとか。そうしたお話をうかがって、これから就活する人のヒントになればと考えています。
まずは「就活をやめよう」と思った瞬間。「この会社に入ろう」と思った基準について教えてもらえますか?

佐々木:私は就活を進めるうえで第一希望にしていた企業があって、そこから内定がもらえるかどうかで考えようと思っていたんですけど、結局内定をいただけなくて……。新しい軸になる企業を探そうと思って次に意識したのがインフォバーンで、それで内定をいただけたのですんなり決めました。

岡本:私は年齢がちょっと上なので、新卒採用と並行して第二新卒採用も一緒に受けていたんです。そのなかで、そもそも自分があまり器用なタイプじゃないから、本当に入りたい企業にしかエントリーしなかったんです。だから、持ち駒自体が少ない状態で続けていました。
そのなかで、インフォバーンから内定をいただけたので、入ろうと決めて就活終了という感じでした。選考フローのなかで、人事の方とか、関わる社員の方とか、会社の雰囲気とかを見て、インフォバーンにすごく魅力を感じていたので、そこは特に悩みませんでしたね。

冨川:私は、別に入社を考えていた企業があったんです。仕事内容がやりたいこととすごく合っていたので、内定をもらったら就活終了と考えていたんですけど、最終面接まで社員の方と一回も直接はお会いしてなくて……。
それで初めてオフィスに行って社長や社員の方とお会いしたら、肌感覚として「自分には合わないのかも?」ってちょっと違和感を覚えたんです。私も就活でエージェントの方とやり取りしていたので、その話をしたら「その違和感はいまは小さいかもしれないけど、春に近づくにつれて絶対に大きくなっていくよ」「本当に納得いく会社に出合うために、もうちょっと頑張るのはどう?」ってアドバイスをいただいて。
実際に、どんどん日が経つにつれて、その違和感は大きくなっていったんですよ。それで「そうしてみよう!」って考え直しました。そのなかでインフォバーンに出合ったら、最初から直接にお会いできたし、人事の方だけでなく現場で働いている方とも会わせていただけて、「ここは合っている!」と確信が持てたので、内定をいただいたときに就活を終わらせました。

木下:けっこう面接を受けていくなかで、志望順位も変わっていくもんなんですね。

冨川:変わりますね。特に就活を始めたてのときは、一次面接を通っただけで嬉しくなっちゃって、「ここに入りたい!」って気持ちがすごく強くなってました。それでも最終面接とかに進むと「やっぱり違うかも?」って思ったり。ブレブレな感じですけど。

▲当日はオンラインで座談会を実施しました。

「働く社員」のことがいちばんわからない!

松永:みなさんは、どういう視点で企業を評価されていましたか? 会社にどんな魅力を感じたら、納得して就活を終えられるのか気になっています。

佐々木:私は会社の雰囲気を知るために、「社員の仲は良いですか?」みたいな質問をするのはあんまり意味がないとだんだん思うようになって。だいたい「すごく仲良いです」「面白い人が働いています」って答えるんですよ。「真面目です」とか「優しいです」とかよりも。
初めは「そうなんだ~」と素直に受け取っていたんですけど、だんだん「あれっ、ここもあそこも同じ回答だな」って気づいて。そこは自分で感じ取らないとわからないんだなって、途中から思っていました。

そんななかで、いろんな社員さんと選考課程でお話しできて、実際に面白い方たちだったときに、その会社は一人ひとりが面白いんだろうなとか、入社してもっと社員さんを知りたいなとか思いましたね。どんな社員の方がいるのか、会社の雰囲気はどうなのかが、いちばん未知の部分でもあるし、私にとって重要な要素でした。

木下:人事の方、部長や社長だけじゃなく、現場の社員にも会えたほうが、どんな会社かわかりやすいですよね。

岡本:振り返ると私は、面接をしているときに、3つポイントを気にしていたなと思います。1つは柔軟性というか、たとえば面接でZOOMの電波が悪いみたいなトラブルが起きたとき、こっちはすごく焦るので、企業の方に柔軟に対応していただけるとすごくありがたいなと思いました。あと、私は経歴が他の学生とちょっと違うので、そこに対する柔軟性は自分とのマッチングの意味でも重要だと感じていましたね。

2つ目は、出てくる社員さんのジェンダーが偏っている企業は警戒していたというか、男性だけしか出てこない会社だと、若い女性の私が入ったときに、どういう感じで働くのか想像がつかないところがありました。
あと、一緒に働く社員さんとか、上司の方が大事だと思っていたので、面接官が複数人いたときには、面接官同士のやり取りをよく見ていましたね。そこでのコミュニケーションが多いなら、きっと社内でもコミュニケーションが豊富なんだろうなって。インフォバーンの方は、たくさんおしゃべりしてくれる社員の方が多かったですね。

松永:それは本当にそうですね(笑)。

岡本:すごく楽しそうな会社だなという印象を受けていました。

松永:うちは編集者が多いってのもあるかもしれないですね。仕事として、聞くことも大事な職業なので。

冨川:私は、企業の方の採用活動のスタンスを見ていましたね。「フラットな会社です」って言葉では言っている企業は多いと思うんですけど、本当かどうかわからないじゃないですか。でも、学生に対してもそうであれば、本当にフラットなんだろうなと思って。

だから、「採用してあげる」って感じじゃなくて、「マッチングを大事にしている」っていう感じの会社のほうが魅力を感じましたね。
経験した例だと、「面接官の情報を事前にくれる企業はいいな」って思いました。履歴書を送っているので、こちらのことを面接官の方はざっくりとはわかると思うんですけど、こちらは相手の名前も顔も知らないんですよね。たまに「面接をするのは2人です」とかは事前に教えていただいたりはするんですけど……。

そんななかで、面接官の方の名前と「こんな紹介記事があります」って記事のリンクを貼って送ってくださる企業があって。そのときは、その人のことを調べて、「こういう感じの人なんだ」って知ったうえで面接に挑めたので、質問の時間でも、「この記事のここはどういう意味ですか?」とか、「ここに共感したんですけど、どう乗り越えたんですか?」とか、話題がつくれたし、コミュニケーションが活発になりました。

そういう情報のフラットさが、働いたときのフラットさにも結びつくのかなと思いますし、そこは魅力を感じた点でしたね。

木下:なるほど。それは良い会社ですね。うちもWantedlyで社員紹介記事を出しているんですけど、読んだりはされましたか?

冨川:読みました! すごくありがたいです。写真があるだけでも、だいぶ違うんですよね。インフォバーンの記事は、その人のそのままの口調で書かれていたりもするので、「冗談を言ってくれる人なんだろうな」とか、「この人は関西人なんだ」とか、そういう人の雰囲気がわかって参考になりました。

木下:確かに、「どういう社員がいるか」っていう人の情報が、調べてもいちばんわからないことですからね。

▲インフォバーンのWantedlyでは社員紹介のほかに、社内イベントの様子なども発信しています。写真は定期開催しているショート・プレゼン大会「Pechakucha Night」から。

就活情報の友達との交換はどうしてた?

木下:就活中に、友達同士での情報交換はしてましたか? 友達でも、就活は人によってどんどんステータスが変わるから、ずっと一緒に相談し合えなかったりはしますよね。

冨川:私はゼミが週に1回あって、そこにみんな来られるときには来ていたんですけど、そこでしか会わないんですよ、同級生に。

木下:そうか、もう講義もないから。

冨川:そうなんですよ。講義がある人もオンラインなので、学校には来ないんです。ただ、やっぱりLINEとか電話とかより、直接会ったほうが就活の本音とか、「面接どこまでいってる」とか、みんな話しやすくて。私はその週1のゼミでめちゃくちゃ情報交換していましたね。

なぜかTwitterで一緒に就活している人たちとか、LINEのオープンチャットとかよりも、ゼミのメンバーのほうが、「チーム」「仲間」っていう意識があったので、そこでは見栄を張らずに、「いま不安なんだよね」とか、「ここの面接をどう乗り切った?」とか、正直に話していました。その場が本当に心強かったですね。

木下:それはオアシスですね。親への相談とも違うところが、同じ就活をしている友達同士だとありますもんね。

松永:逆に、友達に内定が出て焦ったって方はいますか?

佐々木:私もゼミの友達としか会ってなかったし、SNS関係を断っていたんですけど、私の周りは悩んでいる人が多かったというか、内定が出ている人は表に出てこなかったというか……。内定が出ていない人のために、内定が出た人は一歩引くところがあって、悩んでいる人同士で悩んでいたかもしれないですね。それで埒が開かなかったというか、うまく解決策が出せなかったのかなというところはあります。ずっとウジウジしていました。

木下:就活は長くなればなるほど疲れますしね。どこかで「もう疲れ切った!」っていう時期はありましたか?

佐々木:ありました。ただ、休んでいる間も心配というか、そこで休むより、何か策を講じて動いているほうが気持ち的にむしろラクでした。

木下:なるほど。選考の途中で落とされていくとショックだし、「そんなことはない」って言われても、続くと人格を否定された気持ちになったりしますよね。それで自信がなくなって、面接でも負のスパイラルに入ったり。そこで落ち込みすぎないようにするために、何かしていたことはありますか?

岡本:私は就職指導課のベテランの方に、自己肯定感を高めてもらってましたね。模擬面接の練習をするたびに、「いけるよ」「自信を持って」って励ましてくださったんです。
あと、腹をくくって、「就活中は就活するだけの機械になってやろう」みたいに決めてました。ふだん話すときも結論ファーストになったり、文章もエントリーシート長の文体になったりしてたと思います(笑)。どっぷり就活に浸かろう、何か手を動かすしかない、という感じでやっていました。

木下:すごく頑張ったんですね。内定式で、3人に自己紹介のプレゼンをしていただきましたけど、その姿を見たときに、「すごいな、僕が新卒だったら入れてないな」と思いましたよ。自己肯定感たっぷりに入社してくれればと思います。


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