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働き方やその価値観が大きく変わった現在。企業や組織がどんな考え方を持っているか、が転職先を選ぶ上でも重要なポイントになるのではないでしょうか。
現在、インフォバーンのソリューション部門では、コンテンツディレクター、Webディレクターを募集中。さまざまな業種のオウンドメディア運用、コンテンツ制作、SNS運用、ブランディング支援など、幅広く業務を行う部門です。そこにはどんな人がいて、どんな仕事をしているのか? その根底にあるものとは? 採用面接において応募者の方によくいただく質問を、3人のユニット長に回答してもらいました。
※2021年6月1日よりソリューション部門はエクスペリエンス部門に名称変更しました
▼ユニット長3名のご紹介
インフォバーンは、コンテンツを拡張して考えています
ーーソリューション部門は、企業のデジタルマーケティングやコミュニケーションの支援をしていますね。具体的にどんなプロジェクトがあるのか教えて下さい。
林:オウンドメディアの立ち上げや運用を主力として、販売促進から企業ブランディング活動まで幅広く企業の支援を行っています。
中川:具体的には、さきほどのオウンドメディアに関するものや、ブランドサイト構築やコンテンツの制作、あとはSNS運用などがありますね。
林:広義のコンテンツ制作を主に行っているといえばよいでしょうか。いわゆる普通のコンテンツ制作会社とはちょっと違う、抽象度の高いところからスタートするものを多く手掛けています。コンテンツを拡張した考え方で取り組むところが他の企業にはないなと思いますね。記事だけでなくて、動画、イベント、冊子、ワークショップ…ユーザーや生活者とコミュニケーションを取るためのものをコンテンツと称して取り組んでいます。
能瀬:企業のブランディング支援や企業メッセージの啓蒙活動とか、コンテンツの形も色も企業によって変わってきますね。
中川:だからけっこうアウトプットの幅は広くて、オウンドメディアと合わせたオンラインイベントのプロデュースも範疇に入ってきます。さすがに外部パートナーと組んだりしないと完璧に対応はできませんけれども。
林:最近だと、一般消費者向け商品の期間限定のキャンペーンも手掛けています。
中川:あとはPR施策なんかもあります。特定の業界が多いとかもなく、本当にいろいろなクライアントとお付き合いさせていただいていてありがたいですね。
ーーそんな幅広い業務をどのような組織構成で推進していますか?
能瀬:ソリューション部門は、今期から僕ら3人を含む5人のユニット長率いる5ユニット+マーケティングユニットに再編成されました。
林:部門全体で70人程度、だいだい1ユニット10~15人で構成されていて、Webディレクター、コンテンツディレクター、テクニカルディレクター、アートディレクター、アカウントプランナーなどいろいろな職種が混在しています。
ーー職種の配分は、ユニットごとに同じなんですか?
中川:均等ではないですね。運用保守案件が多いユニットにはWebディレクターが多かったり、新規の仕事を取りに行くことに比較的力を入れているユニットには、プランナー的な動きをする人が配置されていたりと特色はありますね。オウンドメディア運用を多く手掛けているところにコンテンツディレクターが多くなるなどもあります。
林:男女比もユニットによって変わりますが、部門全体では半々くらいじゃないでしょうか。
ーーひとりの社員につき案件はどれくらい担当しますか?
林:ユニットで20~30件くらい。ひとりの社員が担当するのは、3、4件でしょうね。
中川:大企業の案件をメインでやって、そのなかでオウンドメディア運用だったりイベントだったり、広告運用だったりを多岐に渡ってやっているような人は、手掛けるクライアント数は少なめだけど、そのなかで関わっているプロジェクト数が多いパターンもあります。どのユニットでもマルチタスクが求められることには変わりないですね。
能瀬:仕事の幅が広かったり社内に先例がない案件が多かったり、ということもあるのですが、お互いを助けるという意味でもチームワークは非常に重要ですね。どの案件も一人ですべて完結できるという仕事ではなく、周りに人がいて、そこで助けて助けられてクオリティをあげていくようなところがありますね。
活躍できる人は、「領域を超えていける人」
ーー一ソリューション部門で活躍しているのはどんな人たちでしょうか?
能瀬:リサーチが必要で業界がニッチな案件を積み重ねる人もいれば、BtoBもBtoCも同時にやっていく人もいるし、本当にさまざまですね。
林:ここにいる3人はわりといろんな案件をやってきたタイプですね。レシピや美容など、消費者向けの生活商材は興味がある人が多いですが、BtoBといった専門性の高いものまでも自分ごと化できて、仕事を機に興味の幅を広げていくことが楽しいと思える人はぴったりだと思います。コンテンツディレクターの資質としては、チャンスがあればなんでもやってみたいというような方が活躍しやすいんじゃないでしょうか。
ーーWebディレクターはどうでしょうか?
中川:新規のブランドサイトや、オウンドメディアのCMSを構築するような仕事のほかにも、最近はオンラインイベントのプロデュースといったWeb以外の領域も増えているので、Webサイト構築のディレクション業務はもちろん大切なのですが、その上でさらに領域を超えている人が活躍できているな、という印象です。
林:イメージしやすいWebディレクターとしての仕事はもちろん、それをこなした上でコンテンツに深く関わって、全体としてプロジェクトをどうしたいか、どうしていけばクライアントのためになるかをフレキシブルに考えられる人がいいんじゃないでしょうか。
能瀬:特に、うちみたいな少数精鋭の会社は「これだけをやっていきます」みたいな突き詰めた専門知識だけでは成立しないので、柔軟な考え方で自分の領域を越境してハイブリッドなスキルや職能を持てる人が活躍できると思いますね。
ーーいわゆるレジリエンスが求められるということですね。
能瀬:そうですね。順応しようとする姿勢やしなやかさがある人。
林:それから、Webのトレンドは移り変わりが早いのでそれをうまく感知できる人。あとは、料理でも毎日ヨガするみたいなライフスタイルでも、なんでもいいけどなにかひとつ執着するものがあるといいなと思います。
能瀬:ひとつのものに深く執着するのでも、いろんなものに幅広く執着するのでもいいんですけど、何かに夢中になった経験があって、のめり込む気持ちがわかる人だからこそ人の心を動かすようなコンテンツはつくれるんじゃないでしょうか。
ーーWebディレクターにおいてはどうですか?
中川:そうですね。僕は何かしらに執着というか、心を開くようにはしていますね。Webの世界は速度が早すぎて追いつくのだけで大変ですが、好奇心を常に持って、情報をキャッチアップして、クライアントのことを一生懸命考えるというのもひとつの執着だと思っています。
1日の働き方は、作業少なめ、コミュニケーション多め
ーーどんな感じでみなさん働いているのでしょうか? 1日の流れは?
能瀬:基本的には朝10時から始業する人が多くて、打ち合わせと作業を入り乱れてやるという感じだと思います。日によっても違いますが、1日ずっと黙々と作業、みたいなのは少ないでしょうね。取材とか撮影があるとバタバタしますけど、けっこう人としゃべってコミュニケーションを取る時間のほうが多い。
林:1日に1、2個チームミーティングがあって、案件を一緒にやっている人と編集会議をしたり、進捗会議をしたりするのと、たまにクライアントとミーティングしたりだとか。コンテンツをつくったり、つくるための調べ物をしたり、企画書をつくったりする自分の作業の時間はが4割くらいじゃないかな。そんな感じですね。
中川:そうですね。自分も最初はWebディレクターとして入社したんですが、今はWebサイトだけつくっている仕事ってほとんどなくて、会議をどうファシリテートするだとか、ブレインストーミングに参加したりだとか、あとは予算管理とか事務処理もそこに入ってきますね。
議論やシェアが気軽に行われる文化
ーーみなさん、どんな雰囲気のなかで働いているんでしょう?
能瀬:集中するときはみんなでバッと集中して、大きな成果に近づける。そういう人が多い印象です。熱量って伝播するので、その他人の熱量を素直に受け入れて、自分も熱くなれる、みたいな人が多いくていいなと思います。斜に構えて、冷笑的になる人が少ないというか。
林:自分の持っている知見を惜しみなくさらけだす、みたいなところはありますね。快く教えてくれる人が多いので、ユニットに関係なく「あの人があれをやってたから、聞いたら?」ってメンバーに意識的に促すようにしています。
能瀬:利己的な人ってあまりいないですよね。いわゆる「陽キャ」ではなく、ちゃんと聞きたいことを聞ける心理的安全性を構築するような、相手に合わせた気遣いができるという意味でコミュニケーション能力が高い人が多いと思います。
中川:オンラインでのやりとりが増えていますが、slackで「この方面の人繋がりありませんか」なんて質問が飛び交っていたり、zoomで勉強会があったりとツールをうまくつかって社内共有も活発に行われていますね。
週2の出社で、リモートワークとのハイブリッド。工夫点は?
ーー会社全体で週2出社、週3リモートワークが基準(2021年4月現在)となってますが、ソリューション部門ではどんな形でリモートワークが推進されていますか? その工夫は?
林:オンラインになって、コミュニケーションの仕方というか、その人の人となりが以前より可視化された気はします。これまでと同じく、その人にあったコミュニケーションを心がけつつ、オンラインの時は、受け身の人を取りこぼさないように気をつけていますね。
能瀬:プッシュ型/プル型の人ですよね。プッシュ型の人はわりとそのままいけるけど、プル型の人にプッシュ型になってくれというのも違うので、プル型の人にコミュニケーションを促してもらえるようにアプローチするとか、自分から声をかけるような工夫をしています。
中川:若い方は自分とけっこう年が離れているので、気軽に聞きづらいだろうなって気がしています。心理的なハードルを下げるためにやわらかめなコミュニケーションをするとか、「気軽に相談してくれていいんだよ」という雰囲気は出していきたいです。就任してまだ一ヶ月弱ですが、若い人も臆せず自分の意見を伝えられる環境をつくって、チームとして成果を出せるような体制をこれから整えて行きたいと思っています。
能瀬:工夫するのが楽しい人は向いてますよね。「どうやったら伝わるだろう」とか「こっちだったらどうだろう」とか「この人こういうこと考えてるんじゃないかな」とか、結局クライアントとのコミュニケーションも、チームの人に向けるような、他人に対する興味をどこまで掘り下げるか、ということの延長線上にあると思うので。
組織も働き方も。インフォバーンの未来は、自分たちでつくり上げたい
ーー「コミュニケーション」や「チームワーク」といったキーワードがいくつかでてきましたが、インフォバーンの社員が「大事にしていること」ってなんだと思いますか?
林:「伝える仕事」をしていますから、コミュニケーションを考えることは社内であっても同じだし、どうやったらより良くなるかを考え続けていきたいですよね。リモートワークのやり方ひとつとってみても、常に議論して改善していこうとしています。
能瀬:その議論も「プロジェクトで成果を出せるか」や「クライアントに対してパートナーとして役に立てるかどうか」というところを起点にしてると思います。
中川:そう言うとすごくストイックで利他的傾向が過ぎるように聞こえますけど、そうやってプロジェクトを成功させていけば、もっと面白い仕事とか新しい仕事があったときにお声がかかるようになるので、自分たちのためでもあるんです。組織の形もリモートワークの働き方も、結局はそのために改善と工夫をし続けているって感じですね。
能瀬:ワクワクするような仕事ができる会社=インフォバーンっていうのを、自分たちで今つくってる実感もあるし、未来もそうありたいなと思いますね。
採用面接時に組織や人材像、働き方についての質問を、応募者の方からよくいただきます。私たちインフォバーンをより深く知っていただくためにも、これらの質問についてユニット長にざっくばらんに語ってもらいました。入社時期や経歴が異なっている3人のユニット長ですが、言葉は違えど個の成長と組織の成長を見据えて語ってくれました。