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Web業界で働くママの産休・育休経験から、育児・家事効率化アイテムまで、一挙紹介!【ママ社員座談会】
インフォバーンで働くママ社員3人の座談会企画。産前・産後休業と育児休業の取得・復帰率が男女ともに100%である当社において、日々の業務と育児をどのように両立しているのか。産休・育休取得準備から復帰後の働き方について、新卒入社3年目のコンテンツディレクター・岡本がお話を聞きました。
※記事内容は2025年10月現在の情報です
【目次】
- 【産休・育休取得への準備】いつ会社に伝えた?周囲からの反応やサポート体制は?
- 【休業期間の過ごし方】1日のスケジュール。育児の分担や実家家族からのサポートは?
- 【復帰に向けて】復帰前の心境は?
- 【育児を通しての変化】休業期間前後で明確に変わった点は?
- 【育児・家事の効率化】おすすめのサービスやツール、家電は?ホットクックは一家に1台必要!
- 【現在の働き方】スケジュールや出社頻度は?リモートワークの活用
- 【現在の業務に対する心境】復帰後、会社・チームメンバーからはどのようなサポートがあった?
- 【これからの働き方】今後の目標は?
- 【インフォバーンの特徴】育児中や出産前の求職者へ向けたメッセージ
【座談会参加者プロフィール】(左から)
- 永瀬夏海(ながせ・なつみ)さん:2021年度中途入社。コンテンツディレクターの他、オウンドメディア運用案件のプロジェクトマネージャーを担当。1歳の娘の母であり、2024年に産休・育休を取得。
- 中山由蘭(なかやま・ゆらん)さん:2019年度中途入社。コンテンツディレクターの他、オウンドメディア運用案件や企業広報案件のプロジェクトマネージャーを担当。2人の娘(1歳・3歳)の母であり、2回の産休・育休を取得。
- 新谷有加(しんたに・ゆか)さん:2010年度中途入社。アートディレクターとして、Webを中心に、さまざまな媒体でのデザインコンセプト定義や合意形成・品質管理を担当。2人の娘(8歳・10歳)の母であり、2回の産休・育休を取得。
【産休・育休取得への準備】いつ会社に伝えた?周囲からの反応やサポート体制は?
新谷:安定期に入ってから伝えました。社内結婚だったこともあり、皆さんがとても祝福してくれたのを覚えています。特に印象的だったのが、創業者の一人である今田素子さんから「育児は仕事よりも大変だよ。がんばってね!」と言われたこと。業務にあれだけ打ち込む人からの言葉だったので、背筋が伸びる想いがしましたね。
そうして休業までは、つわりで体調がすぐれないタイミングはあったものの、業務上のトラブルなどはなく、スムーズに過ごせました。
また当時は、まだ産休・育休制度の整備途中だったので、先に取得していた先輩社員に相談をしたり、どのように休業するかを会社と相談・検討したりしました。復帰後も、リモートワークがメジャーではない時代でありながら週2回のリモートワーク許可をいただくなど、会社の仕組みとしても柔軟なサポートがあった記憶があります。
中山:新谷さんをはじめとする産休・育休取得の先輩社員のおかげで、社内の仕組みが整いましたね。自分が産休・育休を取るイメージも湧きやすくなりました。
私は、1度目の産休・育休取得時は、心拍が確認できた段階で直属の上司にのみ伝え、安定期に入った段階でチームメンバーに報告。2度目の際は、安定期に入ってから上司・チームメンバーに伝えました。
自分が休業することで、他のメンバーの業務が増えて迷惑をかけてしまう不安があったのですが、皆さん「おめでとう」と温かく受け止めてくれて、ありがたかったです。
永瀬:私は、休業の半年以上前に上長に伝え、その後あまり間を空けずにチームメンバーにも伝えました。妊娠がわかったタイミングで子宮外妊娠の疑いがあり、場合によっては緊急手術の可能性があったため、すぐに上長に報告したんです。
その後、子宮外妊娠ではないとわかったのですが、結果的に会社に対してはかなり早いタイミングでの妊娠報告となりました。その時点で産休・育休の取得希望も伝えて、上長からは温かい言葉をかけてもらいましたね。
そこからすぐにつわりで体調が悪くなったため、チームメンバーにも早いタイミングで伝えて、いつ自分が休みに入っても業務が滞らないよう、情報共有や引き継ぎ資料作成などを行いました。私が作成した叩き台の資料をもとに、チームメンバーがスムーズに企画を進行してくれて、とてもありがたかったです。
【休業期間の過ごし方】1日のスケジュール。育児の分担や実家家族からのサポートは?
永瀬:パートナーは有給休暇として1週間ほど休みをとったものの、自分の休業期間ほどの長さではなかったので、実母のサポートもありつつ、私がメインで育児を行いました。
ただ、10か月の休業期間のうち3か月は、週に1回、早稲田マーケティングカレッジという社会人大学に通っていたので、その間はパートナーがワンオペで娘を見ていました。講義を受けたり、合間に外食できたりして、いい気分転換になりましたね。
新谷:私は、パートナーも短い育休をとったものの、自分の休業期間である3年間は2か月おきに東京と実家のある札幌とを行き来していました。そのため、実質半分ほどの期間は実家で過ごし、家族のサポートを受けながら育児をしていましたね。
中山:私は1回目の出産直後は実家に帰り、2回目は出産直後だけ実母にサポートに来てもらいました。パートナーは育休を取得していなかったので、基本的には私がメインで娘を見ていましたね。
【復帰に向けて】復帰前の心境は?
新谷:娘たちを1日保育園に預けて、自分は業務に集中できる時間がとれて、ついでにランチも食べに出られる生活になるのが楽しみでした。休業期間は娘たちとの時間をじっくりと楽しめた反面、自分だけのための時間はあまり取れず、離乳食の残りを自分の食事にするようなことも少なくなかったんです。
中山:1回目の休業時は社会から取り残されてしまったような感覚が強く、「早く復帰して仕事をしたい」「家族以外の人と会話をしたい」という気持ちがありました。しかし2回目は慣れもあってか、復帰すると娘と過ごす時間が減るので「休業期間が終わるのがさみしい」と思っていました。
永瀬:私は、娘と過ごすのはもちろん楽しかったのですが、早く復帰したいと思っていました。娘にとっては早く保育園に行ったほうが、いろいろと刺激が多いんじゃないかと感じていたんです。
【育児を通しての変化】休業期間前後で明確に変わった点は?
新谷:いちばんは、業務内容に対する工数見積が正確になりました。休業期間前は、自分の納得がいくアウトプットの質を追求して、つい残業をしてしまうことも多かったんです。しかし育児をしていると、毎日決まった時間に必ず保育園へお迎えに行かなくてはならないので、「これを何時までに終わらせる!」と強く意識し、タスク管理がうまくなったような気がします。
永瀬:私も時間の使い方が大きく変わりました。以前は自分の気が済むまで残業することもあったのですが、今はほとんどできない。娘の体調不良などで突然休まなければいけないこともあるので、その前提で動く必要があります。そうしたなかで、「これでいいのだろうか?」と悩むこともありますね。
中山:そこは悩みますよね。私も、復帰したばかりの頃は、クオリティーを追求する途中で諦めなければならない状況に「手を抜いているようだ」と感じることもありました。しかし、少しずつ慣れて適応していったので、次第にいい塩梅を見定められるようになるものなのかなと思っています。
【育児・家事の効率化】おすすめのサービスやツール、家電は?ホットクックは一家に1台必要!
・ファミリーサポート
新谷:子どもの送迎や預かりなどを専門とした、地域での有償の相互援助活動です。2人の娘が別々の保育園だった時期に、片方の送迎をお願いすることもありました。
・病児保育
新谷:子どもの急病時、医療機関併設の施設での一時預かりを依頼できるサービスです。リモートワークや裁量労働制の仕組みが整った今だと、そこまで必要なタイミングはないかもしれませんが、どうしても中抜けできない際には役立つと思います。
・生協などの宅配サービスや、Amazonの定期配送
永瀬:物を買いに行く時間や手間を省略するために、配送サービスをフル活用。便利なサービスは積極的に取り入れて、細かな部分も時間短縮を試みています。
・Googleの各種ツール
新谷:インフォバーンの業務では、Googleの各種ツールをフル活用していますが、これを育児にも応用。Googleカレンダーでパートナーと予定を共有・管理、Googleスプレッドシートで娘たちの学習進捗管理、Google Keepで持ち物リスト作成などを行っています。
・Apple Watch
永瀬:育児中の社員はApple Watch利用率が高いですよね。常に身につけていることで連絡に気がつきやすくなるので、娘関連の対応の初動が早まります。
・ノンフライヤー
新谷:油を使わずに揚げ物をつくれる家電で、娘たちが好きなフライドポテトを大量に揚げられるので助かっています。
・ヘルシオ ホットクック
新谷:自動調理家電で、キッチンに張りついていなくても料理を自動で仕上げてくれます。その間に別の家事・業務ができて便利なため、2台をフル活用しています。
永瀬:ホットクックに限らず、便利な家電は揃えるに越したことはないですよね。AIスピーカー、ガス乾燥機、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機なども活用しています。
中山:ドラム式洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機は、令和の「家電三種の神器」なんて言われていますよね。我が家も例に漏れず、すべて揃えています。
【現在の働き方】スケジュールや出社頻度は?リモートワークの活用
新谷:基本的な稼働時間は8:30〜17:30です。定時の10:00〜19:00だと、保育園や習い事の送迎が難しくなるため、一緒に働くメンバーや上長に相談して、時間帯をずらしてもらっています(※1)。リモートワーク(※2)をすることが多いです。
※1:育児などの事情のある社員は、案件のメンバーや上長と相談のうえ、コアタイム(10:00〜12:00)を除いた時間帯において、フレキシブルに中抜けすることができる
※2:インフォバーンでは週2日までのリモートワークが可能。育児などの事情のある社員は、上長と相談のうえ、リモートワーク日数を増やせる場合もある
中山:9:00〜18:00で勤務しています。週2回は出社し、残りはリモートワークです。
永瀬:私は、8:00〜17:00で働いています。出社は週1回ほどで、リモートワークが中心です。
娘が体調不良で保育園を休んでも、昼寝をしている間に急ぎの業務にリモートで対応したり、急な呼び出しなどがあっても、有給休暇扱いではなく中抜けとして対応できたりする。そうして「保育園の洗礼」にも、どうにか対処できています。
【現在の業務に対する心境】復帰後、会社・チームメンバーからはどのようなサポートがあった?
新谷:娘の急病や入院などがあった際、いつもチームメンバーが優しく声をかけてくれます。そうしたなかで、責任ある案件を裁量をもって担当させてもらえるので、仕事のやりがいやモチベーションにもつながっています。
中山:私は、17:00を過ぎるとチームメンバーから「お迎えは大丈夫ですか?」と声をかけてもらうことがあり、皆さん忙しいのにありがたいと思っています。復帰後の業務において、時間的な制限で苦労をしたことはありますが、対人関係で嫌な思いをしたことはないです。
また2回目に復帰した際、チャレンジングな環境に配属してもらえてうれしかったです。「育児をしながらでも新しい挑戦をさせてもらえるんだ」と感じたのと同時に、「期待に応えられるよう、最善を尽くそう」と思いました。
永瀬:私は、娘の体調不良により突然休む際にも、チームメンバーが柔軟にスケジュール調整などのサポートをしてくれて、ありがたく感じています。突然の休みにも大きな罪悪感を感じにくい環境・雰囲気なのがとても助かりますね。
また定期的にある上長との1on1で、家庭の状況を相談しながら業務を進められることも、働くうえでの安心感につながっています。そうしたなかで、復帰前後でアサインされるプロジェクトや役割が少し変わったので、毎回新鮮な気持ちで業務に取り組めていますね。
【これからの働き方】今後の目標は?
永瀬:タスク管理を極めることですかね。最近プロジェクトマネージャーを務めることが増え、業務内容におけるタスク管理の比重が高まっているんです。その学びを活かして、育児・家事の細々としたタスクもがんばりすぎずに楽しむぞ、という気持ちです。と。
新谷:私は、娘たちに楽しく働く姿を見せることですかね。「自分の好きなことを仕事にするのは楽しいぞ」と伝えられるような、そんな背中を見せていきたいです。
中山:私は、母だからこそできる仕事をすることでしょうか。多様なコンテンツを制作するインフォバーンでは、趣味嗜好と関連した案件にアサインされやすい傾向があると思うのですが、これまでの私には目立った特徴や趣味があまりないと感じていたんです。けれど、娘たちが生まれて母になったことにより、「育児中のコンテンツディレクター」という1つの個性が生まれて、食品や生活用品関係の案件に入れてもらえたんじゃないかと思っています。
そうした個性を活かした仕事を、これからも続けていきたいですね。
【インフォバーンの特徴】育児中や出産前の求職者へ向けたメッセージ
永瀬:産休・育休後にフルタイムで復帰するママ社員が多いことが大きな特徴だと思います。これまで女性が多い企業を数社経験したのですが、なかでもインフォバーンは自分の裁量が大きいことから、育児中でも働きやすいです。
また、案件ごとのプロジェクト型で、アサインを含めて業務が属人化しづらい工夫がなされていて、代わりの人が対応しやすい仕組みがつくられていることも、働きやすさの一因だと思います。「何度も中抜けして申し訳ない」などの罪悪感が働きづらさにつながりやすいママ社員にとって、自分の代わりになる人がいて、その人がネガティブな感情を抱きづらい組織の仕組みや雰囲気があることが、ありがたいです。
新谷:10年以上インフォバーンに勤めていますが、人柄のいい社員が多いと感じています。育児経験がないメンバーでも、ママ社員に寄り添ってくれるんです。リモートワークも導入されて働きやすい環境かと思うので、業務と育児の両立に悩む方は、カジュアル面談などから、雰囲気を知ってみていただいてもいいんじゃないかと思います。
中山:やむをえない事情がある場合は、会社の制度などと照らし合わせつつ落とし所を探っていけるような、「私服の私立高校」的な寛大さもありますね。会社として、さまざまな社員の働き方づくりに柔軟に取り組んでくれていると感じます。そうしたカルチャーがあるので、育児をしながら自律的に働きたい方は、ぜひインフォバーンに来ていただけたらと思います。