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インフォバーンで働くパパ社員3人の座談会企画。産休・育休取得・復帰率が男女ともに100%である当社において、日々の業務と育児・家事をどのように両立しているのか。その実態について、新卒入社3年目のコンテンツディレクター・岡本がお話を聞きました。
記事前半では、2024年に育休を取得したアカウントプランナー・大浦さんに、育休取得準備から休業期間の過ごし方までを取材。そして記事後半では、大浦さんと、コンテンツディレクターの白濱さん・大内さんに、日々の業務と育児・家事の実態について語ってもらいました。
※記事内容は2025年10月現在の情報です
【目次】
- 【育休取得〜休業期間】パートナーとの育児を通して、家族の絆が深まった
- 【育児と仕事の両立】業務時の1日のスケジュール。時間の使い方で変化した部分は?
- 【育児・家事分担】パートナーとの育児・家事分担は?
- 【業務・家事の効率化】おすすめのツールや家電、サービスは?
- 【現在の働き方】会社・チームメンバーからはどのようなサポートがあった?また、仕事のやりがいは?
- 【インフォバーンの特徴】育児中や育児を控える求職者に向けたメッセージ
【座談会参加者プロフィール】(左から)
- 白濵久史(しらはま・ひさし)さん:2022年度中途入社。コンテンツディレクターとして記事・動画の制作に携わる他、コピーライターやプロジェクトマネージャーも担当している。9歳の娘の父。
- 大浦雅俊(おおうら・まさとし)さん:2016年度新卒入社。アカウントプランナーとして、さまざまな新規クライアントを担当している。1歳の息子の父であり、2024年8月に1か月間の育休を取得。
- 大内徹也(おおうち・てつや)さん:2021年度中途入社。コンテンツディレクターとして、主にSEO 記事の制作を担当している。3歳の息子の父。
【育休取得〜休業期間】パートナーとの育児を通して、家族の絆が深まった
──育休取得の意思を会社に伝えたのはいつですか? かねてから取得を予定していたのでしょうか。
会社に伝えたのは育休取得の2〜3か月前です。直属の上長には、会社への報告よりも前、パートナーの妊娠がわかった時点で育休取得希望の旨を伝えていたので、それに沿って案件へのアサイン調整をお願いしていました。
育休自体は周囲の男性社員が取得していたことから、パートナーの負担をなるべく軽減するために自分も取るつもりでした。
──周囲からの反応やサポート体制はいかがでしたか?
「おめでとう」というポジティブな反応が多かったですね。「仕事のことは気にせずに休んできて」など、心理的なハードルを下げてくれる言葉をかけてもらい、ありがたかったです。
プロジェクトマネージャーへバトンタッチしやすい管理業務が多かったこともあって、引き継ぎはスムーズに進み、「後は任せました!」という気持ちで休業期間に入りました。
──休業期間中のパートナーとの育児・家事の分担と、大浦さんの1日のスケジュールを教えてください。
基本的には私の苦手な料理以外の育児・家事を、2人で交代で行っていました。事前に話し合って分担するのではなく、お互いが同じことに対応できるようにしたんです。そうした方針もあったので、早い段階で母乳でなくミルクのみでいこうと決めていました。
私の1日のスケジュールとしては、起床後に息子にミルクをやってあやし、ミルクをやってテレビを見て、ミルクをやってたまにジムに行き、ミルクをやって寝かしつけて……ということを延々と繰り返す日々でした。
──息子さんが小さいうちは、おふたりとも生活リズムが不規則になりそうですね。
そうですね。パートナーとは同じタイミングで就寝しないようにして、深夜の対応なども交互で行っていました。また、定期的に私が息子を抱っこしながら犬の散歩に出るようにするなど、お互いが1人の時間をもてるような工夫もしましたね。2人ともずっと家にいて、育児か睡眠しかできない状況だと、煮詰まってしまうこともあるかと思ったので。
──そこから復帰に向けて、どのような心境でしたか? また準備として取り組んだことがあれば教えてください。
1か月という短期間の休業だったので、そこまでのブランクにも感じず、不安はあまりなかったですね。「もう復帰か!」と育休取得期間の短さを痛感して、もう少し長く取ればよかったと思っていました。直近で育休を取っていた先輩社員は1年ほど休んでいましたし、今もし育休取得時に戻れるなら、最低でも3か月は取りたいです。育児は思っていたよりも大変で、心身ともにへとへとになるものだとわかったので。
復帰準備としては、パートナーの両親との連携を強めておいたことに加えて、オムツや服などの定期的な買い足しが必要になるものや、バウンサーなどの便利なグッズを、できる限り購入・注文しておきました。育児で疲れていると、どの商品を選ぶべきか検討する体力もないだろうと思い、「手堅く使えそうなものを揃えておこう」というスタンスで買い揃えたんです。
──たしかに、とても疲れている状況では、何かを選ぶという行為自体も負荷が高そうですもんね。そうした休業期間を経て、ご家族に変化はありましたか?
単純ですが、絆が深まりましたね。パートナーと話し合い、力を合わせて息子を育てることを通して、お互いを気遣い尊重しながら事を進める重要性を実感しました。
【育児と仕事の両立】業務時の1日のスケジュール。時間の使い方で変化した部分は?
──ここからは、白濵さんと大内さんにも参加してもらい、育児と仕事の両立について、お話を聞きたいと思います。インフォバーンでは現在、それぞれの業務内容や状況に合わせて、週2日までのリモートワークが可能ですが、育児中の社員は会社への相談・申請のうえでの調整が可能なため、リモートワークの日数を増やす方もいますね。そこでまずは、事前に提出してもらった、皆さんのリモートワーク勤務日のスケジュールを見てみましょう。
──皆さん、育児関係の対応も挟みつつ働けるようなスケジュールを組んでいるんですね。インフォバーンではフレックスタイム制または裁量労働制を採用していて、お子さんに関連した急用にも対応しやすいかと思います。そうしたなかで、働き方において明確に変わった点を教えてください。
白濵:娘の送迎や通院などへの対応が必要となり、リモートワークを活用することが増えました。娘を鍵っ子にしたくないという想いから、私とパートナーのどちらかは、いつも家にいるようにしているんです。
大浦:私は息子が生まれるまではほぼ毎日出社していたのですが、最近は週2日ほどはリモートワークをするようになりました。その他だと、土日に1人で過ごせる自由時間が減ったので、休日につい仕事のことを考えてしまう癖がなくなりましたね。
大内:本当に、平日・休日を問わず、プラスα的に使える時間が減りますよね。残業や読書などの、今までは自然とできていたことに、明確な目的意識とスケジュール調整が必要になりました。
【育児・家事分担】パートナーとの育児・家事分担は?
──お三方ともパートナーも働きに出られている共働き家庭かと思いますが、そうしたなかで、パートナーとの育児・家事の分担はどうしていますか?
大内:朝にやや時間的余裕がある自分が朝の家事、仕事を比較的早く終えられるパートナーが夜の家事をすることが多いです。
大浦:我が家は、息子の食事準備はパートナーが担当して、それを食べさせたり、お風呂に入れたりすることや、保育園への送り迎えなどは2人で協力して行っています。ただ、業務時間は私のほうが長いので、育児に割く時間の割合はパートナーのほうが多いです。
白濵:料理と娘の送迎や通院などを私が担当しています。共働きなので、お互いの業務の状況に合わせて、都度調整していますね。
【業務・家事の効率化】おすすめのツールや家電、サービスは?
──皆さんの忙しい日々を支える、おすすめのツールや家電、サービスなどを教えてください。
・GeminiやNotebook LMをはじめとするAIツール
大浦:インフォバーンは会社としてGeminiとNotebook LMの有料プランに加入していますが、それらを業務中はもちろん、移動中の電車内などでもスマホから利用しています。息子が生まれる前に比べて、業務のインプットに使える時間が減ったので、それを補えればと思っています。クライアント企業に関するリサーチのためにGeminiに質問したり、情報源として使えそうな記事や論文などをNotebook LMに蓄積させたりしておいていますね。
・Alfred Camera
大内:古いスマホやタブレットをベビーモニターとして活用できる、ホームセキュリティーカメラアプリです。新しいカメラをわざわざ購入しなくてもいいのが助かります。
・ヘルシオ ホットクック
大内:自動調理家電で、材料を入れてスイッチを押しておけば、息子と遊んでいる間に料理が出来上がります。社内のママ社員でも使っている方が多いと聞きました。一家に1台あると、とても助かりますよ。
・KIZIKやMERRELLのスムーズに着脱できるシューズ
大浦:子どもを抱っこしながらでも着脱しやすいシューズで、デザインが好みのものを探しました。私はKIZIKのものを履いています。
大内:私はMERRELLのJUNGLE MOCというシューズを履いていて、手を一切使わずに履けるのがいい感じです。
・明光キッズe
白濵:小学校が終わった後に通える学童兼英語塾のようなサービスで、ほぼ毎日利用しています。親が仕事をしている間に、娘は遊びながら楽しく英語が学べるので、とても助かっていますね。
【現在の働き方】会社・チームメンバーからはどのようなサポートがあった?また、仕事のやりがいは?
──会社やチームメンバーからは、どのようなサポートを受けていますか? またその他、仕事でやりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。
白濵:上長に相談してリモートワークの日数を増やしてもらっています。また、娘の急病時などにチームメンバーにスケジュールを調整してもらうなど、理解のある対応をしてもらえていて、とても助かっていますね。
やりがいは、以前、娘の好きな絵本作家に取材をする機会があったので、そこでもらったサインを娘に見せたら、「すごい!」と喜んでくれてうれしかったですね。また、自分が携わったメディアや記事を「パパはこういうものをつくっているんだよ」と娘に見せられるのも、メディア業界での働きがいを感じられる瞬間かもしれません。
リモートワークをして娘に仕事姿を見せられる機会が多いからこそ、「いつも楽しそうに働いている」と感じてもらえるような働き方をしていきたいですね。
大浦:私は、息子が熱を出して急きょ仕事を休んだ際も、チームメンバーがタスクのサポートをしてくれて助かっていますね。そうしたなかで、新規クライアントと相対したり後輩指導を行ったりと、多様な業務に携われているので、やりがいを感じています。
息子が生まれてから、自分の成長一辺倒というよりも、ワークライフバランスを整えたうえで、よりよい形で働きたいという想いが強まっていますね。
大内:チームメンバーからのサポートでいうと、息子の保育園から呼び出しがかかり突然仕事を切り上げることになっても、Slackのメッセージで毎回ポジティブな反応をもらえるのが、ありがたいですね。
またやりがいとは少し異なるかもしれませんが、コンテンツ制作において、自分が育児中に実際に気になった疑問を起点とした企画で、監修者の専門家にアドバイスをもらうこともあります。たとえば、息子は歩きはじめるのがだいぶ早かったので、そうした疑問を、医師への取材時の雑談として相談したこともありました。このように、自分の興味関心領域を業務に絡めやすいことが、多様なコンテンツ制作に携わるインフォバーンのコンテンツディレクターの醍醐味かもしれませんね。
【インフォバーンの特徴】育児中や育児を予定している求職者に向けたメッセージ
──育児中の社員の視点から、インフォバーンにはどんな特徴があると思いますか? またこの記事の読者、育児中や育児を予定している求職者に向けたメッセージもお願いします。
大内:インフォバーンは個人を尊重する傾向が強いと感じています。髪色ひとつとっても、役員でもカラフルに染めている方がいたり、服装もバンドTシャツからスーツまで、各自好きなものを着ていたり。それに対して、いい意味でみんな干渉しない。仕事としてやるべきことや守るべきラインは押さえたうえで、それぞれが自由に好きなことをしているのが特徴だと思います。
だから、「育児中」というのも1つの個性というか、特別なことではない1つの属性として扱ってもらえているのが、個人的にはありがたいですね。
白濵:個人の事情や意見を尊重したうえで、調整すべきことがあれば、きちんと話を聞いてくれる人が多いですよね。育児関連で業務や働き方に関する調整が必要な際も、上長などにしっかりと事情を話して相談すれば、柔軟に対応してもらえることが多いです。
大浦:私はインフォバーンに新卒入社をしてもうすぐ10年ですが、とにかく人に恵まれた会社だと思います。やさしくて、対話をしてくれる人が多い。そうしたなかで、「私はこうした理由から、このような形で働いていきたいです」という明確なビジョンをもって、それを叶えるために会社やチームメンバーに対して能動的に働きかけられる人には、ぴったりな職場だと思っています。
もし今、育児をしながらやりがいを感じられる働き方を模索しているなら、思いきってインフォバーンに来ていただけたらいいんじゃないかと言いたいです。パパ社員の先輩は、たくさんいますよ。