代表インタビュー vol.7|気付きを学びに変化させていく力。私が、野心家の女社長になるまで。 | 株式会社ANY
interviewer:次は109で働くことになったんですね!あの時、109の店員って若者の憧れの職業で、雑誌でも特集が組まれるほど注目を集めていた。エステティシャンとして「契約を取る」ことは学...
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Profile:2018年株式会社ANY入社 ニキビ専門士のエステティシャンとして活躍|2020年oliss新宿店店長任命|2021年マネージャー任命|2024年人事戦略部として人事労務、採用、企業プロモート任命
interviewer: 松橋佳澄
その後、エステの技術を教えてもらえるようになったようですが、最初はどうだったんですか?
interviewee:髙橋明日美
職場の雰囲気は本当に大変で。まず年功序列がすごくて、いじめとか陰口とか当たり前みたいな感じ。で、昔のエステ業界って、学歴がない人が集まりやすい場所だったんです。男は職人、女は美容って言われるくらいだったから、とにかく気が強い人ばかりで、表と裏がすごく激しい、結構心身ともに苦しいブラックな職場でしたね(笑)。でも、その中で鍛えられたって感じです。
interviewer: 松橋佳澄
確かに私も就職活動のときエステとか美容の仕事に就きたいって言ったら周りから反対されました(笑)。まあ、反対押し切って「私は私の決めた道を進む!!」って啖呵切ってかれこれ十年くらい美容の仕事していますが(笑)でも、それくらい大変な業界っていうイメージはありました。あとやっぱりエステって人間関係ドロドロしていたり、ノルマのイメージでしたね。
interviewee:髙橋明日美
そうだね、昔のエステ業界って、本当に何事も結果が全てだったんです。何百万のコース契約をお客様にしてもらって、その成果がインセンティブに反映されるって感じでした。だから、売上が良い月は17歳で月収30万とかありました。でも、誰も何も教えてくれないし、研修もなかったから、自分次第で生き残れるかどうか決まっちゃうんです。
interviewer: 松橋佳澄
確かに、美容業界は実力主義のところが多いので、自分でできている人を観察して吸収する自主性や学ぶ姿勢が、olissでも本当に大切だなと思います。ただ、その中でも「教えてくれる環境」があることってやっぱり必要ですよね。実際、私も最初は何も教えてもらえなくてすごく困った経験があるので、その分olissはしっかりと細かく研修プログラムが分かれているので学びがいもあるし、人を育てていく環境はあると思います。
interviewee:髙橋明日美
そうですね、だから私も学ぶ環境、誰も教えてくれない環境だったからこそolissでは自分が学んできたことを研修を通して社員にも学んでもらうようにしています。
interviewer: 松橋佳澄
学ぶ環境は大切ですよね。それからはどうなったんですか?
interviewee:髙橋明日美
仕事にも慣れてきた頃、お客様がいない日はビラ配りをしてたんだけど、ある日急に後ろから声をかけられたんだよね。それが親戚のおじさんで、「あっちゃん、ここの会社、もうすぐ潰れるから早く辞めたほうがいいよ」って耳元で言われたの。最初は「何言ってるの?」ってびっくりしたけど、でもおじさんの言ってたこと、なんとなく思い当たるところがあったんだよね。給与明細を見返してみたら、インセンティブが少なかったり、ちょっと変だなって感じてたから。
interviewer: 松橋佳澄
そのあと結局どうなったんですか?
interviewee:髙橋明日美
その後、これも急な話だったんだけど、会社の人から「同じ系列のネイルサロンの仕事をしてみないか?」って声をかけられたんだ。なんで今なんだろうって思ったけど、その時はネイルも学べるならラッキーだなって思って、エステとネイルのダブルワークを始めたの。それでネイルの仕事にも慣れてきた頃、気がついたらエステのシフトが減って、給与もどんどん少なくなってきて。そこで「なんかおかしいな?」って思って、だんだん会社に不信感が募って辞めちゃったんだ。そしたら、辞めた後すぐにそのエステサロンは全店潰れて、会社も倒産しちゃったんだよね。
interviewer: 松橋佳澄
その後、そのエステサロンが廃業しちゃったんですね。その経験を経て、エステ業界に対してどう感じましたか?
interviewee:髙橋明日美
おじさんの言ってた通りになった(笑)って思ったよ。どこから情報が流れていたんだろうね。でも、エステ業界って今でも「ブラック」ってイメージが強い気がする。高額なコースを強制されたり、厳しいノルマがあって、達成しなければ給与から引かれたり、練習時間が勤務時間にカウントされなかったり…。当時、就職したサロンが潰れちゃって、杜撰な経営だったことにはショックを受けたけど、今はその経験を活かして、olissではホワイトな職場環境を作ることを心がけるようにはしています。
interviewer: 松橋佳澄
そういう経験からolissはできるだけホワイトな環境で働ける職場作りを目指すようになったんですね!
interviewee:髙橋明日美
はい、そうなんです。入社する時に給与やインセンティブのことをしっかり説明したり、練習時間も勤務時間内で取れるように配慮したりしています。休憩もちゃんと取れるような雰囲気を作って、スタッフが気持ちよく働けるようにしています。
interviewer: 松橋佳澄
それは本当に大切なことですね!女性だけの職場だと、長く続けるイメージがない方も多いと思うんですが、どう思いますか?
interviewee:髙橋明日美
そうですね、よく「今しかできないと思って」って言う人もいるんですけど、私はolissが「今しかいられない職場」じゃなくて、「ずっと安心して働ける場所」であってほしいと思っています。だから、どうやったら長く安心して働けるかを常に考えて、取り組んでいきたいなと思ってます。
interviewer: 松橋佳澄
素晴らしいですね!それから、無職になった後にアパレル店員として働くことになったんですね?
interviewee:髙橋明日美
そうですね。エステサロンがなくなった後、ちょうどアパレルの求人を見つけて、渋谷109で働くことになったんです。これが物販販売を学ぶきっかけになったので、また新しい経験を積むことができました。