こんにちは。AIQVE ONE 広報の川田です。
今回は、25卒 新入社員研修「AI駆動開発」についてまとめました。
3日間にわたる開発研修をお伝えしていきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
AIを活用して開発を学び、「専門家とは?」を考える
研修1日目|AI生成ツールでサイト作成
研修2日目|違いや仕組みを理解する
研修3日目|応用と発表
研修3日間のまとめ
「AI駆動開発研修」を終えて
AIを活用して開発を学び、「専門家とは?」を考える
AI駆動開発の研修として、AIQVE ONEのWebサイトを参考に各種ツールを用いてサイト構築に挑戦しました。 AI駆動開発とは、AI技術をソフトウェア開発に活用し「効率化」「品質向上」「迅速化」を目指す開発手法です。設計・実装・テスト・運用と幅広くAIが開発者を支援し、生産性向上やコスト削減に貢献します。 実習からAIが開発にもたらす変化を肌で感じ、これからの開発者のあり方を深堀りして考えることが目的です。
研修1日目|AI生成ツールでサイト作成
「Chat GPT(チャットジーピーティー)」や「Perplexity(パープレキシティ)」、「v0(ブイゼロ)」などのツールを用いて、AIQVE ONEのサイトを参考にユーザーが直接目にする部分を意味するフロントエンドの開発を行いました。Webサイトのデザインや操作性などをよりAIQVE ONEのサイトに近づけるようにChat GPTやPerplexityを活用しながら作成し、AIの補助によってサイト作成の流れがどのようになるのかを学びました。 無料の範囲内でのAI補助はどの程度できるのか、範囲外の部分をどのように補うのかを各自で体験しました。
全くプログラミングに触れたことのない私でも簡単にサイト構築することができました。思い描く「こんな感じが良いな」をテキスト化して入力することで、長いソースコードを書き込むことなくAI補助により手軽に整えることができ、プログラミングの「難しい」という認識ハードルを下げた経験でした。
研修2日目|違いや仕組みを理解する
1日目とは異なるツールの「Bolt.new(ボルト・ニュー)」と「Supabase(スーパーベース)」を用いて、新たなサイト作成を試みました。研修2日目の冒頭では、フロントエンド開発ツールであるv0と、ユーザーに見えないデータ処理や管理を行う裏側の仕組みを意味する バックエンドとの連結が簡単にできるBolt.newの違いについて学びました。
v0の特徴は、簡単なテキスト入力からサイトが生成され、デザインの知識がなくてもアイデアを素早く形にできることです。
Bolt.newの特徴は、次に何をすべきかの提案が対話式に表示されることです。これにより、迷うことなくスムーズに開発作業を進めることができました。また、Bolt.newで作成したサイト内の「お問い合わせフォーム」を実際に利用できるように情報を保管するSupabaseと繋げ、仕組みについて理解を深めました。
「こんな風にしたい」という要望をBolt.newと対話式でやり取りを行うことで気軽に作成を進めることができました。一番驚いた点は、背景画像やテキスト文字の大きさ、色やサイト機能などの変更・追加も難しいソースコードを書かずにできることです。こんな機能があったらいいなを実現でき、感動を味わいました。
研修3日目|応用と発表
AI駆動開発 研修最終日は、これまでの学びを活かしてより実践的な課題に取り組み、2日目で作成したお問合せフォームと保管場所の応用実習に挑戦しました。そして、お知らせ投稿ができるサイトを新たに作成し、お知らせ内容を2日目で構築したサイトに表示するように連携しました。細かなサイトデザインはBolt.newと対話式で作成したり、Chat GPTでイメージするサイトのソースコードを生成したりと、各自で学んだことをフル活用して、よりリアルな成果物を作り上げていきました。
そして、3日間の研修からどんな学びや気づきがあったかなどを一人ずつ振り返り、発表を行いました。AI駆動開発研修の目的を最後に振り返り、AIの発展が進む現在で「専門家の価値とは?」についてどう考えたかを共有しました。新卒からは、「専門的な知識」や「AIでは対応できないことを対処する存在」などの意見が出ました。
3日間という限られた時間の中で制作した成果物を改めて見返すと、プログラム未経験でもしっかり形になっていると感じました。AI補助だけでなく、自分で調べながら「こうやったらどうなるだろうか?」という挑戦に出てみる様子が新卒全体で強く表れていました。中には「もっと時間が欲しかった」という声が出るほど楽しく進めることができました。「サイト構築」という目的は同じでも、色んな機能を追加して遊び心を出してみたり、よりリアルさを追及したりと各自の色が出ている成果物だったと思います。
研修3日間のまとめ
AI駆動開発研修は、サイト構築を通してAIが開発にもたらす変化と開発者の未来について考える目的で実施されました。
研修では、フロントエンド開発にv0やChat GPTを活用し、AIによるサイト作成の流れを体験しました。バックエンド開発ではBolt.newとSupabaseを連携させ、対話型提案やデータ保管の仕組みを学習し、最終日には投稿機能付きサイト作成に応用しました。
この3日間の経験から AI開発ツールを今後の業務に活用したいという声が多くあがり、AI活用による効率化と人間の専門性の新たなあり方を考える研修となりました。
「AI駆動開発研修」を終えて
今回の研修ではサイト制作の補助をAIがすることで、エンジニアやデザイナーなど専門家の価値について改めて考えさせられました。また「v0」や「Bolt.new」などの開発ツールを用いたサイト構築は、純粋に楽しみながら取り組むことができ、「こうしたい」を形にする探求心をくすぐられる時間でした。AI補助を活用するコツとして「どう伝えるか」が重要であり、伝える力はAIに対しても人に対しても分け隔てなく必要であることを再認識しました。
AI駆動開発研修は、プログラミング経験者には新たな挑戦と具現化力を、プログラミング未経験者には新たな知識と構築の楽しさを得る時間だったと思います。AIツールはプログラミング未経験の私でも簡単に始めることができ、作業1日目でWebサイトと呼ばれる成果物を形にすることができました。この3日間の経験を活かして、今後の業務にもAIツールを活用していきたいと思います。
次回は、「テスト自動化研修」の記事を投稿します。ぜひ、そちらもご覧ください。