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こんにちは、zoobaで営業とCSを担当している井之上翼です。
私がzoobaにジョインしたのは、2024年の4月15日。気づけばもう約1年が経ちました。この1年間は、本当にあっという間で、刺激的な毎日でした。
なぜ今、このタイミングで筆を執ったかというと、この1年間のzoobaでの挑戦、特にこれまでのセールスやカスタマーサクセス(CS)の経験を活かし、代表の業務を引き継ぐ形でセールスとCSの体制を構築し、AIという新しい技術と向き合ってきた経験が、これからzoobaに興味を持ってくれる方や、スタートアップでのキャリアを考えている方の参考になればと思ったからです。
私はzoobaの「情報システム部門から『次の一手を、ズバッと生み出す』」というミッションを情報システム部門の現場を知っている代表の名和が作っているという状況や、採用面談を通して一緒に働くメンバーと出会い、その人柄に惹かれて入社することを決意しました。
この1年を振り返ることで、zoobaという環境がいかに成長の機会を与えてくれたか、そして私自身がどう変化してきたかをお伝えできれば嬉しいです。この記録が、誰かの次の一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。
代表の時間を創出:セールスとCS業務を「ぶんどる」決意
入社前から課題として聞いていたのは、「代表の名和が現場のセールスからからCSまで幅広い業務を表立って対応していること」でした。もちろん、スタートアップの初期フェーズではそれが当たり前かもしれません。しかし、会社が成長していくためには、代表が代表取締役としてのコア業務、つまり事業戦略や組織作り、資金調達といったより重要な意思決定に集中できる時間を確保することが不可欠です。
なので私は、これまでの営業やCSの経験を活かし、「名和さんのセールスとCSの業務を自分が巻き取ることで、名和さんが本来の業務に専念できる時間を創出しよう」と決意しzoobaに入社しました。
入社後はこの決意のもと仕事を進めることができたと思います。
この「代表の営業・CS業務を巻き取る」という動きができたのは、zoobaが社員一人ひとりの経験と可能性を信じ、主体的な挑戦を後押しするカルチャーを持っていることの表れだと感じています。これまでの経験を土台にしつつも、新たな挑戦の機会を与えてくれる。この信頼に応えたい、という気持ちが、私の原動力の一つになりました。
具体的に私が引き継ぎ、担当した業務は、以下の通りです。
・カスタマーサクセス (CS)
・リリースノート作成
・ヘルプセンター改修
・問い合わせ対応
・顧客サポート全般
・セールス (Sales)
・顧客折衝(ヒアリング、提案)
・トライアル導入支援
・クロージングまでのプロセス管理
これまでの経験を活かせる部分もあれば、zoobaのプロダクトに関わる業務への理解を深めたり、入社後にリリースされたAIヘルプデスクという新しい領域で学ぶことも多く、日々刺激を受けながら業務に取り組んでいます。
顧客と向き合う日々:CS業務のリアル
CSとしての日々は、まさにお客様とzoobaプロダクトとの「架け橋」になることでした。前職oViceでのCSマネージャー経験で培った顧客視点やサポートノウハウを活かし、お客様がzoobaを最大限に活用し、成功を実感していただくために、様々な業務に取り組みました。
zoobaの新機能をお客様に届けるを目指して
私が入社した当初はプロダクトに新たな機能がリリースされても、リリースノートが作成されておらず、お打ち合わせを通してリリースした機能をお客様に伝えるというプロセスで進んでいました。
なので、まずは新たに追加された機能を紹介するリリースノートを作成して顧客に届けるという業務を進めました。
【入社後に最初に作成したリリースノート】
また、リリースされる機能が何なのかの整理が必要でしたのでnotionを活用しながら、顧客の要望をまとめてプロダクトチームに共有し、「いつ」「何」がリリースされるのかを整理しました。
ヘルプセンターの大規模改善
リリースノートの次にヘルプセンターの改修を進めました。
まずは、zoobaのプロダクトにある機能を把握して、機能とヘルプセンターの差分を発見して埋めていくところから進めました。
記事を一緒に作成してくれるメンバーと一緒に対応を進めることで顧客からの問い合わせ件数を減らしたり、問い合わせの回答でそのまま使えるヘルプページを作成するようにしました。
問い合わせ対応と顧客サポートで見えたこと
日々の問い合わせ対応は、お客様の生の声に触れる貴重な機会でした。チャットやメール、時にはオンラインMTGを通じて、お客様が抱える課題や要望、プロダクトに対する率直な意見を直接伺うことができました。
一つ一つの問い合わせに丁寧に対応することはもちろんですが、それ以上に、寄せられたフィードバックを単なる「点」として処理するのではなく、「線」や「面」として捉え、プロダクト改善に繋げることを意識していました。お客様の声は、プロダクトを進化させるための最高のインプットです。サポートを通じて得られた知見を開発チームに共有し、それが機能改善に繋がった時の喜びは、CS担当としての大きなやりがいの一つでした。
価値を届けるために:セールスとしての試行錯誤
セールス担当としては、zoobaの価値を正しくお客様に届け、導入を支援することがミッションでした。これまでの営業経験で培った顧客折衝のノウハウや提案力を活かしつつも、zoobaならではの価値提供を追求する日々は、試行錯誤の連続でしたが、お客様の課題解決に貢献できた時の達成感は格別でした。
顧客折衝と提案の裏側
zoobaのセールスは、単にプロダクトを売るのではなく、まずはお客様の現状や困りごとを徹底的にヒアリングし、お客様の課題を深く理解することがとても大切です。
ヒアリングで得た情報をもとに、「zoobaの資産管理機能やAIヘルプデスク機能が、このお客様の課題解決にどう貢献できるか?」という仮説を立て、具体的な提案に落とし込んでいきます。
その際、単に機能を紹介するだけでなく、お客様のシチュエーションや運用に合わせてzoobaを活用することで、どの課題が解決するのか?どのようなメリットがあるのか?をお客様に実感いただくようサポートを行いました。
【当時のAIヘルプデスク資料】
トライアルを成功に導くサポート
多くのお客様にとって、SaaSプロダクトの導入は大きな決断です。そのため、zoobaではトライアル期間を設けていますが、この期間をいかに有意義なものにしていただくかが、成約率を左右する重要なポイントになります。
トライアル期間中は、お客様がスムーズに利用を開始できるよう、初期設定のサポートや活用方法のレクチャーを積極的に行いました。単に使い方を説明するだけでなく、お客様がzoobaの価値を早期に実感できるよう、具体的な活用シーンを提示したり、定期的に進捗を確認したりすることを心がけました。
トライアル体験の質を高めることが、最終的な導入決定に繋がりました。
セールスとCSの両方を担当したことで、お客様の導入前から導入後までを一気通貫で支援できる体制は、お客様の状況を深く理解し、より的確な提案やサポートを行う上で大きな強みになったと感じています。お客様の成功を長期的に支援するという視点が、セールス活動にも自然と活かされていました。
入社1ヶ月からの自走:スタートアップのスピード感と経験の融合
zoobaという新たな環境で走り始めた私は、入社からわずか1ヶ月ほどで、新規のお客様に関してはセールスからCSまで一貫して一人で担当するようになっていました。入社前に名和が対応していた既存のお客様については、名和に同席してもらいながら引き継ぎを進めましたが、新しいお客様に対しては、早期から主体的に動き、責任を持って業務を推進することが求められました。
このスピード感は、まさにスタートアップならではだと思います。早期から責任ある仕事を任され、日々新しい挑戦に直面する中で、これまでの経験を土台にしながらも、さらに成長できる環境。正直、大変な時期もありましたが、短期間でこれだけ多くのことに挑戦できたということがとても楽しかったです。
この急速な立ち上がりは、単に個人の努力だけでなく、周りのサポートや、意思決定の速さ、そして「まずはやってみよう」と背中を押してくれるzoobaの文化があったからこそ可能だったと感じています。これまでの経験を活かし、さらにスピード感を持って成長したい人にとって、zoobaは最高の環境だと思います。
【入社初期に作成したCS資料】
プロダクトを進化させる:開発チームとの連携と機能改善への貢献
zoobaの魅力の一つは、職種間の垣根が低く、チーム一丸となってプロダクトをより良くしていこうという文化があることです。特に、お客様と日々接するCS・セールス担当として、その声を開発チームに届け、プロダクト改善に繋げる役割は非常に重要でした。
顧客の声が形になる喜び
お客様からの「こんな機能が欲しい」「ここが使いにくい」といったフィードバックは、プロダクトを進化させるための宝の山です。私は、日々のサポートや商談で得たお客様の声を、できるだけ具体的に、背景情報と共に開発チームに伝えることを意識しました。
自分がお聞きしたお客様の課題が、実際にプロダクトの機能として形になり、お客様の仕事が効率的に進ようになった際は、とても嬉しかったです。こうした小さな成功体験の積み重ねが、プロダクトへの愛着と、仕事へのモチベーションを高めてくれました。部門間のスムーズな連携が、こうした迅速な改善サイクルを可能にしているのだと思います。
【開発チームとのミーティング風景】
ユーザーが増える手応え
セールス活動を通じて新規のお客様が増え、CSとして既存のお客様の活用が進む中で、zoobaを利用してくださる企業が着実に増えていくのを肌で感じることができました。プロダクトが改善されれば、お客様の満足度が上がり、それが新たな顧客獲得に繋がる。そして、増えたお客様からのフィードバックが、さらなるプロダクト改善のヒントになる。このポジティブな循環を実感できたことは、大きな手応えでした。自分の仕事が、プロダクトの成長、そして会社の成長に直接貢献していると感じられる瞬間です。
変化した働き方:zoobaで見つけたワークライフバランス
スタートアップというと、「とにかく忙しくてプライベートはない」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかし、zoobaでの1年間は、私にとって働き方を見つめ直す良い機会にもなりました。
zoobaはフルリモート勤務が可能で、働く場所や時間に比較的柔軟性があります。ちなみに私は普段は高知県に住んでいます。
もちろん、責任ある仕事を任されている以上、成果を出すことは大前提ですが、効率的に仕事を進め、自分の時間をコントロールしやすい環境だと感じています。
家族との時間の大切さ
zoobaに入社してから、以前よりも家族と過ごす時間を大切にできるようになりました。リモートワークなので通勤時間がなく、その分、子供と過ごす時間が増えたり、家事を分担したりしやすくなったのは、大きな変化です。
仕事に集中する時間と、家族とリラックスして過ごす時間。そのメリハリをつけやすくなったことで、精神的な余裕も生まれ、結果的に仕事のパフォーマンスも向上したように感じます。もちろん、忙しい時期もありますが、会社全体として、無駄な長時間労働を是とする雰囲気はなく、効率性を重視する文化が根付いているように思います。これは、zoobaが提供するプロダクト自体が「効率化」をテーマにしていることとも無関係ではないかもしれません。スタートアップでありながら、持続可能な働き方を実現しようとしている点は、zoobaの大きな魅力の一つだと感じています。
【フィリピンへ1ヶ月間の娘の英語留学に同行】
【家族3人で花見】
これからの目標:顧客価値向上とプロダクト成長への更なる貢献、そして組織作り
zoobaでの1年間は、本当に多くのことを学び、経験することができました。セールス・CS・プロダクト開発にも少し関わり、そしてAIという新しい技術領域にも挑戦できました。この経験を活かして、これからはさらにzoobaの成長に貢献していきたいと考えています。
具体的な目標としては、まず担当している資産管理機能とAIヘルプデスク機能について、お客様にとっての価値をさらに高めていくことです。お客様からのフィードバックをより深く分析し、開発チームと連携しながら、本当に「使える」機能改善を推進していきたい。
そして、CSとして、お客様がzoobaを導入して「本当に良かった」と思える成功体験を、一つでも多く創出していくこと。さらに、今後はこれまでの経験を活かしてセールス・CS組織を本格的に立ち上げ、より多くのお客様にzoobaの価値を届けられる体制を構築していくことも重要なミッションだと考えています。この組織を強化し、共にプロダクトを成長させてくれる仲間も積極的に募集しています。これらの取り組みが、プロダクトの成長、ひいてはzoobaのミッションである「情報システム部門から『次の一手を、ズバッと生み出す』」の実現に繋がると信じています。
おわりに:感謝と、zoobaに興味を持ってくれたあなたへ
ここまで私がこの1年間経験してきたことを読んでくれてありがとうござます。
この記事を読んで、zoobaのことや、スタートアップでの働き方に少しでも興味を持ってくれた方がいたら、とても嬉しいです。zoobaは、まだまだ成長途中の会社ですが、それだけに、一人ひとりの挑戦が会社の未来を創っていく、そんなエキサイティングなフェーズにあります。
もし、あなたが「自分の手でサービスを成長させたい」「新しい技術で世の中をもっと便利にしたい」「これまでの経験を活かして、さらに裁量を持って働きたい」と考えているなら、ぜひ一度zoobaのドアを叩いてみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。