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代表経歴
福岡大学卒業後、株式会社リクルートに入社。2011年、通販専門の広告代理店ファインドスターに入社し、ラジオや新聞など紙媒体を中心とした広告制作のディレクション業務に従事。2015年に独立し、ラシン株式会社を設立。仕事を楽しみ、人生を愉しみ尽くします!
現在創業して6期目を迎える
今から振り返ってみるとあっという間のことで驚くが、今年で創業して6期目を迎える。
この5年を思い返すに当たって、起業した当時のことを思い出そうにもはっきりと思い出せないくらい本当にあっという間の出来事だったと感じる。起業当初は、毎日が不安や葛藤の連続だった。
数学のように誰にでも当てはまる公式や正解はどこにもなく、文字通り全てが自分・自分たち次第。
自分はなんのために働いているのか?
このままでいいのか?
を自分に問いかける日々の連続だった。
スタートアップの平均生存率は5年で40%だそうだ。当社は今年で6期目を迎える。
幸い、事業は安定して成長を続けているし、将来に向けた大きな勝負も仕掛けている。
これからの5年が本当の勝負。
大きな勝負をするべくまさにイマ、第二創業期を迎える。
そんなタイミングで一度過去を振り返り、ラシン株式会社の”本当にリアル”な創業ストーリーを書いていきたいと思う。
起業の原点は小学生時代。
将来の夢として、”起業をする”ということを明確にイメージし始めたのは、小学生の頃だった。僕は幼いころから読書をすることが好きだった。(というよりかは、強制的に好きにさせられた)
父にとにかく本を読めと言われ、毎週毎週図書館に通わされていた。
どちらかというと運動が得意で活発な方だった僕は最初は苦痛を感じながら、それでも徐々にではあるが確実に読書にのめり込んで行ったことを覚えている。
特に世界の偉人の伝記を読んでいた時に本当にワクワクした。
そこには過去本当に実在した、偉人たちの”すごい”生き方があって、そこに対する喜びや葛藤などのリアルがある。
そういった、日常では感じられない
人生に対するロマン や自分のためだけではなく、世のため人のため、という利他の心。
視座、志の高さについては、その当時に育てられたという感覚がある。
そういった背景も有り、僕は小学生頃から、自分もいつかは世の中のためになるような事業を起こすんだ、ということを決めていた。
小学校の卒業文集にも『将来会社を作る』と書いていたし、未来の自分が作るであろう会社の自社ビルを絵に描いたりしたことを覚えている。笑
30歳で起業を決意する。
実際にラシンを起業したのは30歳を迎えた時だった。
ずっと人生にとって区切りとなるタイミング『30歳までに起業をする』ということを決めていたからだ。
ただ、実際に30歳を迎え、起業するタイミングになるとすごく迷いを感じたことを覚えている。
大学を卒業後、新卒でリクルートに入社し、ビジネスマンの足腰を鍛え、その後前職の通販会社専門の広告代理店に入社し、急成長組織の組織作りや、ビジネスの伸ばし方、作り方を学んだ。
特に前職、25歳で経験した広告代理店での事業や組織は僕にとっても本当にやりがいも有り、働き方もすごく楽しかった。経営者とダイレクトにやりとりをしていくなかで、付き合いもできたし、勉強にもなった。
急成長をするという中でどんどんと新しいビジネスが生まれていく。
僕自身もビジネスの面白さを感じて日に日に、仕事にのめり込んでいった。
当時は寝る間もなく、日を跨いで働くなんて当たり前。
ガチャガチャ働くのがとにかく楽しくて。
当然うまくいくことばっかではないけど、
うわー仕事って楽しいな、
ということを実感してた。
きついけど、楽しいな、と。
それでも頑張り、頑張れば頑張るほど、仕事が増えていって。笑
仕事が仕事の報酬みたいな生活を地で行っていた感覚がある。
一方で、事業自体も急成長はしていたものの、“圧倒的なスケール”を実現できている訳でもなく、そこを自分の力でなんとか実現したい、という思いもあった。
30歳を迎えようとした時に、
このままもっとこの会社として経験を積むことも一つの選択肢だな
という感情が生まれていたのは確かだ。
ただ、考えていくにつれて、
あっ、これはキリがないな
ということに気づいた。
当初から自分でケツを決めていた。
30歳までに起業をする。
自分との約束を守ろうと決めて、独立した。
創業時は文字通り何もなかった。
当時はメンバーもいない、今思うと、
ビジネスモデルだって明確に固まっていた訳ではなかった。
創業時のビジネスは他社の広告制作の請負のみ。
さらに、一人だけでの会社設立。
何から何まで自分でやるしかない。
法務局に登記申請をしたり、
税務署に税務処理をしたり、
税理士と経費計算をしたり、
毎日毎月のお金の計算をしたり、
本当に連日連夜わからないことだらけで、
特に事務処理がめちゃくちゃ苦手だった自分にはすごく辛い日々だったことを覚えてる。
そんなこんなで、全てが順風満帆ではない状態ではあったが、
晴れて2015年にラシン株式会社が誕生した。
クライアントの夢を後押しする存在に。
企業として、どういう事業をやっていきたいのか?
については創業後も今日に至るまで、何度も何度も議論を重ねていった。
その中でも、必ずといっていいほどキーワードとして上がってくるのが、
お取引するクライアントの
伴走者として後押しし続ける会社でいたい
ということだった。
会社の理念である、
世のため人のため自分のため、
関わる全ての人を幸せにする羅針盤となる
はそういった想いからきている
僕自身、これまで、たくさんの人や企業と出逢ってきたと思う。
例えば、
長年の夢をクラウドファンディングに賭ける人や、
人知れず、すごい和包丁を作っている鍛冶屋さん、
世界一を目指して挑戦を続けるロボットチームなど、
そういった方々は自分の未来の可能性を信じながら
本気で困難に立ち向かっている。
これまで世界を変えてきたのは、いつもそういう想いがある方々だ。
ワクワクするような理想を描いて常識に挑む人や、
失敗しても起き上がり、ひたむきに夢を追いかける人、
ほとばしる熱量で周りに勇気を与える人。
そんな覚悟と情熱を持って挑戦する人に伴走し、
成長を後押しするベストパートナーでありたい。
成し遂げたい夢や目標に向かう推進力となる
強力なブースターでありたい。
そういう思いで、VISIONを「 Boost Your Dream! 」に定めることにした。
創業一年目。生きるも死ぬのも自分次第。
そのようにして、設立したラシン株式会社だったが、創業一年目は大して多くの仕事がない中で、本当に毎月毎月売上を数えながらの日々の連続だった。
生きるも死ぬのも自分次第だな。
そのことを改めて、リアルな手触りとして感じていた日々だったことを覚えてる。
ふと先を想像した時に、
あれ?俺これをずっと続けるのかな?
これが起業してやりたかったことなのかな?
という思いが湧いては消え、不安になる日々が続いた。
前職の仕事を通じて顧客との信頼は構築できていた。
でも独立して一人で裸一貫からやっている自分に案件を任せてくれる企業が潤沢にある訳でもなかった。
また前職に恩義を感じていた。
元々のクライアントに営業をガンガンかけるのも不義理だと感じてやりたくなかった。
将来が不安。
でも一人で事業をやっているので、物理的に時間もなく、
ただただ忙しく、ただただ働いている。
そう感じることも多く苦しかった。
そんな日々が続いていく。一年目はとにかく自転車操業だった。
転機:鳴り止まない電話と一番嬉しかった体験
そんな中で2年目に転機と呼べる出来事が一つあった。
当時は本当に徐々に、、
ではあるが、信頼関係があった方々と一緒にタッグを組んで取り組む仕事が増えていった。
当時もラシンの売上の大部分は、広告クリエイティブの制作がメインだった。
その中で、パートナー企業とラジオの広告の事業を、一緒に立ち上げることになった。
(※ラジオ広告=オーディオアド(音声広告)。音声のみで商品の訴求し、購買につなげる)
初めての取組で右も左もわからなかった。
ただ一生懸命顧客の声に向き合い、自分たちの経験から最適な答えを導き出し、提案を行った。
そして初めて広告配信をした日のことを今でも覚えている。
商材は美容液。
広告を流したら、問い合わせが殺到した。
音声広告(オーディオアド)という新しい領域でのチャレンジで早速ヒットが出たことに対して大きな手応えを感じた日だった。
結果として、クライアントの当初の目標値を大きく超え、契約の継続も決まった。
当時はまさに痺れるほど嬉しかったことを覚えている。
そのオーディオアドが新しい事業の柱となり、現在においても、当社の収益構造の大きな柱となっている。
創業4年目を迎えて。
毎日毎日、仕事が本当に楽しいなと感じる。
もちろん毎日が難しいことや、苦労の連続だ。
ただ、苦労して苦労して、考えに考え抜いて、実行することで一緒にチャンレジいただいたパートナーの真の伴走者として、成功へ導いていくことができている。
その実感があるからだ。
仕事は人生において重要なファクターであることは間違いないと思う。
1日の大半の時間を仕事に使っている人が多い。
だからこそもっともっと、仕事を通して人生を楽しんでいきたい、豊かにしていきたい。
そういう価値観の仲間をどんどん広げていきたいと思っている。
組織のフェーズは革命前夜といっていいほど。
これから会社の核となる、サブスクサービスを世の中に大きく広げていく。
準備はもうできた。
クライアントに向き合いながら本当の意味で仕事を楽しみたい、そんな仲間を募集しています。