未経験から最短6ヶ月でエンジニアとして成長できる、女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプ『Ms.Engineer』
女性に「エンジニア」という新キャリアを提案するMs.Engineerでは、エンジニアというキャリアを選んだ女性たちにインタビューお届けします。
野上和加奈 プロフィール
2019年4月株式会社メルカリ新卒入社。
AIチーム、Software Engineer。
Software Engineerとして画像検索の開発や保守を担当したのち
現在は新会社のソウゾウに出向し、AIチームの立ち上げに奔走中。
また、Women@Mercariコミュニティのコアメンバーとしても活動。
多様性にフォーカスした、ソフトウェアエンジニア育成プログラム「Build@Mercari」を設立。
好物は汁なし担々麺と焼小籠包。
エンジニアは「すごい人がなる」んだと思っていた
ーー元々エンジニアを目指していたんですか?
野上:いえ、そんなことはなくて。高校のときは、姉2人が理系でしたし自分も数学が好きだったので理系を選択して、大学も理系の学部に入学しましたが、学部選択のときに困りまして。やりたいことがなかったんです!それで、座学よりも実験など手を動かす方が好きだったので、なんとなく電気電子工学科を選びました。
電気電子工学科の授業に出始めたら、なんと、さっぱり分からないんです。面白くなくてどうしようかと思ってたところ、電子情報学科の研究室も選べることが分かり、そちらに進むことにしました。
ーーそこでプログラミングを始めたんですね!
野上:はい、それまでパソコンは家にはありましたが、ブラウザを使って検索するくらいしかしませんでしたし、学校の情報の授業もよく分からなかったです(笑)本当に全然興味なかったんですよね。
ーーそうだったんですか。
野上:電子情報学科まで、積極的じゃない理由で進路を決めてきたので自信が持てなくて。やっぱり周りが男性ばかりでしたし、そんな中でエンジニアとしてやっていくには、女性の中でも一握りのすごい人じゃないといけない、と思っていたんです。だから、エンジニアになれるとも思ってもなかったんです。
ーーそれが、どうしてソフトウェアエンジニアとしてやっていこうと思ったんですか?
野上:大学4年生のときに、Googleセキュリティプリンセスと言われているParisa Tabrizさんの講演を聞く機会が会ったからです。当時は、それこそ彼女もすごい人すぎて私には真似できないと思っていたんです。
講演が終わり質疑応答の時間に、聴衆からこんな質問がありました。
「私はソフトウェアエンジニアとして企業でインターンをしていますが、女ということだけでデザイナーだと間違われ、そのたびに落ち込みます。どのように乗り越えましたか?」と。
その質問に彼女はこう答えたんです。
「私はそれを乗り越えることはできていないけれど、私がソフトウェアエンジニアとしていることで、次の世代の女性たちがエンジニアとしていやすくなるはずだと思う。」
その言葉を聞いて、私もそういう存在になりたいと思ったんです。コードを書くエンジニアになるという決心が付きました。
世の中の複雑そうなことの構成がわかるように
ーーエンジニアとして仕事をするためにどんな勉強をしたんですか?
野上:大学と大学院では機械学習の周辺領域を研究をしてきたのですが、研究してきた内容は今に全く活きていません(笑)でも、親しい内容をやっていたので、今は機械学習エンジンを動かすシステムを作っています。
どちらかというと座学よりも手を動かして学習していくのが得意だったので、手を動かして理解していくことを大事にしていました。もちろん本を買って読むこともありますよ!
大学在学中に学園祭のアプリを作ってみたりとか、機械学習のライブラリを使うだけではなく自分で書いてみたりとか、座学だけではなく実際に手を動かすほうが学ぶことが多くて。勉強と思ってやった勉強はないかもしれません。
ーー実際に働いてみて、驚いたことなどはありますか?
野上:意外となんでもやればできるし、世の中の複雑そうなことも実は簡単なことから構成されている、ということです。エンジニアになる前はどのように作っているのか分からなかったので、全てが複雑で難しそうに見えました。でも、そんなはことなかったんです。
紐解いていくと、学校の授業で勉強したような、小さい簡単な技術で構成されていました。授業を聞いていたときは「こんな簡単な基礎的なことどこで使うんだろう」って思ってたんですけどね。どんな技術も、削ぎ落としていったら小さな簡単なことだったんです。
野上:最初に「こういうものを作りたい」と思った時、何も見えていないから、とにかく難しそうと感じてしまうかもしれません。でも、「これをつくるためにはどういう機能が必要だろう?」と分解して実装方法を調べていくと、あの時勉強したあの技術を使えば良いんだ!と思うこともありますよ。
自分に身につくスキルが明確だから、将来に対して柔軟なイメージがもてる
ーーエンジニアとして働いていて楽しい、誇りに思えることはなんですか?
野上:エンジニアじゃない人に「こんなことやりたいんだけど、できるかな?」と相談されたときに「できるよ!」と言って、自分で作れることです。
最近のことだと、会社でSlackをもっと便利に使いたいと相談されたのですが、デフォルトの機能だとやりたいことができなくて。それで公式ドキュメント読んで調べたら、どうやら少しいじればできそうだということが分かりました。それで、リクエスト通りに使えるようにしたんです。周りの人に喜んでもらいたいという気持ちが原動力です。
ーーエンジニアを選んで良かったと思うことは何ですか?
野上:時間の制約が少ないことと、エンジニアとして習得したスキルが明確ということです。今はまだ予定はないですが、将来結婚をして子ども生んだとしても働けそうだなと思えるのは大きいですね。
ーーエンジニアは柔軟な働き方ができるイメージがあるのですが、実際はどうなんですか?
野上:今は完全に自宅で仕事をしています。場所の制限がないのはかなり楽で、実家に帰ったり、姉の家に行ったり、好きなところで仕事をしています。姉は出産したばかりなので、たまに呼ばれるんです(笑)
会社は12時から16時をコアタイムとするフレックスタイム制(※)を導入していますが、私は基本的に朝9時から働くようにしています。でも、姉に予防接種の付き添いをお願いされたりしたときは午後から働く日もありますよ。
(※ 現在はCOVID-19の感染拡大を受け、コアタイムがないフルフレックス制度になっている)
「エンジニアになりたい」と思うだけで、挑戦資格は持っている。
ーーエンジニアに向いていると思う人は、どんな人ですか?
野上:私は「エンジニアになりたい」と思う、もうそれだけで向いていると思います。エンジニアといっても幅が広くて、例えば機械学習機能を使って自然言語処理を扱うシステムもあります。もしかしたら理系よりも文系で学んできたことが役立つかもしれないですよね。
IT業界はどんどん他分野と関わったサービスが生み出されています。医療×ITとか、◯◯×ITが当たり前になってきているからこそ、ITじゃない部分での専門性や趣味、スキルが生きてくると思うんです。だから、エンジニアには熱意が大事。エンジニアをやりたいと思う気持ちが大事だと思います。
おわりに
ーー最後に、エンジニアへのキャリアチェンジに迷っている方の背中を後押しするメッセージをお願いいたします。
野上:女性がエンジニアになるって、特別なことじゃないと思うんです。これまで話してきたとおり、私は確かに理系ではありましたが、ずば抜けて数学ができるとか、小さい頃からコンピューターが大好きとかいうことはない、「フツウ」の人間です。それでもエンジニアになれています。
だから「女性がエンジニアになる」っていい意味でフツウなことですし、フツウな女性がなれる職業です。なりたい、やりたいと思う気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してみてください!
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