「学歴がない自分に、ITエンジニアなんて無理かもしれない」
そう思っていた福一さんは、16歳で高校を中退し、約7年間飲食業界でアルバイトを続けてきました。接客の楽しさにやりがいを感じながらも、「このままでいいのか?」と将来への不安も抱えていたといいます。
そんな福一さんが今、共済事業の業務システムを担うITエンジニアとして日々成長を続けています。“未経験・学歴不問”という言葉に救われた——conceptとの出会い、そして一歩ずつ成長を重ねている今の姿に迫ります。
「生活のために働いているだけ」だった自分を変えたかった
Q. 飲食業界で働かれていた頃は、どんな気持ちで過ごしていましたか?
16歳で高校を中退してから、ずっとカフェやレストランでアルバイトをしていました。
接客は好きで楽しくやっていたんですが、収入がシフト制で安定しなかったんです。
「これが本当に自分のやりたいことなのか」と考えるようになって、次第に不安を感じるようになりました。
同い年の友人が大学や専門学校を卒業して就職していくなか、自分だけ取り残されている気がして……。
「自分も“正社員”として、胸を張って働きたい」と強く思うようになりました。
「高卒認定」と「ITパスポート」がくれた自信
Q. そこから、どうやってエンジニアという選択肢にたどり着いたのですか?
正社員になりたいと思っても、最終学歴が中卒ということがずっと引っかかっていました。
それでも一歩を踏み出したくて、まずは高卒認定を取得しました。
さらに「何か資格を持っておこう」と調べていたときに、ITパスポートという資格を知って、「なんかカッコいいかも」と思ったのが、IT業界に興味を持った最初のきっかけです(笑)。
勉強してみると、システムエンジニアの仕事って、チームで協力して課題を解決する仕事だと知って。
接客業で感じていた「人と一緒に進めていく楽しさ」と共通する部分があって、自然と惹かれていきました。
「未経験でもやれる」って本気で言ってくれたのがconceptだった
Q. conceptを知ったきっかけと、入社の決め手は?
学歴も経験も不問、という募集内容がまず目に留まりました。
なかでも心を打たれたのが、「未経験からでも最前線で活躍できる人材に育てる」という言葉です。
面談でも、過去のことより“これからどうなりたいか”を真剣に聞いてくれたんです。
学歴にずっとコンプレックスを抱いてきた自分にとって、それはすごく救われる経験でした。
「“できない自分”を可視化して、前に進むようになった」
Q. 入社してから、変化はありましたか?
前は“できない自分”を見たくなくて、向き合わないことも多かったです。
でも今は、「課題を明確にして、どう克服していくか」を考える習慣ができました。
実際の業務でも、自分の弱点や成長の余地を見つけて、それに向かってアクションを取るようになっています。
現在の仕事と、できるようになったこと
Q. 現在のお仕事について教えてください
今は、共済サービスの業務システムの運用・保守を担当しています。
システム障害への対応、サーバのエラーログの検知・確認、データの抽出や差し替えなど、現場を安定運用するための作業を担当しています。
最近は、関係部署との作業や会議の日程調整、作業タイムテーブルの作成なども任されるようになりました。
以前は何もわからなかったシステム構成やツールも、少しずつ理解できるようになってきて、
「これ、前より先回りして動けてるな」と感じる瞬間が増えました。
“スキル”は、育ててもらえる環境でこそ伸びていく
Q. conceptに入って、「ここがすごい」と思ったことはありますか?
研修が充実しているのは、本当にありがたいです。
ExcelやWordの使い方はもちろん、仕事で使える小技なんかもたくさん学べます。
あと、質問や相談をしたときのレスポンスがすごく早い。
風通しのよさというか、「誰かがちゃんと見てくれている」安心感があります。
「いつかは“作る側”にも挑戦したい」
Q. これからチャレンジしてみたいことはありますか?
今は運用・保守のポジションですが、将来的には開発にも携わってみたいと思っています。
まずは基本情報技術者の資格取得を目指して勉強中です。
少しずつですが、自分が将来どうなりたいかが明確になってきました。
「“何者でもない自分”からでも、ちゃんと始められる」
Q. 最後に、これからITエンジニアを目指す人へメッセージをお願いします
僕自身、未経験で学歴にも自信がなくて、「どうせ無理だろう」ってずっと思っていました。
でも、思い切ってチャレンジしてみたら、未経験からでもちゃんと育ててくれる環境がありました。
conceptには、同じように挑戦してきた仲間もたくさんいます。
「やってみたい」って気持ちが少しでもあるなら、その一歩を踏み出してみてほしいです。