こんにちは
代表の里見です。
会社の雰囲気を伝えるために、スタッフで回しながらストーリーを書いているのですが、僕の番で何周か止めてしまいました汗
トップ写真は去年の冬の忘年会の様子です。(良い写真が他に無かった。。)
さて、今日は少し代表っぽい話をさせていただきます。。。
採用について私が大事にしている考えです。
フィグニーでは、採用、合否に関わるほぼ全てを私が判断しています。
「小さい会社だから当たり前じゃないか?」と思われるかもしれません。
しかし現実は、意外とそうでもありません。2,30人の中小企業でも、人事担当がいて性格を見て、技術担当が技術を見て、最終面接で社長がちょっとだけ顔を出して給与額を決める、みたいなところは多いです。
あるいは、技術面を見る力がないけど、他に手がないから最初から最後まで社長がやっている、というところもあるでしょう。
フィグニーの場合はどれも違っており、エンジニアである私が技術面をチェックし、経営に責任を持つ私がビジョン一致性や人格をチェックし、全社員のことを網羅的に把握している私が、チームメンバーとうまくやっていけるかどうかの親和性をチェックします。(デザイナーとの面談ではデザイナーを同席させるケースがあります)
つまり、たった一人の人間で合否のすべてをチェックしています。
なぜこうしているかというと、これが一番ミスが無いと考えるからです。(鬼のように忙しいですが笑)
また弊社は多様性を許容していますが、それは「何もかもあり」ということではありません。
例えば弊社は言語、国籍、年齢、経歴、性別については不問ですが、性格面、価値観についてはかなり偏った選考をします。
簡単に言うと「強く自己主張する、唯我独尊でチームを引っ張る」ようなタイプは取らず、基本的に「チームワーク、協調性、共感性、全体の幸福指向」を重視して選考します。
大企業であれば引っ張るタイプは歓迎かもしれませんが、小さな会社で前者を取ることは博打だと考えるからです。最悪の場合、会社を分裂させ、全員を不幸にする可能性を孕んでいます。
これは幾度となく転職を繰り返した私自身の、社員時代の経験による持論です。
会社は、何を事業とするかによって、そこで働く人の性質、属性がはっきりと出ます。例えば
・エンジニアは人に自分の意見をぶつけるのが苦手な傾向がある
・エンジニアは体育会系のノリが苦手な傾向がある
・エンジニアは他人の動向に興味の薄い人が(比較的)多い
・エンジニア、デザイナーは職業柄、他と比べて承認欲求が強い。
・専門職は、マニアックな内容を共有できる仲間を求めている事が多い
開発会社はこうゆう人材が集まりやすい場所です。するとこれと真逆の人材は組織にマッチしない可能性が高いので、多様性を重視しつつも、性格的に同じ方向を向きやすいメンバーで構成するよう心がけています。
もちろんこの方法にデメリットはあります。
・たった一人の判断なので、その時の精神状態や状況によっては判断軸がブレる可能性がある
・偏った組織になる可能性がある
しかし、これらデメリットをよく理解した上で、それでも今のフィグニーにはこの方法がベストだと考えており、現在のところ、メリットのほうを大きく享受できていると感じています。
HR部門が存在する会社では、到底受け入れられない手法だと思いますが、私は様々な会社を経験した上で、これがフィグニーを成功に導くベストな採用手法だと確信しています。
そして、もう1つ大事な軸が、「働くという行為に対する考え方」です。
「お金を稼ぐため」「生活のため」というのは当たり前なのでおいておくとして、「働く」を「義務」だけだと考える方は、なかなか入社しないような仕組みになっています。
働くというのはたいていの場合、人生の半分以上を費やすものです。なので、そこに「楽しさ」、「達成感」、「快感」が無く、ただの「義務」であれば、人生そのものは至極つまらないものになります。
ですので、大事な軸の1つが、「仕事内容自体に夢中になることができ、苦しさもひっくるめて楽しむことができ、そこに達成感や快感を覚えることができる」ような仕事観を持っている人を取ることが多いです。
言うは易し、行うは難しですが。。
長々となってしまいましたが、そうゆうわけで、小さい会社ではありますが、採用に関しては非常に慎重にやっておりますので、ミスマッチは起きないと思います。
ご興味が湧いた方は、ベテランさん、若手さん問わず、お気軽にご応募いただけたら幸いです。