【エンジニアインタビュー】Yoomの業務委託から正社員へチェンジした理由とは?更なる成長を目指す姿に迫りました。 | Yoom_社員インタビュー
こんにちは。Yoom採用担当です。本日はYoomのバックエンドエンジニアとして活躍をしている中村にインタビューを行いました。中村 光毅大学卒業後、製造業領域の企業にて、社内システムを扱うシステム...
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こんにちは。Yoom(ユーム)の採用担当です。
今回は、2023年6月にリリースされたYoom史上最大級のプラン改定プロジェクトを成し遂げたエンジニア5名のプロジェクト秘話について前後編のインタビューを行いました。
Yoomとしては初の複数メンバーを交えたインタビューとなり、各メンバーの色が交錯した内容となっております。
前編では主に本プロジェクトに対してのメンバーの想いや仕事の進め方などにフォーカスした内容となっています。
Yoomのエンジニアチームがどんな仕事をしているのか?どんな価値観をもっているのか?そんな興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。
プロジェクトメンバー紹介
中村 光毅
大学卒業後、製造業領域の企業にて、社内システムを扱うシステムエンジニアとして活躍。受託会社へ転職後、フリーランスとして活動、Yoom社の前身にあたるTimeTechnologies社にて業務委託として働く。2022年5月より正社員として入社。
古市 幸太郎
高校卒業後にNECに入社し、約1年ほど人工衛星の製造や検査業務に従事。
退職後は約2年間アルバイトやワーキングホリデーを行う。その後プログラミングスクールに通い、2020年2月にYoomに入社。
Yoomでは、自社サービス「Yoom」のバックエンド開発を担当。
新井 雅彦 (あらい まさひこ)
芝浦工業大学材料工学科を卒業後、株式会社ショーワ(現:日立Astemo株式会社)にて、ホンダ系の自動車部品サプライヤーで研究開発業務に従事。2年強勤務した後、プログラミングスクールにてWeb開発の基礎を学習し、現職であるYoom社に2020年11月に入社。
山口 勝也
大学を卒業後、新卒でSES形態の企業に入社。システムエンジニアとして、主に決済システムの保守運用や設計・開発を経験。退職後、約一年の独学を経て2022年1月にYoom株式会社に入社。
毛利 優花
大学を卒業後、株式会社大塚商会に入社。システムエンジニアとして基幹システムの提案や、導入支援、運用保守といったサポートや、顧客独自システムのヒアリング・設計書の作成を担当。退職後、半年間のプログラミングスクールを経て、2022年8月にYoom株式会社に入社。
ーー今回のプロジェクト内容について教えてください。
中村:
Yoomのプラン改定プロジェクトになります。
プラン改定前は、サービス料金の設定上導入ハードルが少し高く、より多くのユーザーに活用してもらうためにプランの構造から料金の設定までを改定しました。
具体的には、有料プランが1種類かつ一定料金であった前プランに対し、有料プランを2種類に増やし料金形態もライセンス制とYoomの利用実績ベース双方で柔軟性のある改定を行ったことで、より導入ハードルを下げた新プランをリリースしました。
ーー総勢5名でのプロジェクト進行というのはこれまでにないかと思いますが、複数名でのプロジェクトに至った背景を教えてください。
中村:
新しいプランのリリース期間が事前に定まっており、また内容的にも確実に遂行する必要があったため、複数チームを組んで挑む必要がありました。
また、前プランはすべて自分が担当をしておりプランに関する理解者が一人でよいのか?という議論もあり、今回の体制で各メンバーが新プランに関する理解を深めるという意図もありました。
ーー中村さんは今回のプロジェクトの全体統括をされている立場で、メンバーのアサインも行われていたと思うのですがどのような観点でアサインをされたのでしょうか。
中村:
内発的動機を持つほうがモチベーション高く臨めるので、基本的にはやりたいと言っていただいたメンバーをアサインさせていただきました。
また、今回役員からの指名もありましたが、これまでのプロジェクトでの活躍からやり切れるだろうという判断でプロジェクトリーダーを古市さんに務めていただきました。
プロジェクト統括:中村
ーーありがとうございます。手を挙げたメンバーに対して大きな挑戦の場を提供されたということですね。今回のプロジェクトにおける皆さんの役割も教えていただけますか?
古市:
今回はプロジェクトリーダーを担当し、全体の進捗管理やビジネス要件の定義設定などを行いました。
また個人の実業務として、どのようにシステムを組むのか?といった初期設定の部分やプラン変更時の動作に関するバックエンドの実装も行っていました。
新井:
バックエンドを担当し、主に新プランの請求関連の実装を行いました。
また、自分は入社歴も古市さんに次いで長いということもあり、古市さんのサポートやテストで使用するライブラリの変更など比較的幅広く対応していました。
ちなみに、古市さんに事前に作っていただいたプロトタイプやタスクの割り振りのおかげで、業務はやりやすかったです。
山口:
フロントエンドを担当し、新プランのUIに関する実装を行いました。
仕様については、事前に役員の秀島さんと古市さんが固めてくれていたので落とし込みやすかったです。
毛利:
バックエンドを担当し、主に新プランの更新に関する実装を行いました。
具体的には、新プランは前プランと比較しプランの種類や料金形態に変更があったので、新プランに関わるライセンスの更新やログの更新の実装に携わりました。
皆さんおっしゃられていますが、古市さんのプロトタイプやタスクの割り振りのおかげで非常に業務はやりやすかったです。
ーー皆さん、古市さんの事前準備やタスク割り振りをべた褒めされていますが、古市さんがプロジェクトマネジメントで心がけていたことはありますか?
古市:
いえいえ、そんなことはないんですよ笑
皆さんが頑張ってくれたからこその結果だと思っています!
今回のプロジェクトについては、リリースが決まっていたということはもちろんですが、複数メンバーということもあり出戻りなどの無駄が発生しないよう最初の段階である程度ゴールを見据えておくことを意識していました。なので、ある程度時間をかけて最終形をイメージしたプロトタイプを作りましたね。
ただ、自分はあくまで大枠は作りましたが新井さんや山口さん、毛利さんが意見を出しながら自律的に実装を進めてくれたこと、その皆さんの頑張りが全体の進捗を底上げしてくれたと感じています。
プロジェクトリーダー:古市
ーープロトタイプを元にそれぞれで自律してよりよいものを作っていったということですね。またメンバー全員がそれぞれをリスペクトされているようで素敵ですね!
今回のプロジェクトに任命された皆さんの率直な感想も教えていただけますか?
中村:
自分は統括として元々アサインする側だったので、任命された際の感想というのは特にありませんがプロジェクトの残り1ヶ月前くらいでリリースに間に合うか、という不安はありました。
基本的には自分以外の4人のメンバーに動いてもらっており、進捗も細かい部分はお任せしていました。
ただ、プロジェクト後半に予期せぬエラーなどでいざ自分が実装に入ろうとした際に、細かい把握ができていなかったことでスムーズな合流ができず、よりリリースまでの不安が募りましたね。
ここは反省点として、今後のプロジェクトでも不測の状態に備えた仕組みを整えられればと考えています。
古市:
難易度は高いと思いましたが、やったことがない領域で学びがとても多そうで楽しみ、という気持ちが大きかったです。
それと同時にリリース納期が決まっていたため、しっかりと開発が終わるのか、というプレッシャーも正直ありましたが、元々ポジティブな性格なのと中村さん初め頼れる方が多かったので、大きな不安はなかったです。
新井:
元々、汎用性のある請求関連の処理について実務を通して経験を積みたいと考えており、このプロジェクトも参画したいと手を挙げていたのでアサインされてほっとしました。
実装していた部分が請求関連分野で、旧プランと新プランの切り替えが後々に発生する部分のため、リリース後にうまくプランの切り替えが行われるかという不安はありました。ただ、最初の切り替えタイミングがうまくいったこともあり、そういう意味ではプレッシャーからは解放されたと感じています。
山口:
事業課題として大きく挙げられているプロジェクトに携わることができた、ということで大変嬉しかったですが、一方でいくつかプレッシャーもありました。。
具体的には、プラン改定は契約に直結する部分で画面上のエラーなどが発生した際の影響範囲が大きいこと、今回フロントエンドが自分一人だったため、自分の作業が滞ることによって、バックエンドメンバーの進捗に影響を与えてしまうのでは、という部分ですね。
ただ、古市さんのタスク管理やメンバーの助けもあり無事リリースまで運ぶことができて、プロジェクトが終わった今では自信もつきました。
毛利:
このプロジェクトの立ち上げが決まった時から「ぜひ参画させてほしい!」と希望をしていたため、任命された時は素直に嬉しかったです。
一方で、一番歴の浅い自分の実装で全体の進捗が遅れたらといったプレッシャー(これは正直今でもありますが。。)や同じ機能を複数人で作るという部分で実装のバッティングや流れを把握しきれない、といった不安はありました。
ただ、後者については古市さんの丁寧なタスク割り振りもあり、蓋を開けてみたらスムーズに進めることができました。
フロントエンドエンジニア:山口
ーー今回のプロジェクトを通して、基本的にはポジティブに捉えつつ一抹の不安もチームで協力して反省に活かしたり、自信に変えていったということですね。
今回のプロジェクトはメンバーが東京、大阪、北海道の3拠点に分かれてリモートで進めていたかと思います。リモートで仕事を進める上で大変だったことはありますか?
古市:
私自身、北海道に住んでいて今回のプロジェクト以外も普段から別拠点の人と働くという感じだったので、比較して大変だったということは特になかったです。
ただ、数ヶ月かかる大きいプロジェクトではあったので、気軽に相談できたり、プロジェクト全体の進捗の共通認識を持てるような日次・週次単位の進捗共有の場を設けたほうがよかった、というのは反省点だと感じています。
新井:
普段からチャットやビデオ通話を駆使しているので、リモートによる弊害は特にありませんでした。ただ、今回のプロジェクトと普段の業務の比較、という観点ですと以下は少し大変だった印象です。
・実装範囲が大きい分、要件変更の必要性がありそうなときにその影響を把握/共有し、より良い方法を探ること。
・既存システムを大きく改修するため、既存のコードを深く理解する必要があること。
・そもそも今回の従量課金の計算ロジックや年間プランによる請求タイミングの考え方などの新仕様を理解すること。
ーーありがとうございます。普段の業務と比較して、今回のプロジェクトにおける反省点や大変であった部分はあるものの、基本的にはリモートでの業務進行に苦戦されていた方はいらっしゃらない感じなんですね。
そんなリモート慣れされている皆さんが、業務の進行をスムーズにするために取り組まれていたコツがあれば教えてください。
古市:
元々、皆さんがリモートでのテキストコミュニケーションに慣れていたという前提はありますが、その上でプロジェクト用のSlackチャンネルを設営し、そこで気軽かつスピーディにやり取りができるような環境を作っていたり、不明点があればSlackのハドル機能を使ってオンラインミーティングを各自積極的に行っており、Yoomのバリューにもある自律駆動を体現していたことが一番のポイントだったと思います。
また、役員の秀島さんがテスト項目のチェックリストを作成してくださり、そのリストを見ることで各々のタスクを素早く把握できたので、そういった工夫もスムーズに進められた要素だと感じています。
中村:
テキストベースのコミュニケーションが3ラリーを超えたら、オンラインミーティングを行うという自分ルールを設けています。
3ラリーを超えると問題が複雑化していることが多いので、その場合ミーティングを行うことで問題解決がスピーディに行えると感じています。
新井:
相手の状況や知識量などを配慮したコミュニケーションを取るように意識していますね。
具体的には、相手に合わせて簡潔に伝える、逆に細かく補足を入れるなどを行っています。
ーー自律駆動というバリュー体現を前提に、各自で効率的なルールを設けたり、チーム全体で業務進行しやすい環境を作り上げている、ということなんですね。
それでは最後にこのチームでプロジェクトを進められてよかったことを教えてください。
中村:
統括していた立場としては、プロジェクトに立候補したメンバーたちでその分熱量も高く、各自が責任を持ってリリースまで頑張っており頼もしいなと感じました。他のメンバーの設計やコードを見たりすることでお互いに勉強になっていたとも思います。
古市:
年齢が近いこともあり、ラフなコミュニケーションを行えたことで業務がとてもやりやすかったです!
新井:
バックエンドエンジニア複数人での実装経験はあまりなかったのですが、役割がしっかり分かれていたこともあり障壁なく進めやすかったです。
また、古市さんのベース設計も業務のやりやすさにとても繋がっていたと感じます。
山口:
チームメンバー全員がユーザーにとってどういうUI/UXが良いか、というのを常に考えて進めておりとても勉強になりました。
また、皆さん優しくて、頼れる方たちだったので気兼ねなく相談できるとても素敵なチームでした!
(Yoomの皆さんは優しくて頼れる人しかいません。。。!)
毛利:
普段の業務は、一つの機能の実装にバックエンド1人、フロントエンド1人のことが多いのですが、今回はバックエンド3人での開発ということで、他のメンバーの開発を直に感じることができ、学ぶことがとても多かったです。
後編はこちら▼