「子どもたちの力になりたい」と思って、CATENASに来たわけではありませんでした。
きっかけは、ゼミの先輩が立ち上げた子ども食堂「るりあるく」。
「お手伝いがしたい」から始まった活動が、少しずつ「自分も誰かに何かを届けたい」という思いに変わっていきました。
今回は、小田部妃那さんに、CATENASでの活動と自身の変化について聞きました。
「お手伝いがしたい」から始まったCATENASとの出会い
――まず、自己紹介をお願いします!
共愛学園前橋国際大学4年、小田部妃那(オタベ キナ)です。
現在は、子ども食堂「るりあるく」の運営と、駄菓子屋「ひびのば」馬場川通り店のスタッフをしています!
――CATENASのインターンに参加したきっかけを教えてください。
所属しているゼミの先輩が、CATENASの力を借りて子ども食堂「るりあるく」を立ち上げたことがきっかけです。
最初は、「るりあるくのお手伝いがしたい」という気持ちだけでした。
でも、実際に活動に参加していく中で、少しずつ気持ちが変わっていったんです。
「自分も誰かに何かを提供したい」
「お手伝いする側ではなく、中心的な人物になりたい」
そう強く思うようになって、CATENASのインターンを始めました。
「きなちゃんがいるから行きたい」と言ってもらえるまで
――現在は、どんな活動をしていますか?
主に子ども食堂「るりあるく」の運営と、駄菓子屋「ひびのば」馬場川通り店のスタッフを担当しています。
その中でも、一番印象に残っているのは、るりあるくに来てくれている子どもたちに名前を覚えてもらったことです。
「きなちゃんがいるから、るりあるくに行きたい!」
と言ってもらえるようになったときは、本当に嬉しかったです。
最初はただのお手伝いだったのに、子どもたちにとって自分が「会いたい人」になれたことが嬉しくて。
「ここに来てよかったな」と思えた瞬間でした。
「あれはダメ」から「まずはやってみよう」へ
――活動する中で、難しかったことはありましたか?
最初の頃は、「あれはダメ」「これもダメ」と子どもたちを指導して、安全に過ごしてもらうことがお子さんを預かる側の役目だと思っていました。
でも、そういった指導ばかりしていると、子どもたちの心が離れていってしまうことがあって。
グズり出したり、「帰りたい」と言ったりすることもありました。
そんなときに、先輩方の子どもたちとの関わり方を見て、考え方が変わりました。
先輩方は、子どもの「やりたい」という気持ちを最大限に尊重して、まずはやらせてみることを徹底していたんです。
すると、子どもたちは自然と先輩方のところに集まってきて、すごく楽しそうにしていました。
「私と何が違うんだろう?」と思いました。
――そこから、どんなことに気づいたのでしょうか?
家でも学校でもない、「サードプレイス」だからこそできる経験をさせてあげることが大切なのかもしれない、と気づきました。
それからは、子どもたちが「やりたい」と言ってくれることを、できるだけ尊重するようになりました。
「危ないからダメ」とすぐに止めるのではなく、
「どうしたらできるかな?」と考えるようになったんです。
子どもたちの「できる」を増やすお手伝いをする。
今は、そんなことを意識しています。
そうしていく中で、親御さんからも「子どもの成長につながった」という嬉しい言葉をいただくことが増えました。
「自分って、子どもが好きだったんだ」
――インターンを通して、自分自身に変化はありましたか?
実は私、もともと地域のため、人のため、子どものために何かをしたいと思ったことが一度もなかったんです。
だから、自分でもちょっと意外でした。
この活動を通して、
「私って子どもが好きなんだな」
「人と関わることって、意外と好きなんだな」
と感じるようになりました。
今まで知らなかった自分を発見できたんだと思います。
――考え方だけでなく、行動にも変化があったんですか?
ありました。
もともとの私は、向上心のかけらもないような人間だったと思います(笑)。
いつも先輩の背中を追っているだけでした。
でも、今は、
「いつか先輩の横に、胸を張って立てる人間になりたい」
と強く思うようになりました。
「先輩みたいになりたい」だけではなくて、「一緒に活動する仲間として認めてもらえるようになりたい」と思えるようになったんです。
次は「自分がやりたいこと」を形にしたい
――これからCATENASで挑戦したいことはありますか?
あります!
ハンドメイド雑貨、特に編み物の販売をしてみたいです。
あとは、もっと大きな子ども向けイベントも開催してみたいです!!
今までは、先輩たちがやっていることについていくことが多かったので、これからは自分自身が「やりたい」と思ったことを形にしていきたいです。
――最後に、CATENASのインターンに興味を持っている学生へメッセージをお願いします!
何か活動に参加する理由なんて、なんでもいいと思います。
単位のためでも、卒論のためでも、評価のためでもいい。
きっと、その参加が新しい自分を発見したり、自分自身をより深く理解したりすることにつながると思います。
やりたい大きな夢があるなら、ぜひCATENASで叶えてほしいです。
「無理な夢なんてない」と思っています。
逆に、まだやりたいことがない人も、ぜひCATENASの活動に参加して探してみてください。
もし、やりたいことが見つからなかったとしても、自分自身のことはきっと知れるはずです。
「どうせ無理」と諦めずに、まずはお話だけでも聞かせてください!
一緒に活動できることを楽しみにしています!!
「子どもたちの成長を見守れることが、一番幸せ」
最後に、活動を通して一番変わったことを聞くと、こんな答えが返ってきました。
「子どもたちの成長を見守れるこの環境が一番幸せです!」
そして、もう一つ。
「人とのコミュニケーションが一番できるようになったことだと思います(笑)」
「お手伝いがしたい」という小さなきっかけから始まった、小田部さんのCATENASでの活動。
子どもたちとの関わりを通して見つけたのは、子どもたちの「できる」だけではありませんでした。
自分自身の「好き」や「やってみたい」という気持ち。
次は、先輩の背中を追うだけではなく、自分自身が誰かの背中を押す側へ。
小田部さんの新しい挑戦は、これからも続いていきます。