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今帰仁村観光協会の企業向けウェルネスプログラムのモニターツアーに参加

DXYZ株式会社戦略企画室長の兵藤です。
今回は、今帰仁村観光協会の体験滞在型観光推進事業にモニターとして参加したので記事にします。
なぜ、今帰仁村なのか。
なんのために行ったのか。
色々と深掘りしてお話ししたいと思います。

今帰仁村モニターツアーへ参加が決まった日

秋の展示会シーズン、最近のITトレンドや動向チェックに行ったときのことである。
最新のテクノロジーが展示されている中、ひときわ異彩を放つブースが今帰仁村観光協会であった。
同じような展示物で埋もれてしまう展示会の中、遠目でも一目で分かる光を放っていたのである。
柳澤と一緒に展示会を周っていたのだが、そこは柳澤。
事前にチェックをしていて見に行く予定だったという。
さすがの一言である。

一緒に今帰仁村観光協会の地域資源を活かした独自のウェルネスプログラムの展示を見学していると、
スタッフの方に声をかけられた。
ひらたく言えば、2月にモニターツアーが開催されるので応募してくださいとのことだった。
今帰仁村の異彩を放つ出展戦略に既に虜となっている我々は、今帰仁村で『はたらく人々に、ウェルビーイングを。』を体感するため、ツアーへの応募を即断で決めたのである。

年が明け、今帰仁村観光協会からモニターツアーへの参加が決定したという当選メールを貰った。
即座に柳澤に連絡した事を覚えているが、どのような会話をしたのか記憶に残ってないほど、我々の会話はいつも端的である。
各々が独自の思想に基づいて今帰仁村に想いを馳せ、2月に今帰仁村へ行くことに心を躍らせたのである。

今帰仁村の魅力

今帰仁は、「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部、本部半島の北側に位置し、
沖縄県内でも指折りの透明度を誇る海と白い砂浜と内陸に入れば緑ゆたかな自然が広がる、人口9334人の小さな村である。
立地も那覇空港から車で約1時間30分と申し分なく、世界遺産にもなっている今帰仁城跡、国の重要文化的景観のフクギ並木などの名所、今帰仁スイカ、今帰仁アグー、今帰仁酒造の泡盛などの特産品も多くある小さくても魅力あふれる村である。

今帰仁村が考える新しいウェルネスプログラム

今帰仁村のウェルネスプログラムは、地域資源を活かした新しいプログラムを掲げている。
「心身の健康づくり」、「チームビルディング」、「SDGsや環境問題への学び」、「地域を知る、交流する」という4つの軸に基づいて、マインドフルネスヨガ、カヤック体験、プロジェクトマナティ、琉球料理体験、ハンタ道セラピーなどのプログラムを用意している。

我々のモニターツアーでは、
ハンタ道セラピー、沖縄料理と菓子作り体験、ヨガ&ストレッチ、プロジェクトマナティ&白浜ウォーク、
アロマセラピー、星空浴体験、乙羽岳を巡るウェルネスプログラムが準備された。

今帰仁村で感じたウェルネス

羽田空港から那覇空港に到着後、道中で沖縄料理を楽しみながら、ジャングリア予定地を視察して今帰仁村へ移動した。沖縄初上陸の兵藤は、コーレーグースーの洗礼を受けるのだが、これは別の機会にお話しするとしよう。
今帰仁村に到着後は、運動公園クラブハウスにてアイスブレイクが催され、今回のモニターツアー参加者との交流をした。フラフープを使ったアイスブレイクは、全員が同じ速度で下がる必要があり、少しでもズレると修正するために各自が動いてしまい、上や横にいってしまう難しさがある。苦労して床まで行ったらゴールだが、はじめましての人たちでやるにはコミュニケーション力が試されるゲームであった。



レクリエーション後は、Iターンをしてきた店主が営む地元の居酒屋にて懇親会をして初日は終わった。ホテルに戻った後、柳澤とテラスでオリオンビール片手にいつもより長く話したのは言うまでもない。今帰仁の時間の流れが我々ふたりにとって、いつもの端的な会話ではなく長く濃密な会話を楽しむ1日となったのである。

翌朝のプログラムは、ハンタ道と今帰仁城跡の散策からはじまった。
ハンタ道は、琉球王朝の交通路として今帰仁城をはじめとするグスクを結ぶ重要な道であったことから、道の途中に拝所などがあり当時の信仰や文化を感じ取れる。長い年月を紡いだ木々や石に多くの人の往来をみつめてきたのだろうと想いを馳せる。



次は、「料理教室サンダンカ」に移動して昼食と料理体験をした。
琉球料理伝承人の根路銘さんが調理した弁当は、悠久の時をこえて王朝に献上された料理を現代に伝える味がします。沖縄の食文化を支える豚を余す事なく使い、ラードを上手に使った王朝にも献上されたお菓子ちんすこうとちんるいこう作りを体験した。
ちんすこうは、自分たちの好きな形で成形できるので、市販では味わえない食感と味を堪能できる貴重な経験ができた。




次の日は、雄山羊と伝統的な琉球建築の建物がお出迎えしてくれる、ヨガからスタートです。
山羊は、沖縄で伝統的な食文化を支えているらしく、お祝い事や儀式において山羊汁や山羊刺しを食す文化があることを地元の人から聞けた。また、琉球建築の建物は、強い日差しや台風の影響を軽減することを念頭に置いてつくられ、現代では珍しい束石に置いて建築するため、建物の周囲を石垣とフクギで囲むことで台風による被害を軽減する工夫が施されている。



マインドフルした後は、ビーチに移動してプロジェクトマナティへ参加です。
プラスチックが海に流出することでマイクロプラスチックになってしまい、海洋生物にどのような影響を与えるのかをゴミ拾いをしながら考える。その他にも2021年に小笠原諸島にある海底火山が噴火したことで、大量の軽石がビーチをうめ尽くすほど漂着した話を聞き、汚れてしまった砂浜を自治体職員や住民が協力して除去作業を行ない、綺麗な砂浜を取り戻したときを懐かしく語っていたのが印象的でした。



宿に戻りBBQをした後、最後のウェルビーングとして星空浴です。
星空について説明をうけた後、肉眼と天体望遠鏡を使い、北斗七星、土星、月を観測です。はじめて土星の輪を観測した時は心が踊る印象的な一幕になりました。



最終日、村が一望できる乙羽岳の山頂で、今帰仁ですごした時間を内省して旅を締めます。
海亀に会える古宇利島のビーチ、今泊のフクギ屋敷、海ではしゃぐ柳澤、地元の人との出会い、チルアウト。
都会では味わえない柳澤の姿と一緒に過ごした時間が反芻します。環境を変える事で見えてくる仲間との距離、見たことのない仲間の姿を感じるのも悪くないなと思った体験でした。






最後に一言。

DXYZは、今帰仁村観光協会が推進している地域の魅力を伝え経済の活性化などを目指す体験滞在型観光事業を応援します。観光協会の方々が悪戦苦闘して0からたちあげるウェルネス観光。
その新しい1歩を、顔をあげて取り組んでほしい、取り組みの後押しをしたい。
そんな熱い想いを胸に今月末にDXYZメンバーで今帰仁村にいきます。
多くの人の新しい1歩を応援できるベンチャー企業DXYZとして、これからも頑張ります。
続報を待たれよ!

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