こんにちは、日本オフィス在籍のShinoです。
先日、弊社の日本オフィスメンバーがベトナム・ハノイで結婚式を挙げるということで、会社の仲間たちと一緒に式に参列してきました。
私はベトナムの結婚式に参列するのは初めて。文化や習慣の違いに驚いたり、感動したり、とても貴重な体験となったので、今回はそのレポートをお届けします!
会場はシェラトン・ハノイホテル、そして「縁起のいい日」
結婚式は7月6日(日)に開催されました。この日はベトナムの伝統的な暦で「黄道吉日(Ngày tốt)」と呼ばれる縁起の良い日で、多くの人が結婚や重要な行事を行うそうです。
ドレスコードは新婦が好きな色を指定するらしく、White、Beige、Blush、Olive Green、Black。白い服を着るのはNGかと思っていましたが、むしろ白いドレスの参列者が多くて驚きました!
16:30〜 結婚の誓い(でも…まだ始まらない?)
私たち日本人メンバーは16:20頃に到着。でも、会場には誰もいない…。すると慌ただしい様子の新郎が私たちに挨拶に来てくれました。日本では式が始まってから新郎新婦に会うのが一般的なので、これは驚きポイント。
時間通りの開始ではなく、16:50頃からガーデンでセレモニーがスタート。軽食やシャンパンが用意されていて、参列者同士で花を渡していくユニークな演出もありました。音楽が止まったタイミングで、花を持っている人がスピーチをする形式で、感動的な手紙の朗読なども行われました。
ちなみに、テーブルの横に置かれていたおしゃれな紙袋。後から聞いたところ「引き出物」だったようで、せっかく用意してくれたのにも関わらず、ルールがわからずスルーしてしまったのがちょっと心残りです…!
18:00〜 ゲスト出迎え&撮影タイム
ここから一気にゲストが増えて、まさに"本番"スタートという感じ。
受付では、白い箱(投票箱のような形)にご祝儀を封筒ごと入れるスタイル。相場は以下の通りとのこと
- 同僚・友人:500,000VND(約2,800円)
- 上司や親しい友人:1,000,000VND(約5,600円)
- 親族:5,000,000VND(約28,000円)や、金(特に金の装飾品やアクセサリーが伝統的で、価値が安定しているため)
私たちは日本スタイルのご祝儀袋を持参していましたが、地元の文化に合わせて招待状が入っていた封筒に入れるのが一般的なようです。
19:00〜 披露宴スタート!
会場は300人規模の豪華な宴会ホール。前方には舞台とダンススペースがあり、円卓テーブルがびっしり!席は指定制で名札もありましたが、数が多くて探すのに一苦労(笑)
披露宴は、新郎が舞台で待ち、新婦が父と一緒に登場するというスタイル。続いてご両家が入場され、お母様は華やかな赤いアオザイを着用していてとても印象的でした。
ケーキカット&シャンパンタワーといった王道演出もありました。(ちなみにケーキは一番上しか本物ではなく、下はダミーだったのがまた面白かった!)
料理はベトナムスタイルの大皿で、中華の回転テーブルのように自分たちでよそる形式。どれもとっても美味しかったです。
「金を渡す」セレモニーと乾杯ラッシュ
式の途中、特別なゲストが舞台に上がり、新郎新婦に金品を手渡しするシーンがありました。これは受付とは別で、あらかじめ約束された形式のようです。
さらに、各テーブルに新郎新婦とご家族が回ってきて乾杯!ベトナムでは「モー・ハイ・バッ・ヨー!(1・2・3・乾杯!)の掛け声で、乾杯を何度も行います。私たちのテーブルにもご親族が来てくれて、賑やかでとても楽しかったです。
ファーストダンスと感動のフィナーレ
披露宴のラストは、新郎新婦によるファーストダンス!これはベトナムでは一般的ではないそうですが、2人のこだわりが感じられる素敵な演出でした。
その後は、両親への感謝のメッセージ。 私たち日本人への心遣いとして、新郎から日本語でメッセージをもらい、夫婦で「ありがとうございます」と日本語で伝えてくれたのは本当に感動的でした。
おわりに
初めて参加したベトナムの結婚式は、自由で豪華で、あたたかいものでした。
日本の結婚式に比べて、開始時間やドレスコード、演出などに柔軟性があり、親族や友人たちとの距離がとても近い印象でした。
何より、文化や言葉が違っても“祝う気持ち”は世界共通なんだなと、改めて感じました。
これからも、こうした多国籍な文化に触れながら働ける環境を大切にしていきたいと思います!