求職者や経営者など外部の方とお話する中で、
「変革支援ってどのような仕事ですか?」
と聞かれることがあります。
採用コンサルですか?
組織コンサルですか?
経営コンサルですか?
そう聞かれることも多いのですが、
正直、どれも当てはまりつつ、どれも少し違うと思っています。
なぜなら、僕たちの仕事は、
採用だけでも、制度設計だけでもなく、
その会社の“本質的な課題解決をすること”だと思っているからです。
目の前に見えている課題の奥にある、
あるいはクライアントが認識している課題の中の、本質は何か。
そこに向き合うことが、変革支援のスタートだと思っています。
変革支援とは、「人の意識を変える支援」では?
今までの経験の中で、
僕なりに変革支援の一つのゴールは、
「人の意識と考え方を変えること」だと思っています。
採用を成功させることも、
売上を上げることも、
評価制度を作ることも、
すべては手段で、本当に重要なのは、
組織の中にいる人たちが、
自ら考え、行動し、変化し続けられる状態をつくることだと考えています。
そうすれば結果は自ずと付いてくるという実体験があります。
そのためには、当然手法だけマスターしても実現しません。
なぜこの会社が存在しているのか。
どこへ向かおうとしているのか。
何を大切にしているのか。
そうした問いに向き合いながら、
その会社自身もまだ言葉にできていない想いを、一緒に見つけ、言語化していくこと。
その言語化こそが変革の出発点であり、
その積み重ねの先に、人の意識が変わる瞬間があると思っています。
「ここから、実際の支援事例を3つ紹介します」
事例①:採用支援のはずが、「会社の存在意義」を言葉にすることになった
ある会社の採用支援に入ったときのことです。
最初の課題は、「応募が来ない」というものでした。
条件を見直すべきか、媒体を変えるべきか。
そういった議論もしました。
ただ、経営者の方と対話を重ねる中で、
その会社には強い想いが根付いていることに気づきました。
でも、それは求人票にも、採用サイトにも、どこにも書かれていない。
だからまず、その会社の想いを言葉にすることから始めました。
なぜこの事業をしているのか。
どんな未来をつくろうとしているのか。
それを1つのコンセプトにし、
採用サイトや広報ツールとして発信していきました。
すると、変化が起きました。
応募が増えただけではなく、
「この会社で働きたい」という共感人材が増えたんです。
職種ではなく、この会社に惹かれて応募してくる。
採用の課題だと思っていたものは、
実は、“伝わっていなかったこと”が原因でした。
その成功体験が担当者の意識を変えていき、
採用活動にも主体的に携わるようになりました。
結果的に良い人材が集まるようになり、会社は事業成長へと向かっていきました。
事例②:評価制度を作るはずが、「理念を作るプロジェクト」に
別の会社では、評価制度の構築を進める予定でした。
目先の採用には成功したものの、
次にどう育てていけばいいのか、
どう評価すればいいのかが分からない状態でした。
サーベイを行い、課題を特定し、育成支援をして、評価制度を作る。
そうした計画で進めるはずでした。
ただ、話を重ねる中で、違和感がありました。
評価制度を作っても、
会社として何を目指しているのかが曖昧なままでは、
何を評価すればいいのか分からない。そう思ったんです。
そのことを経営者にお伝えしました。
すると、経営者の方がこう言いました。
「だから、自分は評価制度を作れなかったんですね。」
その瞬間、プロジェクトの方向性が変わりました。
評価制度の前に、
まず、会社の理念を言語化することから始める。
制度ではなく、思想から始める。
いまは、まさにその“スタート地点”に立っているところです。
事例③:採用支援から始まり、ブランドづくりに発展することも
採用支援で関わったある会社で、
「キャラクターを作りたい」という話が出たことがありました。
最初は、親しみを持ってもらうための取り組みでした。
でも、せっかく作るなら、
もっと意味のあるものにできると思ったんです。
どうすれば人が集まるのか。
どうすればその会社を好きになってもらえるのか。
そうした視点で、キャラクターを軸にした施策を一緒に考えていきました。
採用支援から始まったはずが、
気づけば、ブランドや集客の話に広がっていました。
でも、それが変革支援の本質だと思っています。
領域を限定するのではなく、
事業の成長に必要なことを、本質から考え続ける仕事だからです。
この仕事の面白さは、「本質に辿り着いた瞬間」にある
正直に言うと、簡単な仕事ではないと思います。
正解はどこにもありませんし、仮説が外れることもあります。
でも、対話を重ねる中で、
関わるクライアントからこんな言葉をいただく瞬間があります。
「平田さんのおかげで、未来が変わった」
人の表情が変わり、
議論が変わり、
行動が変わっていく。
その変化を間近で見られることが、
この仕事の一番の面白さだと思います。
正解のない仕事だからこそ、面白い
会社ごとに、課題も、目指す未来も違います。
だからこそ、考え続ける必要があります。
本質的な課題は何か。
どうすれば変革が起きるのか。
考え、提案し、実行し、また考える。
変革支援とは、
課題を解決する仕事であると同時に、
未来を一緒に創っていく仕事だと思っています。
最後に
もし、
- 経営者と直接対話しながら仕事がしたい
- 本質的な課題に向き合いたい
- 人と組織の変化を生み出したい
- 手法に捉われずクライアントの課題解決がしたい
そんな思いがある方がいれば、
きっとこの仕事は面白いと思います。