近頃人気が高まっているコンパクトウォレット。

今回は、数あるコンパクトウォレットの中でもひときわ個性を放つ、83Designのオリジナルプロダクト「CW03」と「CW04」をご紹介します。

これらは、83Designの既存モデル「CW01」「CW02」の素材違いとして生まれた、新たなバリエーションのお財布です。

一体どんなコンセプトで、どんな人が開発したのでしょうか？

「CW03」「CW04」の開発者、曽我部さんにお話を伺いました。

―― 今回、83Designのオリジナルプロダクトとして新たに「CW03」「CW04」が誕生しましたが、開発のきっかけは何だったのでしょうか？

「CW03」と「CW04」の開発のきっかけは、既存の「CW01」「CW02」とは異なる素材のバリエーション展開でした。

「CW01」「CW02」はデザイナーのわがままが詰めこまれた、スラスラ使えるカードサイズのお財布です。「CW01」はドイツ SALAMANDER社のリサイクルレザー、「CW02」は栃木レザーを使った本革で作られています。「身軽に出かけたい。必要なお金とカードはきちんと持っていきたい。ポケットに入れても服のシルエットを崩したくない。使う時にモタモタしたくない。」そんなわがままをすべて叶えてくれる、こだわりの詰まったお財布です。

今回誕生した「CW03」「CW04」も、「CW01」「CW02」と同様にコンパクトながらお札8枚、貨幣16枚、カード4枚が収納可能です。

「CW01」「CW02」と同じコンセプトでさらにお求めやすく、簡単に言えばエントリーモデルのラインナップを増やそう！ということで、「CW03」と「CW04」の開発が企画としてスタートしました。

―― 既存のモデルとは異なる素材で、より多くの人に手に取ってもらえるお財布を作りたかったのですね。

はい、まさにそうです。

「買ってみようと気軽に思ってもらって、実際に買って使ってもらうことで、CWシリーズの良さを分かってもらえるお財布を作りたい」という思いで作りました。

「CW01」「CW02」のコンパクトさや機能面、使い勝手の良さはすべて引き継いで、価格や素材を変えることで個性を出しています。

―― 「CW03」のコンセプトを教えてください。

「CW03」は、財布の素材としてはかなり珍しいPVCを使ったアバンギャルドな雰囲気のお財布です。

素材としてはかなり奇抜な見た目で、財布の素材としてはかなりの異端児ですが、実際に形にしてみたらすごくよかったですね。財布を留める金具もひっかかりやすくて、親和性も抜群です。

「CW03」は手触りだけで「CW03」だとわかる素材なので、ユニバーサルデザインにもなっています。バッグの中で迷子になっても手探りで探せるので便利です。

―― 「CW04」のコンセプトを教えてください。

「CW04」は、オーロラのPVCが目を引くノスタルジックな雰囲気のお財布です。

見る角度によって色が変化する偏光素材と、財布を開いた時の中の差し色がポイントです。

「CW04」があることで「CW03」の強い個性も受け入れられているのかなと感じています。

―― どちらも個性的な素材を使っているんですね。素材選びで特にこだわった点はありますか？

「ただのフェイクレザーじゃつまらない」「徹底的にコストダウンしてお求めやすくしつつ、個性を出す」という点にこだわって、PVC素材を選びしました。

「CW03」は、小物や雑貨にはあまり使われていないPVCを使いたいと考え検討を重ね、工場のすべり止めなどに使われているような凹凸のあるPVC素材に辿り着きました。

「CW04」は、見た目の華やかさや中身が見えるおもしろさなど、変化する楽しさがあります。

PVCは、加工の自由度が高く、環境にも優しい素材です。耐久性にも優れているので、長く愛用していただけます。

気軽に手に取ってもらえるように、パッケージも変更しました。

「CW01」「CW02」は財布の素材もそうですが、パッケージもすごく高級感がある個箱です。「CW03」「CW04」のパッケージにはブリスターパックを採用しました。中身が見えるパッケージなので、商品展示の役割も果たしてくれますし、中に「CW03」「CW04」を入れてみるととても映えるんですよね。

―― 最後に、新しいお財布を手に取る方へのメッセージをお願いします。

「CW03」は、見た目の奇抜さからは想像できない使いやすさを実感してほしいですね。あけたときの華やかさも印象的で、ビジュアル的にも機能的にも魅力を兼ね備えています。

「CW04」は、見た目の華やかさ、中身が見えるおもしろさ、変化する楽しさが魅力です。中身が透けるので、お気に入りのシールや推しのトレカなどを入れたりしてカスタマイズも楽しめます。

個性的な素材と遊び心で、持つ人の個性を引き立てることができるお財布だと思うので、ぜひ使ってみてください！

――曽我部さん、ありがとうございました！