こんにちは!株式会社ワールドフェイマスの採用担当です。
今回は、PMOとして現場で活躍する中村さんにインタビューをしてきました。
- PMOの仕事内容
- ワールドフェイマスで働く魅力
- 今後の展望
についてお話しますので、「PMOとして成長していきたい方」や「人を支える仕事に興味がある方」はぜひ最後までご覧ください。
これまでのキャリア
ー現在までのご経歴を教えてください。
PMOとしてのキャリアは、もう20年ほどになります。最初は外資系のベンダー企業で携帯電話基地局のネットワーク構築に携わり、全国規模のロールアウトプロジェクトをPM/PMOの立場で、携帯キャリアや無線機ベンダーなどでプロジェクト支援を経験しました。
ワールドフェイマスに参画してからは、携帯キャリア関連のプロジェクトに留まらず、大手Sler企業でのシステム開発や業務改善のコンサルティング業務やプロジェクト支援、直近では製造業の現場にてDX構築の支援や重要会議の運営やファシリテーション、生産、営業部門への業務支援など、プロジェクト推進型PMOから事務局型のPMO業務まで幅広く担うようになり、キャリアの幅が広がっています。
PMOの仕事について
ーPMOの方が担う業務内容を教えてください。
PMOとしてどこまで踏み込むかというのは、お客様の期待によって本当にさまざまです。私たちは「PMOというサービスを提供する側」として存在していますが、ただ期待に応えるだけでなく、それを超えていくことが求められます。つまり、「お客様のパートナーであること」が前提なんですね。
ですので、お客様からの指示に従って動くだけでなく、プラスアルファとして課題を見つけて解決する。プロジェクト全体の課題をどう乗り越えるかを一緒に考える。そういう姿勢が必要になります。
踏み込む範囲について言えば、理想は「どこまでも踏み込む」ことだと思っています。もちろんSOW(作業範囲記述書)の範囲は厳守しますが、気持ちの上では常に「もっと寄り添い、もっと貢献する」という姿勢を持つこと。それがPMOにとって大切なスタンスだと感じています。
ー印象的だったプロジェクトを教えてえてください。
初めてPMの支援をしたときのことが印象に残っています。経験も浅く、進め方も十分に理解できていたわけではありませんでしたが、また、セオリー通りにはいかないのがプロジェクトマネジメント。進行すれば必ず問題が増え、PMの負担も大きくなります。
その中で、私は知識よりも「貢献したい」という気持ちを前面に出して取り組みました。その姿勢が伝わり、PMから「助かった」と言ってもらえた時は、この仕事をしていて本当に良かったと感じましたね。早い段階でその感覚を得られたのは大きな財産だったと思います。
もちろん失敗は付き物で、「あのときこうすれば」と思うことは今でもあります。ただ、その積み重ねが成長につながるんです。経験が蓄積されていくこと自体が、PMOという仕事の魅力だと思っています。
ー失敗をどのように捉えて次に活かしていますか?
失敗するとやはり傷つきますし、「なぜうまくいかなかったのか」と必ず振り返ります。プロとして次に同じことを繰り返さないよう、改善策を考えることは欠かせません。
ただ一番救われたのは、失敗したプロジェクトで上司が「中村の責任ではない」と会社に伝えてくれたことでした。PMやPMOの仕事は厳しい局面も多いからこそ、会社がどれだけメンバーに寄り添い、心理的安全性をつくれるかが大切だと思います。
私自身、その環境に助けられた一人です。だからこそ次のプロジェクトに前向きに取り組めるし、今になって心理的安全性の重要性を強く実感しています。
現場で大切にしていること
ーコミュニケーションで大切にしているポイントはありますか?
前提として「素直さ」と「誠実さ」は欠かせません。その上で大事にしているのは「怖がらないこと」です。相手がどの部門の人であっても、パートナーとして対等に向き合い、あるべき姿をしっかり捉えて伝えることを意識しています。
PMからのお願いは、相手にとって手間がかかることも多いです。でも、人は理由がわからなければ動きません。だからこそ「なぜ必要なのか」「それによって何が変わるのか」「プロジェクトにどれくらい貢献できるのか」を丁寧に伝えることが重要です。
ただ「お願いします」「期日までにやってください」と言うだけでは人は動きません。プロジェクトの目指す姿を共有し、「一緒に頑張っていきたい」という言葉を添えてお願いする。そうした会話を積み重ねることが、信頼関係をつくる上で欠かせないと思っています。
ーお客様と関係構築する際のコツを教えてください。
お菓子を配っています(笑)
初めてお客様先に入るとき、相手からすると私は「何者かわからない人」。プロジェクトメンバーには理解されても、それ以外の方々には知られていない存在です。でも、そうした人たちとも関わる場面が必ず出てきます。だからこそ、最初の関わり方がとても大事なんです。
私はコミュニケーションが得意なタイプではないので、いきなり雑談で場を和ませるのは難しい。そこで、お菓子を活用するようにしています。お菓子をもらって嫌な顔をする人はほとんどいませんし、それをきっかけに会話が生まれます。最初に信頼関係の土台をつくっておくための、ちょっとした工夫ですね。
ワールドフェイマスのPMOとして働く魅力
ー成長を感じられる瞬間を教えてください。
プロジェクトマネジメントの知識や体系を理解していても、それだけでプロジェクトがうまくいくわけではありません。実際は「人間力」が大きなカギになります。資格を取っても、それだけでは成功しない。けれど人間力が伴えば、プロジェクトは確実に回していけるんです。
若いメンバーは経験を重ねる中で、自分の強みや弱みが見えてきます。その先に「自分なりのプロジェクトの回し方」が確立できる瞬間がある。そこに成長を強く感じますし、オリジナルのPMOスタイルで勝負できることは大きなやりがいです。
ーワールドフェイマスのPMOとして働く中で嬉しかったことを教えてください。
前職も含めて、これまで長く携帯基地局の建設に関わり、PMやPMOとしての経験には自信を持っていました。ただ、その経験が全く違う業界でも通用した時は、とても嬉しかったですね。
たとえば、直近では、業務改善を目的としたコンサル寄りの案件を担当しました。そこで成果を出し、お客様から「こういう手法は知らなかった」と感謝していただいたのが嬉しかったです。
さらにその実績が評価され、別のグループ会社から「自分たちにない視点で提案してほしい」と新しいプロジェクトを依頼していただきました。
経験が次のチャンスにつながっていくことを実感できる瞬間は、やはり嬉しいですね。
今後の展望
ー今後のワールドフェイマスでの展望を教えてください。
当社社長が掲げている目標は「No.1のPMO企業になること」。
もちろん簡単なことではありませんが、達成しなければならないと思っています。
競合には私たちよりも経験や技術力を持つ企業もあり、そうした会社とこれから本格的に競っていかなければなりません。その中で重要になるのは、ワールドフェイマスとしての「オリジナルな色」をどう出していけるかだと思っています。
私たちは人間力にフォーカスし、教育や文化づくりに力を注いできました。その取り組み自体が独自の強みであり、他にはないPMO像をつくる一歩になっていると感じます。まだ答えははっきり見えていませんが、良い文化が育ちつつあるので必ず形にできると思っています。
また、若いメンバーが多いこともプラスに働いています。他社にはない新しい色を出せるのは、彼らの存在があってこそ。これから入社される方々も、その色を共につくっていく仲間になります。
メンバー全員が主体となって「ワールドフェイマスらしいPMOの姿」を創り上げることができたら良いと思っています。
ー最後に、候補者の方にメッセージをお願いいたします!
PMOの知識や技術は、入社後に十分身につけられます。大事なのは「プロジェクトに貢献したい」「クライアントを満足させたい」という強い気持ちです。向上心を持ち、素直で誠実に取り組める人であれば、この会社でも業界でも大きく可能性を広げていけるはずです!
ー中村さん、ありがとうございました!