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元つぐつぐの金継ぎ教室の生徒さんが、中途入社して金継ぎ職人になるまで(Dさんの場合)
東京の恵比寿と浅草に2つの拠点を持つ「東京金継ぎ教室 つぐつぐ」は、週に11回の金継ぎ教室を開催しています。その生徒さんからも「つぐつぐで働きたい」という申し込みが寄せられます。今回は、かつて生徒さんだったDさんが、つぐつぐに入社し、現在までつぐつぐで2年以上勤務してきた過程をご紹介します!金継ぎ師になりたいと思った理由Dさんは、趣味として約半年間、つぐつぐの金継ぎ教室に通いました。つぐつぐの教室に惹かれたのは、その雰囲気や、先生が皆女性で同世代であり、若い人が多かったからです。先生はカジュアル過ぎず、かつ丁寧で論理的な指導をしてくれたため、熱心に学びたいと思っていたDさんにとってはぴっ...
漆芸経験者・新卒で入社したCさんが金継ぎ職人になるまで【後編】
漆芸経験者・新卒でつぐつぐに入社したCさんの入社7ヶ月目以降の様子をご紹介します!金継ぎ師ポジション入社7ヶ月目Cさんは6ヶ月の研修期間を終え、7ヶ月目になって正社員に昇進しました。再び頑張るぞ!と心に決めました。金継ぎ教室の講師としての経験も増え、時折、「生徒さんはこれについてはもう理解しているだろう」と考え、説明を省略してしまっている自分に気づきました。そして、「このような慢心を変えよう」と自分で決心しました。例えば、説明に時間をかけたり、絵や言葉、矢印などの図を使ってみたりすることを始めました。継続して通ってくれる生徒さんが来るときは、事前に器の状況や、これまでの進捗を確認しながら...
漆芸経験者・新卒で入社したCさんが金継ぎ職人になるまで【前編】
漆や金継ぎのスキルを持つ方々からもつぐつぐへの応募が多くあります。経験者がつぐつぐに入社してからの育成プロセスや日々の業務についてリアルに知っていただくために、新卒のCさんの経験をベースに紹介いたします。つぐつぐに入社するまで(応募・内定・インターンシップ)Cさんは高校で3年間漆を学び、大学ではデザイン学科に進学し、自分で金継ぎにも挑戦した。大学では「金継ぎショップ」の企画提案を手がけ、子供と親の思い出に残るアート作品にすることを目指しました。このプロジェクトを通じて金継ぎに深い興味を抱き、漆の固定概念を打破したい気持ちと、環境問題にも関心を寄せました。つぐつぐでは割れた器をアップサイク...
漆芸経験者・中途入社したBさんが金継ぎ職人になるまで
漆の魅力に惹かれ、大学で実践を伴って4年間漆を学び、卒業制作では漆塗りのギターを製作したCさん。輪島で蒔絵師として1年ほど働いた後、関東に戻りつぐつぐの求人を見つけました。金継ぎの経験は少しだけしかありませんでしたが、女性が多く、実家から通える職場に惹かれて入社しました。入社後、コロナ禍の中で恵比寿本店と浅草店がオープンし、Bさんは浅草店の新メンバーとして採用されました。最初の1ヶ月は恵比寿本店で金継ぎの基礎をみっちり学び、その後浅草店に配属されました。漆芸の経験があるため大変手先が器用で、金継ぎの練習をしながらも、初月から「金蒔き担当」として活躍し、他の金継ぎ師にも技術を教えながら、会...
金継ぎ未経験・中途採用のAさんがプロ金継ぎ師になるまで
つぐつぐは、金継ぎ教室やワークショップ、そしてプロ金継ぎ師による器の修理など、幅広い金継ぎ活動を展開しています。私たちの活動に興味をもって、つぐつぐの一員として働くことを検討している方のために、金継ぎ未経験からのスタートであるAさんの経験を通じ、つぐつぐでの育成プログラムや日常業務の概要をご紹介します!金継ぎ未経験で中途採用されたAさん(20代)の経緯Aさんはもともと漆や金継ぎに触れたことがなかったのですが、手先が器用でした。金継ぎキットを母親にプレゼントしようと思い、つぐつぐのウェブサイトを訪れたところ、金継ぎ師の募集を知りました。以前の経験ではプロジェクト管理や納期管理に従事しており...
手先が器用な私にとって、金継ぎは天職
この記事では、金継ぎという日本の伝統技術を仕事にするのは、どのような方が向いているのか、紹介します。金継ぎに興味を持つきっかけは様々ですが、つぐつぐで出会った方々のお声を一部紹介します。器が好きで集めている手先を使った細かい作業が好き・得意アートやデザインが好き漆に魅力を感じる割れた器が家にあるので、趣味として始めたいDIYが好き定年後に金継ぎを仕事にして、他の方の器を修復してあげたい日本の伝統工芸が好き奥さんの大切にしていた器を割ってしまったので、自分で直して償いたいまた、現在の職業に応じて、金継ぎへ至った経緯もそれぞれです。陶芸をやっていて、自分が作った器が割れた時に、修理もできるよ...
2022〜2023年に金継ぎつぐつぐが取材を受けたメディアまとめ
つぐつぐは、業界でもめずらしい、金継ぎ専門店として東京に2店舗を構え成長しているスタートアップ企業です!たくさんのお客様にご愛顧いただいているおかげで、オープン当初からたくさんのメディアから取材を受けています。覚えている限りで、直近2年の大きなメディア取材をまとめてみました!(これ以上にあります)つぐつぐが受けたメディア取材・2022年1月:テレビ朝日「羽島慎一モーニングショー」2〜3月:テレビ朝日ドラマ「鹿楓堂よついろ日和」につぐつぐが金継ぎした器が出演!4月:NHK「ひるまえほっと」5月:BS-TBS「噂の!東京マガジン」5月:テレビ朝日「スーパーJチャンネル」7月:雑誌「STORY...
金継ぎ専門店つぐつぐが行う社員研修
金継ぎ専門の会社として活動するつぐつぐ。2020年3月に、コロナ禍に代表の俣野が自宅でひっそりと起業し、金継ぎキットのネット販売を開始することからスタートしました。これまでになかった、おしゃれで分かりやすい金継ぎキット「つぐキット」(のちに国際商標も取得)を開発し、これが大ヒット。販売から半年後には代表一人ではとても回らなくなり、1人、2人と社員が増えていきました。その後、2021年2月に恵比寿本店をオープンし、2022年5月には浅草店をオープン。社員数は現在、7名の社員数まで大きくなりました!(1名が総務、それ以外は全員金継ぎ師です)つぐつぐに入社するほとんどの方が、漆や金継ぎ未経験で...
つぐつぐで働く金継ぎ師の毎日
つぐつぐでは、金継ぎ教室・ワークショップ・そしてプロ金継ぎ師による器の修理など、金継ぎに関する様々な活動を行っています。つぐつぐの一員として働きたいと興味を持ってくださっている方のために、入社した方の背景や、社内でどういった教育を受けて一人前の金継ぎ師となるか、毎日どのような業務を行っているのかリアルに知っていただくため、記事を作成しました!① 金継ぎ未経験で、中途採用としてつぐつぐに入社したAさん② 高校・大学で漆を経験し、新卒でつぐつぐに入社したBさん③ 大学で漆を経験し、卒業を蒔絵師として1年勤務したのち、中途採用でつぐつぐに入社したCさんつぐつぐのウェブサイトに詳しい記事がありま...
ドバイ万博日本館につぐつぐで金継ぎした21分割の大皿が出演中!
10月1日から開催のドバイ万博の日本館で行われているプロジェクションマッピングに、私たちつぐつぐで金継ぎした器が映像協力し出演しています🎥✨日本の古き良き伝統工芸の代表として、世界中の人に感動を与えられると嬉しいです💕ドバイ万博は本当は昨年開催の予定だったのに、コロナの影響で一年延期になったのです。やっと世界がつながる時が来ましたね❣️ずいぶん前に撮影したのですが、このニュースをやっとお伝えできてうれしいです🤗この器、実は友人の子供が割ってしまい、大泣きしていたため友人が私に金継ぎを依頼したものでした。1年以上かかって完成し、大きな器で大作のため、ドバイ万博のみならず日本テレビのnews...
金継ぎの会社「つぐつぐ」を立ち上げたきっかけ
代表・俣野 由季(またの ゆき)の起業ストーリー私は昔から物事の白黒をはっきりつけたがる理数系で、思い立ったらすぐ行動!中学の時の文集に載っていた好きな言葉は「下剋上」でした。怖い(笑)薬科大学を卒業し、すぐに大手製薬会社に入社。社会に出て、実力でお金を稼ぐのが楽しくて、営業職(MR)で朝から晩まで働く日々!しかし、英語ができないと今後キャリアアップできない時代なのでは?!と次第に思うようになり、独学で英語を勉強するもあまり効果がなく、思い切って海外留学を決めました!楽しい、人生を変えた海外留学、トータル約5年。1-2年のはずが、ドイツも加わって、長くなってしまった…。割とエリート街道?...
意外と知らない?!金継ぎの歴史
漆を使った修理はいつから?漆を使ったモノのお直し・接着は、日本では縄文時代から見つかっています。石の槍の先に漆がついていたのが発見されているそうです。また、中国でも同じ頃に漆で接着していた形跡がありました。どちらが最初なのかは分かりませんが、日本にも中国にも生えている漆の木。この漆の木の樹液に接着効果があると、昔の人は気づいたのですね。日本では、漆で接着や修理をするだけでなく、その部分に弁柄色(朱色のような色)で装飾した形跡もあり少しオシャレにしたい、という遊び心も芽生えていたのかもしれません。ちなみに弁柄は酸化鉄でできており、土から採ることができます。今でも漆やさんで弁柄粉を買って、漆...