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【shabellを深掘る!vol.2】洋菓子店を継ぐ営業!?ケンタさんってどんな人?

個性あふれるメンバーが働くshabell。
働く一人ひとりにフォーカスを当てて、shabellをもっと知るための企画です。
新人学生インターンでライターの櫻田が担当します!一から作る社員記事、これが2記事目で、まだまだ記事作成に手こずってます…
そんな私と一緒に、shabellがどんな会社なのか、どんな人が働いているのか、探っていきましょう!
第2段は営業のケンタさんです。今年の9月には退社して、実家の洋菓子店を継ぐ準備に入るそうで…⁉気になる目標について深掘りしていきます。

前向きな選択へ

―まず、業務内容について教えてください!

ケンタ:職種でいうと営業職をしています。仕事を始めて2年ほど経っているのですが、既存の企業さんのフォローもそうですし、新規開拓のためにテレアポをしたり、SNSを活用してコンタクトを取ってから新たな取引に繋げる、といったことをやっています。


—今までで、印象に残っている出来事はありますか?

ケンタ:もう1年半ぐらい前の話なんですけど、1回僕、営業外されてるんですよ。営業から外されて、インサイドセールスって本当にアポ取りをするだけの役割に回されたことがあって、それは良くも悪くも印象的ですね。そのときは、正直めちゃめちゃ悔しかったし、なんか自分の存在意義って何なんだろう、この会社に居る意味あるのかなってネガティブにもなりました。でも、ここから逃げたくはないっていう思いが強かったんです。結局、その立場でもできることを地道に重ねた結果、数か月で営業に戻していただけました。


―逃げたくない、というのは?

ケンタ:自分の人生を振り返ったときに、全部中途半端で、何かをやりきった経験があまりないんです。例えば学生時代、プロのバレーボール選手を目指してた時期もあって、専門学校では、僕の代で全国1位になってるんです。僕もレギュラーメンバーではあったんですけど、勝っても嬉しくなかった。ここに俺がいなくても、勝てたんだろうなという感覚があって。みんながすごいうまくて、なぜか僕がレギュラーだったっていうだけの状態で、多分俺じゃなくても結果は一緒だっただろうしって、自分にとってやりきった感覚がゼロだったんです。そういう出来事が積み重なって、この会社に入る時に、二個選択肢があったら、逃げない方を選び続けようと決めていたんです。楽な方に逃げる選択をし続けたら、楽でいい自分になっちゃうんじゃないかと。それだと、人としての器が小さいまま死ぬことになってしまう。経験値があったり、知ってることが多かったり、人としての器が大きい方が、絶対死ぬときに気持ちいいなあって。死ぬときの後悔をできるだけ減らしたいっていうのはありますね。


―死ぬとき、ですか。

ケンタ:極端な話ですが、死ぬときはすごい楽しみなんです。俺の人生最高だったわって言って死ねる瞬間って、多分最高の気持ちなんだろうなと思って。死ぬってなったときに自分が楽しそうなら、多分みんなも笑って送ってくれるでしょうし、その風景を自分の中でイメージすると、なんかそれってすごい幸せだなって。途中の人生が全部抜けてますけど(笑)
ある人に、何事にも絶対終わりが来るから、終わりをちゃんと意識しなさいって言われたことがあって、それから自分の中で意識してるのかもしれません。


―今も逃げたくないって気持ちはありますか?

ケンタ:逃げたくない、っていうのは常に思い続けてるものではあります。でも自分の中で、ネガティブな「こうなりたくない」より、「こうなりたい」っていうワクワクが描けるようになってきてると感じます。それは、この会社というか、会社にいる人たちと出会えたおかげだと思ってます。成果をだすような、やりきった経験が何かあるわけではないですが、この会社で、人との関わり方とか働き方、心構えといった点で、人として変わることができた部分は多いです。その積み重ねで考え方が変わってきたのかもしれません。


—では、仕事をする上で大切にしていることを教えてください!

ケンタ:お客さんとの接し方でも、社内でのあり方でも、人間らしくいたいと思っています。僕と同年代の人だと、上司の不満を言う人も多いと思うんですけど、それってもったいない考え方だと僕は思っていて。お互い人間対人間で仕事をしているんだから、自分らしい状態でコミュニケーションをとれる空間を作ることって大事だと思うんです。お客さんに対しても、企業対企業のやり取りではあるものの、結局やり取りするのは人対人なので、お客さんがこの会社に頼もうって選択するのって、この会社だからというより、この担当者だからって部分もあると思います。僕はそう言ってもらえる人間になりたいですし、そのためには、しっかりと認めてもらえるだけ自分が頑張るっていうのが重要だと思っています。この人と仕事を一緒にやりたい、と思ってもらうために、人対人だっていうことを意識したいですね。


夢を与える人間になる

—将来は実家の洋菓子店を継ぐつもりだとお聞きしました。どうして洋菓子店を継ごうと思ったのでしょうか?

ケンタ:元々は全く興味がなくて、甘いもの自体好きじゃないんです。でも、この会社に入った後の一昨年の年末ぐらいから継ごうと思い始めました。きっかけは特にないんですけど、理由は明確で、「お客さんの居場所を守りたい」と考えてます。

今、うちのお店をリピートしてくれてるお客さんって一定数いて、僕はそういうお店って、お客さんにとって居場所になってると思うんです。うちのお店が、誰かの人生の0.1%くらいの居場所になっているかも、と。父は、僕が店を継がないなら潰す、と言っているので、僕がお店を継がなければ誰かの居場所を奪ってしまう、と思って。それは絶対にしたくない、と継ぐことを決めました。

僕は常々、人に対してワクワクとかを与える人間になりたいなって思ってるんです。それは居場所を奪う人間ではない。いまは自分自身が、いろんな人の居場所になるようなお店を作りたいと思ってます。


―どうして『居場所』にこだわるのでしょうか?

ケンタ:中高生のとき、後輩からいじめられてて、お金取られたりとか、定期券取られて何時間もかけて家帰ったりとかっていうのがざらにあったんですよね。そのなかで、何かが欠けてる感覚はやっぱ持ってて。『居場所』って言い方を変えると、認めてもらえる場所だと思うんです。でもその一部が自分にはないっていう、寂しさとかやり切れなさ、みたいなものがありました。
そういった経験を通して、僕は『居場所』の重要性を感じていて、うちのお店が、何十番目であれ誰かの居場所になれるなら残したい、と思ったんです。『居場所』ってネガティブなときに受け止めてくれる場所でも、何かを頑張るときに背中を押してくれる場所でもあると考えています。そういう『居場所』を作れるなら、正直手段は僕にとってはどうでもよくて。あるなら継ごう、という思いなので、実家が何屋であれ継いだと思いますね。


—その夢を持ちながら、どうしてshabellで働いているのでしょうか?

ケンタ:すぐ帰って修行もできたんですけど、世の中に対する知識、toB・toC含めてお客さんと関わる能力とか、今の自分には何もないな、と思って。実家の洋菓子店は僕の祖父が創業して、父親が今2代目なんですけど、2人ともあくまで職人として働いてきたんです。そこにただ僕が職人として入っても、お店に何も改革を起こせない。正直、人材とケーキ屋ってリンクしにくいと思うんですけど、ビジネス的なものを何も知らない状態のまま帰るのは嫌だと思ったんです。もしかしたら直接活かせるものはないかもしれないけど、いろんな経験を積みたいので、まだいます。


―何か繋がるものはありそうですか

明確にあるかっていうとまだないものの、ここにいたからこそ、コミュニケーションの仕方とか、関係の作り方っていうのは学べたので、それを生かすことは絶対できるだろうなと思ってはいます。


―社会人になっても、今の仕事や生活とは無縁な夢を持つ人は稀だと思います。健太さんが考える、そのメリットってなんでしょう?

ケンタ:仕事ってただの人生の一部だと思いますし、会社ってただの箱でしかないと思っていて。会社の中で目標があるけど、人生の中での目標がないって寂しいと僕は思うんです。もし会社が潰れたら、自分の目標なくなっちゃうじゃんって。限られた環境の中だけの夢を持ち続けると、何かが起きた時に、自分の将来が全て壊れてしまう。でも、何か崩れることのない目標を1個持っておくと、何をするにしても生かせるし、起きたことを経験として捉えられるんじゃないかなと思います。だから、人としてなりたい姿と、会社ではこういう目標で頑張りたいっていうのと、お店を継ぐときにはこうしたいというように、プライベートも含めて複数の夢をもっておくっていうのは重要だと思います。


―人としてなりたい姿があるんですね。

ケンタ:そうですね。父親の影響が大きいんですけど、相手にワクワクを生み出せる、もしくは夢を与えるような人間になりたいっていうのは、学生のときからずっと思っています。


―どうしてそういう目標になったんですか??

ケンタ:それは今でも明確に覚えています。小学生が近くのお店で職場体験をして、感想文書いて帰るみたいな授業があったと思うんですけど、うちの店が小学校から近かったんで、よく来たんですよ。あるとき僕のクラスが僕の家の店に行くことになって、クラスの女の子が「なんでケーキ屋さんになろうと思ったんですか」って質問を父親に投げかけたときに、「ぼくは夢を与える人間になりたかったんでケーキ屋になってます」って言ったんです。
そのときは意味がわからなかったんですけど、ずっと印象的で。高校生になって色々考え出した時に聞いてみたら、理由を教えてもらえて、それがすごい素敵だなと思ったので、僕もそれを追いかけてます。

元々僕の父親はケーキ屋をやりたかったわけではなくて、ディズニーのダンサーになりたかったんです。でも何年もオーディションに受からなくて、何でダンサーやりたいんだっけって考えたときに、いろんな人をワクワクさせたりとか、夢を与えたかったんだって思ったらしいです。そのときに、でもそれってダンスじゃなくてもできるって気づいて。その手段って、祖父がやっているお店をよりいろんな人に使ってもらうことでもいいじゃないか、ダンサーに縛られなくてもいいじゃんってなって、修行をしてから実家に戻って継ぐことにしたっていう話を聞いたんです。なるほどな、と思って以来、僕の大きな目標はそこにあります。



後輩と一緒に成長したい

—shabellってどんな会社だと思いますか?

ケンタ:いろんな人間がいるなって感じです。僕は他の会社って、同じような人がたくさんいる感覚を持ったりとかするんですけど、ここは一人ひとりの集合体なんだなって感覚があります。変な人が多いけど、この会社はその個性を消そうとする会社じゃなくて、ちゃんと認めて良いところをより伸ばしていく会社なので、それを感じているのだと思います。同じような人が集まっても同じような考えしかないけど、この会社の人はいろんな目線で別のことを考えてると思うんですよね。だからこそ補える部分が大きい。やっぱり個性って大事だし、そういうのを活かせる会社ってすごい素敵だなと、思ってます。


—どんな人に合う職場でしょうか?

ケンタ:やりたいことがなくてもいいと思うんですけど、自分の人生を良くしたいとか、将来のワクワクのために今の時間を犠牲にできるような人が多分あうんじゃないかな、と。やっぱり仕事をすると、何かしらを犠牲にすると思うんですよね。特にわかりやすいもので言うと時間。残業って世間的には悪ですけど、その時間って決してネガティブなだけじゃなくて、それをやってきたからこそ得られる経験とかもあると思うので、そこはポジティブに変換できますよね。そういう何かを犠牲にしてでも、将来のために踏ん張れる人には面白い会社だと思います。


―以前は、「逃げたくないから」と仰っていましたが、一年経った今改めて考える、shabellで働く理由を教えてください

ケンタ:一つはやはり、逃げたくないということ。あともう一つは、なりたい自分とかやりたいことがある自分をしっかりと実現できるように、経験を積むためですかね。
今後の目標としては、後輩と一緒に成長できる人間になりたいなと思っています。さっき話したように、後輩っていうものをあんまりいいものと感じたことがなかったんですけど、それを避け続けたら、ケーキ屋をやるときにも誰も自分を慕ってくれないし、一緒に成長もできなくて、いい方向に向かわないなと思って。インターン生も、4月に入社もしてくれる人もいるので、一緒に成長できたって思えるようでありたいと思ってます。


―それはまた、“後輩”から逃げない、という選択ですか?

ケンタ:ちょっとその要素もあるかもですけど、割合的には1割もないぐらいで、9割ぐらいはもう自分の将来のためっていうのが強いです。どちらかというとポジティブな思いですね。


『動物園みたいな職場』とのことですが、あなたを動物に例えるなら?

ケンタ:人からは柴犬ってよく言われます。わかんないですけど。
あや:わかる~!チワワとか、かわいい癒し系ではないけど、毎日そこにいる、って感じがね。柴犬っぽいよね(笑)

辛いことから逃げてきた生き方を見直し、逃げなかったことで、前を向いて明るい将来を思い描けるようになった健太さん。
その秘密は、「人生」のスケールで目標やゴールを考える、気の長さにあるのかもしれません。
将来Shabellでの経験を活かして、どんな洋菓子店を営むのか、楽しみですね!

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