私たちA global harmony(エーグローバルハーモニー)は、 外国人に完全特化した人材会社です。
嵐のように激動する現代の国際化した世界をグローバル人材で 1つに融和させ、仕事愛・人間愛で、企業側も従業員側も、 皆が幸せになる社会を目指しています。
今回は代表取締役の陶(トウ)社長にインタビューを実施。A global harmonyならではの事業の強みや、今後の展望などをうかがいました!
【プロフィール】
陶 嵐(トウ ラン):代表取締役。大阪大学博士号前期課程卒業後、新卒でリシュモンジャパン株式会社入社、その後マッチングサービス事業に従事し、2018年にA global harmony株式会社を創業。
「外国人材支援の領域でNo.1の会社」を作りたい
――まずは陶社長がA global harmonyを創業した背景を教えてください。
「外国人でも女性でも、活躍できる日本」を世界に発信し、日本企業と外国人材の懸け橋となる会社を作りたいという思いがありました。
日本は外国人の受け入れに優しい国です。私自身も20代で起業しましたが、国籍や年齢、性別を問わず活躍できる土壌が日本にはありました。そのような経験を踏まえ、「外国人材支援の領域でNo.1の会社になる」ことを目指して会社を立ち上げました。
ただし、その仕組みは外国人の力だけでは作れないことも事実です。日本人と外国人とが手を組み、ビジョンを達成することを目標に掲げつづけています。
――ビジョンの実現のために、どのような事業を展開していますか?
これまでは主に外国人材を対象とした「人材紹介事業」や「人材派遣事業」「特定技能人材紹介支援事業」、「企業説明会事業」、「求人広告事業」に取り組んできました。コロナの影響で一時ストップしていた事業もありますが、今後は再開する見込みです。
また、新たに不動産関連事業や通信関連事業にも乗り出し、生活環境も含めて外国人をサポートする仕組みを作り上げていく予定です。
尚、当社は2025年3月に大阪支社を拡張移転、4月に福岡支店を開設しました。順調に事業が拡大するなかで、新規開拓に力を入れつつ、既存のお客様へのフォローを専門で行う部署も作る計画です。さらに、コーディネーター職に関しても2交代制勤務を取り入れるなどの方法を検討しており、より盤石な体制で事業に取り組んでいきたいと考えています。
外国人、日本人双方の力を融合できるからこその強み
――順調な事業拡大の背景にあるA global harmonyならではの強みは何でしょうか?
まず、サービスに関しては「コストパフォーマンスの高さ」と「スピード感」が大きな強みです。質を担保しながらも価格を抑えたサービスを展開している点、またベンチャーならではの柔軟な対応ができる点がポイントです。コンプライアンスを守りつつ、お客様(主に日本の企業)や求職者(外国人)に寄り添った姿勢を評価いただいているように思います。
また、これまで蓄積してきたノウハウや実績も大きいですね。例えば当社は、コロナの際にさまざまな国の水際対策を担当したり、PCR検査業務などを受託する機会がありました。さらに、東京オリンピック時の大規模なスタッフ手配に従事した経験もあり、創業7年間での経験値がアドバンテージになっています。
――なるほど。組織体制や組織づくりの面で、特徴はありますか?
当社は成長したい意欲や夢を持ったメンバーのみ採用しており、性別や国籍、学歴にはこだわっていません。現在は7割程度のメンバーが外国籍ですが、社内の共通言語は日本語です。日本の風習をベースに、各国の文化や考え方の良い部分を取り入れながら組織づくりを進められる点が当社ならではの特徴だと思います。
近年は外国人採用領域に取り組むスタートアップ企業も増えていますが、日本人メンバーが中心の会社は「外国人が何を考えているか」といったベースの研究から事業をスタートするケースが多いでしょう。一方で、当社はベースのステップに時間をかける必要がないため、スピーディに新たな事業を展開できるメリットがあります。
――多様性に富んだ組織だからこそ実現できることがあるのですね。
そうですね。“外国人だけ”“日本人だけ”ではなく、両者の力をうまく融合できている点が当社の強みだと思っています。日本人のメンバーにもたくさん支えてもらっていますし、両方のスタッフがバランスよく力を発揮してくれているからこそ、今の体制が実現できているのではないでしょうか。
私自身も外国人ですので、異文化を自然と受け入れていますし、働いているメンバーたちも互いに受け入れあう文化があると感じます。仕事に関する議論は日常的に行いますが、国籍の違いが原因で揉めたりすることはありません。私もマネジメントを行ううえでは、「相手が何を考えているか」を大切にしています。仮に日本語力や文化への適応力がそこまで高くないメンバーがいたとしても、その人の本質を見るようにしていますし、各人の個性が活かせるようなマネジメントを意識しています。
メンバー一人ひとりが働きやすい「仕組みづくり」に注力
――今後さらなる事業成長を目指すにあたって、課題だと感じる事柄はありますか?
いかに「仕組み化」を進めるかが喫緊の課題です。当社は一生懸命頑張ってくれる頼もしいメンバーが多いため、これまでは人の力に依存する部分もありました。一方で事業がある程度成長した現在、さまざまな仕事が属人化しないような仕組みが必要だと感じています。先ほどお伝えした「2交代制」の勤務体系なども含め、現在は特に一人ひとりの社員が働きやすくなるための仕組みづくりを進めている最中です。
――それは興味深いですね!ほかに新たな「仕組み」として実施していることはありますか?
例えば、オフィス内に社員のお子さんたちが遊べるスペースを作りたいです。しかもただ遊ぶだけでなく、アルバイトの方の協力を得ながら、英語や中国語を楽しく学ぶ時間なども設けています。このような取り組みは、外国人メンバーが多い会社だからこそできることかもしれません。
まだまだ小さな仕組みが中心ですが、各メンバーのアイデアを出し合いながら改善すべき点は改善し、より良い職場環境を作っていきたいと考えています。
――今後、どのような組織を作っていきたいと考えますか?
会社としては長く働きつづけていただくのが理想ですが、世の中や環境の変化により、そううまくいかないケースもあるでしょう。だとしても、10年後でも20年後でも自分の人生を振り返ったときに、「A global harmonyで働いていて良かった」と思ってもらえる会社にしたいですね。
外国人材が働きやすく、日本企業が受け入れやすい社会の実現を目指して
――A global harmonyではどのような人が活躍できますか?
当社はベンチャー気質が高く、自由度が高い会社のため「自由ななかでもきちんと頑張れる人」が活躍していますね。また、成長中の会社ですので、成長志向が高い人や、夢や目標を持っている人も力を発揮しやすい環境だと思います。総じて、仕事に対してコツコツ真面目に、実直に取り組む人が多い印象ですね。
もちろん、経営陣からトップダウンで指示をするような場面もありますが、メンバー同士で相談したり話し合ったりしながら物事を進めてもらう機会も多々あります。そのような意味でバランスの良い組織だと感じますし、グローバルな関係性のなかで成長したい人にはうってつけの職場だと思います。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
当社はいい意味で組織化されていない部分も多く、働く社員のみなさんも“会社の歯車”にはなっていません。常に自分を成長させる環境に身を置けるため、当社で一定の経験を積めば、おそらくどのような会社でも通用できる人材になれるのではないかと思います。また、大きな改革に向けた方針づくりに携われるなど、一人ひとりが裁量を持って働ける魅力も大きいでしょう。
当社はこれまでもこれからも、外国人材支援の領域でNo.1になることを目指していますし、さまざまな事業に対してトップランナーとして取り組んでいきたいと考えています。現在、外国人の受け入れに関しては、日本政府を含め世の中全体がどのような制度を作るべきか模索している段階です。当社もあらゆる角度から外国人が働きやすい、そして日本企業が受け入れやすい環境を模索していきたいと思います。
そして、そのようなビジョンを実現するためには、みなさんの力が必要不可欠です。私たちの思いに共感いただける方に、ジョインしていただけることを心待ちにしています!