*本記事は、以下noteの転載になります。
https://note.com/kori_oai/n/nee707c9fd718
はじめまして。2023年6月からGaudiyで働いているkoriといいます。今回は、ここ数年で私がした、いくつかの大きな意思決定とコミットメントについて、お話ししたいと思います。
世の中にインパクトを創りたくて、ググったらGaudiyにたどりついた
僕は東京のインターナショナルスクールで育ち、その後アメリカの大学に進学しました。多くの学生と同じように、自分の将来に明確なビジョンはありませんでしたが、ひとつだけ強い想いがありました。それは、「世の中にインパクトを与える、何か大きなものを創りたい」ということです。
大学1年生のある日、私はNFTという存在を知りました。この新しいテクノロジーに強く惹かれ、なぜかは説明できないけれど、「これが未来をつくる」と直感的に感じたのです。私はエンジニアでもなければ、ビジネスの経験もゼロ。でも、それでもこの分野に飛び込んで学びたいと思いました。
もっと深く知りたいと考え、「NFT 日本 企業」と検索したときに出てきたのがGaudiyでした。そしてMeety(現・Pitta)というサービスを通じて、CEOとカジュアルに話す機会を得ることができました。それが、石川さんとの最初の出会いでした。
「やめておいたほうがいい」と言われたけど
NFTやWeb3についてほとんど知識がなかった私は、どうやったらこの業界に入れるのかを石川さんに聞きました。返ってきた答えはとても率直でした。「やめておいたほうがいい」。理由は、スキルも知識も経験も全く足りていないからだと。でも石川さんは完全に否定したわけではなく、「1ヶ月間勉強してから、また連絡して」とチャンスをくれました。
私は迷うことなくその言葉を信じ、1ヶ月間Web3の世界について必死で学びました。そして再び彼のもとを訪ねたのですが、やはりまだ足りなかったのです。その時のアドバイスはこうでした。
「大きなことをやりたいなら、まずは自分に可能性のある“スキル”を身につけたほうがいい」
「動画制作をやってみたら?これからの時代、大きな波が来る」
その言葉を胸に、私はすぐにYouTubeでモーショングラフィックスの学習を始めました。時間のある大学生だった私は、After EffectsやPremiere Proの使い方を独学で1年間かけて磨いていきました。やがて、ある程度自信を持って作品を作れるようになってきました。
この頃つくっていたモーショングラフィックス
大学を中退し、動画編集者としてGaudiyへ入社
その後もずっと、石川さんとは連絡を取り続けていました。ある日、石川さんが偶然ニューヨークに来る機会があり、直接お会いすることになりました。私はその場で、自分の成長と成果を見せました。すると、「Gaudiyで動画編集者として一緒に働かないか?」と声をかけてくれたのです。
私は迷うことなく大学を中退し、翌月にはGaudiyにジョインしました。これが自分にとって何か大きなことを始める唯一のチャンスだと思ったからです。
焦る日々に訪れたチャンス
モーショングラフィックスデザイナーとしての成長を目指しながら、アニメIPの動画制作に携わる日々が始まりました。しかし、3ヶ月ほど経った頃、ある疑問が頭をよぎりました。
「このスピードで、自分は本当に大きなことを成し遂げられるのだろうか?」
自分はまだ一流のクリエイターでもなく、ビジネスもわかっていない。そんな不安が募る中、新たなチャンスが訪れました。Gaudiyがメディアチャンネルを立ち上げることになり、動画編集メンバーとして私も参加することになったのです。ターゲットはグローバルな視聴者。英語と動画制作のスキルを持っている私なら貢献できるはず、と石川さんが判断してくれました。
私は1人の同僚とペアを組み、このミッションに挑むことになりました。目標は、6ヶ月以内にSNSフォロワーを10万人まで伸ばすこと。これができないときは、プロジェクトは終了。自分の居場所はなくなるかもしれない、という約束をしました。
成果を出すために、思考と試行を回す
SNS運用の経験などは、同僚も私もお互いにゼロ。でも、私はこれが「他の誰もやったことのない挑戦ができるチャンス」だと思い、新たな旅が始まったワクワクを感じていました。
短期間でフォロワーを増やすには、太いコンセプトと、バズる動画をまず1本生み出すことが大事です。早速、バズるコンテンツの法則を研究するところから始めていきました。
毎日、見つけられる限りのバズった動画を見て、構成、導入、テンポ…何が良かったのかを細かく分析して、ひたすらノートに書き出しました。また、少しでもヒントをもらいたくて、動画クリエイターやSNS業界の人たちにたくさん連絡をとり、たくさん話を聞いたりもしました。
市場調査もおこない、最終的に始めたのが、「外国人 × 日本アニメ」をテーマにした街頭インタビューの企画です。真夏の炎天下で合計200人以上にインタビューして、編集・配信。これを毎日投稿していきました。「この中の誰かひとりでもバズってくれ…!」と願いながら。
もちろん、1本ごとに改善を重ねました。毎回、どの質問がハマったか、外れたか、どのカメラアングルが良かったか、音はちゃんと聞こえているか、細かいところまで全部見直して、次に活かすようにしていました。
アニメNYCでのインタビュー
ですが、結果は出ませんでした
最初の3ヶ月間で獲得できたのはわずか500フォロワー。結果が出ず、希望を失いかけていました。それでも、私は自分に言い聞かせました。
「1本ずつ確実に改善していけば、いつか必ずバズる」
そう信じて、挑戦→失敗→改善→挑戦…を何度も繰り返しました。
そしてついに、その時が訪れます。
目標数値の25倍の成果
ある動画が爆発的にヒットし、4,500万回再生を記録したのです。長い試行錯誤、相棒との議論、編集技術の積み重ね——そのすべてがひとつに結実した瞬間でした。
そこから全てが加速していきました。3ヶ月で500フォロワーが限界だった私たちが、その後の6ヶ月でYouTubeとTikTok合わせて250万人のフォロワーを達成。目標だった10万フォロワーの25倍です。石川さんとの約束を達成することができました。
「大きなことを創る」という私の夢が、少しずつ実現に近づいてきているのかもしれません。とはいえ、ここはまだ通過点です。今はもうすでに、新たな旅が始まっています。
飛び込むという決断が、すべてを変えた
石川さんと出会ってから2年、Gaudiy入社からは1年で、私の世界は大きく変わりました。私は何も持っていない、ただの大学生でした。そんな私を、何が変えたのか。
ひとつは、意思決定です。連絡をとりたい相手と連絡をとり、もらったアドバイスに向き合い、夢に近づけそうな道に迷わずまっすぐに飛び込んだということ。
もうひとつは、コミットメントです。頭と体でどこまでも挑戦し、カタチになるまで諦めずにやりきるという熱意を、私は失いませんでした。
素早い意思決定と、諦めないコミットメント。こう書いてみると、何も複雑なことはありません。ですが、人生を変えようというときに、これらは一番大事なことなのかもしれないとも思います。
あなたも、Gaudiyへ飛び込んでみませんか
私と同じように、何も持ってはいないけれど、熱意とやりきる気持ちだけは誰にも負けないという方がいれば、ぜひGaudiyへ入社してほしいです。一緒に働きましょう。