社員インタビュー|デザインは"装飾"だけじゃない。ムラケンが語る「デザイン思考」のチカラ【前編】 | Members Interview
今回お話を伺ったのは、デザイナー/デザイン事業部マネージャーの村田健介さん(通称ムラケン)です。ムラケンさんは、Xでは26,000人超のフォロワーを持つ人気デザイナー。国内外での講師経験も豊富で...
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前回に引き続き、今回もデザインチームの村田健介さん(以下ムラケンさん)のインタビュー記事をお届けします。後編ではコムデとの出会いから入社後の葛藤、またチーム改革にかける思いまで赤裸々に語っていただいています。ぜひ最後までご覧ください!
▼前編記事はこちら
──前職を離れた理由について教えてください。
村田:前職でもデザイン教育に携わっていたのですが、その事業が一区切りを迎えるタイミングがありました。会社として別の道を模索する中で、自分自身は「やっぱり教育に関わっていたい」という思いを強く再確認したんです。
──教育事業の継続が絶たれるといった時、ムラケンさんとしてはどう考えたんですか?
村田:次に任されそうだったプロジェクトが自分の興味とは少し遠くて、しかも教育の現場からも離れてしまう可能性がありました。それならばと思い切って環境を変え、自分が本当にやりたいことに真っすぐ取り組める場所を探そうと、転職を考えるようになりました。
──では、そこからコムデに?
村田:はい。ちょうどそのタイミングで深嶋さん(弊社代表)と食事に行く機会があって、教育事業をやりたいという話をしたんですよ。そしたら「うちでやればいいじゃん」って言ってくれて(笑)。しかも設計から任せてもらえるとなったときに、前の会社ではできなかったことも実現できそうだなと感じました。
──裁量の大きさに魅力を感じたと。
村田:そうですね。現状自由にアイデア出しから企画まで行わせてもらっているのですが、一から設計してカスタマイズできる。それがすごく合ってるなと感じました。
──とはいえ、最初から順調というわけではなかった?
村田:はい(笑)そもそも自分は、いわゆる“正社員”的な働き方があまり向いていなくて。ちゃんとフルタイムで働くのがどうしても難しいタイプなんです。半分冗談ですけど、“社会不適合者”だと思ってるんで(笑)だから最初は「迷惑かけない範囲で、できることをやります」っていう感じで始めたんですけど……
──何か変化があったんですか?
村田:入社して2〜3ヶ月経った頃に、デザイナーがどさっと辞める事態が発生して。想定外の出来事に「ん?これはまずいぞ」と思いました。ここだけの話、「この組織、大丈夫か…?」って不安にもなりましたね。実際、そのとき他社からも2件くらい、魅力的なオファーをもらっていたんです。
──でも残る決断をされたんですね。
村田:はい。別に辞めるという判断もあった中で、そのとき「自分が抜けたら、チームが完全に崩れるかもしれない」と思ったんですよね。だったらむしろ、自分が先頭に立ってゼロから立て直そうと。「ビギナーでもいいからデザイナーを集めて、もう一回やってみよう」と腹を括ったんです。
──一転、なぜその判断をされたのでしょうか。
村田;前職では、教育事業に携わる中で「もっと工夫すれば可能性を広げられるはず」と強く信じて行動した経験がありました。結果として思うようにいかない場面もありましたが、その時に抱いた「やりきれなかった」という思いが、自分の中にずっと残っていて。
だからこそ今回、コムデでのチャレンジでは、「できることはすべてやりきってから判断しよう」と心に決めていたんです。その想いが、自分の背中を自然と押してくれたように感じています。
──なるほど!前職での経験が「やりきる」姿勢を生み出したんですね!
現在はチーム再建の最中かと思いますが、今のデザインチームの特徴や強みはどんなところだと考えますか?
村田:良くも悪くも“フラット”なところですね。経験年数とか肩書きにとらわれず、フェアな関係性でありたいと思っています。上下関係を強調するよりも、率直に意見を言い合える空気の方が大事だと思うんです。
──チームでアイデアを出す場面も多いですか?
村田:はい。定期的にチームでアイデアを出したり、「これどうする?」と話し合う時間をつくってます。あとはどんどん仕事を任せます。成長には挑戦が不可欠なので、本来ならリスクになるようなことでも、思い切ってやってもらうようにしています。
──ムラケンさんご自身の今後の展望についても聞かせてください。
村田:一番の野望は、教育事業を広げることですね。今のチームのメンバーも、自分の中では“生徒”みたいな存在なんです。この人たちを育ててミドルレベルに引き上げることが、自分にとっての教育の成果になると思ってます。
──事業だけでなく自チームにおいても「教育」を推進されているのですね!とはいえ、デザイン業界では未経験者の採用が進まない現状にありますよね。
村田:まさにそこが業界の課題なんです。未経験者を受け入れる土壌がないから、人が育たない。結果として業界全体の縮小に繋がっていると思っています。逆に言えば、育てる仕組みさえあれば、もっと市場は広がるはずです。未経験者がミドル層になっていけば、現場の即戦力になりますから。
──まさに“橋渡し”の役割ですね。
村田:そうですね。だから今のメンバーには「まずはミドルレベルを目指そう」と伝えています。キャリアを築くことは転職市場で有利に働くことに繋がるし、個人のスキルアップはコムデという会社のブランド力を押し上げるきっかけになると思っています。
──他にも目指していることはありますか?
村田:もう一つの野望は、デザインチームでコムデのブランディングを手がけたいってことです。グッズを作ったり、倉庫を改造してかっこいいオフィスを造ったり、そういうことを勝手に妄想して盛り上がっています(笑)
──では今のチームメンバーに期待していることは何ですか?
村田:もちろんスキルを上げたければ「とにかく仕事をこなせ」って話なんですけど(笑)それだけじゃなくて「チャレンジするたくましさ」を持ってほしいんですよ。たとえばロゴ案件とか、普通ならビギナーには任せられないことでも、あえて挑戦させるようにしています。
──リスクがあることでもあえて任せるんですね。
村田:そう。そういう“成長のきっかけ”を意図的に仕掛けていくのが、いまの自分の役割だと思っています。
ムラケンさんのインタビュー後編をお届けしました!
「デザインの力で組織を育て、業界の未来をつくっていく」
──そんなビジョンに共感した方は、ぜひ私たちのチームに飛び込んできてください!経験以上に、挑戦する意志を歓迎します。
また、「ムラケン」の愛称で親しまれる村田が講師を務める「デザイン思考ワークショップ」も企業様を対象に開催中です。
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