桜井 貴斗のプロフィール - Wantedly
https://www.wantedly.com/id/sakurai_takato
こんにちは!広報の森です。
「顧客に選ばれる会社であり続けるために、社員はどんな学びを積み重ねているのか?」
コムデでは、社員一人ひとりのマーケティング理解を深め、顧客への提供価値を高めることを目的に、毎月社内勉強会を開催しています。
第4回目となる今回は、「INSIGHT(インサイト)」をテーマに、消費者の潜在的な欲求をどう見つけ、行動変容につなげるかを学びました。
その学びの一部を、この記事でご紹介します!
桜井貴斗 さん
株式会社HONE / Astlocal株式会社 代表取締役
地方マーケティング・地域プロデュースを手がける起業家
大学卒業後、大手求人メディアで営業や新規事業立ち上げを経験。2021年に独立し、地方に特化したマーケティング支援や地域プロデュースを展開。現在は地域プロデューサースクールの運営なども手掛けています。
桜井さんのX(@LOCAMA_AT)
私たちの業務は、Web制作やシステム開発、デザインなど多岐にわたります。
しかしどの領域でも共通して求められるのは、「顧客の本当の課題を理解し、期待以上の提案ができる力」です。
そこで、単なる知識習得にとどまらず、実際のマーケティング事例やワークを通して学ぶ場として勉強会を企画しています。
📌過去の勉強会では以下のポイントを振り返りました:
インサイトとは、顧客自身も気づいていない”潜在的な欲求”や”行動の裏側にある心理”のことです。
これを理解することで、製品やサービスの設計、プロモーション戦略に大きな力をもたらします。
流用:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01006/00001/
多くの人は1〜3点しか購入しません。
なぜこのような購入傾向があるのか、参加者は個人ワークとして考え、コメント欄で発表しました。
購買傾向の分析
買い物カゴの有無によって購入個数がどう変わるかも観察されました。
この結果から、値引きだけでなく「自然に購買を促す仕組み」の方が効果的であることがわかります。
例えば、買い物カゴを複数の場所に置くだけで売上が+ 3.1%に改善されるなど、行動心理を活かした工夫の重要性が浮き彫りになりました。
こうした視点から、顧客の無意識に寄り添った仕組みづくりの重要性を改めて実感しました。
流用:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01006/00001/
今回の勉強会では、インサイトと並んで「ファンベース」という考え方についても学びました。
ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンを基盤に事業価値や売上を高めるというもの。人口減少や新規顧客獲得が難しくなる中で、その重要性はますます高まっています。
ファンは単にリピートしてくれる存在ではなく、価値観の近い人を自然に紹介してくれる強力な存在です。一方で、機能的な価値だけに頼っていると模倣されやすく差別化は難しいため、共感・愛着・信頼といった感情的なつながりこそブランドを選び続けてもらう決め手になります。
また、ファン参加型の取り組みや交流イベントなど、ファンと企業が双方向で関わる仕組みづくりも注目されています。ただし、「誰にでも好かれようとする姿勢」はかえってファン離れを招くこともあるため、一貫した姿勢やストーリー性が欠かせないという学びもありました。
勉強会では座学だけでなく、個人ワークを挟みながら進行します。
ワークを通して、「顧客の行動には必ず理由があり、それを深掘りすることでより良い提案ができる」という感覚を実感できました。
さらに、マーケティング調査の方法も共有いただきました。
「データだけでなく、顧客の声や日常行動を丁寧に拾うことが、インサイト発見の近道」という学びは、私だけでなく多くの参加者にとっても新鮮な発見だったようです。
日々の業務では見落としがちな視点に触れることで、参加者の視野がぐっと広がったように思います。
コムデの勉強会は、単なる座学にとどまらず、「顧客に価値を還元できる力」を育てる場です。
個人ワークと発表を通して自分にはなかった視点を発見できるのも大きな収穫。こうした学びを積み重ねることで、サイト制作やシステム開発、デザインワークショップなどの業務にも、より確かな成果として還元できます。
社員一人ひとりの学びが、顧客との信頼関係や成果へと確実につながっていく——。
今後も私たちは、こうした成長の機会を重ねながら、お客様のビジネスを共に前進させる“伴走者”であり続けたいと思います。
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