インドネシア・バリ島で育ち、IT未経験の状態から日本でWeb制作のキャリアを歩み始めた竹内竜成さん。その後、旧知のご縁からCominkaの立ち上げメンバーに加わり、ゼロから会社をつくる日々が始まりました。「誰と働くか」を軸に選んだキャリア。エンジニアとして、組織を支えながら歩んできたこの3年間。そして今、次のステージを見据える竹内さんに、これまでの道のりとCominkaの魅力、未来への展望をじっくり伺いました。
【今回のインタビュイー・竹内竜成さんの紹介】
- 名前:竹内竜成(たけうち りゅうせい)
- 生年月日:1994年5月18日生まれ(31歳)
- 出身地:東京都
バリ島から日本、そしてCominkaへ──意外なきっかけ
ーーまずは、Cominkaに入社されるまでのご経歴を教えてください。
竹内さん:高校を卒業するまでは、インドネシアのバリ島で暮らしていました。父がインドネシア人で、私が8歳の頃に現地へ移住し、それからは小中高と現地の学校に通っていました。
向こうでの暮らしは自然も多く、のどかな環境だったんですが、娯楽もあまりなくて、どこか物足りなさを感じていた部分もありました。
ーーその後、日本へ進学することになったんですよね。なぜその選択をされたのでしょうか?
竹内さん:当時、母が観光ガイドをしていて、Cominkaの現会長(代表 白木のお父さん)がバリ島にたびたび旅行で訪れていたんです。母の案内を通して、会長とは家族ぐるみで親しくなり、私自身も進路の相談をさせていただくようになりました。
そのときに「これからはITの時代が来る」とアドバイスをいただいたのがきっかけです。当時の私はITにまったく触れたことがなかったんですが、不思議とその言葉にすごく説得力があって、「挑戦してみよう」と思えたんです。もともと日本にも興味があったので、IT専門学校に進学することを決めました。
ーーそのまま日本で就職されたんですね。
竹内さん:はい。専門学校を卒業後、Web制作会社に新卒で入社しました。4年間、Webの現場で基礎を学ばせてもらいました。
ーーCominkaへの転職はどのようなきっかけだったのでしょう?
竹内さん:会長から、「息子が大阪で会社を立ち上げるから、一緒にやってみないか」とお声がけいただいたんです。そのとき私は実家暮らしで、ちょうど「一人暮らししてみたいな」と思っていたタイミングでもあったので、すごく前向きな気持ちで話を聞きました。
白木さんや西奥さんと新しい会社をつくっていくことも、「楽しそうだな」と思えたんですよね。2人と一緒に働くことを考えるとわくわくして、思いきってCominkaに飛び込みました。
▼白木さん、西奥さんのインタビュー記事
>>「数日間寝られないことも・・・」|会社員時代にどん底を経験した男の復活劇と、起業にかける想いとは?(CEOインタビュー)
>>技術への好奇心と信頼の絆が生んだ挑戦|大阪トップレベルのSEOスキルを持つ男のキャリアとは?(取締役CTOインタビュー)
“ゼロから一緒に”という選択。信頼できる人たちと、手探りで始めた日々
ーーということは、Cominkaの3人目のメンバーということになりますね。
竹内さん:そうですね。白木さん、西奥さん、そして僕が最初の3人でした。まだ何も整っていない、まっさらな状態からのスタートだったので、「会社を一緒に作っていく」感覚が強かったですね。
ーー立ち上げフェーズの会社に入ることに、不安はありませんでしたか?
竹内さん:意外と不安はなかったです(笑)。もちろん、「何をすればいいのか分からない」っていう手探りの時期はありました。でも、だからこそ自分の頭で考えながら動くことができて、ある意味すごく自由でもあったんですよね。
そもそも「ベンチャーに挑戦したい!」というよりは、「この2人と一緒に働きたい」という気持ちが大きかったので。白木さんと西奥さんと一緒なら、多少の大変さもきっと楽しく乗り越えられるだろうなって、自然に思えていました。
▼左が白木さん、右が西奥さん
ーー白木さんの第一印象はいかがでしたか?
竹内さん:とても思いやりのある方だなと感じました。クライアントに対しても、社員に対しても、常に寄り添うような姿勢で接していて。「この人のために頑張ろう」と思わせてくれるような、あたたかさがあるんですよね。
でもそれだけじゃなくて、自分にも他人にも一定の厳しさを持っていて。その“優しさと厳しさのバランス”を両立しているところが本当にすごいなと思いますし、今もずっと尊敬しています。
ーーでは、西奥さんはいかがでしょう?
竹内さん:最初は「優しそうな方だな」という印象でした。でも実際に一緒に仕事をしてみると、普段は場を和ませてくれるムードメーカー的な存在なのに、仕事になると一気にスイッチが入って、ピシッと決める。そのギャップがすごく印象的で、「この人、ただ者じゃないな」って思いました(笑)。
ひとりエンジニアとして奮闘する日々──スピードとクオリティを両立する現場力
ーーCominkaでの主な業務について教えてください。
竹内さん:現在は、Webサイトのカスタマイズやページ制作をメインに担当しています。Cominkaでは今、エンジニアが自分ひとりという状況なので、「自分の作業がボトルネックにならないように」という意識は常に持っています。スピード感を意識しながらも、クオリティは絶対に落とさないように。そこは特に気をつけているポイントですね。
それと、他のメンバーとのコミュニケーションも大事にしています。1人だからこそ、自分の中だけで完結させないようにして、必要に応じてすぐ連携を取るようにしています。
ーー業務の中では、誰と関わることが多いですか?
竹内さん:一番密にやり取りしているのは、杉田さんですね。CominkaのSEOスペシャリスト兼マネージャーで、僕の直属の上司でもあります。
杉田さんが担当しているSEO案件に紐づくWeb制作を、僕が担うことが多いです。たとえば、ページ構成の提案があったり、新しい施策をWeb上に反映する必要が出てきたときに、僕がその実装を担当するという流れですね。
▼杉田さんのインタビュー記事はこちら
>>自分の”得意”を全力で活かして|信頼されるSEOディレクター杉田育久さんのスタンスとは?
ーー制作後はどのように進めていくんですか?
竹内さん:制作が完了したら、杉田さんにチェックしてもらい、必要があれば修正してから公開という感じです。タスク自体は地道な作業も多いですが、チームの中で自分の役割を果たしていくことに、手応えを感じています。
ーー最近はクライアントと直接やり取りする機会も増えてきているそうですね。
竹内さん:はい。以前は社内のメンバーを介してやり取りすることが多かったのですが、最近は直接クライアントと話す場面も増えてきました。
自分が制作したものが、クライアントの成果につながって、「お願いしてよかった」と言っていただけると、本当にうれしいですし、「やってきてよかったな」と心から思えますね。感謝の言葉って、本当に力になります。
意見が届く、変化を楽しめる。これがCominkaの魅力
ーーCominkaの魅力は、どんなところにあると感じますか?
竹内さん:やっぱり「人」じゃないでしょうか。どのメンバーも本当にいい人ばかりで、社内の雰囲気がすごく穏やかなんです。
ーー人間関係の良さって、働くうえでとても大事ですよね。
竹内さん:そうなんですよね。白木さんと西奥さんが、面接を通して丁寧にメンバーを選んでいるというのもあると思います。だからこそ、変にギスギスした感じがまったくなくて。日々のやりとりの中でも、お互いを思いやる空気が自然と生まれてる気がします。
ーーその“空気感”は、働いている中でどんな場面に表れますか?
竹内さん:たとえば、ちょっとしたことをお願いしたときでも、みんな嫌な顔ひとつせず、快く引き受けてくれるんです。「それだけ?」と思われるかもしれませんが、毎日顔を合わせて働く社員同士だからこそ、こういうちょっとしたことが、気持ちよく働くうえで大事なんだなと思いますね。
ーーなるほど、仕事って、やる内容だけじゃなく「誰とやるか」もすごく重要ですよね。
竹内さん:本当にそう思います。Cominkaにいると、「ああ、ここって居心地がいいな」って毎日感じるんですよね。お互いにちゃんとリスペクトし合える関係性の中で働けるのは、本当にありがたいことだなと思っています。
ーーちなみに、ベンチャーならではの特徴も感じますか?
竹内さん:はい、それもすごく感じます。いいアイデアがあれば、「とりあえずやってみよう!」ってすぐ動けるスピード感があるんですよね。上下関係を気にしすぎることもなくて、肩書きに関係なく誰でも意見を出しやすい環境があると思います。
ーーベンチャーの良さそのものですね。
竹内さん:まさにそうです。もちろん、まだ会社としては発展途上な部分もありますけど、それを一緒に形にしていける楽しさもあるし、「これからをつくっていく側」にいる実感があるのは嬉しいですね。
ーーオフィスの立地はどうですか?
竹内さん:とてもいいです(笑)。実は今、会社から徒歩2分の場所に住んでるんですよ。
ーー徒歩2分はうらやましい……!
竹内さん:ですよね(笑)。朝もギリギリまで寝ていられますし、帰りも即帰宅できるし、本当にありがたいです。
ーーランチ事情も気になるところですが、いかがでしょうか?
竹内さん:そうですね、周りに飲食店が多いので、ランチには困らないです。気分で選べるのもいいですし、ちょっと歩けば梅田エリアにも出られるので、便利さは文句なしです!
▼Cominka周辺のグルメについてはこちら
>>Cominkaのグルメ通信!ここでしか味わえない絶品店12選!
育てる側として、次のステージへ──仲間とともに、未来を描いていく
ーー今後のキャリアについて、どんなビジョンをお持ちですか?
竹内さん:今はフロントエンドエンジニアとして、Webサイトの構築やカスタマイズを担当していますが、これからはその周辺領域、たとえばサーバーサイドの知識や、より複雑な実装技術にも踏み込んでいきたいと思っています。
そのうえで、ゆくゆくは役職にも就いて、今後入ってくるメンバーの育成にも関わっていきたいですね。自分自身が1人で手探りでやってきたからこそ、「こんなふうに教えてもらえたら助かるな」って感じた経験を、これから入ってくる人たちのサポートに活かせたらと思っています。
ーー最近入社された営業メンバーについてはいかがですか?
竹内さん:潤井さんと高山さんですね。2人とも本当に努力家です。毎日地道にインプットを重ねていて、最近では実際にアポイントを取ったり、SEOについてお客様に分かりやすく提案したりと、どんどん実践に移していて、その成長ぶりには目を見張るものがありますね。
▼直近で入った2人の新メンバー
>>”自分の可能性を信じて”|未経験から挑む潤井さんが語るCominkaの魅力と今後のキャリアとは?
>>“成長できる場所を探して”|紆余曲折を経てCominkaに出会った髙山さんの再スタートの物語!
入社当初は右も左も分からない状態だったのに、今では堂々とお客様の前で話しているので、そんな2人の姿を見ると、「すごいなぁ」って素直に感動します。それと同時に、自分ももっと頑張らなきゃって刺激をもらえるんですよね。
ーー最後に、Cominkaに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
竹内さん:未経験であっても、「新しいことにチャレンジしてみたい」という想いがある人にとって、Cominkaはぴったりな環境だと思います。
どんなスキルがあるかよりも、「どんな気持ちで仕事に向き合いたいか」を大事にしている会社なので、まずは白木さんや西奥さんに会って、その人柄に触れてみてほしいです。きっと「この人たちと働きたい」と思えるはずです。
構えすぎず、気軽に飛び込んできてもらえたらうれしいですね!
ーー竹内さん、貴重なお話をありがとうございました!