ココネは「ウェルビーイング」と言われる考え方に基づいた社員の健康を守る働き方を、創業以来ごく自然な形で実践しています。
オフィス内に設けられた社内ジムでは、社員の心身の健康を促進するための様々な取り組みに挑戦。毎月何かしらのイベントを企画し、ジムをひとつのアトラクションとして、運動に関心がない社員も足を運びたくなるようなきっかけづくりを行っています。
そしてその取り組みのひとつに、美容鍼イベントがあります。
なぜ社内で美容鍼?
美容鍼は、リフトアップや小顔効果といった美容効果だけでなく、眼精疲労や花粉症などの症状も軽減させてくれるため、男女問わず心身のバランスを整えてくれます。
当社の社内ジムは「心身を整える場所」を運営コンセプトと定義していることから、美容鍼も社員の健康を促進する取り組みとして実施しています。
今回、ウェルネスチーム*とともに実際の施術の様子や、社員の反響についてご紹介します。
※社内ジムやマッサージルームの運営を中心に、社員のフィジカルとメンタル両面をサポートする総務部所属のチーム
予約開始から30分で満員
美容鍼イベントは事前予約制。昨年6月から度々実施していますが、初回から好評で予約申込が開始されると毎回30分ほどで定員となってしまいます。
施術場所は、社内ジムに併設されたマッサージルーム。本企画のために専門の鍼灸師が外部から出張しています。ちなみに普段のマッサージルームは、マッサージ師が常駐しており、治療寄りに近いもの・リラクゼーション要素の高いもの、と求める効果に合わせて施術を受けることができます。
美容鍼で心身を整える
鍼灸師から最近の健康状態や疲れ具合等を確認されたあと、美容鍼がスタート。トントントンと軽妙に鍼が打ち込まれていきます。
鍼の打ち込みが終わると、次は強さを調整しながら、10分程電気を通していきます。痛みはほとんどなく、皮膚の深部に「ズンとくる」ような心地よい刺激です。
施術を担当する鍼灸師の方に話を聞いてみました
ー最初に「社員向けに美容鍼を」という依頼があった際、どう思われましたか。
美容鍼は近年のトレンドでもあるので、さすが流行に敏感なITの企業様だと感銘を受けたことを覚えております。
美容鍼は名称に「美容」と付きますが、お顔の筋肉を緩めて、眼の疲れや頭痛の緩和にも期待ができます。そのためIT企業の社員様と美容鍼は親和性が高いと期待しておりましたが、日本の鍼灸の受療率は5%と低いため、受けて下さる方がいるか不安でした。しかし大変ありがたいことに、初回からずっと満席近くのご予約をいただいております。
ー施術していて気づいたことはありますか。
ココネの社員様は「興味本位」で美容鍼を受けに来て下さる割合が多いです。悩みをお持ちのお客様が利用される街の鍼灸院とは異なりユニークな点だと思います。
ーココネの社内向けに心がけていることはありますか。
鍼の効果・効能を知らない方が多いため、分かりやすい言葉で伝えて、その場で効果を実感していただけるよう心がけております。また、鍼が初めてで恐怖感をお持ちの方も多いので、痛みが出にくい施術にも気をつけております。
ー社員からはどんな反響がありましたか。
顔が小さくなった、目が開きやすくなり周囲が明るく見える、肌荒れが良くなった、疲れが取れてスッキリした、などのお声を頂いております。表情と感情はお互いにフィードバックを受けていると言われているため、美容鍼をして表情筋を緩めると心の緊張感も緩和すると考えております。美容鍼を通してお仕事やプライベートへのモチベーションの向上にも貢献できたら嬉しく思います。
ココネの社内ジムについて
当社は「健康を維持することがより良い仕事と人生につながる」という想いから、2013年に外部ジムと契約し、勤務時間内でも利用可能な制度をスタート。2015年には常設ジムを社内に設け、さらには専門トレーナーを配置。2020年に移転した現オフィスではジムスペースの機能や規模を拡大し、ヨガやダンスレッスンなども受けられるスタジオを併設しました。
社内ジムのコンセプトを「心身を整える」場所に
2022年1月には、より会社の理念や方針を反映させつつ社員の利用者数増加を図るために、一部のトレーナーを業務委託ではなく直接雇用し、運営体制を一新。同時に、ジムを「体を鍛える」ための場所ではなく、社員の要望に応えた「心身を整える」場所として運営コンセプトを改めました。
その後、社員のジム利用促進・健康意識の向上のため、様々な施策に取り組んだ結果、ジムの月間延べ利用者数を2022年1月の83名から2023年7月の872名へと約10倍に飛躍させることに成功。このような背景、施策、実績が評価されたことにより、2023年11月に「第12回健康寿命をのばそう!アワード」スポーツ庁長官優秀賞を受賞しました。
社内ジムを担当するウェルネスチームは、ほかにも「まつげパーマ」イベントを企画するなど、一般的なジムプログラムに囚われない形で社員の心身を整えるための施策に日々取り組んでいます。
体を動かすことに関心がない社員にも興味が湧くイベントを企画することで社内ジムへ足を運ぶきっかけを作り、将来のジム利用へ繋げていく。ココネでは引き続き健康促進の取り組みを続け、社員が健やかに業務に臨み、よりクオリティの高いサービスを提供できるよう努めてまいります。
こちらの記事もご覧ください
・厚生労働省・スポーツ庁主催「第12回健康寿命をのばそう!アワード」にて、ココネのオフィス内ジムの運営が評価され“スポーツ庁長官優秀賞”を受賞
・“鍛える”から“整える”へ。利用者が急増したココネの社内ジム