こんにちは、クラベスの向田です。
今回は、SESのエンジニアからクラベスのWebエンジニアに転職した小林にインタビューしました。エンジニアの原点となった学生時代の経験から現在に至るまで深く話を聞きました!
ドラマで見たハッカーに憧れたのがエンジニアの原点
はじめてプログラミングの世界に触れたのは中学2年生のときでした。その当時、ドラマや映画でハッカーを題材にした作品がいくつかあって、それがすごくかっこよくて、自分にもできないかと思ったんです。それで、3,000円くらいのVisual Basicの本を買って、そこに書いてあるコードをいろいろいじりながら作っていました。
作ったものはあまり覚えていないんですけど、ブラウザを閉じても閉じても消えないスクリプトとか、そんないたずらみたいなものばかりつくっていました。家族共有のPCだったんですけど、8割9割くらい僕が専有してましたね。
高校は商業高校の情報系の学科に進学しました。そこでもプログラミングは続けていたんですけど、GUIをつかったアプリケーション開発よりかは帳票出力とかビジネスチックなプログラミングが多かったです。電算部というプログラミング専門の部活があって、情報処理の授業の成績を評価してもらって、助っ人として情報処理競技の全国大会に参加しました。基本情報試験とか出てきそうな問題を解いて、学校対抗で総合得点を競います。入賞はできなかったんですけど、いい思い出ですね。
高校卒業後は、専門学校に通いました。家の近くに新しく専門学校ができて、その1期生として入学しました。家から近いという理由で選んだんですけど、入ってみたらすごくスパルタで、安易な理由で選んだことを少し後悔しましたね。1年生の4月から6月くらいが一番忙しくて、毎日21時くらいまで授業と自習に取り組んでました。
一番楽しかった授業は、2年生の最後にやったPHPの授業です。グループワークで班の人たちとつくるものを決めて、設計してコード書いてという一連の流れを体験できました。そこでは、災害時の備蓄を管理するサービスをつくりました。宅配業者と連携して、非常食が期限になる前にお知らせするサービスです。備蓄の定期便みたいな感じですね、あういうのって、賞味期限が長いからいつ切れるかわからなくなるじゃないですか、そういうのにアラートを出せるサービスがあったら面白いなと思って。
会計知識を活かして金融系システムのエンジニアへ
就活はIT系しか受けてなかったです。接客とか営業よりも何かをつくる仕事の方がいいなと思って。でも僕は手先が器用じゃなくて。居酒屋のキッチンでバイトしてたんですけど、そのときに感じたのは、実際に自分の手を動かして何かをつくる職人よりもキーボードを打ち込んでものをつくる方が向いてるなと思ったんです。
IT系全般広く話を聞いて、良さそうなところを受けました。振り返ると中規模くらいのSIerが多かったとですね。その当時は、汎用系とかWeb系とかの違いを理解しきれていなくて、入ってみたら全然違うことに気が付きました。ちゃんと違いを知ってたら、もう少し違う未来になっていたかもしれませんね。
新卒で入った会社は、金融・物流なんでもやっているような会社でした。同期は50人くらいいるんですけど、新人社員研修で仲良くなった3人とは今でもよく飲みに行きますね。それぞれ配属先が違って、やっていることもバラバラだったのでそういう話を聞くのも面白かったです。
高校時代に簿記をとっていたのもあって、金融系の部署に配属されてメガバンクのシステムメンテナンスをしていました。最初はプログラマーとして、テストしたりコードを書いたりしてました。途中からシステムテストとか上流のことに関わるようになりました。金融系からちょっと離れて、公益財団法人のシステム改修の計画書をつくったりもしました。そういうところはSE的なポジションだったと思います。
尊敬できる人と働くために転職を決意
2018年夏合宿のグループワークの1コマ
転職の転機になったのは、とある公益財団法人の社内イントラをリプレイスした案件になります。それがはじめて携わったWeb系の仕事でした。はじめてのWeb案件で知識も何もなかったのに、開発のリーダーを任されまして。それがもったいないなと。もっと経験ある人達と開発がしたいと思ったんです。
SESの会社だったこともあり、直属の上司が常駐先にいないということもしょっちゅうでした。常駐先にも親しい人はできたんですけど、技術的な何かに優れているというよりも、常駐歴が長くて業務知識がある人が多くて。僕はもっと、技術力のある人からどんどん盗み取れるような環境で働きたいなと思ったんです。
それで転職活動をはじめました。やってたのは主にPaizaとかGreenとか。あとCTFというセキュリティのコンテストも腕試で取り組んでいました。セキュリティにも興味がありますよ。ハッキングみたいで楽しいですし、それが僕のプログラミングの原点でもあるので。
転職活動では20人から50人くらいの規模のWebベンチャーばかり受けてました。今までの経験が汎用系、Web系、少しだけUnityをやってきて、いろいろやった結果、何が一番楽しかったかというとWeb系が一番楽しかったです。汎用系だと、現場で長いことやっている人たちの知識をベースでつくっているように感じてしまいました。Web系はネット上でもコミュニティが盛んで、日進月歩に技術が進化していると感じました。そういうところにやりがいがありそうと感じました
クラベスの決め手は、技術力の高さとメンバー同士の仲の良さ
2018年夏合宿のでの自分史発表
その中で、クラベスを選んだ決め手は、面接したときに面接官同士が仲良さそうと感じたからです。今までの職場だと、SESというのもあってチーム内でも別の会社だったり、利害関係だったりよそよそしさがありました。内定承諾前に食事に連れて行ってもらって、メンバーの人柄や仲の良さを再確認しました。
もう一つの理由は、"高難度開発"という他の会社が断るような難しい案件にチャレンジしているところです。炎上しないのかな、大変じゃないのかなと思ったんですけど、炎上しないようにどういうやり方なら実現できるかと言うのを聞いたり、できることできないことを切り分けたり、という事例を聞きました。それでもやっぱり当時は大変だったことが伝わってきましたけど、それが面白そうと思いました。
入社して半年経ったいまは既存案件の保守や新機能の開発を行っています。担当している大学サークル向けのアプリはWeb版、Android版、iOS版とあってそれぞれ使っている技術は別なので習得できることは多いです。Play Framework、Objective-C、Kotlin、PHP、Ruby on Rails etc...とこの半年で多くの技術をキャッチアップしてきました。前職の3年間よりもこの半年の方が濃い経験をさせてもらってます。
尊敬できる人と働きたいという転職も目的も達成できました。いまは相談できる人が近い環境です。技術的なことを相談できるエンジニアの先輩もすぐそばにいますし、要件の確認などもディレクターと気軽にできて、手を止めることなくスピーディーに開発ができる環境です。
社内ではサンクスレターのツールを導入しているんですけど、それで自分が感じていなかったり考えていなかった長所を周りから褒めてもらえて自分の発見になりました。前職ではそういうことがあまりなかったので、やっぱり褒められるとやりがいにつながります。当たり前だと思っていた保守的な仕事も褒めてもらえたり、気づいてもらえないと思っていたことを気づいてもらえるのはやっぱり嬉しいです。
サーバーサイドを軸としてフロントエンドも強いエンジニアへ
誕生日月に祝ってもらったバースデーケーキ
今までやってきたのはJavaとかPHPとかのサーバーサイド寄りの領域で、ながらでHTML・CSSの修正をすることが多かったです。これからはReactとかVue.jsといったフロントエンド系の技術もしっかりキャッチアップしていきたいです。
今はメンティーとして仕事を教えてもらう立場なんですけど、いずれは自分が教える立場になりたいと思っています。年下だったり経験の浅いメンバーに対して、自分がキャッチアップした技術だったり考え方というのを伝えられていけたらなと思います。
入社して半年とちょっとですが、すでに大事なコアメンバーの1人です。入社から1年経つ頃にはどんな成長を遂げているのか楽しみでもあります。
クラベスでは一緒に働いてくれる仲間を募集しています。