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こんにちは。Classi株式会社採用チームです。
今回、代表取締役社長の加藤理啓にインタビューをしました!
第1回は、「想い」にフォーカスした内容をお届けします。
・ミッション・ビジョンに込める想い
・パートナーである先生や学校への想い
について、ぜひ感じていただけますと幸いです。それでは早速インタビューしていきましょう!
<プロフィール>
1976年5月、兵庫県生まれ。2児の父。父親は元高校の数学教師。ソフトバンク株式会社入社後、国際事業部および経営企画部を経て新規事業の開発や投資、ジョイントベンチャー設立など新規事業開発に従事。
2014年、Classi(株)を設立し代表取締役副社長に就任。
2021年、代表取締役社長に就任。
ーClassiは2023年度で10期目ですね。改めてClassiのミッションである「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」というミッションに込めた想いについて教えてください。
ミッションは創業すると決めた当初から考えていたものがありました。これからの子どもたちには僕たちでは想像できないようないろんな可能性が出てくると真剣に考えた時に、その可能性を広げる方向に役立つような会社でありたいなと思い、ミッションをつくりました。
ミッションを実現するためにClassiとして取り組むのは、「子どもの無限の可能性を解き放つ」ということです。Classiが子どもの無限の可能性を解き放つことができたら、学びの形は子どもたちが進化させていくと考えています。
ー「子どもの無限の可能性を解き放つ」とはどういうことでしょうか。
大人は子どもに、「危ないよ」「気をつけてよ」「そのまま行ったら怪我するよ」など、色んな心配で声をかけることがあると思います。確かに大人は子どもを心配して声をかけているのでしょうが、子どもからしてみれば、その道を断たれたような感覚になったり、少なくともその挑戦は応援されないんだと思ってしまうことがあると思います。私たちは子どもの挑戦を制限せず、それを真剣に応援する大人チームになりたい。それが子どもの無限の可能性を解き放つことにつながると思っています。
成功や失敗から学ぶことは、生きることにも繋がっていると思うので、子どもの無限の可能性を信じて応援できる社会になったらいいなと思っています。
ー私たちの仕事は、「子どもの無限の可能性を解き放つためにしているんだ」ということに誇りを持って働いていきたいですね。
従業員のみんなとシンプルに確かめ合いたいのは、自分達が取り組んでいる仕事は子どもの無限の可能性を広げるためのものなのかということです。ミッションを大切な軸として、今の仕事や、これからしようとしていることをチームや、個々人で判断してほしいという思いをずっと持っています。
ーClassiは2025年までに「先生とともに、学びから学ぶ仕組みをつくり、ワクワクする子どもを増やします」とビジョンを掲げています。ビジョンへの想いも教えてください。
私たちは、2020年にClassiに接続できないというインシデントやセキュリティのインシデントを起こしてしまいました。もちろん当時も学校や子どもたちの役に立つサービスを届けたいと思っていましたが、当時を振り返ってみると、新規機能の開発に重きを置いていて、継続してご利用いただく既存のお客様の役に立っているのか、お客様の課題を解決できているのかに向き合うことが二の次になっていたんじゃないかという反省がありました。
何年かけても追い続け、ミッションが実現される社会を作りたいと思っていましたが、当時はインシデント直後でみんな目の前のことに必死になっていました。だからこそここでお客様に貢献するということをもう1度考え直し、3〜5年で実現する具体的な世界観を定めることが必要だと感じ、ビジョンを再設定しました。
「先生と共に」
インシデント時に多くの先生方から「Classiと共にどんな未来を作れるのかが、学校にとって、そして子どもたちにとって興味があるんだよ」とおっしゃっていただきました。改めてそう言ってくださる先生方と共にお互いがパートナーとなって子どもたちに向き合いたいという想いがこもっています。
「学びから学ぶ仕組みを創り」
今提供している「学習トレーニング」サービスの原型がここにあります。社内ではラーニングサイクルというような呼び方もしています。これはただ与えられた勉強をするということではなく、1つ1つの学びから次に学びたいものを見つけたり、学んだことを振り返ることで次の学び方を変えたり、別の興味を見つけたりすることを指しています。学んだこと同士が繋がったり、その先の新しい学びにもっと繋がるようなサイクルが回り続けられるような世界観を実現したいという想いがこもっています。
「ワクワクする子どもを増やします」
子どもたちが勉強でも勉強以外のことでも学校生活で興味を持ったことに対して、何かアクションをしてみようかなと考えてみて、実際にその行動をやってみてほしいと思っています。そしてそれを経験することで「楽しかったな」「結構好きかも」「しんどかった」「嫌だった」などを感じ、次どうしようかと考えるサイクルが回っていったらいいなと思っています。自分は未知なものに対してちょっとだけ向き合ったことがあるというその体験や心を持って学校を卒業してほしい。子どもたちが未知なる社会に出ていくといういう時に、自分にはちっちゃい武器があるんだと思えてほしい。その武器が授けられたら、自分自身とこれから出ていく未来にもワクワクすることができる。こんな勇気や実感、方法を知っている子どもたちをもっと増やしたいと思っています。
ーラーニングサイクルは社会人でもすごく大事なことですよね。
見立てて、やってみて、振り返るということはとても基本的なことではありますが、社会人にとってはこの経験学習のサイクルが非常に重要であり、僕ら自身は実際に影響を受けています。社会人になってから学習に影響を与える要素としては7割が仕事です。経験しようとやってみることで、色々僕たちは感じて、学んで、それが血となり肉となります。
やはりアクションするということ、やってみるということはすごい大事だと思っていて、Classiを通して子どもたちにも感じてもらいたいと思っています。
ーどうしてそんな風に感じたんですか?
元々教育を志そう、教育事業をしようと創業前に考えていた際に、僕は社会で学ばせてもらったことがすごく多いと感じていました。しかしその一方で、なぜ社会人になってから学んだのだろうと思うことも多くありました。人と話すことの難しさや楽しさ、人を意識せずに傷つけてしまうというようなことも、もっと早く経験できていたら、もっと沢山のことを学べていたかもしれません。学校という教育のど真ん中で、ラーニングサイクルという武器を授けることが、今後の子どもたちの人生の中で汎用性がありそうと考えたのです。
ーたしかに私ももっと早く失敗しておきたかった、学んでおきたかったということはたくさんあります!
僕はラーニングサイクルを知ってる子と知らない子という、差分をできるだけ生みたくないと思っています。いいと思っていることはどんどん伝えていきたいし、これを伝えませんかと周囲に輪を広げながら他の子どもたちにも広げていきたいです。早くしないと子どもたちは学校を卒業していってしまいます。そこには結構焦りながら取り組んでいるなと感じます。
ー学校生活と社会人生活には通ずることってたくさんありますね。「学び」というと勉強することを想像してしまうことも多いですが、勉強以外の学びもたくさんありますよね。
学校という場所は独特だと思われたり、社会人の自分にとっては昔のことに思えますが、実は抱えている課題感や取り組み方は、会社で感じることとすごく似ています。なぜなら、学校も会社も他人がいるからです。仲間と一緒に何かをするということの楽しさと難しさは、学校でも会社でもぶつかる課題であり、学ぶことなんですよね。そしてその中で大切にすべきだと思うのは、あなたの意思で何をするのかや、こうなりたいと決めていいということです。
学校を楽しい場所にするためには、児童・生徒自身が決めることができたり、あなたのことをサポーティブに見ている人たちがいるよ、と子どもたちが認識できることが欠かせない要素だと思っています。これは職場でも一緒です。学校が抱えていることと会社で経験することは、全く異次元の話ではないと感じてもらえたら1番ありがたいですね。
第1回のインタビューはここまでです。学校での学びは、生きることや職場で感じることにも繋がっているというのがとても印象的でした。
そんな想いが、どのように会社の制度にもつながっていくのか次回インタビューしていきます。
第2回もお楽しみに!