今回は、創業当初からCityCamp社をファイナンスや経営企画の側面で支えてくれている取締役の畑井田(はたいだ)さんにお話を伺いました。
畑井田さんは、京都大学を卒業後、リクルートホールディングスで働きながら、複数のスタートアップの取締役や執行役員を務めつつ、当社でも取締役としてコーポレートを管掌されています。そんな畑井田さんのキャリアの背景やCityCampの創業当初からの話しからCityCamp社の未来についてお話しいただきました。
目次
自己紹介とこれまでのキャリアについて
──まずは自己紹介をお願いします。
──新卒でこのようなキャリアを選ばれた背景を教えてください。
──コーポレート職に興味をもった背景を教えてください。
CityCampとの出会いと当時の状況について
──CityCamp株式会社との出会いのきっかけ、そして入社を決めた理由は何ですか?
──CityCampに参加された当初の状況を教えてください。
──その後、会社をどのように立て直していったのでしょうか?
CityCampの今と未来
──現在、当時と比べて会社はどのように変わりましたか?
──このような経験を通じて、どのような成長や気づきを得ましたか?
──CityCamp社の未来のビジョンや可能性についてはどう考えていますか?
──ご自身の経験を活かして、CityCamp社をどのように強化していきたいですか?
CityCampでは仲間を募集しています!
──CityCampで働く魅力を教えてください。
──最後に、どんな人がCityCampに向いていると思いますか?
自己紹介とこれまでのキャリアについて
──まずは自己紹介をお願いします。
2016年に京都大学経済学部を卒業し、株式会社リクルートに入社しました。最初の数年間はファイナンス部門でリクルートグループの資金管理、連結会計/開示、M&Aや組織再編プロジェクト等に携わり、その後経営企画・経営戦略部門に異動しました。具体的には、経営戦略の重点推進テーマの立案・設計や、資本市場関連のプロジェクト推進、投資案件のマネジメント等、リクルートグループの経営を支える仕事をしています。
同時に、大学時代から、インターンや副業でスタートアップ企業に関与させていただいていました。学生時代には「知るカフェ」という、大学生と企業をつなぐ場を提供するスタートアップでインターンや執行役員を経験し、社会人になった後も顧問として関与しました。この経験が現在の私のキャリア形成に大きな影響を与えています。CityCampとの出会いも学生時代の「知るカフェ」を通じた人脈がきっかけでした。
──新卒でこのようなキャリアを選ばれた背景を教えてください。
当時、リクルートグループでは、新卒採用を子会社別・職種別に行っていました。「コーポレートで職種別採用をしている」かつ「バイタリティのある人が集まっている」類稀な会社であったことから、リクルートを志望しました。
──コーポレート職に興味をもった背景を教えてください。
インターン時代に、組織の仕組みを作る経験を通じて、会社経営を支える役割に興味を持ったことがきっかけです。
大学時代にインターンとして参加した「知るカフェ」では、学生スタッフが全国の10-20店舗を運営する類稀な組織でした。具体的には、店長業務、KPI設計/管理、スタッフ採用/研修、シフト作成/管理、クライアント企業対応等の様々な業務を学生スタッフが責任をもって推進する組織で、その仕組みづくりに創業初期から携わらせていただきました。
この経験が将来のキャリアを考える上で大きく、企業の成長には人材や資金といったリソースを、「いかに効率的に調達し」「いかに効果的に動かすか」が重要だと感じ、そこにインパクトを与える仕事をしたいと思いました。
この経験を通じて、リクルートへの入社を決め、人事か財務で希望を出したところ、最初に配属されたのは財務部門でした。リクルートでは年次によらずチャレンジングな業務をアサインいただけるカルチャーであったことから、リクルートという企業規模の大きい組織の中で、M&Aや組織再編プロジェクトといった様々な挑戦をさせていただくことができました。この経験が、現在の私のキャリアの基盤となっています。
CityCampとの出会いと当時の状況について
──CityCamp株式会社との出会いのきっかけ、そして入社を決めた理由は何ですか?
CityCampとの出会いは、大学時代に「知るカフェ」で働いていた後輩からの紹介でした。「CityCampがファイナンス面を支援できる人を探している」と声をかけてくれたのがきっかけです。これまで経験したことのない業種や、接点のなかった人たちと仕事をする好奇心に惹かれ、CityCampに参画することを決めました。
特にCityCampには、クリエイターやスタートアップ関連の方々が多く、これまで私が本業や副業で携わってきたIT、メディア、金融、宿泊といった業界とはまったく異なるコミュニティだったので、経験してみたいと感じました。
──CityCampに参加された当初の状況を教えてください。
私が参画した2021年は、まだCityCampBarと、OFF COLAという2つの事業がリリースされている状況ではなく、「衣」「食」「住」「音楽」をテーマとしたライフスタイルブランドをつくりたい、というふわっとした状況でした。一方で、ファイナンス観点では正直にいうと順調な状況とはいえず、初めて財務資料を見たとき、残高はほぼなく、来月には大きな支払いが控えているという状況でした。
そんな状態でしたが、不思議と松池さん(CEO)からはあまり危機感を感じられませんでした。(笑)そのギャップが逆に興味深く、私自身も「とにかくやるしかない」という気持ちで動き出しました。具体的には、取引先との交渉や、金融機関への資金調達を模索したりと、今まで経験したことのない泥臭い仕事の連続でした。
──その後、会社をどのように立て直していったのでしょうか?
最初にやったのは、キャッシュフローの改善です。当社を応援いただけるステークホルダーの皆様から出資いただきながら、同時に事業自体の売上成長率や営業利益率の向上に向けた施策を進めました。
ただ、一筋縄ではいかず、CityCampBar事業ではコロナ禍の影響を受け、OFF COLA事業では販売を見込んで生産したものの案件がなくなる等、様々な危機に直面する中で、資金繰りの調整や、事業の収益性改善に向けた取り組み等を繰り返してきました。
CityCampの今と未来
──現在、当時と比べて会社はどのように変わりましたか?
2024年に行ったSeed Roundの調達を原資に、採用加速や事業投資を進めることができ、事業成長に向けたポジティブなサイクルが回り始めています。
CityCampBar事業は、イベントでの利用が増加し、とりわけクリエイターやスタートアップのコミュニティにおいて、CityCampブランドの地位が確立されてきました。
OFF COLA事業も、当初は自社サイトでの販売が中心でしたが、現在ではAmazonや楽天でのEC販売、さらに飲食店や小売店への卸販売へと販路を拡大しています。また、調達をした資金を用いて、RTD(Ready To Drink)商品の開発・販売にも踏み出すことができました。
さらに、事業やプロダクトが拡大する中で、組織の採用も進み、事業のオペレーションが確立されつつあります。数値へのコミットメントがチーム全体で共有されるようになり、今は成長の基盤がしっかりと整った段階にあると感じます。
──このような経験を通じて、どのような成長や気づきを得ましたか?
これまで私は、SeriesC以降の企業やIPO後の大企業への関与が中心でした。しかし、Seed Roundのスタートアップに関わるのは初めてで、自らが動かないと会社が変わらないどころかマイナスに転じるという、非常にリアルな責任感を経験しました。
良くも悪くも、1ヶ月で目に見える変化が現れ、1年後には全く違うフェーズにいる。そんな大きな変化とスピード感を体感できるのはスタートアップならではの魅力です。この経験は、私自身のキャリアにおいても貴重な学びとなりました。
──CityCamp社の未来のビジョンや可能性についてはどう考えていますか?
CityCamp社の未来は、クラフトコーラというジャンルにとどまらない、OFFブランドの展開にあると考えています。「何もしないをする」という独自のコンセプトを軸にマスマーケットに拡大しつつ、リアルな店舗やコミュニティを活用しながらブランド価値を維持し、我々が大切にする価値観を社会に届けたいと考えています。
中長期的には、この価値をグローバルに届けるブランド企業へと発展させることを目指しています。規模を拡大しながらも、ブランドの一貫性を保つため、これまで培ってきたリアルな体験や顧客とのつながりを重視していきたいです。
──ご自身の経験を活かして、CityCamp社をどのように強化していきたいですか?
まずは利益と成長のバランスを取ることが重要だと考えています。価値あるプロダクトを顧客に届け、収益を創出することで、より良い人材を採用し、さらに価値ある事業を作り出す、このサイクルを加速させることが、私の目指す方向性です。
加えて、企業フェーズの進展に合わせた組織体制の拡充にも力を入れていきたいと考えています。SeriesA、B、Cと進む中で、必要な施策をバックキャストし、成長の段階に応じた柔軟な戦略を実行していく予定です。
CityCampでは仲間を募集しています!
──CityCampで働く魅力を教えてください。
CityCampには、OFF COLAやCityCampブランドに共感を持つメンバーが集まり、それぞれがブランドを広めることに本気で向き合っています。また、メンバーやお取引先、お客様に至るまで、今の時代の先端で活躍する「尖った人」が多いのも特徴です。同時に、人格的に「いい人」が多いことが、この会社の魅力だと思います。
──最後に、どんな人がCityCampに向いていると思いますか?
松池さんの記事(URL)を読んで「楽しそう」と感じられる人が向いていると思います。仕事を趣味のように楽しみながら働ける人は、CityCampで大きな成長を遂げられるはずです。一緒に働く仲間として、ぜひそんな方々に来ていただきたいですね。
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畑井田さん、インタビューありがとうございました!
CityCampでは一緒に働く仲間を募集しています!下記に記載しますので、ぜひご確認ください。
CityCamp株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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