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【入社エントリーVol.04】大企業の安定を越えて挑戦の場はベンチャーに


山口県の田畑と山に囲まれた自然豊かな地域で育つ。
大学では電気工学を専攻し、修士課程修了後にAGC株式会社に入社。
16年にわたり開発・製造・事業立ち上げなど幅広い業務に携わる。
その後、スタートアップへの転職を思い立ち、2025年にジョイン
陸上競技歴は30年。自己ベストはフルマラソン2時間39分。インドア派体育会系。
妻と3歳の息子、8歳の娘の4人暮らし。仕事も家庭も、走りながら全力で楽しんでいます。





目次

  • これまでのキャリアについて

  • カーボンフライとの出会い

  • カーボンフライでの役割

  • カーボンフライでの1日の流れ

  • 入社してから感じたこと

  • 今後の目標



これまでのキャリアについて

修士からの新卒でAGC株式会社に入社しました。
事業部の開発部隊に配属され、歩留改善・プロセス開発・量産立上・製造・QCと色々経験しました。
ガラスの粉原料を1600度で溶解し、上手に撹拌して、成形することが私のミッションでした。
現場に立っての3交代現場マネジメントは深夜までの残業や休日・夜間の呼び出し、うまく行かないときのプレッシャーなど、過酷な日々でした。
当時は辛かったですが、この経験は以降の事業立ち上げというミッションに活かされており、経験してよかったと思っています。

先端基盤研究所勤務を経て、最後の5年は事業開拓部という新事業立ち上げの部署に配属され、種々の商材を扱い、プロジェクトマネジメント業をやってきました。素材分野の事業立ち上げは性に合っているようで、とても楽しい時間でした。


カーボンフライとの出会い

転職したのはAGCでの仕事が嫌になったからではなく、
ベンチャーのエキサイティングな環境で事業立ち上げをしてみたいと思い立ったことが理由です。
大きなプロジェクトが終わって一息ついたときに、ふと思いついてしまい、転職活動を始めました。
自分のキャリアからITベンチャーはやっていける自信がなかったので、これまでのキャリアを意識して
「ベンチャー×素材」という枠組みで転職活動をしていました。

そんなときに、スタートアップ系のキャリアサイトでヒューマンサクセス室のKayoさんから声を掛けられたことがきっかけでカーボンフライを知りました。
面接・会食の際、テン社長の
「素材産業に関わっている人はもっと対価をもらうべきで、俺は従業員の皆を金持ちにしてやるんだ!」という叫びに高揚したことが決め手でしょうか。
大変ありがたいことに複数社からラブコールを頂いていたのですが、経営者(社長)の差で他社は辞退し、入社を決断しました。今はベンチャーの空気を思う存分堪能しています。




カーボンフライでの役割

カーボンフライでは研究開発本部の副本部長として働いています。
本部長を兼任する社長が会社全体の舵取りに集中できるように、研究開発本部をマネジメントすることが私のミッションです。
各研究テーマと研究員のマネジメント、知財、予算管理、課員教育、安全、営業や経営層、バックオフィスとの連携等、業務の範囲は多岐に渡ります。いくつか新しい活動も始めたので紹介します。


●研スタ(研究員のレベルを上げるため研究員スタディ)
企業研究員は研究力だけでなく多岐にわたる知識が必要です。
そこで、業務に必要な知財、契約(特にNDAやJDA)、法令、タスク管理、コスト試算、QC/QA(品質管理/品質保証)、会計の知識をインプットする場を設けました。
2週間に1回30分のショート講義です。


●エイケン会議(営業と研究開発本部の足並みをそろえる戦略会議)
情報と注文を取ってくる営業に今の研究開発本部の状況を共有し、どの分野・顧客を攻めるべきか議論する場です。人数が少ないときは村コミュニケーションで成り立っていましたが、人数が増えて情報量もアイテムも加速度的に増えていたので設定しました。日々状況が動く市場動向と開発状況を営業&開発で同期させ、効率的に市場へアタックするために必要でした。



カーボンフライでの1日の流れ

満員電車が苦手なので朝は6時前には自宅を出て7時過ぎには出社しています。
メールやSlackは行きの電車の中でほぼ確認しており、会社についてから返信を返します。
その後、ラボを見回って、9時から打ち合わせをこなしています。
なるべくプレイヤー仕事は増やさず気を付けており、マネージャー業に専念しつつも、どうしても足りない要素は自分で埋めます。

ベンチャーは日々徹夜で苛烈な勤務が待っているのかと思っていましたがそうではなく、
法令に則った常識の範囲内の勤務でした。今のところ徹夜勤務は1回だけです。



入社してから感じたこと

ベンチャーならではのリーダーシップのもとで迅速に挑戦を進める文化ですね。
一見、無茶と思える施策でもGOをかけてしまうテン社長のパワフルさに圧倒されます。
合議制や組織の論理を重んじる大企業では考えられない決断力とスピード感で会社が動くダイナミクスは、まさにベンチャーカルチャーです。
ベンチャーは限られたリソースの中で、事業を軌道に乗せる勝負どころです。
時間がない中でゆっくり議論して皆が納得できる答えを出す暇はありません。だからこそベンチャーは分野や商材だけでなく、経営者で選ぶべきだと再認識しました。このスピード感の中にいる日々に、ベンチャーに転職してよかったと感じます。




今後の目標

カーボンフライの持つ技術を世の中に実装することです。
カーボンナノチューブは発見されてから30年経つにも関わらず、その産業展開は一部の分野に限られています。品質、コスト、生産力が時代に追いついて、ようやくこの物質が社会実装されうる状況になりました。あとは、限られたリソースの中で、事業を軌道に乗せる勝負どころです。
日々、会社として次はどの一手を打つのがベストか考えています。




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