こんにちは!Capy株式会社でJapan Teamの統括役員をしている小池です。
突然ですが、一般的に企業のバックオフィス部門は事業のサポートをする裏方、守りのチームとして捉えられていることが多いですが、Capyでは、全社的に関わるオペレーションを構築/運用する攻めの組織として、組織カルチャーを構成する重要な組織として、生まれ変わりました。
一言で言うと、「ディフェンスに定評のある池上」から「"もっとほめてくれ"と攻め続ける福田」的な変化です。(違うか) ※スラムダンクネタです
そんな直近の体制変更に伴い、"Culture&Operaition"というチーム名に生まれ変わった背景や思想を本記事で綴っていきます。
こんなこと書いてます
- バックオフィス部門は、事業のサポートをするチームではない
- オペレーションを構築/運営するチームである
- なぜオペレーション構築がカルチャーと関連するのか
こんな人にオススメ
- 会社のカルチャーがどのように作られていくものなのか?の1つの考え方を学びたい
- Capyの組織づくりの考え方について知りたい
- バックオフィスで仕事をする上で他社が"大事にしていること"を知りたい
Capyの組織カルチャーの捉え方について
Capyの組織カルチャーを考える上で、大事にしている前提条件は大きく3つあります。それぞれをかいつまんで説明していきます。
組織カルチャーは言語化することではなく、行動に現れていること
組織カルチャー、組織文化、企業理念、バリューなどいろいろな言葉が取り巻く環境にありますが、基本的にCapyチームとしては「組織として大事にするべき価値観に基づいたときに行われるべき行動の基準となるもの」として捉えています。
つまり、組織カルチャーが健全に浸透している状態(って表現自体もちょっと違和感はあるのですが)の時は、"組織に関わる人々が、組織カルチャーとして大事にしている価値観に則って行動をできている"ときだと考えています。
(参考) 組織文化(そしきぶんか)とは経営学用語の一つ。これは経営されている組織において、構成員の間で共有されている行動原理や思考様式などのことを言う。組織に存在している個々の構成員の価値観が融合されるということで組織文化が形作られていくということである。企業においての組織文化というのは、創業者による経営理念が示されているということから、それに賛同して集まった従業員によって形作られている。つまり経営理念が従業員のモチベーションとなり、それが組織文化を形作っているということである。だが企業の中には時代の流れとともに組織文化が変化をしていき、経営理念が飾りとなっているようなところも存在する。(wikipediaより)
メンバーと企業のタッチポイント全てにカルチャー観点をとり入れる
Capyの組織文化をブランド化するためには、構成するメンバーだけでなく、今後新しく参画するメンバーも含めて持続的に理解し続ける構造を作ることが重要です。
そのため、もちろん"Capyらしさ"を発信することを増やしていくプロセスも、初期のフェーズにおいては重要です。が、関わる人が増えていったときには発信するだけではなく、いかに日常の中で接する要素へとカルチャー観点を組み込めるかを意識することが、組織文化の形成に寄与すると考えています。
組織の行動を生みだすのは、人ではなく仕組みである
大前提、Capyの組織カルチャーにストレスを感じない人たち=カルチャーへのマッチ度が高い人材を採用することを非常に重要に考えています。が、組織に属した上で、カルチャーにマッチしている人材だからといって、カルチャーに沿った行動を継続できるかどうかは、別の問題として考えています。
上記タッチポイントにカルチャー観点を組み込むことは、非常に重要ですが、その中でも全社横断的に全てのメンバーが関わるオペレーションの仕組みこそが、カルチャーを踏まえた行動を促進する鍵になるものだと捉えています。
バックオフィス部門の役割を考え、再定義した
これまでの組織では、バックオフィスは事業サイドのサポート部隊だった。
これまで、Capyのバックオフィス部門の役割は明確に定義をされてこなかったものの、実態となる業務のほとんどは、日々発生する企業運営に必要な経理労務総務関連のオペレーティブな業務をこなしていくことがほとんどでした。
かつ、組織の性質的に意思決定の判断基準が、世の中の一般的な法律やルールによりがちで、会社として価値観を大事にしたい事案でも、世の中に事例がないようなものだった場合は"一般的にはこう"という意見が強くなってしまうことも。
そこで、今回体制変更をきっかけに、そもそものバックオフィス部門の役割を考え直しました。
バックオフィスは、全社的に関わるオペレーションを構築/運用する組織である。
結論、"全社的に関わるオペレーションを構築/運営する組織"として定義をしています。その上で、どうしても世の中の一般的なルールに縛られやすくなる=カルチャー観点を失いやすくなる可能性が高いため、全員がより一層のカルチャー観点での意思決定を意識できるチームにしていこうと考えました。
結果として、組織名からその意図を込めて、"カルチャー&オペレーション(Culture & Operation)"という名称をつけ、現在に至っています。
現在は、これまでやっていたいわゆる"単純作業"をITや外部サービスの力を借りながら排除していき、カルチャーを意識した仕組み、オペレーションの構築に向けて邁進をしております。今後は、その取り組みをこのBlogで発信していこうと思っているので、ぜひ皆さん、感想/意見/要望など頂けたら嬉しいです!
最後に
Capyは、Security for All をスローガンに、グローバルなマーケットに対して安心安全なインターネット環境を提供できるように事業開発と研究開発チームで連携をしながら日々頑張っています。もし、少しでも興味がある人がいたらお話ししましょう!