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“時代のセオリーに則ってシンプルにやる”全員が成長できるようなチームを目指したい


クライマー株式会社でエンジニアをやっております、柿添と申します。クライマーには2019年に入社しました。

インフラ周りのサーバー構築であったりシステムの設計・開発・保守を担当業務としていますが、お客さんと話して要件を詰めたり、確認を取ったりなども行うので業務の範囲としては結構広くやらせて頂いてます。

「転職活動中 企業選びのポイントとなったのは?」

前職よりも確実に“技術力が高い”というのを重視していました。

以前クライマーと一緒に仕事をした際、聞いていた話や、実際に使われている技術が高いなというのは感じていたので

また福岡の水準の中では給与がちゃんとエンジニアに還元されている企業であったというところも大きいです。

書き方が汚い求人も多くて、例えば18万円〜45万円ですとかの求人って大抵が最低の金額の場合が多い印象。

しかし弊社は当時私が見た時でもスタートの給与が高く、ちゃんとエンジニアの事を考えている企業という印象を受けました。

“待遇面と技術力の高さ”この2つが私の希望する条件と合っていたのがクライマーを選んだ大きな理由です。

実際に入社してみてギャップはありましたか?

いえ、満足しましたね。

入社してすぐに見た案件で、すでに技術的に私が使った事ないものがたくさん使われていたので

入社して良かったな、学びがたくさんあるだろうなと思いましたね。

環境や会社の制度などで魅力的なものは?」

やっぱり、リモート・フレックス制度はすごい恩恵があるなと思います。そこまで厳しくされてないからというのもあると思いますが、今日はリモートしたいなっていう時に気軽にリモートしやすいというか

環境で言うと、有料のサービスをライトに使わせて貰えているっていうのがあって

仕事に必要でお金をかけなきゃいけない部分って結構出てくるんですよね、そういう時に話が通って、すぐに使わせてもらえる。

これって会社によっては、少しでもお金がかかるんだったらNGだったり

上司へ許可を取って、使えるようになるまで結構時間がかかるんですよね。

それに比べ弊社は役員のお二人の判断で使えるようになるスピードが一段と早いと思います◎

必要だからやろうという感じで何も壁が無いというか、それは良いなと思ってますね

「これまで携わった案件で印象に残っているものはありますか?」

映画関係のプロジェクト

特に印象に残っているものは

私がクライマー入社当時にやっていた案件なんですが、これまでに経験したことがないような数百万件を超える膨大なデータを扱う映画関係の大きなプロジェクトがありました。

データの件数として個人で数万件くらいまでは扱ったことがあったんですけど、百万を超えるくらいの途方もないデータのサイズは扱ったことが無く1番印象に残っていますね。

データ1つ検索するにもやり方は色々あって、とはいえ少ないキーワードで膨大なデータの中から検索した人が必要としているものはデータの件数が大きいので非常に大変だった記憶があります。

昨今のユーザさんはGoogle検索に慣れていて、検索結果がとても早く返ってくるので、ユーザーさんって待ってられないんですよね。

数百万件を超えるデータの中から検索をするとなると、工夫しない普通のやり方でやっているととんでもない遅さになってしまいます。

それでElasticsearch(オープンソース)とシステムをうまく組み合わせて使っていました。

入社当時は触れたことのない技術だったんですが、そこで初めてElasticsearchに触れて、爆速に検索しているのを見たのは印象的でしたね。

sitemap.xml の生成部分でも大変だったことを記憶しています。 URLの数が50,000件を超えてくると分割する必要があることを知らず最初は苦戦しました。 複数のサイトマップを生成し、サイトマップインデックスファイルから紐付ける作業は当時は初めてでしたので貴重な体験でした。 今では当たり前のようにできることでも入社当時は新しいことばかりで非常に勉強になりました。

開発的にはアジャイルに近い状態で、「機能をこうしたい・追加したい」という要望がちょこちょこと出てくるので、上長が現場に出て「先方と話して」「要件を揉んで」「タスクに落として」みたいな感じで、色んな機能を並列で実装しながらプロジェクトが進んでいたという感じでした。

データの量もそうですけど、アクセスしてくる人の多さっていうのもあって、「処理1つひとつの負荷が小さいような実装」という部分まで、本当に気をつけて実装する癖づけをさせてもらったプロジェクトでもありましたね。

何も考えずに、サーバーのメモリーやCPUの負荷を考えずに動けば良いっていう実装だったら結構簡単に出来ちゃうんですけど

これを公開した時に同時にいっぱいアクセスがあった時どうする?とか、そういった部分まで考えさせてもらえるような案件だったかなと思います。

スクレイピング関連のプロジェクト

こちらも100万件超えの超大規模なスクレイピングのプロジェクトでした。

リクエストを投げて得られたデータをそのままコピーするみたいなことは過去にもやったことがあったんですけど、ただリクエストを投げてデータを取りにいくだけではダメで、Headless Chrome(画面のないChromeブラウザ)を使い、システム側から支持を出して「人間が操作しているのと同様の振る舞い」をやらせる必要がありました。

その後、取得した中から必要なデータだけを取ってくるとこまでやるっていうプロジェクトでしたね。

人間だったらページにアクセスし5分くらいかけてページを見てデータを収集するという作業が、このHeadless Chromeがやると0.1秒で見て、0.1秒でデータをコピーする、なんてこともできてしまいます。

しかし0.1秒ごとにサーバーにアクセスするとなると、これはもう人間じゃ出来ないことでお作法に乗っ取ってないんですよね。いわゆる「攻撃」になってしまいます。

そういう作法というか基本的な部分も学ばせていただく機会になりました。

1つスクレイピングと言っても、やり方の幅も広がりましたし、出来ないことがほぼ無くなったというか、人間が画面を見てやれることは大体出来るようになって、結構学びがあったなというプロジェクトでしたね。

今はその技術を転用して他のプロジェクトで使う機会も少なくないので、あの時このプロジェクトで Headless Chrome に触れてて良かったなって思っています。

“古い技術”に合わせたシステム開発

過去のシステムで古い技術を使っているお客様がいらっしゃって、そこに合わせるためのシステムを作るプロジェクトがあって、それを受けた時も結構大変でした。

今弊社はAWSと言ってアマゾンのクラウドサービスをよく使っているんですけど、 昔からある会社のサーバールームに置いてある古いデータベースのようなものをそのまま使いたいっていう要望があると、古いものには古いものを使って合わせてあげないといけないので調整がとても難しくなってきます。

ハード・ミドルウェア・ソフトが年々新しくなっているのにも理由があって、1番はセキュリティですね。古いものを使い続けているとどこかしらに穴があったときに攻撃し放題なんですよね。

それって新しく穴を埋めてしまったものを使えば穴は弱点じゃなくなるんですけど、昔のものって穴だらけで、そういうものを使い続けるとリスクがあるじゃないですか。データ流出し放題とか、乗っ取られまくりますとか。そういうのじゃやってられないので、ちゃんとアップデートをして最新のものを使っていきましょうっていうふうなのがIT界隈の話なのに、こちらが通用しないプロジェクトもありまして…。

入社してから古いシステムをそのまま利用するプロジェクトはほぼほぼ見かけないのですが、このプロジェクトは色々な制約のもと、古いものしか使えないっていう感じでしたので苦労しました。

「クライマーへ入社して感じた自身の成長はありますか?」

あんまり忙しくて振り返ることがないんですが、年末にこの1年で何が出来るようになったかとか

パッと思い返した時に毎年やった事がない新しい技術に必ず触れていて、成長しているなというのは感じますね。

特に前職ではしっかりやれていなかったインフラ関連、サーバー周りがより強くなりました。

前職ではクラウド上で1からサーバー作ったりとか、やってはいたんですけどクラウドサービスをフルに活用する機会は無くてですね。

弊社ではAWSをメインにCloudFlareというサービスも使っていて、これを業務で使うことになったので個人的に業務時間外でも使うようになっていて、自分で考えたサービスの雛形を作ったりとか、実際に業務に使えそうな使い方を試してみたり。

クラウドのサービスを使わないと実現できないような事が気軽に出来るようになって、自分の武器というか選択肢の1つになったっていうのが大きいかなと思いますね

また、お客様とのやり取りもやらせて頂いているので、お客さんも気持ちよく

こちらも開発しやすく気持ち良いようなやり方、WIN-WINな判断っていうのを選択する力をつけさせてもらえる。

開発だけに投入される方って、結構いると思うんですよね。

私はそれだけじゃなくて、ちゃんとお客様と話をしてっていうのをやりたいので

そこをやらせてもらえるっていうのは、エンジニアとしての技術力向上だけじゃなくて、社会人としてのスキルも伸ばせて、ありがたいなと思っています。

「クライマーのシステム開発の強みはどういう点になりますか?」

ちゃんと時代のセオリーに乗っ取ってる。無理やりなことをしないっていうのが強み まず“ちゃんとしたものを使おう”っていう。 お作法やセオリーって色んなものにあって、そこから外れずにシンプルにやろうっていうのが根底にあります。

その上で最新の技術であったり、セオリーを選定するっていう考え方でやってるっていうのが素晴らしい事なのかなって思ってまして

というのも使いやすい武器にすがりやすいというか、一度社内で浸透している技術があったら そこから動かさず保守的な動きをするところが多いと思うんですけど、弊社はちゃんと見て、選んでいる。

慣れ親しんだ使いやすいものを使うのは開発にかける工数も少なく済むといった良いことも、もちろんあるんですけど、 古い技術を使い続けると、いずれどこかでガタが来たり、より良い新しい技術が出てきた時にそれを学ぼうとしなくなる姿勢とか会社的に成長が止まってしまうような。

こういう最新技術が出てきた際にみんなでこれはやるべき!とか話が出来ることっていうのが本当に良いことだなと思いますね。

「仕事をするうえで大切にしている心構えはありますか?」

エンジニアって、人間が使わなきゃいけなかった未来の時間を削るっていうのが仕事だと思っているんで、これにちゃんと沿ったもの

とにかく省エネルギーで高速なものを、すごく意識しています。

印象に残った案件の経験が結構大きくて。どのくらい負荷を与えるのか、どのくらい速度が出るのかっていうのを常日頃から考えながらやってますね。

もう1つは、周りが苦しくないように立ち振る舞えたら良いかなって思って仕事をしていて

みんなの負荷が高まるような立ち振る舞いにならないように、余計な仕事が増えないように

すごく考えながら仕事してます。

「今後どんなエンジニアチームを作っていきたいですか?」

ワイワイと新しい技術を使ってサービスを作りまくってるようなのが理想像です。

それはエンジニアだけじゃなくて、会社として全員が同じ目線でみんなで考えながら、そんな感じにしていけたら楽しくない?って思ってて

そこに持っていくための壁っていうのは色々あると思うんですけど

将来自分たちが企画したものが世の中にたくさん出ていって、ありとあらゆる人が街中で使っていたら、ちゃんと1人の人間として社会貢献してるんだ。っていう思いも感じられるし、会社全体で1つの何かに取り組んでいるものがあったら、更に頑張ろうと思える。

そういうふうにしていきたいなと思ってますね、もちろんそこの中で古い技術にとらわれずに新たな技術を取り入れながら、全員が成長できるようなチーム、そして会社になったら良いなと思っています。

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