みなさま、こんにちは。
Brushup採用チームです。
いつも、弊社ストーリーをご覧いただき誠にありがとうございます!
エンジニアの働き方には、大きく「自社開発」「受託開発」「SES」の3つがあります。
自社開発は自社サービスの企画・開発・運用まで全工程に関わり、継続的に育てていくスタイル。受託開発はクライアントから依頼を受け、システムやソフトウェアを成果物として納品します。SESはクライアントの現場に派遣され常駐することが多く、案件ごとに求められる役割を担います。
それぞれプロジェクトへの関わり方や求められるスタンスは異なり、自分がどのように成長したいかで、選び方は大きく変わります。
今回は、前職で受託開発やSESを経験した2名のエンジニアにインタビュー。それぞれの視点でBrushupにおける自社開発と受託開発・SESのリアルな違いや、Brushupだからこそ味わえる開発の魅力を語ってもらいました。
渡部 隆晃(写真左)
開発部・エンジニアリーダー/社歴:2年半
某IT企業に新卒入社し、10年間SESとして組み込み系アプリやWebサービスの開発、保守業務など幅広いプロジェクトに参画。現在はBrushupで開発やテストを中心に、一部設計を担当。
堀 未紗都(写真右)
開発部・シニアメンバー/社歴:1年半
ソフトウェアハウスの受託開発部門にエンジニア未経験で入社。5年間、業務系Webアプリ開発に携わり、立ち上げから保守まで担当。パートナー企業との連携・フォローにも尽力した。Brushupでは開発やテストを中心に担当。
自社開発、受託、SES、エンジニア目線のリアルな違い
ー 前職で受託開発、SESでキャリアを積んだお二人ですが、なぜBrushupに転職したのでしょうか?
渡部:前職の派遣先で、偶然Brushupのサービスを知ったのがきっかけです。当時、Web上で画像や文書に直接コメントを書き込んでやり取りできるサービスは見たことがなく、衝撃を受けました。実際に少し操作させてもらったのですが、「これは制作現場を変える新しいコミュニケーションツールだ」と感じましたね。その後お世話になった方を通じてご縁が重なり、入社を決めました。
堀:私はBrushupの 「レビュー文化をつくる」というビジョンに惹かれました。自身の体験談として「仕事は一人で完結しない。より良い仕事は人とのコミュニケーションから生まれる」と思っているんです。また、エンジニアの世界ではプログラムチェックの際にコードレビューが当たり前に根付いているので、私も大切にしているレビューの価値を幅広い業界に広めていけることに魅力を感じました。
ー Brushupは自社サービスをいちから作る「自社開発」ですが、受託開発やSESとの違いや魅力をどのように捉えていますか?
渡部:ざっくり言うと、受託開発やSESは、決められた期間で決められたものを作る仕事。多様な技術やサービスに触れられることが一番の魅力だと思います。短期間のプロジェクトを転々とすることも多いので、新しい環境や技術のキャッチアップ力は自然と鍛えられます。一方で、一つのプロダクトに長く深く関わる機会は、どうしても少なくなります。
自社開発は自分たちのプロダクトを長期的に成長させていくので、事業やユーザーに与える影響を見届けられる点は大きな魅力ですね。
堀:常にエンドユーザーの意見を元に機能開発を行っていますよね。また、受託開発は大規模なプロジェクトも多いので、バックエンド、フロントエンド、デザイナーなど、役割分担が明確です。だから「この領域をとことん極める」というスタイルには、すごく向いているんじゃないでしょうか。私自身、前職ではひたすらコードを書いていたので、コーディング力は一気に伸びました。
その点、自社開発はプロジェクトの規模にもよりますが「ある程度何でもわかっている」視野の広さが必要です。Brushupでは企画、設計、実装、運用、改善のサイクル全体を見渡しながら動くので責任範囲が広くなり、ビジネス全体への貢献を実感できます。それが楽しさであり、難しさでもありますね。
自分の手でプロダクトを「育てる」面白さ
― どちらが良い・悪いではなく、自分が求める成長によって選択肢が変わるということですね。Brushupの開発ではどのような点に面白さを感じますか?
渡部:先ほどお伝えしたように、一つのプロダクトを育て上げる面白さ、そして日常生活で常に目にする書籍やパッケージなどの制作物に貢献できているというやりがいは、大前提としてあります。ですがBrushupの特徴として、営業やCS(カスタマーサクセス)など、他部署のメンバーとのコミュニケーションがすごく多いんです。前職ではエンジニア同士での会話が中心でしたが、今はエンジニア、営業が一丸となりプロジェクトを進めていけるため意思決定がとてもスピーディで、かつさまざまな視点が得られるので刺激を受けます。クライアントの要望もダイレクトに伝わるので、自分に求められることの理解も早いです。
― 印象的なエピソードがあればぜひ教えてほしいです。
渡部:自身が携わった機能が決め手となり「契約を獲得しましたよ!」と報告を受けた時は、やっぱりすごく嬉しいですね。クライアントと事業、両方への貢献をリアルに実感できます。
堀:代表の水谷は、よくBrushupを「自分の子供みたいに思っている」と話すんです。私も社員もみんな同じ想いで、仕事として単に「こなす」のではなく、「もっと良くしたい!」という愛情を持って取り組んでいるんです。メンバー同士の飲み会はいつもプロダクトの話で白熱するんですよ。
― 皆さん、Brushup愛がすごいんですね(笑)
堀:個人差はありますが、受託開発やSESではプロジェクトへの思い入れにどうしても線引きが生まれます。もっと成長させたい、もっと多くの人に使っていただきたいという思いが自然と湧き上がるのは、Brushupのプロダクトへの誇りから生まれるものだと思います。実際に、前職時代よりエンドユーザーが何を求めているのか、どうしたら要望に応えられるかを強く意識するようになりました。そして同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間の存在も大きいですね。
ー 逆に、自社開発ゆえの戸惑いや直面した厳しさはありますか?
渡部:開発以外の幅広い視点が必要だと感じました。たとえば運用面。Brushupは多くのユーザーに利用いただいているので、負荷が大きめのリリースは時間帯の考慮が必要です。もう一つは、潜在的な課題を自分で発見する姿勢。受託開発では基本的にクライアントから整理された要件が降りてくることに対し、Brushupではユーザー目線で想像する力が不可欠です。細かな顧客要望は多くあるものの、一つひとつに対応しているとキリがありません。万人に通ずる使い勝手の良さを提供するには、ユーザーの行動データや利用状況を踏まえた取捨選択や優先順位を判断する必要があります。
堀:当然早くリリースすればするほどクライアントに喜ばれますが、時間をかけてじっくり取り組むべき機能か、一刻も早くリリースすべきかの見極めは必要ですよね。
私が最初戸惑ったのはスピード感でした。これまで経験してきたのはウォーターフォール開発で、要件定義→設計→実装→テストと、各工程をじっくり順番に進めていく手法。Brushupはスクラム開発のため、チームごとの目標を2週間単位の短期間で開発、テスト、レビューを繰り返して進めていくスタイルです。クライアントの要望に応えやすく、変更に強いというメリットがありますが、スピードと品質の維持の両立が課題になります。
ー そうした課題はどのように乗り越えてきたのでしょうか。
渡部:一人で抱え込まないことですね。Brushupはチーム内外を問わず、誰にでもすぐに相談できる環境なので、積極的にチームメンバーと相談や壁打ちをして、全員で協力して解決するという前向きなマインドで向き合っています。
堀:私も同じですね。AIも活用しますが、自分で解決できないことはメンバーを頼ることが一番の近道だと思います。Brushupはコミュニケーションを通じて問題を解決していく文化が根付いているので、みんなで楽しみながら乗り越えている感覚があります。
Brushupでの成長とキャリアの広がり
ー Brushup入社後、ご自身の成長はどのように感じていますか?
渡部:以前はとにかく手を動かし、技術を磨くことに集中していました。もちろんその経験も活かせていますが、Brushupでの密なビジネスサイドとの連携を通じて、事業全体への理解力、主体性、問題解決力など、エンジニアとしての総合力が高まったと思います。チームや事業をどのように成長させるべきかも考えるようになり、視野が一段と広がりましたね。Brushupでの2年半は、前職の10年間に比べ圧倒的に成長スピードが速いと感じています。
堀:私は正直、コーディング力だけで比較すると手を動かす機会が多かった前職の方が成長を実感しやすかったように思います。でもBrushupに入社してからはプロジェクト成功までの最適なプロセスを考える力が高まりました。
というのも、Brushupはエンジニアが活躍できる幅がとても広いんです。「これをしなさい」という制約は一切なく、とにかく柔軟です。プログラムを書きまくりたい人、営業と一緒にクライアントへの提案にも入りたい人、マネジメントに挑戦したい人…それぞれが望むキャリアを後押ししてもらえることが、モチベーションアップと成長につながっているんだと思います。
ー キャリアパスの柔軟さをはじめ、自ら事業を育て、推進できるエンジニアにステップアップできるのも、Brushupの魅力ですね。
渡部:そのとおりです。だから今は、特定の技術に特化したエンジニアというより、チームを引っ張るリーダーとして品質改善やプロセス改善を通し、一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を作りたいですね。
堀:私はやっぱりものづくりが好きなので、全体を広くカバーする知識を深めたいですね。Brushupの開発で知らないことは何もないような…。「掘に聞けば全部わかる」と頼られる存在になりたいです。
ー お二人はどんな方がBrushupで活躍できると思いますか?
渡部:コミュニケーションを楽しみながら仕事ができる人でしょうか。Brushupでは経験やスキル以上に大切なことです。一人で黙々とやるというより、みんなと一緒に肩を組んでプロダクトを成長させたい想いが強い人なら、間違いなくフィットすると思いますよ。
堀:私も同じです。新しいコミュニケーションの在り方を追求する姿勢は、社風そのものですから。ユーザーの声を自ら拾い、本当に役立つものを作るために考え抜ける人なら、Brushupは楽しくて仕方がないはずです。
株式会社Brushup
設 立:2017年2月1日
従業員数:44名(2025年12月1日時点)
拠 点:大阪本社(大阪府大阪市北区)
東京オフィス(東京都豊島区東池袋)
島根オフィス(島根県松江市西茶町)
事業内容:コンテンツ制作現場のためのコミュニケーションプラットフォーム「Brushup」の開発・運営