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パラーレ1|関わり続けるコミュニケーション

ブックマークスが運営する勉強カフェは「会員制のコミュニティ型 大人の勉強空間」です。
勉強カフェはLEARNING NEVER ENDS.というビジョンを掲げ、
「大人の勉強はひとりでもくもくと自習して終わりではない」よね?
「大人の勉強は試験合格や資格取得がゴールではない」よね?
という、問いを投げかけ続けています。

そして、それを体感、実感していただくためには、この勉強空間でのコミュニケーションやコミュニティがとても大切なんです。

今回から、そんな勉強カフェが大切にしている勉強空間の価値観や、それを維持するために努力していることを、不定期で発信していきたいと思います。

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「目次」
PART1:関わり続けるコミュニケーション 今ココ
PART2:“長さ”より“頻度”のコミュニケーション
PART3:“フラットなコミュニケーション”の具体例
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勉強カフェでは、会員さま同士のコミュニケーションを大切にしていますが、まずはみなさんに私たちスタッフを信頼していただかないと、会員さま同士のコミュニケーションには発展しません。
そこで、大切にしているのが「パラーレ」
パラーレは「話す」のイタリア語。イタリア好きの創業者の遊び心で、勉強カフェのスタッフ用語には要所要所にイタリア語がちりばめられています。

パラーレを、私たちは「挨拶 + α のコミュニケーション」と位置づけています。

+αのコミュニケーションができるようになると勉強カフェに愛着を持って利用してくれる人が、「挨拶だけ」の時の3倍になる!というデータが出ています!
「愛着を持って使う=勉強をするために行きたくなる環境」ということなので、会員さまのためにもぜったいに大切にしたいことです。

ですが、勉強カフェの会員さまは20代半ば~40代くらいのいわゆるビジネスパーソンがメインの層です。
そして、スタジオを運営してくれているスタッフの半数は大学生。

学生から大人に話しかけることが最初のハードルになりがちです。

「自分には“ネタ”がないけれど、どうやって話しかけたらいいのだろう?」
「勉強カフェらしい会話をするにはどうしたらいいのだろう?」
「ついつい雑談が長くなってしまうが終わらせるタイミングがわからない……」

そんな悩みがちらほら聞こえてくることがあります。

なので、まず最初は会員さまの目標に寄り添うパラーレのマインドセットについて、書いていきたいと思います。

要は「上手にしゃべろう!ネタを提供しよう!なんて思わなくていいよ」というお話です。

私たちは自分とのコミュニケーションを通して、会員さまにどうなっていただきたいのでしょう?
勉強カフェだからできるコミュニケーションとはどんなものでしょう?
(勉強カフェのスタッフ以外の方はぜひ身近な人、身近な場所で考えてみてください)

勉強カフェの特徴の一つに「定期的に顔を合わせるスタッフがいる」ことがあります。
これは「関わり続けるコミュニケーション」ができるという私たちの強みです。

これをコーチング用語で「オンゴーイング(現在進行形)」のコミュニケーションと言うそうです。

会員さまが勉強カフェに入会し、目標達成するまで勉強を継続するためには、今日もがんばるための「理由」が必要になります。
それには、自分のがんばりを見守ってくれる人がいると心強いです。
そのコミュニケーションができる場所、それが勉強カフェかもしれません。

最近、上手だなと思った表現は「駅のホームで電車が来るまで会話するようなコミュニケーション」。

きっと、まずは天候や気候の話など、共通の身近な話題から入るのではないでしょうか?

そしてそのあとは「そういえば……」のような前に聞いた話の続きをうかがったり、会員さまが記入した【My Goal Sheet】を見ながら話を膨らませたりと、自然な話しかけ方や、適度な時間を想像しやすくなりますよね!

そういえば……のあとは、
「あの後どうなりましたか?」
「それはどんな資格なんですか?」
「最近、調子はどうですか?」
「 今日はどこまでお勉強していくんですか?」
「その資格を取ったら次はどんな勉強をするんですか?」
のように“どのつく言葉”を意識して声をかけてみます。

この流れでは、私たちがなにか知識やネタを持っている必要はありません。
会員さまのほうに、知識もネタもあります。
それを聞き出し、「今日もがんばろう!」と思えるきっかけづくりをするコミュニケーションをしてみませんか?

以前読んだカズレーザーさんのインタビューにあった、

「ヨイショしてくれる後輩とずっと一緒に住んでるっていうのが、やっぱりいちばんいいんじゃないですかね? 知っていることを話すと、『すごいですね』とすぐ褒めてもらえる。だから、夜にその日知ったことをしゃべりかけるようにしているんです。『あれ知ってる?』って。それがいつの間にか、反復学習になってる感じ。やっぱり、口に出したほうが記憶も定着はするんです」

というのがとてもよかったです。

カズレーザー「世界のすべては他人事」と思う訳 | リーダーシップ・教養・資格・スキル
幅広いジャンルの知識を持ち、芸能界の新たな"ご意見番"として頭角を現している、カズレーザーさん。『 カズレーザーが解けなかったクイズ200問 』を上梓するほどのクイズ好きでもある。毎日、膨大な量のインプットを続けているカズレーザーさんの"頭の中"とは――。 「これまで、あんまり忙しい生活したことない」 ...
https://toyokeizai.net/articles/-/395895

ヨイショはいらないですが(笑)こちらが知らないから聞くということが、会員さまの反復学習になる。
私たちが大切にする「アウトプット」は、なにもイベントを開催したりすることだけではありません。
他の人に自分のことを話す、ということも大事なアウトプットです。
私たちが「自分は知ってる!」と思ってしまわないで、相手に興味を持って「私はまだこの方のことをなにも知らない」という姿勢で話しかけることが、会員さまの学びの定着につながるアウトプットを促すのだと思います。

もちろん、知っていることを知らないふりをする必要はありません。でも、その方がどう感じたのか、なぜそのことに興味を持ったのかなど、なにかしら「知らない」ことがあるはずです。
私たちの「知らない」を、会員さまのために活かしていきましょう。
もちろん、勉強カフェのオペレーションについては「知っている」が大前提です!

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「目次」
PART1:関わり続けるコミュニケーション 今ココ
PART2:“長さ”より“頻度”のコミュニケーション
PART3:“フラットなコミュニケーション”の具体例
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