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今、『知的好奇心』へのアクセス!!について考える

自分が義務教育を受けている頃に新型コロナウイルスが流行し、学校が突然休みになることになったら、やっぱり「やったー!学校休みだ!!」と思ったと思う。

全国の学校に対する一斉休校要請が出たときの世間の反応は、子どもたちが「休日」だと喜び、保護者が「子どもの預け先がない」と戸惑う様子が目立ったように見えました。(少なくとも報道で取り上げられたものは)

私たち、株式会社ブックマークスのミッションは『学びを通じて幸せになる大人を増やす』です。

私たちが9年以上の学生生活の中で身についてしまった、勉強は「つらい」「試験のため」「やらされる」ものだというイメージを、勉強は「楽しい」「幸せにつながる」「自分で選び取る」ものだと、世の中の「勉強」に対するイメージをガラリ変えることを使命だと考えているんです。

だから、報道される世間の反応を見て、
「もしかして学校での「勉強」に対して、誰も期待していないのではないだろうか?」
「なぜ、大人からも、子どもからも、学校に通えないと学ぶ機会が奪われるて困る!という声が少ないんだろう?」
と、少しざわざわしたものを感じました。

子どもたちから聞こえる嘆きの声は、卒業式がなくなることや、友達と会えないことに対するものが多く、「学校の/先生の授業がうけられない」という声はあまりない。

保護者たちからの嘆きの声は、仕事に行けないこと、明日からのお昼ごはんをどうしようという、もはや絶望の声で、「学校がないと子どもの勉強が遅れちゃう」という声はあまりない。

そう思うと、子どもにとっても大人にとっても学校は保育園の延長!? かのように思えました。

この反応を見ると、小学校への入学という大半の子どもにとって意識的に「勉強する自分」の入り口で、「勉強」という存在が日々「新しいことを知る」ということのワクワク感を与えることができていないのでは?
もしそうならば、私たちが目指す「勉強に対するイメージを変える」ということはなかなか遠い道のりかもしれない、という現実を突き付けられた気がしました。

このざわざわはなんなんだろう?
そう思った時に、一番しっくりきた言葉が、Twitterで見かけた乙武さんのツイート。

「知的好奇心へのアクセス」!!

これです!! 私の言語化したかったもの!!
(さすがです。私なんてtweetの140文字に収められないのに)

生まれた瞬間から、あんなにも「これなぁに?」「なんで?なんで?」と知的好奇心の塊である子どもたちが、どうして新しいことを知れるワクワクを求めて学校に行っていないのだろう?


基本的に学校での学びは「誰かのアウトプットに触れ、インプットする」ところから始まります。
アウトプットはとても大事だけれども、その前提にインプットがすごく大切で、「なんで?なんで?」と知的好奇心が刺激されていると子どもたちは無意識に自らインプットをしに行っているはずなんです。

だからきっと、子どもたちが触れる大人のアウトプットが本当に興味深いものだったら、子どもたちはきっと知的好奇心で自らアクセスしに来る。

その大人のアウトプットが興味深いものになるかどうかは、大人が常に新しい知識をインプットし続け、何度もアウトプットを試してみることに懸かってるんじゃないかな、と思うんです。
それにはやっぱり、まずは私たち大人が楽しんで勉強することが必要なんですよね。
私たちがイヤイヤ勉強したもののアウトプットが子どもたちの目におもしろく映るわけないですもんね。

そう思うと直接「子どもの学び」ではなく「大人の学び」に目を向ける私たちのサービスは、「世の中の勉強のイメージを変える」のに、遠回りのようで一番近道なのかもしれません。
その代わり、道はかなり険しそうですが……。

私たちブックマークスが今、ビジョンに掲げているのは「自立した大人が増えることで子どもたちが夢を持てる社会に」なんです。
これはまず、私たち大人が、夢を持って働く姿、ワクワク学ぶ姿を子どもに見せようよ!と言っているのだと私は理解しています。

そんなの理想論だと思いますか?
でも、ブックマークスはそんな理想論にどうやったら一歩でも近づくことができるか、それを真剣に聞いてくれる仲間がいる会社です。

ただ、そんな壮大なことを実現するには、もっともっと私たちが大きくなる必要がある。
だから、一緒に「学びを通じて幸せになる大人を増やす」ことに、本気で取り組んでくれる仲間を探し続けています。

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