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皆さん、こんにちは!ビットバンク採用担当の砂川です。
今回は4月に入社したばかりのリスク管理チームの田村さんにインタビューを行いました!
入社間もないメンバーだからこそ感じるビットバンクの魅力や意外な一面についてお話しを聞いてみました。
さらに、番外編では田村さんのプライベートのお話もお伺いしましたので、ぜひ最後までご覧ください!
「オープンでフェアな金融サービス」を本気で追求しているビットバンクに惹かれて入社
ーー ビットバンクに入社する前のご経歴を教えてください。
新卒で外資系の信託銀行に入社し、約6年半にわたってファンドの権利保全業務を担当してきました。
機関投資家の資産管理をメインに、特に債券まわりの業務に携わることが多く、ファンドの移管対応や、米国・非米国それぞれの集団訴訟(クラスアクション)への対応、債券のデフォルト情報の調査などを行っていました。
海外のカストディアンや資産運用会社と連携しながら進めることが多く、常にグローバルな視点を持って取り組めたことは面白い経験だったと感じています。
これらの通常業務に加え、社内の横断チームにも参加し、信託業務部門とシステム部門の橋渡し役も務めていました。
具体的には、現場で使用する業務ツールの選定や導入支援、業務プロセスの改善提案など、業務全体がスムーズに回るような仕組みづくりに取り組んでいました。
ーー ビットバンクへの入社経緯を教えてください。
転職を検討していた当時、個人的に暗号資産の取引に興味があり、「まずは自分が安心して使える取引所を見つけたい」と考えていました。
各取引所に対するユーザーの評判やレビューを調べる中で、「ビットバンクはセキュリティ面で信頼できる」という声が多く寄せられていることがきっかけで、ビットバンクを知ることになりました。
とはいえ、当初は暗号資産という領域に馴染みがなく、専門性が求められる業界であることから、経験がなければ難しいのではないかと感じており、ビットバンクや暗号資産業界で働くイメージはほとんどありませんでした。
しかし、調べていく中で暗号資産業界の成長性や可能性を感じ、ビットバンクの透明性や姿勢にも共感したことで、チャレンジしてみようと心に決めました。
入社の決め手になったのは、ビットバンクが掲げているビジョンに共感したことです。
これまで伝統的な金融機関で働く中で、「オープンさ」や「公平さ」とはやや遠い運営であるように感じていました。
そんな中で出会ったビットバンクは、「オープンでフェアな金融サービス」を本気で追求し、専門性の高い金融サービスを提供しつつも、情報の透明性や顧客に対する公平な姿勢を大切にしている点が非常に印象的で、「この価値観の中で働きたい」と強く思いました。
ーー 田村さんが暗号資産に興味を持ったきっかけを教えてください。
前職でファンドの権利保全業務を担当していた際、利金の受領権をめぐって海外のブローカーとの間で調整が難航したことがありました。
社内の記録や市場データをもとに丁寧に説明を重ねたのですが、相手側との見解の違いもあり、最終的な合意に至るまでにかなりの時間を要しました。
このような実務上の課題に直面する中で、「なぜこうした齟齬が生じるのか」「もっと構造的に防げる方法はないのか」と疑問を抱くようになり、リサーチを進めていく中で暗号資産の仕組みに出会いました。
例えば、投資家ごとのウォレット管理や、利金の即時性・確定性といった特徴に触れたとき、「こうした仕組みが、将来的な金融の課題解決の鍵になるかもしれない」と強く感じ、暗号資産や業界に対する興味と関心が一気に高まりました。
ーー 「リスク管理」という分野に興味を持ったきっかけを教えてください。
転職活動を始めた当初は、これまでの経験や興味を活かせる分野として、主にデータ分析系の職種を中心に検討していました。
実際にいくつかの企業から前向きなお返事をいただいていたのですが、ある時キャリアアドバイザーの方から「定量的な分析力や改善志向を活かせる領域として、リスク管理も選択肢に入れてみてはどうか」とアドバイスをいただいたことが、転機でした。
その言葉をきっかけに自分でも調べていくうちに、暗号資産×リスク管理というフィールドが、ファンドの権利保全業務で培ってきた慎重な判断力や、課題を構造的にとらえる視点と非常に親和性があると気づきました。
加えて、データをもとに考え、改善していく姿勢が求められる点にも大きな魅力を感じ、最終的にリスク管理の分野で新たなキャリアに挑戦することを決めました。
フルリモートワークと朝フレックス制度のおかげで私生活にも前向きな変化を感じている
ーー 田村さんは2025年4月にご入社されていますが、オンボーディングで特に印象に残っていることはありますか?
入社時に特に印象に残っているのは、「入社クエスト」と「Welcomeチャンネル」の仕組みです。
「入社クエスト」は、クエスト形式で業務に必要な情報を自然にキャッチアップできる内容になっていて、無理なく業務理解を深めることができました。
また、Slack上には「Welcomeチャンネル」という、入社3ヶ月以内の新入社員と人事総務のメンバーだけが参加する専用チャンネルがあります。
些細なことでも気軽に質問しやすい雰囲気があり、安心してスタートを切ることができました。
ーー 入社後に感じたビットバンクの印象や驚いたことを教えてください。
IT利活用が非常に進んでいる会社だと実感しています。
正直なところ、最初は「文明レベルが違う…!」と驚く場面も多かったのですが、新しいツールや仕組みに触れるのが好きな私にとっては、日々がとても刺激的で楽しく、学びの多い環境です。
また、月に1度開催される事業数値や各部署の進捗共有を行う、Monthly Confirmationという全社イベントがとても印象に残っています。
各部署が自由なスタイルで発表していて、内容は真面目でありながらも遊び心が感じられ、見ていて純粋に楽しかったですし、各部署のことを知ることもできとても有意義な時間だと感じています。
生活においても、とても良い方向に変化したと感じています。
例えば、フルリモートワークと朝フレックス制度のおかげで、子どもを保育園に預けながら、夫の仕事の都合に合わせて送り迎えの担当を柔軟に調整できるようになりました。
家庭と仕事のバランスが取りやすくなったことで、気持ちにもゆとりが生まれ、日々の過ごし方にも前向きな変化を感じています。
ーー 入社前と入社後のギャップはありましたか?
入社してまず驚いたのは、想像以上に自由度が高いことでした。
裁量があるだけでなく、「任せる」文化がしっかりと根づいていて、自律的に動ける環境だと強く感じています。
自律的に業務を行うことができるため、責任感ややりがいも自然と高まっている気がします。
ーー リモート環境でのチームとの関わり方や、職場の雰囲気を教えてください。
フルリモートワークのため、日々のコミュニケーションはSlackやGoogle Meetが中心です。
テキストでのやり取りが多くなる分、なるべく無機質にならないように、スタンプやちょっとした一言を添えるなど、温かみのあるコミュニケーションを意識しています。
チーム内では雑談も交えながらやり取りできる雰囲気があり、フルリモートでも関係性を築きやすく、安心して働ける環境だと感じています。
また、会社全体を通じて根づいている、スタンプ文化もとても印象的です。
単なる既読ではなく、たくさんのスタンプがつくことで「この話題、盛り上がっているな」という空気感が可視化されていて、見ているだけでも楽しくなります。
今では私自身も、積極的にスタンプでリアクションを返すようになり、そういったやり取りの中で、少しずつビットバンクの一員としての実感も深まってきたように思います。
リモート中心の働き方だからこそ、ちょっとした反応やリアクションが、日々の心地よいコミュニケーションにつながっていると感じています。
リスク管理とは「リスクの芽を見つけて、それを安心できる形に整えていく仕事」である
ーー 現在の業務内容、やりがいについて教えてください。
現在は、外部委託先やクラウドサービスの管理をはじめ、統合リスクアセスメントの実施や、リスク管理委員会の事務局対応などを中心に担当しています。
そのほか、社内アカウントの棚卸しや、信用取引・フィナンシャルリスクに関するモニタリングなど、リスク管理に関わるさまざまな業務に幅広く携わっています。
暗号資産業界ならではの技術的な背景や構造を踏まえながら、リスクを整理していくプロセスに面白さを感じています。
例えば、ウォレットの管理方法やクラウドサービスの構成、API経由での外部接続など、そもそもの仕組み自体がリスクの前提になるため、表面的なチェックだけでは済まされない奥深さがあります。
「なぜそれがリスクになるのか?」という問いに対して、技術や構造のレイヤーから丁寧にひもといていく必要があり、単なるリスト管理にとどまらない点にやりがいを感じています。
暗号資産業界ならではの面白さは、従来の金融機関ではあまり想定されていなかったリスクに対して、自分たちで定義し、向き合っていけるところだと思います。
例えば、スマートコントラクトやチェーンのフォーク、ステーキングやブリッジといった新しい運用形態について、「そもそもこれはどう捉えるべきか?」というところから議論が始まることも多くあります。
難しさはあるものの、「リスクをどう考えるか」という幅が広いため、枠にとらわれずに柔軟に思考できる点は、この業界ならではの魅力だと感じています。
また、リスク管理の仕事を一言で表すと、「全社的な視点で経営の意思決定を支えるために、客観的な根拠に基づいて適切なリスクの線引きを行う仕事」だと思っています。
ーー 今後の目標や、挑戦してみたいことがあれば教えてください。
リスク管理体制を一から構築していくことにチャレンジしたいと思っています。
暗号資産業界は変化が激しく、想定すべきリスクも日々アップデートされています。だからこそ、「一度つくって終わり」ではなく、変化に応じて柔軟にアップデートできる仕組みやフローを、ゼロから組み立てていきたいです。
その中で、定性的な観点に加えて、定量的な指標やモニタリングの仕組みなども強化し、全社的にリスクが「見える・伝わる・動ける」ような体制を目指しています。
こうした体制づくりに取り組むと同時に、将来的にはITリテラシーを備えた金融人材として成長していきたいと考えています。
暗号資産業界は、技術と金融の両方を深く理解することが求められるシーンが多いため、どちらに対しても強力な橋渡し役のような存在を目指しています。
ーー 最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いします!
新しいことが好きな人や変化を前向きに楽しめる方は、この業界にとてもフィットすると思います。
暗号資産業界は変化のスピードが速く、仕組みやルールも日々アップデートされていくので、柔軟に動ける姿勢や、「まずやってみよう」という好奇心がある方にとっては、非常に刺激的でやりがいのある環境だと感じています。
暗号資産という新しい領域では、技術的な視点や発想が活きる場面も多く、業界全体がこれからつくっている途中であることを日々実感しています。
暗号資産に対して不安を感じる方もいるかもしれませんが、しっかりとした理論や構造の上に成り立っているもので、学んでいけばいくほど理解が深まり、不安も自然と薄れていくと思います。
金融出身の方も、テック領域の方も、それぞれの強みを持ち寄って、これからの業界を一緒につくっていける、そんな環境です。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!
番外編 仕事も日常も支える、私の「三大癒し」!
学生時代から続けている趣味は、競技かるたです。
ときどき大学の練習会に顔を出したり、大会に出たりして楽しんでいます。
札を取る瞬間のスカッと感や自分の読みどおりに動けたときの達成感がたまらず、ずっと続けています。
好きなゲームはぷよぷよで、もうすぐ30歳になりますが、気づけばプレイ歴は25年近くになっています…!
腕前はあまり上達していませんが、連鎖の型をきっちり組むのも、適当に積んで「なんとかなるでしょ」と遊ぶのも、どちらも楽しく熱中してしまいます。
そして今は、なんといっても子育てが一番の楽しみです!
1歳の娘に日々鍛えられ、癒されながら過ごしています。
趣味やゲームの時間は減りましたが、そのぶん、今しかないこの時間を娘から“もらっている”ような感覚で毎日を満喫しています。
ーー 素敵なエピソードをお聞かせいただきありがとうございました!
ビットバンクでは、仲間を募集しております。
少しでもご興味をお持ちいただけるようであれば、ぜひエントリーをお待ちしています!
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