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【代表インタビュー】創業5年。25歳のサラリーマンが起業家になるまでの物語。キャリア教育に対する想いを語るーー伊藤朗誠

Beyond Cafe__代表インタビュー!

連載してきた「#Beyond Cafeの社員インタビュー」シリーズ。次なる回を飾るのは、代表取締役社長CEOの伊藤朗誠さんです。

長期インターン生や社員から「カルさん(伊藤さんの愛称)」と呼ばれ、慕われている伊藤さん。なぜ「カルさん」かというと、学生時代のあだ名が「カルロス」だったからなんだそう。(今でも慕われるあだ名になっているのがすごい)

今回は、サラリーマンから一転、25歳で起業した伊藤さんの半生に迫ります。累計6万人の学生さん、200社もの企業さんをサポートするBEYOND CAFEはいかにして誕生したのか。そして、学生時代に伊藤さんの人生を変えた出来事とは。

創業5年目のスタートアップを引っ張る大黒柱、伊藤さんが大切にしている価値観やBeyond Cafeへの熱い想いを伺いました。

伊藤 朗誠(Akinobu Ito)/ 代表取締役社長 CEO

関西大学法学部卒。
2014年、教育×IT系のベンチャー企業へ新卒入社。営業として新人賞を受賞する。2015年、友人2名と株式会社Terraceを共同創業し、COOとして主に営業代行事業の責任者を務める。
2016年、「若者が働くを通じて夢中になれる場所を創る」を理念に掲げる株式会社Beyond Cafeを創業。取締役COOに着任し2年を経て、2018年9月、代表取締役社長 CEOに就任。

これまで就活支援してきた学生数は3,000人以上にのぼる。

ーーこれまでの経歴を含め、自己紹介をお願いします

株式会社Beyond Cafe CEOの伊藤朗誠です。

新卒で教育×IT系の企業に入社し、営業部署に配属。新人賞を受賞しました。
翌年、友人2名と株式会社Terraceを共同で創業し、COOに着任。主に営業代行事業の責任者を務めました。
2016年、Terrace創業メンバーと共に株式会社Beyond Cafeを創業。取締役COOを経て、2018年9月より代表取締役社長CEOを務めています。

本日はよろしくお願いいたします!

恩師との出会いが人生を変えた

ーーご自身が就活生だった頃は、どのような基準で企業を見ていましたか?

主に、教育や人材にまつわるベンチャー企業を中心に見ていました。僕は当時から教育に対する熱意が強かったんですよね。

ーーその頃から教育に興味をお持ちだったんですね!

そうなんです!

当時、大学生だった僕の将来ビジョンは「教育の機会格差を是正し、自立するきっかけを創る」でした。ここには、2人の恩師との出会いが大きく関係しています。あの時、あの瞬間、あの人に出会っていなければ今の僕は絶対にいない、と言い切れるほど素敵な恩師で......。(※1)

ですが、大学入学を機に僕はあることに気づきます。それは、どうやら僕はたまたま出会いに恵まれていただけで、多くの方は必ずしも若いうちに恩師に巡り会えるわけではない、ということ。つまり、過去の僕と先生が、あの時、あのタイミングであの場所にいなければ、僕の人生は全く異なるものになっていたかもしれない......。当時の日本では、人生を変えるような恩師との出会いが極めて偶然に近い形で発生している、と思ったんです。

僕は、この問題をなんとか解決したいと感じました。そして、次なる人生の転機となったのは、大学2年生の時に挑戦したバックパッカーの経験です。

(※1)自分の信じる気持ちにうそはつかない 叩き上げの社長が信念にたどり着いた日

Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS
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https://www.wantedly.com/companies/beyondcafe/post_articles/151025?source=related_posts

ーー海外経験が伊藤代表の人生にどのような影響を及ぼしたのか気になります......!

1〜2ヶ月かけてタイからシンガポールを縦断する旅へ出かけました。タイのネットカフェで日本へコンタクトした際、改めてインターネットの可能性を感じたんです。僕が解決したいと思っている問題は、時間と距離の制約を軽々と超えられるITであれば簡単に解決できそうだ、と。

幸運にも、僕は若くして人生の恩師と出会うことができました。でもこれはあくまでも偶然の出来事。しかし、教育とITが合わされば、タイミングや場所の制限に左右されることなく個人の可能性を広げることができるかもしれないと思ったんです。

ーーなるほど。バックパッカー経験をきっかけにITの可能性を感じたんですね。

そうなんです!

こうして、「教育×IT」を軸にかなり厳選した就職活動をした結果、エントリーした会社は全部で5社。そのうちご縁のあった2社から内定を頂きました。

最後は、

・社員数が比較的少なかったこと
・ここで働く方々を超えたいと思えたこと

が決め手となり、入社を決意しました。

「僕、社長になります」入社式で放った一言を現実に

ーーサラリーマンとしての生活を歩み始めた伊藤さんが、起業を意識するようになったきっかけはなんだったのでしょうか?

実は、幼少期からずっと意識していたんです。

父が自営業で様々な仕事を手広くやっていて、定時にスーツで出社する父の姿をほとんど見たことがなくて。その上、平日に僕が学校から帰ってくると、たまの休みの日に家でドラクエ(ゲーム)で遊ぶこともあった父だったため、いわゆる「サラリーマン」という概念が幼い僕にはわからなかったんです(笑)。こうして、何をしたいのかはわからなかったものの、中学生の頃からずっと「社長になりたい」と思っていました

ーー「起業」や「社長」という言葉をずっと意識されていたんですね......!にもかかわらず、まずは就職しようと思われたのはなぜですか?

大学生だった当時の僕は、会社経営に関する解像度が低かったからです。

大学生の頃、「社長になるには営業力を身につけることが必要だ」と知り、訪問販売の飛び込み営業に挑戦しました。それはそれは無我夢中でやった結果、確かに営業力は身についた気がしたんですが、その時の僕が持っている力でいざ会社を経営してみようと思っても、何をどうしたらいいのか全然わからなくて......。「これは、起業する前に会社経営の全体感を掴む必要があるな」と思い、就職を考えるようになりました。

ただ、就職を起業の踏み台と思っていた訳では決してなくて。新卒で入社を決めた会社が展開していた事業に共感し、働く方々も本当にいい方ばかりだったので、「この会社で社長になりたい」と本気で思っていました。だからこそ、入社式では「僕、社長になります」とその時の社長の前で宣言したほどでした。

創業から変わらない想いと僕が大切にしていること

ーー紆余曲折を経て起業に至った伊藤さん。「Beyond Cafe」という社名に込めた想いを聞かせてください。

我々の理念は「若者が働くを通じて夢中になれる場所を創る」。ぜひ、皆さんがこれまでの人生で夢中になった時を振り返ってみてください。きっと、多くの方はご自身の中の大きく辛い壁を仲間と共に乗り越え、前進している時なんじゃないかと思うんですよね。

まだ社名がなかった頃、共同創業の仲間と「夢中」について深く話していた時に先ほどのような会話になって......。「僕たちが創るサービスを通じて、仕事に夢中になれている人たちで世の中を溢れさせたいね」と思ったんです。

こうして、「超える」意味を持つ「Beyond」という単語を社名に取り入れることにしました。

ーー創業メンバーの熱い想いが込められているんですね。仕事のやりがいや、大切にしていることはなんですか?

仕事のやりがいは、語りつくせないほどありますね(笑)。ですが、大きく2つに分けられるように思います。それは、社会と社内に価値を生み出せたと実感できる時

僕たちのサービスは、誰かの人生に大きく関わるものです。僕たちが介在したことでお客様がとても喜んでくださったり、どんなに時が経っても定期的に連絡をもらえたりするとすごく嬉しいんです。また、社員やインターン生がBeyond Cafeを通して成長したり、価値を生み出したりしているのを見ることも、とても嬉しいことですね。

大切にしていることも2つあります。

根拠なき自信をもて。それを裏付ける努力をしろ。

これは、僕の座右の銘です。僕は小さい頃から見栄っ張りで、できないこともとりあえず「できます!」と言ってしまう子どもだったんです。自分から「できる」と口にしてしまったからにはかっこ悪い真似はできないと思い、必死に努力してなんとか「できた」にしてきた経験が大半で。会社のトップが見ている景色が組織の限界であり、僕が成長しなければ組織の成長はない。そう思っているため、座右の名を意識することで根幹は怠惰な自分を無理やり突き動かしているのかもしれませんね。

そしてもう1つ、大切にしている言葉があります。

時間の長さは変えられない。変えられるのは密度だけ。

昔から死を意識する機会が多く、時間は有限でどれだけ密度の濃い時間にできたかどうかが人生の充実度に大きく影響を及ぼすと本気で思っています。Beyond Cafeはスタートアップでまだまだリソースが少ない組織だからこそ、周りの何倍も密度が濃い時間を過ごせているかを常に意識していますね。

ーーBeyond Cafeの課題はどんなところにあると思いますか?

課題......だらけですよね。ただ、この状況ををいい意味で捉えられるかが重要だと思っています。

もちろん、創業から4年間で培った成功の方程式は確立されています。ですが、実際に行動に起こすとなると、まだまだ仕組み化や体系化ができていなかったり、常にムーンショットで大きな目標を達成するために背伸びした行動目標を追っていたりするため、リソースが足りない状況になることも。少数精鋭で常に挑戦しています。

BEYOND CAFEが進む道

ーー事業拡大に伴い、Beyond Cafeは長期インターン、新卒、中途とたくさんの仲間を募集しています。どんな人と一緒に働きたいと思いますか?

弊社のvisionに共感してくださり、共に会社を創っていきたい想いをお持ちなのは大前提なのですが、「なんとかしたい」×「なんとかしてきた」方と働けたら嬉しいですね。

常に変化の激しいスタートアップという環境で高みを目指して走りきるには、やはりご自身の中に明確な指標があるとないとでは向き合う姿勢が違うと思うんです。創りたい社会、貢献したい組織、なりたい自分像など......。想いの強さは各々違っていいと思うのですが、何かしらに対して「なんとかしたい」強い意志と、どんなことでもいいので過去にカオスな環境や絶体絶命な状況下で「なんとかしてきた」経験がある方は、仲間になる瞬間は必要なスキルをお持ちでなくても、後から自然と身につけられると思っていて。

このような方が活躍できるフィールドは弊社の中にたくさんあると思いますし、代表としてそういう方を守るために僕も本気になりたいなと思います。

ーー今後の目標や実現したいこと、チャレンジしたいことはなんですか?

U30のキャリア教育といえばBEYOND CAFE」と言われる未来を目指したいです。

僕は、教育に「教師」×「教材」×「教室」の3つが重要だと考えています。このうち、キャリア教育のフィールドに教師が少なすぎる問題があるんです。この問題を解決するためのサービスアイデアを早く形にして展開したいですね。現在は大学生をメインにサポートを展開していますが、社会人や高校生以下の方々の助けにもなりたいと思っています。

この他にも、今日はお話できなかった「これからチャレンジしていきたいこと」がまだまだたくさんあります!ぜひ、ご自身の手で事業にアプローチしたい想いをお持ちの方、Beyond Cafeに興味をお持ちいただける方からのご連絡をお待ちしています。気軽にお話ししましょう。


Beyond Cafeに興味を持ってくださった方へ

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