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広告代理店にいた頃の僕だったら、今のHitoHanaのマーケティング職に即応募する理由

「前職の広告代理店時代の僕だったら、HitoHana(ひとはな)のマーケティング職にすぐ応募する」という話をしたら、人事からそれを記事にしてほしいとリクエストをもらったので、改めてHitoHana(ひとはな)のマーケティング職の魅力について書いています。


前職は、モバイルに特化した広告代理店に入社し、2-3億の売上から60億ぐらいまで成長を牽引してきました。

前職では、様々なクライアント様を担当させていただき、おそらくモバイル広告を日本で一番売っていたんじゃないかなぁと思う時期やモバイル広告の賞をダブル受賞する年もあり、モバイル広告の世界に限れば、広告代理店マンとしてはそれなりに結果を出していた気がします。

このように書くと、マーケティング職のプロフェッショナルとしてキャリアを積んできたように見えます。しかし、実際には代理店マンとしての成功は、僕がマーケティングのプロフェッショナルになったからではなく、広告によってビジネスがドライブする、優れた事業をつくった企業をクライアントにしたからです。

広告代理店の役割は、マーケティングプランの中の一部です(幅広くやる企業もいると思いますが)。
特にペイドチャネルの効果を最大化をする役割を担うため、広告がドライブしない事業や商品の魅力が乏しい会社とは付き合っていたら、代理店として成長することはありません。

非常に限られた手段の中でしか、事業のグロースを支援することができないため、事業の立ち上げや立て直しの相談をもらっても、特定のグロースパターンしか理解しておらず、お客様の期待に応えきれない自分がいました。

自分たちの得意なパターンにハマるクライントをみつける力ではなく、
どんな状況に置かれた事業でもグロースさせられるマーケティングの力を身に着けたい。
当時、そんな想いを強くしていたのを覚えています。

では、どんな事業でもグロースさせるには、どういう力をつければよかったのか?

そんな問いに応えるために、ちょっとしたケースです。

例えば、都心にオープンした花屋さんにグロースさせたいと相談を受けたとしましょう。
仮に相談を受けた花屋さんをA店とします。

A店の提供価値とコストを軸に分析すると、こんな感じです。


コストは低いが、あまりいいお花が買えないB店
コストは高いが、いいお花が買えるC店
相談を受けたA店はそこそこのコストで、そこそこのお花を買える。

でも、価格でも、花の品質でも1番ではない。




では、A店を成長させるために、A店をどっちの方向性に向かわせたらいいでしょう?

もっといいお花をつかって最高級路線にしたら?
もっと安くお花を販売して激安路線にしたら?
いや、いまのまま続けるのがいい?

いずれの選択肢も不正解です。

なぜなら、いずれの選択肢も、A店、B店、C店が乗っているバリューライン上にあるものは、本質的には差がないのからです。

A店を最高級路線に動かしても、A店を激安路線に動かしても、リポジショニングする気さえあれば、B店もC店も同じ場所に動かせるからです。

一時的にポジショニングを動かして、市場シェアを広げることはできるかもしれませんが、
本当の事業グロースとは、バリューラインをジャンプしないと達成できません。


バリューラインを飛ぶということは、

A店を今のコストのままで、C店に負けない価値を提供する
A店の価値のまま、B店と同じ価格を実現する

といった、既存の事業者がプロットされているコストや価値と関係性を跳躍する事業構造をつくることです。

バリューラインをジャンプする力があれば、どんな状況に置かれた事業でもグロースさせられます。

広告代理店時代の僕だったら、HitoHana(ひとはな)のマーケティング職にすぐ応募すると言ったのは、HitoHana(ひとはな)のマーケティング担当する中で、バリューラインをジャンプする力が身につくと思うからです。

僕も代理店時代、クライアントにジャンプを迫ったことがありますが、うまくいきませんでした。

バリューラインを飛ぶときは大幅なオペレーション変更や大きな投資実行など厳しい意思決定がセットになることがほとどんです。市場環境と社内リソースをクライアント以上に深く理解した人間でなければ、なかなかクライアントを説得できないでしょう。

だったら、説得するのではなく、当事者として、ジャンプする経験を積めばいい。

HitoHana(ひとはな)がジャンプ経験を積むのによい理由を紹介していきます


バリューラインをジャンプする力がつく3つの理由をご紹介します。

1.カテゴリごとにゼロから思考できる
花き業界は、商品カテゴリごとにお客様にとって最も重要に感じる提供価値も事業経済性(コストと価値の関係性)も異なります。例えば、観葉植物と花も全く別の事業経済性です。そのため、新しいカテゴリを立ちたげるたびに、バリューラインがどのように構成されているかゼロから思考できる機会があります。

2.バリューチェーンのすべて使ってジャンプできる
HitoHana(ひとはな)はバリューチェーンの多くを自社で持っており、コストと価値の関係性を変えられる変数が多いです。どのプロセスがお客様への価値を生み出すのか、各プロセスのコスト構成比やコストビヘイビアがどうなるのか、考える癖がつきます。例えば、マーケターがパッケージと集客コストの関係を紐解いて、提供価値が最大化するようにサービスを設計をしています。

3.お客様のためにジャンプを求めるカルチャー
弊社のバリューは「お客様から考える」です。毎日流れるレビューやアンケートやインタビューからお客様のJOBを深く理解し、まずは理想のサービスを届けたいという想いがスタート地点です。そこから議論はスタートになるため、多くの場合、そのままお客様を満足させようとするとコストがあわない状況になります。マーケティング担当は、お客様に理想のサービスを実現するために毎回バリューラインのジャンプが求められ、繰り返すことで育っていくと思っています。

長くなったので、テクニカルな手順や分析は紹介しませんが、力がつきやすいと思う理由は以上です。

花き業界のようにシュリンクする市場の中で他社と同じバリューラインに乗っていたら、事業が成長することはありません。逆に、花き業界でも事業をグロースさせられるなら、そのマーケターは本物でしょう。

僕らのミッションは、ビジネスとテクノロジーの力で古い産業の未来をつくることです。

どんな産業の事業でも救えるぐらいのジャンプ力を求められる環境で、
本気で働きたいマーケターさんの応募をお待ちしております!

当時の僕のような想いを持った方、きっと楽しいと思いますよ。

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