GWから梅雨の時期に入り、いよいよ夏本番へ。これから暑い毎日となりそうですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。BEASTAR株式会社のHRチームです。

今回は、以前のインタビュー記事に登場した岡田さんが「天才！！」と崇める、SNSディレクター／マーケターの元田（カイシャイン）さんに密着。4年前、代表の橋野さんと共にBEASTAR株式会社を立ち上げた元田さんですが、どのような考えでSNSマーケティングという仕事に向き合っているのかを伺いました。

BEASTARを作り上げる、社員の色や個性を存分にお伝えできればと思います！

元田 快（もとだ・かい） カイシャイン
2019年、代表である橋野さんとBEASTAR株式会社を設立。鋭い分析力と洞察力で、いち早くSNSが持つ可能性に着目する。YouTuberとしても活躍し、登録者数は約9万人（2023年5月現在）。

「自分はデザイナーになれない」。挫折の後に出会ったSNSディレクター／マーケターという天職。

ーー改めて、元田さんの経歴を教えてください。

この仕事を始める前はデザイナーとして働いていたんですが、この業界でカリスマ性がある本物のデザイナーって一握りなんですよ。ほとんどが、ただ「Photoshopを使えるだけ」という人で、私もその中の1人でした。将来を考えた時に、デザイナーとしての限界を感じたのと、「自分はもっと他の適性があるんじゃないか？」と思い転職を決意して。ちょうどその時に、現在BEASTARで代表を務める橋野さんに「東京にSNS運用をメインにする珍しい会社ができたらしい」と聞いたんです。その時って、まだSNSマーケティングがそこまで注目されていなかったんですよね。そんな最先端の会社ができたなんて面白い、じゃあ自分たちが、SNS運用を事業にする大阪で初めての会社になろうと決意して、今の世界に飛び込みました。前職からSNS運用はしていたので、そこもきっかけの1つですね。

ーー会社を立ち上げて、特に苦労されたことは何ですか？

BEASTARを立ち上げた直後にコロナが流行し始めて、決まっていた仕事のほとんどがダメになってしまったことですね。ありがたいことに立ち上げ当初からいくつかお声がけを頂いていて、良いスタートダッシュが切れそうだったんですが、インフルエンサーを呼んでのオフイベントが尽く中止になってしまったんです。自分たちだけではどうしようもない状況に陥り、売上も立たず…。出端を折られて、ただ受注するだけの「受け身な仕事」は怖いなって痛感しました。でも、それをきっかけに自社サービスの開発に取り組み始めたので、周囲の環境に左右されない事業も必要だと気づけたのは大きかったです。自社サービスについては、現在も模索中で色々なことにチャレンジしています！

SNSに終わりはない。SNSディレクター／マーケターという職業と、YouTuberとしての活動が持つ意義。

ーーSNSマーケティングが求められるようになったのはなぜでしょう？

1番大きいのは、SNSが「日々の情報更新や拡散が行われることで初めて完成するサービス」であるからだと思います。SNSはWEBサイトと違い、作って終わりじゃない。新しい情報や流行ができるたびに、そこを素早くキャッチして更新・拡散を続けていかないといけません。けれどそれって、かなりの労力がいるし、SNS運用に関する知識がないとまず成功しない。そこで私たちのようなSNS運用のプロが求められるんです。まずはSNS運用について相談してもらうことを入口として、そこから更に、自社が手がける別の事業・サービスに繋がっていくこともありますね。

ーーSNS運用は難しい、と感じてなかなか乗り出せない人も多いですよね。

そうなんです。でも実際は、誰でも高いレベルでSNSを運用できるんですよ。なのにほとんどの人が「やり方がわからない」「勉強したけどアウトプットできない」といったことで諦めちゃうんですよね。せっかく売上や認知向上に繋がるチャンスがたくさん転がっているのに、それを「よくわからない」で見逃すのは非常にもったいない。SNSは、ノウハウさえしっかりと抑えれば、あとは努力次第でいくらでもバズらせることができる。そこのお手伝いができればと思っています。

ーー元田さん自身もYouTuberとして、自分を売り込んでいるとお聞きしたのですが……。

「カイシャインのSNS高校」というチャンネルで、主にSNSの悩みや疑問を解決する動画をあげています。最初は「SNS運用の会社をやっているのに、自分が何もしないのは違うな」と思ってYouTubeを始めました。さらに言えば、自分がインフルエンサーになることで大きな仕事も取ってこれるかなと（笑）最初は鳴かず飛ばずだし、編集作業で睡眠時間が確保できないしと心が折れかける毎日でしたが、現在では登録者数が約9万人（2023年5月現在）、さらにSNS運用のノウハウを発信するチャンネルのなかでは、1番多い登録者数を抱えるほどに成長しました！また、月に数件ほど企業様より「YouTubeを見た」と会社に問い合わせをいただくことも増えており、かなり大胆なチャレンジでしたが、果敢に挑んで良かったな、と思っています。

ーー最後に、今後の目標を教えてください。

会社としては、Twitter、Instagram、Tiktok、YouTubeなど、すべてのSNSでインフルエンサーを抱えたいですね。それぞれのインフルエンサーがディレクションもしてくれるようになると、さらに活発なSNS運用ができると思っています。個人としては、チャンネルの登録者を10万人まで増やして、銀の盾を貰うこと！あとはYouTube内で、中高生向けにネットリテラシー講座をできたらな、と考え中です。
SNSマーケティングの意義をもっと広めていく、ということを念頭に、これからも邁進していきます！