こんにちは!法人向けにAI研修と伴走支援を行う株式会社AX(エーエックス)です。
サービスを続ける中で、クライアントから「最新AIの動向をつかむのが大変」「実務でどう使えばいいか知りたい」という声をよくいただくようになりました。
そこでAXは、「リリース直後の検証ログを、即・実務カリキュラム化する」取り組みとして「AI勉強会」を開始しました!
新しいモデルが出た日、社内Slackにはメンバーが試したログが次々に上がります。そのやりとりを整理して、“実務で使える”形にして届けるのが「AI勉強会」。
今回は、そんな「AI勉強会」が生まれるまでの流れと、最近ホットなSora2やAtlasのリリース時を例に、AXがどうキャッチアップし、どう実務に落としたのか?その流れを紹介します。
「AI勉強会」は、リリース直後の検証から生まれる!
AXでは、AIツールやモデルが発表されると、その日のうちにメンバーがひたすら検証を始めます。動画生成に強いメンバー、業務フロー分解が得意なメンバー、営業視点で使い方を考えられるメンバー…。
役割ではなく「得意な切り口」で自然に動くのがAXの文化です。
🔹 Sora2がリリースされた日
Sora2が公開された当日、社内では動画生成に知見があるメンバーが中心となり、すぐに検証が始まりました。
■ Sora2とは?
OpenAIが開発した最新の動画生成AIです。テキストを入力するだけで、高精度の動画を自動生成できるのが特徴。“プロンプト(指示文)だけで映像が作れる”という革新性から、クリエイティブ業界だけでなく、マーケティングや営業現場でも注目されています。
少しでも生成できるとSlackに動画が共有され、「ここまでいけるのか」「この挙動は実務でも使えそう」などのコメントが次々に飛び交います。
翌日には、その検証結果をまとめた緊急勉強会を開催。
このとき整理したプロンプトや検証ポイントは、今も多くの企業の動画プロジェクトで生かされています。
🔹 Atlasが発表された日
Atlasの正式リリースの日も同様で、公開直後から操作検証がスタート。
■ Atlasとは?
ブラウザー操作をAIに任せられる「AIブラウザー」です。Webサイトの閲覧・検索・画面遷移・クリックなど、“人がブラウザーで行う作業”をそのままAIが代行できる点が特徴。業務フローの自動化や、複数ツールをまたぐ作業の効率化で利用が広がっています。
Slackや代表のXには、「ここまでできる」「ここはまだ弱い」「このブラウザー構造は面白い」と「テストメモ」が滝のように投稿されていきます。
そこから10日で、これらのログを実務レベルに整理し、「仕事が3倍速くなる!? Atlas最速マスター講座」としてクライアント向けに共有しました。
私たちが重視しているのは「現場で使える運用思考」!
AXの勉強会は、新しいAIツールの紹介だけでなく、“どう実務に落とすか”まで整理して共有することを大切にしています。
「Atlas最速マスター講座」でも、
- ログイン済みブラウザーをそのままAIが扱える仕組み
- 業務分解やプロンプト設計の考え方
- Gmailなど既存ツールとの連携で気をつける点
といった運用視点を中心に扱いました。
当日は、「ブラウザーをまたぐ業務にAIをどう組み込めるか?」「どこまでAIに任せて良いのか?」など、実務寄りの質問が多かったことが印象的でした。
さらに、運用を安定させるためのシステムプロンプト集も共有。そのまま現場で使える内容として好評でした。
クライアントの声から生まれた取り組み
AI勉強会が生まれた背景には、クライアントからのこんな相談がありました。
「社内でAI専任がいないから、最新情報の整理が難しい」「現場の課題からAIエージェントを作りたいが、どこから手をつければいいか分からない」
AI導入がうまくいく企業の共通点は、「学びの速度が速い」ということ。そこでAXは、「学びの速度ごと伴走する」ために、最新情報を即カリキュラム化して共有する仕組みをつくったのです。
勉強会の内容は、クライアントの状況やAIの進化に合わせて都度アップデートし続けています。
AXが大切にしているのは「AIと共に働くチームであること」
AI勉強会はクライアント向けコンテンツであると同時に、AXの働き方そのものを体現したものです。
- 新モデルが出たらその日から触る
- 得意領域のメンバーが自然に動き出す
- 成功&失敗ログを共有し、即カリキュラム化
- 勉強会の内容がそのまま実務改善に直結
- もらったFBをすぐにアップデート
AIをツールとして使うだけでなく、AIと一緒に働き、学び、アップデートし続ける。これがAXの文化です。
「AIと働く未来」を、一緒に創りませんか?
AIが進化するスピードは、これからもっと速くなります。
その変化を恐れるのではなく、“AIと一緒に働く”ことを前提に、学びながら組織も進化していく。AXはそんな未来の働き方を先に実装しているチームです。
AIが仕事を奪うのではなく、人が本来の価値である「考える・つなぐ・つくる」に時間を使えるようにする。
私たちはこのあり方を「AIと働く」と捉えています。
一緒に未来の働き方をつくっていく仲間を探しています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話ししましょう!