私たちは心の健康と成長を支えるAIメンタルヘルスアプリ「Awarefy(アウェアファイ)」を提供する、メンタルヘルステック・カンパニーです。
当社に2023年12月に入社した、堤さんと横井さんに、入社一ヶ月の感想やAwarefyの企業カルチャーを聞く座談会を開催しました!
座談会参加メンバー
Participant:
- 堤春乃:法人事業部の立ち上げ、事業責任者
- 横井志保:Awarefyアプリのエンジニア
Moderator:
- 小田愛莉:Awarefyアプリのプロダクトマネージャー
- 村上隆紀:Awarefyアプリのデザイナー
ーーまず、お二人のお仕事と、Awarefyに入社した経緯について教えてください。
堤:私は、今までAwarefyが個人向けに提供してきたアプリの実績を生かして、法人向けにもサービスを展開していくために新しく出来た、法人事業部に所属しています。基本的には代表の小川さんと一緒に新しいサービスの立ち上げをしています。
私はこれまでずっとスタートアップの界隈で働いてきました。特に前職は、クラウドファンディングのサービスをやってるREADYFORという会社で、社長室で新規事業立ち上げ、事業の営業部のマネジメント、いろんな社内のプロジェクトなどを一通り経験させてもらいました。そんな中、1ユーザーとしてAwarefyに出会って、ご縁があって、法人事業部の立ち上げのタイミングでジョインしました。
横井:私はプロダクトチームで、ソフトウェアエンジニアをしています。特にフロントエンドを担当しています。私は、人生でつらい経験があったのをきっかけに、脳の構造や、意思決定のバイアスとか、そのバイアスにどうやったら囚われないかを勉強して、知らないうちに認知行動療法を自分でやっていました。そのとき、認知行動療法がもっと身近にあったらいいな、それをテクノロジーで実現できたらいいなって思って、それをきっかけにエンジニアの勉強を始めたんです。
全員:そうだったんだ!そっちが先だったんだ(驚)。
横井:はい、前職はSIerでモバイルアプリ開発に携わっていて、モバイルアプリのスキルを磨いていたら、Awarefyっていう会社を見つけました。たまたま自分が持ってた技術スタックと一致して、いいなって思って入社に至りました。
堤:私もアプリで認知行動療法をしてみて、これを、1回体調崩した人だけじゃなくて、世の中の多くの人に知ってほしいなっていう思いがあって。法人の立ち上げをきっかけに、より多くの人に届けられるチャンスがあると思って入りました。今横井さんのお話を聞いていて、Awarefyには皆がサービスに深く共感して入っていてすごいなって強く思いました。
小田:確かに、そういう方が多く集まっている環境だと思います。メンタルヘルスの領域には、よりよいソリューションが必要だと思っていて、我々がやっていくしかないっていう気概がありますね。そこに共感してくれる人にぜひ入って欲しいっていう思いがあったので、2人が入ってくれて嬉しいです。
堤:引き続きメンバーは募集中です(笑)。
小田:はい、そうですね!ありがたいことに、共感してくださる方が多い領域です。ぜひ、そういう方達と一緒にサービスを作っていきたいですよね。
中途入社後1ヶ月、社内コミュニケーションから感じるAwarefyの心理的安全性
ーー入社して一ヶ月が経ちましたが、率直にどうですか?
堤:1ヶ月でめちゃくちゃ馴染んだ感じがします。入社前に参加した会社の合宿を通じて、会社のビジョンや、メンバー1人1人の思いを知れたことで、すごく心理的安全性高く入社できたと思います。
横井:私も結構シャイで溶け込むのに時間がかかるところがあるのですが、オンボーディングがとても手厚く、みなさんのサポートのおかげで円滑にキャッチアップを進められました。そのため、スムーズにスタートを切ることができたと思っています。
堤:Awarefyは週に2回の出社日があり、オフィスに来て自分以外のチームが何をやっているか、どういう議論をしてるかなどを知れるんです。自分以外のこともキャッチアップもできるし、周りが頑張ってるから自分も頑張ろうってすごいエネルギーをもらえます。
横井:確かに。私も前の職場は完全フルリモートだったのですが、今は私に合わせて週3回出社してくださってる方もいて。やっぱり顔を見て相談できるっていうのは、最初はすごく助かってます。社内の人もコミュニケーション好きな人が多いので、ちょっとした雑談が楽しいなって思いますね。一方でオンラインのコミュニケーションも、すごいAwarefyは設計されてるなって感じたところがあって。テクノロジーの使い方が上手だなって思います。
堤:Awarefyのアプリでも根幹となっている、日々のコンディションを記録する機能があるんですが、社内でもチェックイン・チェックアウト(※1)を行って、体調面や今日の仕事の出来とか、今日の仕事で学んだこと、プライベートの状況まで、いいところも悪いところも、皆さんかなり開示していますね。自分もやっぱり元気じゃない日もあるし、今日はちょっとうまくいかなかったなみたいなこともありますが、それらをまるっと公開できるっていうのがすごく心的安全性高いなって思います。それに、他の人の振り返りから学ぶことも多いです。
※1…チェックイン・チェックアウトとは、Awarefyアプリの中で毎朝晩の心と体のコンディションを記録して日頃の変化をモニタリングする機能です。Awarefy社でも、日々のモニタリングを大切にしており、slackのbotを利用して始業前後に今日のタスクやコンディション、気づきなどを自由に投稿して共有するカルチャーがあります。
横井:そうですね。チェックイン・チェックアウトが、その日やったことの単なる報告ではなくて、どういうことを考えたとか、仕事以外のところとかも見える形で、皆が発信してるっていうのがすごいいい雰囲気です。そういうのも入りやすくなったきっかけの一つですし、周りから刺激をもらって、私ももっと振り返りをやっていこうって思いました。
堤:うん。代表の小川さんも、CTOの池内さんも、ポジションや職種も関係なくみんな取り組んでいますよね。みんなが各々の立場から振り返りをしているから、学びの量が多いです。それがすごい楽しいですね。あれを読むのめっちゃ好き(笑)。
小田・村上:確かに!当たり前になっているけれど、会社のカルチャーとして続けていきたい習慣ですね。
学び合い✖️社内全体の協働✖️プロダクト愛で、サービスとともに日々成長
ーー入社前に持ってたイメージと違ったところや、入社してから感じたギャップはありましたか。
堤:人数が少ないスタートアップだと、同じ職種の人がいないことの方が多いから、基本的に社外の情報を積極的に取りに行ったり、本とかから学ぶってことが多いと思うんですけど、Awarefyはそれにめちゃくちゃ投資していると思いました。あの本棚の量とか(笑)、それぞれの職種の人が外部のイベントに行って、ベストプラクティスをキャッチアップしていたり。社内の人数は少ないけど、各々の職種の人が、いろいろな手段でプロフェッショナリティを高めてる感じがあって、それめっちゃいいなって思いました。だから私も今、めっちゃ本読んでます(笑)。
小田:本棚は徐々に横に広がって、いま3個目ぐらいだね。
堤:心理の領域にとどまらず、いろんなジャンルの本があります。すごく良い福利厚生だし、学ぶのが好きな人にはめちゃくちゃいい環境なんじゃないかなって思います。ChatGPTも使えるし。
横井:私は、エンジニアもプロダクトとの距離が近いところに魅力を感じて入ったんですけど、想像以上に近かったです(笑)。本当にエンジニアもみんな、プロダクトやユーザーの体験をめちゃくちゃ考えて、こうしようっていう話を日々している。これが本当に自分が働きたいと思っていた環境だなと思って。
小田:それは嬉しいし、よかった。
堤:toCのサービスの醍醐味って感じがありますよね。
横井:開発スピードも思ったより早くて、やっぱりこのスピード感が必要だよねって、改めて認識させられました。
堤:そうそう。私がユーザーだったときも、どんどん機能が増えるから、驚いていました。こんなにアップデートしてるサービスは他にないよってくらいの速度で変化してたから。
村上:ユーザーさんにも、Awarefyさんだったら今後も多分いいサービスを作ってくれるから、長期目線で、期待値を込めてお金を払いました!と言ってくれる方がいるんですよね。
全員:うんうん、本当にありがたいですよね。
小田:正解がわからないから、熟考して新しい機能を出すっていうより、まずは出してユーザーさんの反応を見て、場合によっては取り下げることもあるけれども、ユーザーさんから勉強させてもらおうっていうのは、意識してるところだね。
一人ひとりの力を最大限に発揮できる環境:自己開示と尊重が企業カルチャーの土台に
横井:あとは、エンジニア業界はやっぱり男性が多くて。私もそういう環境にいたし、周りの人でもそうで、女性の働きやすさに課題感を持っている人って結構いるのではないかなと個人的に思ってるんですけど、AwarefyはWEPs(※2)に署名しているんです。
※2…WEPsとは、Women's Empowerment Principlesの略。2010年3月に国連グローバル・コンパクトとUNIFEM(現UN Women)が共同で作成した、女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則。
女性の活躍に、会社の方針としてコミットしています。実際、私は働きやすさを感じています。それは、社内の人1人1人が自分の考えを言語化するスキルと、それを伝えるスキルが高いことによって、コミュニケーションがすごく取りやすいおかげだと思います。いろんなパーソナリティの人が過ごしやすい環境を作っているなっていうのを感じました。
堤:それは本当に思いましたね。言っているだけじゃなく、女性の活躍推進もちゃんと実践しているなって感じがしますし、そのメッセージが会社として発信されていることに安心感もあるし、頑張ろうって思えます。
小田:確かに。私達がやってるメンタルヘルスの領域への課題意識として、スティグマや生きづらさ等があり、そういったものに向き合っている会社なので、大切にしている感覚だと思います。
堤:各メンバーに知識や関心があったとしても、それが会社としての共通言語ではなかったり、表明されてないと、自分が持ってる課題感や生きづらさみたいなものって言いにくいと思うんです。その点Awarefyは、そういうメッセージを出してるからこそ、みんな自分のパーソナルなところを含めて、好きなだけ開示ができる土台があるって思います。これってオフィシャルな空間だと、普通は難しいことだと思うんです。こういうメンタルに向き合う会社だからこそ、みんなが自己開示できる空気を作れて実践できてるのは、めちゃくちゃいいなと思うので、会社が大きくなっても維持したいなって思います。
ーー他に、何かシェアしたいトピックはありますか?
堤:小ネタだと、オフィスの4階に食堂があるのもめっちゃいいですよね。みんなでご飯行って話そうっていう機会にもなるから、お互いの距離が縮まります。
村上:確かに。やっぱランチとかで、オフィシャルじゃない話をちょっとすることで、人間関係が進むよね。
堤:あと、MYクレド(※3)。自分が大事にしている価値観を発表する習慣があるんですけど、そのスライドが人によって100ページとかあって。
※3…MYクレドとは、Awarefy社にある、自分が大切にしている価値観や背景にある経験、自分の特性や好きなことなどを全社員に発表しあう習慣のこと。
皆さんの、生まれてからの人生の変遷とか、大事にしてることを知れてるからこそ、日々の発信の中でも、こういうことに興味があるんだなとかも分かる。お互いを知るための自己開示力がめちゃくちゃ高いなっていうのがあって、私ああいうの読むの大好きなので、最初読んですごい楽しんでましたね。以前はMYクレドの発表会が行われていたみたいだから、ぜひ年明けにやりたいです。
ーー最後に、今後の抱負を教えてください!
堤:まだ入社して1ヶ月ですが、法人のサービスの立ち上げの中で、ありがたいことにいろんな会社さんのお話を聞くことができています。大きな課題感を持っていたり、Awarefyがやろうとしてることに共感してくださる方も増えています。なので、まずはサービスを形にして、1社さんずつ実績を作って、より多くの人に届けられる第一歩を踏み出していけるよう、引き続き頑張りたいです。
横井:チームメンバーが持っている、「ここにテクノロジーを入れたらもっと良くなるよね」という視点を手に入れたいです。エンジニアもプロダクトのグロースに関連する施策を常に考える機会があって、現状の改善はもちろん今までの当たり前をひっくり返すアイディアが出てきます。そういう、縁の下の力持ち的なさりげないケアと柔軟な思考を持って、そしてきちんと実現までできるエンジニアとして活躍したいです。
村上: 素敵だ....
堤:めちゃ尊い。