こんにちは! auコマース&ライフ採用広報担当です。
『auCL culture story』 と題して、auコマース&ライフで大切にしている価値観を紐解いていくこの企画、前回の八津川社長へのインタビューに続き、今回は土屋取締役にお話しをお伺いしてきました!
全ての経験が「掛け算」で繋がる
ー「auCLの一員として」というお話しをお伺いする前に、
土屋さんご自身がこれまで大切にされてきたモットーについてお聞かせいただけますか?
『「やりたくない」を言わない』ことを、まず大切にしてきました。もちろん「やりたい」は積極的に伝えますが、周りから「やってほしい」と求められた仕事に関しては、手に取れる限り進んで取りにいくようにしています。思えば自身の就職活動時代(稀に見る就職氷河期と呼ばれる時代だったのですが)に、企業に固執せず自ら食べていける力、事業を創れる力をつけるため、より忙しい企業に入社しようと心に決めた時から、全てが自分の血肉になると考え吸収し続けてきました。その姿勢が今も変わっていないのだと思います。
ー新卒時代と現在で、考え方の変化はありましたか?
20代は何よりも知識やスキルが足りないので、『量』で仕事をしていました。新卒の想像する「かっこいい仕事」は、切れ味が鋭いものだと思うのですが、泥臭さこそが私を成長させたと思います。時には𠮟責を受けることもありましたが、そこでやめてしまうのではなく「何故だめだったのか」を徹底的に考え抜く、この瞬間がとても大事なんです。
30代も後半になり、マネジメントに特化するようになるほど『掛け算』で仕事をするようになりました。「20代で知識やスキルが足りなくて…」と先ほど話しましたが、何より足りなかったのは経験だと理解しました。自分の箱と相手の箱でどんな回答が出せるか。プロフェッショナルの言っていることを理解し、「こういう考え方はどうなのか」と掛け算で新しい解を導く経験です。事業や市場の流れ全てが過去と現在との掛け算だと考えています。
たくさんのプロフェッショナルが集まっているだけでは事業は成り立たないんです。それぞれのプロフェッショナルの組み立て方や読み方を理解し、会話できるジェネラリストがいてこそ一つのチームになり、事業が創られると考えています。
バリュー「共に成長、変革し続ける」の深み
ー土屋さんが「一緒に働きたい」と思うのはどんな人でしょうか。
何よりも自分の仕事はここまで、と線引きすることなく必要なことであれば自ら挑戦してくれるような人と働きたいですね。挑戦の結果が成功でも失敗でも、それは大きな差ではなく、その挑戦から生まれる挑戦がある、という連鎖が大事だと考えています。
そのような共通の価値観を根本に持つ仲間とバリューに掲げる「共に成長、変革し続ける」組織を創っていきたいと考えています。成長や変革を起こすために「ゼロベース思考」でなくてはならないし、年次や役割関係なく、意見については等しくその考えの根拠や背景を理解し合う「相互尊重の心」は必要不可欠。自ら目標を打ち立て挑戦する「ジブンゴト化」思考を大切に、粘り強く修正・実行を繰り返す「責任と覚悟」を忘れない…と、7つのクレドは全てこの価値観に繋がっていると思うので、改めて「共に成長、変革し続ける」という言葉の意味を咀嚼してほしいなと思います。
全ては「挑戦」の原資に、さまざまな想いを燃やせ
ーauCLの仲間に期待すること、求めているものは何でしょうか。
私たちの取り組んでいるコマース事業というものに対して、一人の力で出来ることは限られています。その中で自分に求められる役割、前提条件を超えて、もっと思い切ってやりたいこと発信し、実現していけるようなエネルギーに溢れていてほしいですね。
中でも大切なのは「お客さま」を中心に添えて思考すること。自分たちが使っていいサービスだと思えないものは、お客さまにも喜んでもらえません。だからこそふとした瞬間に「お客さま」に立ち返り、「こうしたい」を少しずつ積み重ねてほしいです。
正直、目まぐるしく動く市場、自分たちの事業の中で手一杯に感じる部分もあると思いますが、全ては挑戦するための原資だと思っていてほしい。このエネルギーを使って「何を本当に世の中に発信していきたいのか」を各々が考えて取り組める組織でありたいと思います。
土屋 益雄(Masuo Tsuchiya)
大学卒業後、中小企業の経営コンサルティング会社に入社し、2004年に株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)にジョイン。ソリューション事業部での新規事業立ち上げ、モバイル事業部コンテンツ企画、株式会社エアーリンク(現在:株式会社エアトリ)のマーケティング本部長などを経て、2016年12月、KDDIコマースフォワード株式会社設立に参画。2019年4月から当社執行役員として事業推進部門を牽引し、2020年7月より当社取締役に就任。現在に至る。