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【セミナーレポート】ゼロから学べる!「海運業界で世界トップクラスの川崎汽船~初めてのダイレクトリクルーティング 成功の秘訣~」を開催しました!

こんにちは! Attack黒木です。今回は12月9日(金)に開催した、弊社のオンラインセミナー「初めてのダイレクトリクルーティング 成功の秘訣」のレポートをお届けします。今回は川崎汽船株式会社、人事グループ採用育成チーム チーム長の大植様(以下、敬称略)を特別ゲストにお招きし、弊社代表・村上篤志との対談形式で行いました。

昨年度、川崎汽船様は中途採用において、初めてダイレクトリクルーティングを導入され、短期間で採用に成功されました。今回のセミナーでは、ダイレクトリクルーティング導入の背景や、ダイレクトリクルーティング立ち上げから運用のそれぞれのフェーズで感じられたこと、最終的な成果などをお話しいただきました。

【特別ゲスト】
大植寿二郎氏(川崎汽船株式会社 人事グループ 採用育成チーム チーム長)

■川崎汽船様について
川崎造船所(現・川崎重工業)の船舶部が独立する形で1919年(大正8年)に創業した世界トップクラスの海運会社。日本で初めて自動車専用船を導入し、自動車船の運航隻数は世界第5位。直近の連結売上高は7,570億円ほどで、日経平均株価の構成銘柄にもなっている日本を代表する企業のひとつ。

【モデレーター】
村上篤志(Attack株式会社 代表取締役)
テレビ朝日、Yahoo!JAPANを経て、2006年より「リンクアンドモチベーション」にて大手企業向け人材育成領域のソリューション営業を担当。
2012年には同社の子会社リンク・アイへ異動し、人材紹介事業の責任者を務める。
2016年4月、Attack株式会社を創業し、代表取締役に就任。
2018年よりダイレクトリクルーティング支援サービス【TARGET】を事業展開し、多くのスタートアップ企業、ベンチャー企業の採用コンサルティングを手掛ける。

川崎汽船様の中途採用活動

村上:まず、これまでの御社の中途採用の募集職種と人数、主な採用手法を教えてください。

大植:中途採用は「総合職」と一括りで、毎年数名程度を採用してきました。人材紹介会社経由の採用が主流でした。

村上:今回の中途採用を行うまでの背景を教えてください。

大植:コロナ禍と景気の影響で、2年ほど中途採用はストップしていました。しかし、事業拡大における人員確保のため、再開することになりました。今回は総合職5名の採用を目指し、10月頃から採用活動を開始、1月に内定を出し、翌春4月に入社していただくイメージで進めました。

村上:今回、ダイレクトリクルーティングを検討された理由は何だったのですか?

大植:前回採用活動を行った2年前は、まだダイレクトリクルーティングはメジャーな採用手法ではありませんでした。また、こちらから候補者にお声掛けをするにも関わらず、そこから選考をすることに違和感もあり、躊躇していました。しかし、もし返信のきた候補者の適性が高く、1名でも採用できるのであれば、十分試す価値があるのではと考えるようになったのです。そこで、従来の人材紹介会社経由の採用と並行して、ダイレクトリクルーティングも導入しました。

村上:導入にあたって、不安はありましたか?

大植:一番の不安は、採用を達成できるのかという点でした。また、社内で採用活動の人員が足りていなかったため、新しい手法に対応できるかという不安もありました。

村上:そこから何が決め手になり、導入されたのですか?

大植:Attackさんの専属担当者によるサポートが決め手でした。担当者と話をすることで運用できるイメージが湧き、まずはやってみようと思いました。

ダイレクトリクルーティングの立ち上げと運用

<契約フェーズ>

   ▲画像:契約フェーズからセットアップフェーズの流れ

村上:弊社の採用支援サービス【TARGET】では、お客様にまずはヒアリングをし、お客様に最適なメディアの選定と契約プランのご提案を行います。この点についてはいかがでしたか?

大植:ダイレクトリクルーティングの進め方が全くわからなかったので、大変助かりました。契約プランを選ぶ際、スカウトメール送信可能数が多い上位プランは持て余してしまう可能性が高いと、弊社の状況に合ったアドバイスをいただけたのが良かったです

<セットアップフェーズ>

村上:ご契約後は約1ヵ月間を立ち上げ準備として、「企業情報・求人票作成」「スカウトメール文の作成」「検索条件のセットアップ」を行います。弊社では、スカウト運用に特化した各種ナレッジツールやテンプレート、スカウト判断条件管理シートを活用していますが、その点はいかがでしたか?

大植:【TARGET】のノウハウを利用したことで、候補者に響く求人票やスカウトメールを作成することができて、とても良かったです。興味を持ってもらうための言い回しや、アピール点などをアドバイスしていただきました。

村上:【TARGET】では候補者スクリーニングにも非常に力を入れています。週に1度のペースで、弊社の担当者が候補者を挙げ、大植様からフィードバックをいただく形で、何度もやりとりさせていただきました。丁寧にコメントをくださったので、候補者スクリーニングにおける目線のすり合わせにおいて大変助かりました。

大植:弊社に合う方を選んでいただくため、求める人物像や仕事内容をきちんとお伝えしなければならないと思っていました。TOEICの点数や海外経験などの条件だけではなく、業務経験や、弊社に合う理由が大事なのです。スクリーニングした候補者についてのフィードバックを繰り返す中で、最終的には私がスクリーニングするのと変わらない候補者をリストアップしてもらえたと思っています。作業量が多い部分を対応していただき、非常に助かりました

村上:最終的に、2000人以上のスクリーニングを行いましたね。

<スカウト運用フェーズ>

   ▲画像:スカウト運用フェーズの流れ

村上:弊社の中途採用におけるスカウト返信率の目標率は10%で、今回は最終的に8.1%だったため、標準的なプロジェクトだったといえます。途中、数値を見ながらPDCAを回し、検索条件や候補者スクリーニングの基準等を若干変更もしましたが、そのあたりはどのようにお考えでしたか?

大植:安定して採用活動を続けられたので、うまく回していただいたと思います。 自分たちだけで運用していたら、活動に掛ける時間にムラができていたと思います。

ダイレクトリクルーティングの具体的な成果

村上:最終的に370通のスカウトメールを送信し、30名のエントリーが集まりました。

大植:こちらからスカウトメールを送り、一度お会いしたいと思う方が30名集まったので、この人数には満足しています。

村上:そこから書類通過が29名、適性検査を経て一次面接には15名が進んだと伺っています。選考初期で適性検査を課すことに対して、随分お悩みになっていましたね。

大植:初期段階で適性検査を課すことで、候補者からの返信が減ってしまうことが良いのか悪いのか、大変悩みました。

村上:確かに、面接前に試験を課すケースは多くはありません。ただ、川崎汽船様の場合は最初に適性検査を課すことが選考上重要だったのではないでしょうか。適性検査の通過率は、人材紹介会社経由や直接応募募の候補者と比べていかがでしたか?

大植:私たちの適性検査では、業務上計数能力が必須となっているため、計数管理を重要視しているのですが、ダイレクトリクルーティング経由の候補者の方は他と比べてスコアが高かったですね。

村上:その後、最終面接には3名が進み、2名に内定を出され、最終的に1名が入社されたということですが、その方とダイレクトリクルーティングについて何かお話はされましたか?

大植:「スカウトメールをもらって嬉しかった」と言ってくれました。人材紹介会社経由でも転職活動を行っていたそうですが、弊社とは直接コンタクトだったため、人事の対応を見て、入社を決意したそうです。当初は、こちらからお声掛けした方を選考することに躊躇がありましたが、それよりもアプローチした方に入社していただけたことへの満足感の方が大きくなりましたね

村上:最終的に5名の採用枠はどのようなルートで決まりましたか?

大植: ダイレクトリクルーティング1名、人材紹介会社経由2名、直接応募2名です。

村上:採用ルートごとの傾向はありますか?

大植:人材紹介会社経由からは、要件に合った方々を多く紹介されますが、紹介されて初めて弊社を知った方も多く、志望度にばらつきがあります。一番入社に至る確率が高いのは、直接応募です。やはり弊社の採用ホームページを自ら探して応募されているので、志望度の強さが違うと感じます。

最後に

村上:最後に、ダイレクトリクルーティングの感想と今後の展望をお聞かせください。

大植:最終的に1名の採用に成功し、十分な成果がありました。今回は適性検査を案内した途端に返信が来なくなったケースもあったので、次回はまずはお話をしてから選考に入るなど、工夫の余地があると思っています。また、スカウトを運用することによって、どのような会社でどのような仕事をされている方に弊社に興味を持ってもらえるのか、具体的に把握できるようになり、採用ホームページの作り込みの参考になったことも収穫ですね。今後もダイレクトリクルーティングをひとつの採用手法として取り入れていきたいと思います。

村上:大手企業では、スカウトメールを採用セミナーの告知メールとして使っている会社も出てきています。まずは間口を広げるのもひとつの手ですね。

いかがでしたでしょうか? 今回の川崎汽船様の事例は、これからダイレクトリクルーティングの導入をお考えの企業様にとって、大変参考になる内容だったと思います。

弊社では、採用支援サービス『TARGET』を展開し、ダイレクトリクルーティングをゼロからサポートしています。これまで、大手上場企業からスタートアップ企業まで、幅広い規模・業界での実績があります。 お問い合わせ、お待ちしています!

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